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映画『モンスター・ハウス』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『モンスター・ハウス』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『モンスター・ハウス』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『モンスター・ハウス』の結末までのストーリー
  • 『モンスター・ハウス』を見た感想・レビュー
  • 『モンスター・ハウス』を見た人におすすめの映画5選

映画『モンスター・ハウス』 作品情報

モンスター・ハウス

  • 製作年:2006年
  • 上映時間:90分
  • ジャンル:ホラー、アニメ
  • 監督:ギル・キーナン
  • キャスト:ミッチェル・ムッソ、サム・ラーナー、スペンサー・ロック、スティーヴ・ブシェミ etc

映画『モンスター・ハウス』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『モンスター・ハウス』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『モンスター・ハウス』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『モンスター・ハウス』 あらすじ【起・承】

DJは怪しい家のネバークラッカーを望遠鏡で観察していた今日は小さい女の子の三輪車が敷地に乗り込み没収されてしまった

親友のチャウダーが来て、明日のハロウィンの話などして励ましてくれるがDJは元気がない。しかも一緒にバスケットボールを少しいじっていた際にボールが思わぬ方向に転がり、件の屋敷の庭に入ってしまった。新しいボールなので惜しくてしょうがないチャウダーと、入りたくなくて仕方ないのでボールは消滅したと思い込ませ留まらせようとするDJ。

しかしさんざん家のお手伝いをして貯めた28ドルで買ったボールだと泣くチャウダーを前に、DJはネバークラッカーが姿を見せないのを確認し、意を決してボールを拾おうとする
ボールに近づくといないと思っていたネバークラッカーが現れ、慌てたDJは芝生でつまずき毟ってしまう。

芝生が削れた事に怒ったネバークラッカーはDJをつかまえ抱えるが、発作を起こし倒れてしまう。救急車で運ばれていったネバークラッカーだが、家の鍵を落としていったのをDJは無言で拾う。

走り去る救急車のサイレンが鳴らないのを見て、助からないであろうと自分が人殺しになってしまったと落ち込むDJ。
両親は出かけてしまい、シッターのエリザベスが来るがマイペースな上にいい加減な性格の為、規則破りもして男友達のボーンズまで家に呼び寄せる。不安でネバークラッカー家を不審に感じたDJは、チャウダーに電話し呼び出しをかける。

エリザベスを怒らせ追い出されたボーンズだが、ネバークラッカーの家で自分が昔無くした凧がはためくのを見かけ、吸い寄せられてしまう。
チャウダーと合流したDJは、ネバークラッカー宅の鍵を拾った事で家に入ってみようとする。

チャウダーがふざけて呼び鈴をならすと、家が生き物の様に襲ってきた。
部屋で、徹夜で監視をしていたDJとチャウダーだが、望遠鏡で覗く際に美少女がネバークラッカー家にわからないで向かう姿を目にし、慌てて助け出す。家に少女を向かい入れると彼女は名門校の優等生でジェニーと名乗った。

警察を呼んだが大人の前では家は何の反応も無く、相手にされない。モンスターに詳しいと言うスカルに相談し、攻略法を3人で練る。
ボイラー室に鍵があると睨んだ3人は、囮を使い家に薬を飲ませる計画を立てる。

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映画『モンスター・ハウス』 結末・ラスト(ネタバレ)

あと少しで囮を家に飲ませる所で先ほどの警察2人が通りかかり、不審な行動をした為に留置所へ連れて行かれそうになる。しかし怪しい音を聞いた警察2人は家に飲み込まれ、パトカーの中に連れ込まれていた3人は車ごと家に飲み込まれてしまう。

家の中で壊れたパトカーから出た3人は、静かに室内を探索する。
写真からネバークラッカーが元は軍の爆撃係であった過去など知りつつ進んでいくと、今迄家が人々から取り上げてきた品々の落ちている部屋へと辿り着いた。

すると鍵のかかったコンスタンス巨女と書かれた部屋があり、DJは拾った鍵で開けてその地下牢へと入る。そこにはセメントで固められたコンスタンスが仰向けで居た。
しかし転んだのをきっかけに見つかってしまい、チャウダー、ジェニーは次々と捕まる。
しかし家の口蓋垂に当たる所を刺激し、くしゃみと共に家の外に吐き出された。

チャウダーと軽く口論になった矢先に救急車が目の前に現れるが、中から出てきたのは死んだと思われたネバークラッカーだった。
家に愛おしそうに語りかける姿を見て、DJはネバークラッカーがあの家は奥さんなのだと思い知り、「あなたは彼女を殺してはいない」と話す。それを聞いたネバークラッカーは、彼女は肥満すぎる故にサーカスで見世物になっていた、愛していた彼は彼女を引き取ったが、家を建設中に事故で死亡。家は完成したが、家に彼女の意思は残り、ハロウィンには彼女が襲い始めるので神経を尖らせないといけないと話し始めた。

今迄家に襲われないように子供達を家から遠ざけていた事を知ったDJは、これからは自分達がそばにいる、と話し家を壊す事を提案する。しかしその思いに気付いたコンスタンスの家は家ごと動き出し4人を追い始める。

ネバークラッカーは、隠していた爆弾を取り出し、家を爆破しようとするが捕まってしまう。
そこにトラクターで応戦しながら、煙突が心臓に繋がっていると睨み、家を壊しにかかる。クレーン車をはしご代わりに登り煙突内に爆弾を投入、爆破。

すると成仏した姿で最後の別れをネバークラッカーに告げていたコンスタンスと泣き崩れるネバークラッカーが居た。45年もあの家に囚われていてようやく自由になれたとお礼を言われたDJ達。
今迄に家が奪ってきたおもちゃを返しながら、お菓子タイムにはしゃぐDJとチャウダーは楽しくハロウィンを迎えるのだった。

映画『モンスター・ハウス』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『モンスター・ハウス』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

家への思いが如実

子供向けアニメかと思いきや、日常での小骨の様にささる不快さをうまく表現しているホラーの為、大人でも観ていてリアリティを感じてしまう。
家はよく人を表す、家は人自身、と言う言葉を耳にするがまさにそれを如実に映画としてうまくまとめている。
高齢の人こそ住む場所や地域にとらわれてしまうので、この作品を見て「恐怖」を抱いてしまうのは大人の方が感じる物が強いはずである。
大人でしかわかりえない「家」への思いを、自分の「思い」と絡めながらアドベンチャー風味に構成されている。
「家の中での探索時間」より、外での「家に対してどう向き合うか、攻略法」を検討する時間の方が長い事が、サスペンスの様な緊張感と未知の恐怖が感じられて良い。

最後まで丁寧な作り

EDの最後まで、きちんと考えられて作られており、最後にビーンズや警察官達も無事に家から抜け出ていく姿なども観られる。
笑えるのが、男友達のボーンズに嫌気のさしたベビーシッターのエリザベスが、ちゃっかりゲーマーでモンスターに詳しいスカルと良い感じになっているのが抜け目無い。
計算されている流れで、最後には最初のもじもじした内気な雰囲気のDJではなく、成長した姿が好感を抱く。
無事に家を破壊し、怯えていた相手であるネバークラッカーとも友人になり、タイプの少女とも仲良くなれた自信がみなぎっていてチャウダーとの絡みも友情度の深まりを見せており、DJに対して親心を抱きそうになる。
家に捕らわれ、室内に滞在していた時間こそそこまで多くはないが、家と向き合う姿勢がうまく描かれていたので、子供よりは大人が観ると清々しくなれる作品だと言える。


子ども向けのホラーコメディかと思いきや、かなりドラマ性の高い作品で驚きました。最初はただ不気味な家に潜入するだけの話かと思っていたら、家自体がモンスターで、しかもその正体がネバークラッカーの亡き妻コンスタンスの魂だと分かってから一気に物語が深まります。子どもたちの勇気と友情、そして過去を乗り越える大人の物語まで描かれていて、大人でも楽しめる良作です。(30代 男性)


ちょっと怖いけど、ユーモアもあって絶妙なバランスの作品でした。特に中盤以降、家の内部に潜入するシーンはハラハラドキドキで、まるでアトラクションのよう。ホラーとしてはそこまで怖くないけど、子どもたちの冒険感がたっぷりで楽しかったです。ネバークラッカーが実は悪人じゃなくて、愛する妻の魂に取り憑かれた家を守っていただけだったというラストの展開にはちょっと泣けました。(20代 女性)


一見すると子ども向けの怖い映画と思いきや、大人の鑑賞にも十分耐えうる深みがある作品でした。コンスタンスの悲しい過去や、それをずっと背負いながら家を守っていたネバークラッカーの想いが胸に残ります。ビジュアル的にもユニークで、家が文字通り“生きている”演出は秀逸。単なるお化け屋敷映画じゃなく、哀しみと優しさを兼ね備えたストーリーに感動しました。(40代 男性)


娘と一緒に観ましたが、大人の私も思わず引き込まれました。コンスタンスの過去と、その悲しみが家に残り“モンスター”として存在していたという設定は、怖いだけでなく切なさを感じさせてくれます。子どもたちがただ怖がるだけでなく、勇気を持って真相に向き合う姿に拍手です。怖さ、笑い、涙のバランスが絶妙で、家族でも楽しめる完成度の高い映画だと思います。(50代 女性)


子どもの頃にこんな映画を観ていたら、トラウマになったかも。でも、今観ると絶妙なバランスでホラーとユーモアが融合していて、すごく面白かったです。ネバークラッカーが実は敵じゃないという展開は意外性があって、物語が一気に深まりました。家が暴れるシーンはまるでモンスター映画そのもので、映像的にも見応えがあります。ラストのささやかな希望にも心が温まりました。(30代 女性)


昔のスピルバーグ作品のような雰囲気があり、懐かしくも新しい印象の映画でした。CGアニメの質感も当時としては新鮮で、特に“生きた家”の表現が斬新。子どもたちの行動力や推理力にも驚きましたが、特にDJとネバークラッカーの心の交流にはぐっときました。ホラー映画でありながら、人の感情や過去に寄り添う作品というのが秀逸ですね。(40代 男性)


まさに「子どもが主人公の本格派ホラー・アドベンチャー」といった感じ。怖さの中にも温かみがあって、コンスタンスの背景を知るとただの悪霊ではないことがわかり、物語に深みが出ます。主人公たちがただのいたずらっ子じゃなくて、それぞれに成長する姿も描かれていて好感が持てました。モンスター映画としても、心の物語としても完成度が高いです。(20代 男性)


コンスタンスの過去があまりに重くて、子ども向け映画にしては思い切った内容だなと驚きました。太っていることへのコンプレックス、見世物として扱われたトラウマ、その悲しみが家という存在になって残っているという設定が深いです。でも、最終的に彼女を解放し、ネバークラッカーも前を向けるようになった展開に救われました。単なるホラーアニメと思って見逃すにはもったいない一作です。(30代 女性)


ポップなアニメかと思って見始めたら、想像以上に重厚なストーリーにびっくり。子どもたちの友情と勇気だけじゃなく、大人たちの喪失と再生の物語でもありました。映像的にも“生きてる家”の描写が斬新で、ラストバトルはまるで怪獣映画のようで大迫力。ネバークラッカーが語る妻への想いにはウルっときました。これはホラーというより、寓話に近いかもしれません。(40代 女性)


ホラーが苦手な私でも楽しめました。怖さはあるけど、どこかユーモラスで、キャラクターたちの個性が立っていて飽きずに観られます。特に家の内部での探索シーンはスリル満点でワクワクしました。コンスタンスの存在が明らかになってからは、ただの“怖い家”じゃないということが分かり、感情的にもぐっと引き込まれました。アニメでもここまで深い物語が描けるんだと感心しました。(50代 男性)

映画『モンスター・ハウス』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『モンスター・ハウス』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

パラノーマン ブライス・ホローの謎

この映画を一言で表すと?

ゾンビよりも怖いのは、心のすれ違い。ホラーと感動が融合したストップモーションアニメ。

どんな話?

幽霊と会話できる少年ノーマンが、魔女の呪いによって蘇ったゾンビから町を救おうと奮闘する物語。奇妙な力に悩まされていた彼が、周囲との絆を深めながら成長していく姿を描いたファンタジーホラーです。

ここがおすすめ!

『モンスター・ハウス』同様に少年が主人公で、ホラーを軸にした成長譚が魅力。独特なアニメーションとユーモアに溢れつつ、実は深いテーマが込められている作品です。怖くて、でも心が温かくなる名作アニメです。

コララインとボタンの魔女

この映画を一言で表すと?

夢のようで悪夢のような世界――少女の冒険と選択を描くダークファンタジー。

どんな話?

新しい家に越してきた少女コララインが、壁の穴の先にある“もうひとつの完璧な世界”に迷い込みます。しかしその裏には恐ろしい真実が隠されていて……。夢と現実のはざまで揺れる、少女の成長の物語。

ここがおすすめ!

不気味で幻想的な世界観と、ボタンの目のキャラクターたちが強烈なインパクトを与えます。『モンスター・ハウス』と同様に「家」が主役級の存在で、ダークで切ない冒険を楽しみたい方にはぴったりの作品です。

グーニーズ

この映画を一言で表すと?

少年たちの友情と冒険が炸裂!宝探し×成長物語の大定番。

どんな話?

開発によって立ち退きを迫られる少年マイキーたちは、古地図を手に伝説の海賊の財宝を探す冒険に出発。地下に広がる罠だらけの迷路や、悪党一家との対決を経て、本当の宝物を見つけ出すという感動の冒険譚。

ここがおすすめ!

子どもたちが協力して危険に立ち向かう姿は、『モンスター・ハウス』に通じる熱さとノスタルジーがあります。冒険映画の王道で、テンポよく進む展開やユーモラスなキャラも魅力。大人も子どもも楽しめる傑作です。

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

この映画を一言で表すと?

不気味なのに愛おしい――異世界の住人たちが贈る、奇妙で美しいミュージカルアニメ。

どんな話?

ハロウィン・タウンの王様ジャックが、クリスマスに憧れて“ハロウィン流のクリスマス”を実行しようとする物語。だがその発想は人間たちには恐怖そのもの。ジャックは自分の居場所と本当の幸せに気づいていきます。

ここがおすすめ!

『モンスター・ハウス』と同様にホラー要素を含みつつ、キャラクターに感情移入できる世界観が魅力。ストップモーションによる幻想的な映像と音楽が見事にマッチし、子どもから大人まで心に残る作品です。

キャスパー

この映画を一言で表すと?

“優しい幽霊”と少女の心温まる交流を描いたファンタジーゴーストストーリー。

どんな話?

ゴースト屋敷に越してきた少女キャットと、その家に住み着く幽霊の少年キャスパーとの出会いと友情を描いた物語。幽霊との触れ合いの中で、家族や記憶の大切さが浮き彫りになっていきます。

ここがおすすめ!

ホラーというよりファンタジー寄りで、『モンスター・ハウス』の“怖いけど優しい”要素と共通点が多い作品。キャスパーの切ない過去や、キャットとの関係に心温まること間違いなし。家族でも安心して観られる名作です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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