この記事では、映画『ムーンライト・シャドウ』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ムーンライト・シャドウ』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0066866
| 製作年 | 2021年 |
|---|---|
| 上映時間 | 92分 |
| ジャンル | ラブストーリー |
| 監督 | エドモンド・ヨウ |
| キャスト | 小松菜奈 宮沢氷魚 佐藤緋美 中原ナナ |
| 製作国 | 日本 |
映画『ムーンライト・シャドウ』の登場人物（キャスト）
- さつき（小松菜奈）
- 等と交際している大学生。行動力があり、等といつまでも一緒にいたいと願っている。
- 等（宮沢氷魚）
- さつきの交際相手。精神的に不安定なところのある弟を守ることが最優先で、さつきが不満に感じるような態度を取ってしまうことがある。
- ゆみこ（中原ナナ）
- 柊の交際相手。寛容で包容力があり、柊の精神の安定を助けている。
- 柊（佐藤緋美）
- 等の弟。精神的に不安定なところがあり、いちど眠ってしまうと、長時間目を覚ますことができない。料理が得意。
映画『ムーンライト・シャドウ』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ムーンライト・シャドウ』のあらすじ【起】
大学生のさつきは、「鈴の音」について話している。
晩秋の河原。さつきは等と出会った。
等は、河原のすすきに結びつけられた鈴を見つけ、それを手に取った。それを見たさつきは等に恋をした。
等の弟である柊には、精神的に不安定なところがあり、交際相手のゆみこと兄に支えられて、何とか日常生活を保っていると知った。
さつきは、柊をも支えようと決意する。
柊は料理が得意で、等とさつきを喜ばせたいと言ってロールキャベツを作って招待し、ゆみこも交えて4人で食事会を開催した。
柊はいちど眠ってしまうと、そのまま長い時間、起きられない。そんな繊細さも愛おしいと、等は柊に愛情を注いでいた。
ゆみこはさつきに、「月影現象」の話をした。満月の終わりの頃に、いくつかの条件が重なれば、亡くなった人に再会できるという話だ。その話題となったときに、それぞれが誰に逢いたいかという話題になった。等は、中学時代によくしてくれた恩師に逢いたいと話した。
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映画『ムーンライト・シャドウ』のあらすじ【承】
さつきと等、柊とゆみこの4人で食事をし、語らう時間はかけがえのないものだった。柊の精神状態が安定したことで、等も心が休まっていると、さつきは等から話を聞く。
ある日、さつきの大学の友人・蛍が、さつきに、海外留学をするという話をした。
蛍が海外留学をしている間、さつきが蛍の部屋を自由に使えばいいと提案され、さつきは等に、蛍の部屋で同棲しようと持ち掛けるが、等は受け入れなかった。
その後、柊からさつきにかかって来た電話は、等とゆみこの訃報だった。
柊が眠ってしまったので、等がゆみこを送りに行った。そこで事故があり、等もゆみこも亡くなったという。
さつきは、等が亡くなったという事実を受け入れられず、「息の仕方」が分からなくなった。
「息をすることを思い出す」ために、川のそばをジョギングするようになったさつきは、黒い服に身を包んだ女と出会う。女の名前は、麗。
映画『ムーンライト・シャドウ』のあらすじ【転】
柊は、ゆみこが着ていたセーラー服を身に付け、ゆみこの聴いていた音楽を身体に取り入れようとするなど、ゆみこの所作を真似することで、ゆみこの不在を受け入れようとしている。
一方、さつきは、等との関係を振り返りつつも、どのように等の不在を受け入れるか、定まっていない。
麗はさつきに、「声を集めている」という話をした。さつきは麗の言葉に導かれ、等とのエピソードを語ったものの、何の情報収集もできていない。
さつきが、等の持っていた鈴の音について、麗に語った。「鈴の音が耳を離れない。鈴の音がすべての始まりだ。あの音には、等と過ごしたすべての時間が詰まっている。すべての昼と夜、晴れの日も雨の日も、くもり空も雪景色も…」
麗は静かに傾聴し、特にコメントをすることはなかった。
数日後、柊はさつきに、両親がさつきに会いたがっていると伝えた。さつきは即答せず、「気が向いたら」と回答した。
映画『ムーンライト・シャドウ』の結末・ラスト（ネタバレ）
さつきと柊は、麗と話をしているうちに、死者と再会できる「月影現象」のことを思い出した。
その後、麗がその現象に導いてくれるかも知れないと気付いたさつきと柊は、麗のもとを訪れた。
麗は、2日後の明け方に、「月影現象」が起こるであろうと予言した。
「月影現象」によって、等やゆみこと再会できる可能性があると知ったものの、さつきは戸惑っている。さつきは、等を失って初めて、等をきちんと理解していなかったことに気付いたからだ。
等がさつきとの同棲を断ったとき、柊の精神状態が良くなかった。柊を心配して、等は同棲を断った。その後、柊はゆみこと交際を始めたことで精神状態が安定し始め、等は、柊が安定したら、さつきと同棲したいと考えていた。
「月影現象」に立ち会う決心をしたさつきと柊は、麗とともに河原を訪れる。
現象によって、ゆみこと再会を果たした柊は、心の中のけじめがついたと、力強く頷き、ゆみこを送り出した。さつきの耳の中には、鈴の音が鳴り続けていた。
朝を迎えたとき、麗の姿はなく、さつきと柊は朝食をともに摂った後、笑顔で別れた。さつきは前向きに生きる決心をしていた。
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映画『ムーンライト・シャドウ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ムーンライト・シャドウ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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