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映画『君が落とした青空』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『君が落とした青空』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『君が落とした青空』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『君が落とした青空』の結末までのストーリー
  • 『君が落とした青空』を見た感想・レビュー
  • 『君が落とした青空』を見た人におすすめの映画5選

映画『君が落とした青空』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0071542

製作年 2022年
上映時間 93分
ジャンル ラブストーリー
SF
青春
監督 Yuki Saito
キャスト 福本莉子
松田元太
板垣瑞生
横田真悠
莉子
製作国 日本

映画『君が落とした青空』の登場人物(キャスト)

水野実結(福本莉子)
高校3年生。中学3年生の頃、予想外の雨に見舞われて雨宿りをしていたときに、無言で傘を差し出した修弥に好意を持ったことがきっかけで、修弥と交際を始めた。
篠原修弥(松田元太)
実結の交際相手で、実結と同じ高校に通う3年生。アルバイト先が同じであるトモカと関わる機会が多い。
本山佑人(板垣瑞生)
実結の同級生。ひょうきんで、毎日のように実結を笑わせに来る。
丸井佐喜子(莉子)
実結の同級生で親友。毎日実結と一緒に昼食のお弁当を食べる。実結のことを気にかけている。

映画『君が落とした青空』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『君が落とした青空』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『君が落とした青空』のあらすじ【起】

11月1日の出来事。
高校3年生の実結は、朝7時に目を覚まし、母が朝食に出したカレーを「いらない」と突っぱねて家を出ようとした。母は天気予報を見て豪雨になることを予測し、実結に赤い傘を手渡した。

高校に向かって、通学路を進む実結に、ホットヨガの販促のティッシュを手渡そうとした女がいたが、実結はそれを受け取らずに通学路を進んだ。その後、実結に声をかけて来たのは親友の佐喜子。佐喜子は、実結の交際相手の修弥が、彼のクラスメートのトモカと親しくしていることを心配していたが、実結は「大丈夫」と返答した。

その後、実結に声をかけたのは、同じクラスの佑人。佑人も、実結と修弥の関係を心配していたが、実結は不仲を否定した。

その日に英単語テストがあり、得点が低かった実結は居残りとなった。
居残りを終えた実結が、修弥と映画を観るという約束を果たすために、修弥とともに映画館を訪れたが、修弥は急用ができたと言って去ってしまった。落胆した実結は帰路の途中で、修弥からの、もう一度話したいというメールを受信する。

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映画『君が落とした青空』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
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映画『君が落とした青空』のあらすじ【承】

修弥は実結に、時計台で待っていると伝え、実結は時計台で修弥に「他の娘と遊びたいなら遊べば?修弥なんかいなくなればいい」と告げた。

その直後に、車に轢かれそうになった実結をかばった修弥が車に轢かれた。時刻は19時。降り始めた雨の中、時計台に雷が落ちる。

目が覚めると11月1日の朝7時。母が朝食に出したカレーと、雨の天気予報。実結はタイムリープ現象に遭っていることを理解し、19時に修弥が事故に遭うことを避けるために、修弥に電話をしたが、つながらない。実結は登校し、タイムリープについて佐喜子に相談すると、佐喜子は、それは実結の願望による予知夢だと説明する。実結は修弥から映画の誘いを受けるも、修弥が事故に遭うことを避けるために断る。

その日の英単語テストの結果、実結は居残りとなり、その後佑人に、時計台に呼び出されて、以前から実結を想っていたと告白を受けた。

その瞬間、向かいの車道に、修弥とトモカの姿が見えた。そこにトラックが接近していることに気付いた実結は、止めようとするも、修弥はトラックにはねられた。その直後、時計台に雷が落ちる。

映画『君が落とした青空』のあらすじ【転】

実結は再び11月1日の朝7時に目覚める。
修弥に危機を伝えるために電話をするが、つながらなかった。

実結は英単語テストに前向き取り組み、居残りを逃れた。その後、修弥に誘われるがままに映画館を訪れ、実結が修弥に、スマホの電源を切って欲しいと懇願し、それに従おうとする修弥のもとに、トモカが現れ、修弥とトモカは去ってしまった。

その後、実結は佑人と会い、佑人から、修弥とトモカの関係がただのバイト仲間であると知らされる。さらにその後、実結は修弥から「話をしたい」と連絡を受け、呼び出された場所に向かったが、そこで修弥は車に轢かれた。

その後、時計台に雷が落ちた。

もう一度11月1日の朝7時を迎えた実結は、母親に感謝の気持ちを表し、通学路で出会ったティッシュ配りの女に敬意を示すなど、行動が変化していた。

実結は修弥から、二人の交際記念のサプライズプレゼントを購入するために、修弥がこっそりバイトをしていて、そのバイト先にトモカがいただけだという事実を知らされた。

映画『君が落とした青空』の結末・ラスト(ネタバレ)

修弥は実結を時計台に呼び出し、車にはねられそうになった修弥を見た実結は、彼をかばって、はねられた。

病院のベッドで実結が目を覚ましたとき、日付は11月2日となっていた。

実は何度も11月1日を繰り返し、やり直しをしようとしたのは、実結が事故に遭って意識を失っている間に見た夢で、同じく事故に遭った修弥は、意識不明になっていた。

事故に遭ったとき修弥は、実結への手紙を手にしていた。その手紙には、修弥が実結と一緒に過ごす時間が減ってしまったことを申し訳なく思っている気持ちや、実結が、修弥との間に距離を感じているかも知れないが、それは修弥にとっては不本意なものであるという訴えが綴られていた。

その後、実結と修弥は順調に回復し、退院した。

実結が中学3年生の頃、予想外の雨に見舞われ雨宿りをしていたとき、傘を差し出した修弥は、実結に一目惚れした。そんな過去を、眺めの良い丘で、修弥は実結に語った。
その丘で再会した実結と修弥は、互いの気持ちを伝えあって抱き合った。

映画『君が落とした青空』の感想・評価・レビュー

序盤はよくある青春恋愛ものかと思っていましたが、彼氏・修弥が事故に遭う“運命の日”を繰り返す展開が始まった瞬間、一気に物語に引き込まれました。実果が修弥を救うために何度も同じ一日を繰り返し、そのたびに彼の「本当は弱さを隠していた」という事実に気づいていくのが切なかったです。結局、事故そのものは避けられず、現実を受け入れた上で“別れの意味”を理解していく実果の成長が胸に迫りました。ラストの青空が象徴的で涙が止まりませんでした。(20代 女性)


タイムループの設定が予想外に感情を揺さぶる仕掛けになっていて驚きました。実果は修弥を救いたい一心で行動するのに、ループを重ねるほどに彼の心の闇や孤独が明らかになるのが痛ましい。特に、修弥が“嫌われたくなくて無理をしていた”ことを知るシーンは胸に刺さりました。それでも最終的に事故を回避できない流れは残酷ですが、実果が修弥の思い出と向き合い、前に進む決意をしたラストは切ないながらも前向きでした。(30代 男性)


実果の必死さが物語全体に繊細な緊張感を与えていて、彼女が修弥を守ろうとする行動が全て空回りしてしまうところに、タイムループの残酷さを感じました。修弥の弱さや不器用さが少しずつ見えてくる過程は丁寧で、彼が抱えていたプレッシャーに気づけなかった実果の後悔が切実に伝わってきます。最後に実果が修弥との記憶を肯定し、未来へ歩き出す姿は涙なしに見られませんでした。(40代 女性)


運命の流れを変えようと必死に行動する実果に対して、修弥が抱える心の不安定さが少しずつ明らかになる展開がとても印象的でした。事故を回避できないという理不尽な運命を前にしながらも、実果が修弥の本当の気持ちを理解し、最後には“ありがとう”と言えるまで成長する姿が胸を締めつけます。青春の甘さだけでなく、別れをどう受け入れるかというテーマが深く刺さる作品でした。(50代 男性)


青春映画らしい爽やかさの裏に、タイムループというシリアスな仕組みを入れ込んだことで、恋の苦しさや後悔が強調されていたと思います。実果が修弥の気持ちに気づけなかったことを悔やみながら、繰り返しの中で“本当の彼”を理解していく展開は非常に切ない。修弥が事故を避けられない運命であることが判明した瞬間、言いようのない喪失感が押し寄せました。ラストの手紙の場面は涙が溢れました。(20代 男性)


修弥の死が避けられないという予告めいた展開に最初は不安を抱きましたが、ループを重ねるごとに明かされる彼の弱さや優しさがとても人間らしく、より切なさが増していきました。実果がただ救いたい一心で行動し続けても、運命を変えられず、最後は“思い出を抱えて生きる”という選択をする姿に胸を打たれます。青春恋愛映画としてだけでなく、生と死のテーマを重く描いた良作でした。(30代 女性)


物語の中で何度も繰り返される同じ一日が、実果の心の成長を象徴しているようで印象深かったです。修弥の弱さを知り、初めて“彼を理解しようとする視点”を持ったことで、恋愛の本質に近づいていく感覚がありました。それでも運命は変わらず彼を救えないという展開は残酷ですが、実果がその事実を受け入れ、修弥の“幸せだった記憶”とともに前に進む姿がとても美しかったです。(40代 男性)


青春映画でありながら、想像以上に“喪失”の痛みに寄り添った作品でした。実果が修弥を救うことだけを考えて奔走する姿は切なく、ループを通して明らかになる彼の苦しみも胸を締めつけます。特に、修弥が“自分に自信がなくて不安だった”と吐露するシーンは印象的でした。最後に運命を受け入れた実果が空を見上げる表情は、悲しみの中にある確かな希望を感じました。(50代 女性)


最初はすれ違う高校生カップルの話かと思いきや、タイムループを通して恋愛の奥にある“本当の気持ち”を炙り出す構造が秀逸でした。実果は修弥の気持ちを理解したつもりでいたものの、彼が抱えていた不安や葛藤に気づけなかったと痛感し、その後悔がループの中で深まっていくのが切ない。結末は悲しいけれど、実果の前向きさに救われます。(30代 男性)


青春の輝きと別れの残酷さを同時に描いていて、胸が締めつけられる作品でした。修弥が事故を避けられない運命であることが分かった瞬間、実果の必死の努力が報われないことが痛いほど伝わってきます。それでも、ループの中で修弥が実果に抱いていた本当の想いが明らかになり、それを胸に生きていこうとする実果の姿が印象的でした。ラストの青空が象徴的な余韻を残しました。(20代 女性)

映画『君が落とした青空』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『君が落とした青空』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

君の膵臓をたべたい

この映画を一言で表すと?

“別れが訪れるからこそ輝く、儚くも力強い青春ラブストーリー。”

どんな話?

重い病を抱えながらも明るく生きる少女・桜良と、彼女の日記を読んだことをきっかけに心を通わせていく“僕”の物語。死期が迫る中で深まる2人の関係は、喜びと切なさを同時に感じさせ、観る者の心に強い余韻を残します。

ここがおすすめ!

美しい青春描写と、避けられない別れがもたらす感情の波が圧倒的。『君が落とした青空』同様、“限られた時間の尊さ”を胸に刻む物語で、涙なしには観られない名作です。ラストの感情の爆発が忘れられません。

今夜、世界からこの恋が消えても

この映画を一言で表すと?

“記憶が消える中で紡がれる、切なく美しい愛の物語。”

どんな話?

記憶障害で“1日ごとに今日の記憶を失う”真織と、彼女を支える青年・透の恋を描いた作品。忘れられてしまう恐怖と、それでも愛し続ける想いが交差し、2人の関係は儚くも強い輝きを放ちます。

ここがおすすめ!

タイムループの“繰り返す運命”と同じく、記憶が消えていく残酷な設定が胸を締めつけます。美しい映像と丁寧な感情表現が魅力で、『君が落とした青空』に涙した人には強く刺さる一本。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

この映画を一言で表すと?

“運命に翻弄される恋が胸を締めつける、時間軸ラブストーリーの傑作。”

どんな話?

京都で出会い恋に落ちた男女。しかし彼女には“時間を逆向きに生きている”という秘密があり、2人の関係は出会いと別れのタイミングが交錯していきます。日常の小さな幸せが切ないほど輝く物語です。

ここがおすすめ!

時間をテーマにした恋愛映画として完成度が高く、“同じ時間を生きられない苦しさ”が観る者の心を強く揺さぶります。『君が落とした青空』のように、運命と向き合う切なさが好きな人に最適。

青空エール

この映画を一言で表すと?

“まっすぐな想いが胸を熱くする、爽やかで切ない青春物語。”

どんな話?

吹奏楽部の少女・小野と、甲子園を目指す野球男子・山田。部活を通じて成長しながら、お互いを励まし合う2人の関係を描く青春映画。夢と恋がまっすぐに描かれ、眩しい空気感が魅力です。

ここがおすすめ!

甘酸っぱくも真剣な恋愛模様が心地よく、涙と爽やかさが同時に味わえる作品。『君が落とした青空』の持つピュアな感情を求める人にぴったりで、青春映画としての完成度も高いです。

そして、バトンは渡された

この映画を一言で表すと?

“別れと再会が重なり合い、大切な人の存在に気づかせてくれる感動作。”

どんな話?

何度も親が変わる家庭環境の中で育った少女・みいが、複雑な家族の愛に翻弄されながらも“本当の幸せ”を見つけていく物語。過去と現在が交差し、多様な形の愛が描かれます。

ここがおすすめ!

大切な人との別れや、想いが届く瞬間の温かさが心に染みます。“運命を受け止めて前へ進む”というテーマは『君が落とした青空』と深く共鳴し、涙と希望が同時に訪れる一本です。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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