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映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』の概要:クジ引きでビデオカメラと南フランスへの旅行が当たったビーンは意気揚々と旅に出かける。しかし、旅先で思わぬハプニングが起こり、父親とはぐれてしまった少年とのハチャメチャな旅が始まる。

映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』の作品情報

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!

製作年:2007年
上映時間:89分
ジャンル:コメディ
監督:スティーヴ・ベンデラック
キャスト:ローワン・アトキンソン、エマ・ドゥ・コーヌ、ウィレム・デフォー、カレル・ローデン etc

映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』の登場人物(キャスト)

Mr.ビーン(ローワン・アトキンソン)
イギリス人。突拍子もない行動と後先考えない行動で騒動を巻き起こす。
サビーヌ(エマ・ドゥ・コーヌ)
有名になる事を夢見る女優。
カーソン・クレイ(ウィレム・デフォー)
映画監督。撮影などで何かとビーンに邪魔される不運な人。
エミール(カレル・ローデン)
ロシア人監督でカンヌ映画祭の審査員。ステパンの父親。
ステパン(マックス・ボルドリー)
ビーンのせいで父親とはぐれてしまい、ビーンと共に父親へ会いにカンヌへ旅をする事になる。

映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』のあらすじ【起】

ビーンはとあるクジ引きで、特賞である南フランスのリヴィエラ海岸地方への旅行とビデオカメラを手に入れる。

ワクワクした表情でビーンは電車に乗り、ロンドンからパリそしてカンヌに行く事を決める。ビーンはパリ北駅を降り立ち、乗り換えの為にリヨン駅に行くはずが、車を間違えてしまい見知らぬ場所に来てしまう。

ビーンは道行く人に尋ねるが相手にされず、地図を確認しリヨン駅に向かってコンパスが示す方角にまっすぐ歩いて行く。車が来ようがパパラッチが有名な映画監督カーソンを撮ろうとしてようが、ビーンには一切関係なかった。その甲斐あって、無事に目的地のリヨン駅に辿り着く。ビーンは駅の自動販売機でサンドイッチを買う為、お札を入れるがネクタイも一緒に挟まってしまい列車に乗り遅れてしまう。

ビーンはとりあえず近くにあったレストランに入り、フランス語が読めなかった為に店員が勧めるまま、おすすめの魚介料理を注文する。店員が運んできた料理は氷の上に生ガキと手長エビが載ったもので、予想外の料理にビーンは驚く。生ガキを食べるが気持ちが悪く、店員に食べているように見せながら胸元のナプキンに捨てていった。そして、その生ガキの処分に困ったビーンは、ナイフを落としたフリをして隣に座っていた女性のバッグにこっそり流し入れる。店員が見ている為に残す事も出来ず、次に手長エビを殻つきのままバリバリと食べてしまう。そんなビーンの様子を隣の女性は怪訝そうに見ていた。ビーンは女性のカバンから電話が鳴っているのが聞こえた為、生ガキがばれないうちに慌てて店を出る。後ろから女性の悲鳴が聞こえた。

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映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』のあらすじ【承】

ビーンは電車に乗る為に駅へと向かう。自分と電車をビデオカメラで映してもらう為に通りかかった男性に撮影を頼む。しかし、ビーンのせいで男性だけが乗り遅れてしまう。しかも、その電車の中には男性の子供が乗っており、乗り遅れた父親に必死に呼びかけていた。ビーンは冷たい乗客の視線を受けながら、落ち込む少年の前に座る。何とか元気づけようとするのだが少年にビンタされ撃沈する。

父親を待つ為に少年ステパンが次の駅で降りる。ビーンはその姿を眺めていたが、不審な男性に声を掛けられそうになっているのが見えた為、慌ててステパンの元に行く。ビーンは男性が去っていくのを見て列車に戻ろうとするが、いつの間にかステパンの手にはビーンのビデオカメラが握られており取り返そうとする。しかし、その間にビーンの鞄だけを乗せて電車が動き出してしまう。

仕方なくステパンと共にベンチに座るが、父親を乗せた電車が通過してしまう。父親は電話番号とカンヌへと言う紙を掲げていたが、最後の2文字が指で隠れており判別が出来なかった。

ビーンは可能性のある電話番号を全て書き出し1件ずつ電話していく。途中で電車が来た為に慌てて飛び乗るが、小銭入れを公衆電話に置いて来てしまい切符が買えなかった。車掌に見つかり二人は電車を追い出される。、

お腹が空いたと言うステパンの為に、ビーンはストリートパフォーマンスを行いお金を稼ぐ。食べ物とバスの切符を買うが、ビーンの切符が風に煽られて鶏の足に付き持って行かれてしまう。

ビーンは車に積み込まれた鶏を追う為、自転車を漕ぎ後を追いかける。また起った騒動を見てステパンはげんなりする。

車が着いた場所は養鶏場で大量の鶏が放たれており、ビーンにはどれが切符を持っている鶏かわからなかった。諦めて外に出ると、乗ってきた自転車がぺちゃんこになっていた。奇跡的に無事だったビデオカメラを見ると、自転車の上を戦車が走って行った。

映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』のあらすじ【転】

ビーンは仕方なくヒッチハイクを行うが車が全然通らない。やっと見えたバイクを待つがものすごく遅い為になかなかやって来ない。道に座ったり寝たりしながら待ち、やっと来た男性のバイクに乗ろうとするが二人だと止まってしまう。男性が降りた隙に奪おうとするが、歩いて追いつかれてしまい怒られる。

ビーンが道にあった小屋に入ると閉じ込められてしまう。その隙に、バスとステパンを乗せた車が行ってしまう。ステパンはヒッチハイクをしており、ビーンなど忘れて同乗者とカラオケを楽しんでいた。

ビーンは歩き疲れて眠ってしまう。目を覚ますと目の前には古い街並みが広がっており、美しい女性が働いているのに目を奪われた。すると、戦車と兵隊が突然やって来て攻撃しだした。女性が危ないと思ったビーンは助けに走り覆い被さるが、カットの声がかかる。撮影をしていただけだった。

ビーンは兵隊の服に着替えさせられ、兵隊のエキストラをする事になる。その時、カンヌ映画祭の審査員であるエミールの息子が謎の外国人と失踪したとして、ビーンの顔がテレビで流れていた。

ビデオカメラの電池が無くなってしまった為、ビーンは身近にあったコンセントを抜き充電する。だが、それは爆破用のコンセントで、スイッチを押しても爆発しない為に撮影がストップする。カーソン監督が怒っている間にビーンはコンセントを戻してしまい、怒りにまかせてボタンを押した監督の帽子が空を舞った。

映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』の結末・ラスト(ネタバレ)

ビーンは救急車が通る横を歩き撮影所を去るが、やっと車が通った為にヒッチハイクを行う。止まってくれた車の運転手は、先程の撮影をしていた女性サビーヌだった。カンヌに行くという彼女に送ってもらう。

サビーヌとのドライブをビーンは楽しむ。だが、途中でお腹が痛くなったサビーヌは車を止めてカフェに入る。ビーンはそこで偶然ステパンと再会し、楽器を持ったヒッチハイク仲間を紹介される。トイレから戻るとビーンが陽気な音楽で踊っており、その楽しげな姿を見てサビーヌは笑う。

ビーンとステパンはサビーヌの車に乗せてもらう。長時間運転していたのでサビーヌが寝てしまう。ビーンは運転しながら何とか席を交代させる。最初は陽気に走らせていたが、ビーン自身も眠気に襲われたので腕をかんだりしながら必死に耐え忍んだ。

車は無事にカンヌに辿り着き、海が見える丘でビデオカメラを回しながら3人は喜びあった。しかし、映画祭の時間が差し迫っており、サビーヌ達は慌てて車に乗り込む。

ガソリンスタンドに立ち寄ると、テレビのニュースでビーンが誘拐犯として指名手配されておりサビーヌも仲間として放送されていた。驚いたサビーヌはビーンとステパンを女装させ、映画祭にいる父親の元に送り届ける事にする。しかし、映画祭開始までの時間がない為、検問をしていた警察に助けを求める。

チケットが無い為にサビーヌ以外は中に入れず、ビーンとステパンはとりあえず車を止めに行く。裏口がある事を知り、2人は無理矢理侵入する。ビーンは映画を見ていたエミールに合図を送るが気づいてくれない。警備員が探しに来た為、逃げたビーンはサビーヌの席まで辿り着く。映画を見ていたサビーヌは、自身のシーンが大幅にカットされている事を知りショックを受ける。サビーヌを元気づける為、ビーンはビデオカメラを見てある事をひらめく。上映中の映画に持っていたビデオカメラの映像を差し込んで流す。監督達が怒ってやって来たが、映画を見ていたサビーヌとステパンは喜ぶ。

逃げ惑っていたビーンは表舞台に立ってしまう。捕えられそうになるが、ステパンが無事に父親と再会し親子は抱きしめ合って喜ぶ。カーソン監督も怒っていたが、観客達がスタンディングオーベーションで作品を称えた為に怒りを収める。

ビーンは念願の海岸にやって来た事を喜び、ステパン達家族と遊ぶ。サビーヌの元にも取材が来ており、監督もビデオカメラを使った新しい作品作りをしていた。

映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』の感想・評価・レビュー

ビーンが一人で海外旅行と聞くだけで嫌なイメージしか沸かないが、本作品は割と人間の温かみのような部分が多く含まれているので、ほっこりした印象である。また、カンヌが題材の為、いわゆるカンヌらしい映画的な場面や、ミュージカル調のシーンなどがあり、飽きずに最後まで見れる。どんな所でもビーンのように飄々に楽しめたら、人生も面白いだろう。少し、仕事に疲れてしまった時などは是非、この作品で癒されて欲しい。(男性 30代)


シリーズが大好きだったものとしては、この映画版は少々期待はずれだったと言わざるをえません。シンプルにコメディ作品としては面白かったのですが、あのショート作品のイメージが強いのでダラダラと長く感じてしまいました。
しかしながらローワン・アトキンソンの天才ぶりは健在で、改めて彼の類まれなる才能に感心してしまいました。(女性 20代)


あの世界中を笑いの渦に巻き込んだ、彼が今度はカンヌへ!Mr.ビーン演じるローワン・アトキンソンの演技が絶妙で話さなくても、あんなに気持ちや、考えていることが伝わるのかと、彼の演技力には脱帽です。

彼がフランスの様々な場所で起こす悪気のない『大迷惑』、悪気のある『大迷惑』に大爆笑間違いなしです。果たして、目的地であるカンヌへ無事到着できるのか、最後にはなぜだか丸く収まり、感動まで与えてしまうのがMr.ビーンです。(女性 20代)


前途多難な珍道中です。表情豊かなビーンにつられて思わず顔をしかめたり、驚いたり、まるで一緒に旅をしているかのようでした。ほとんど話さず、奇妙な身振り手振りでコミュニケーションをとるおじさん。初めてビーン作品を観たので、そんなおかしなおじさんに最初は少し不気味さを感じました。でもつい彼の行動に魅入ってしまう、どことなく愛嬌がある、不思議ですね。ただ、会話が少ない分物語が単調で、後半は飽きてしまいました。(男性 20代)


今に始まったことではないですが、あまりにも予想しない方向に進むため、第三者としてはハラハラを通り越して、イライラするシーンも多かったりします。ですが、イライラしている時も楽しい。そんな楽しいイライラを感じることができる映画なんてそうないでしょう。舞台がカンヌというだけに、フランス映画のようなテイストや音楽も、一緒にフランスに珍道中の旅をしているかのような気分にさせてもらえました。(女性 20代)

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