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映画『恋愛適齢期(2003)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『恋愛適齢期(2003)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『恋愛適齢期(2003)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『恋愛適齢期(2003)』の結末までのストーリー
  • 『恋愛適齢期(2003)』を見た感想・レビュー
  • 『恋愛適齢期(2003)』を見た人におすすめの映画5選

映画『恋愛適齢期』の作品情報

恋愛適齢期

製作年:2003年
上映時間:128分
ジャンル:ラブストーリー
監督:ナンシー・マイヤーズ
キャスト:ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーヴス、フランシス・マクドーマンド etc

映画『恋愛適齢期』の登場人物(キャスト)

ハリー・サンボーン(ジャック・ニコルソン)
63歳。レコード会社社長。30歳以下の女性としか恋をせず、深い付き合いが苦手。
エリカ・ジェーン・バリー(ダイアン・キートン)
有名な劇作家。旦那と別れた後、長らく恋愛とは無縁の生活を送っていた。
ジュリアン・マーサー(キアヌ・リーブス)
36歳。ハリーの主治医。
マリン・バリー(アマンダ・ピート)
エリカの娘でハリーの恋人。
ゾーイ・バリー(フランシス・マクドーマンド)
エリカの妹で良き理解者。
レオ・ホフマン(ジョン・ファヴロー)
ハリーの秘書で何でも屋。
デイブ(ポール・マイケル・グレーザー)
エリカの元夫。

映画『恋愛適齢期』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『恋愛適齢期(2003)』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『恋愛適齢期』のあらすじ【起】

ハリーは“娘専門”と世間で騒がれる程、30歳以下の若い女性としか付き合わなかった。そんな彼が現在の恋人マリンと共に彼女の母の別荘へと向かう。

マリンは部屋を案内しながら服を脱ぎ、二人はベッドルームに飛び込む。しかし、ハリーは水着に着替えてシャンパンを飲もうと提案する。ハリーがシャンパンを取り冷蔵庫に行くと、勝手口から母のエリカとエリカの妹のゾーイが入って来た。エリカは悲鳴を上げ警察に電話しようとするが、娘の恋人と言われ驚愕する。

マリンはエリカ達に友達だと紹介し、エリカはとりあえず警察に通報しようとした事を謝罪する。ハリーはそのタフな姿に感動し、一先ずこの場は帰ろうとするがゾーイに呼び止められ残る事になる。

皆で買い物に行くと、エリカが流暢なフランス語を話しているのを聞きハリーは驚く。ハリーはその事をマリンと話していたが、彼女が立ち去るとその後姿に釘付けになった。そのだらしない表情を見てエリカはげんなりとなる。だが、エリカがこけそうになっている時ハリーに助けられる。そのまま会話をする事になりハリーの仕事について聞くのだが、音楽関係でヒップホップを扱っていると聞き嫌そうな顔をする。ヒップホップを嫌っているエリカに、ハリーは別荘に残った事を後悔していた。

皆で夕食を食べるが、年齢の話やハリーの女性を軽視した発言で場の空気が悪くなってしまう。その後、エリカはゾーイと食器を片付け、マリンはハリーと部屋に籠って音楽を楽しんでいた。だが、突然マリンが悲鳴を上げた為、慌ててエリカ達が向かうとベッドの下に倒れ苦しむハリーがいた。エリカは救急車を呼ぶように指示し、ハリーに人工呼吸を行う。

医師のマーサーは心配していたマリン達に説明を行う。ハリーは心臓発作を起こしていた。マーサーと話をしていると劇作家であるエリカのファンだと判明し、エリカは喜ぶ。

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映画『恋愛適齢期』のあらすじ【承】

ハリーの元に秘書のレオが迎えにやって来る。まだ起き上がるとふらつくハリーにレオは熱烈なハグをする。そして、マリンがやって来て散々なデートを笑い合う。退院する為、車いすに乗せられて外へと出るが立ちあがった瞬間に倒れてしまう。それでも入院したくないと言うハリーにマーサーは、看護婦付きで近所に住むことを提案する。

エリカは自分が看護しないといけなくなった事とハリーの秘書達も出入りする騒々しさに怒り、元夫のデイブに吐き出す。そんな中、マリン達が帰ると言いだし、明日の朝、看護婦が来るまで一人で世話をしないといけない事に青ざめる。

ハリーは夜遅くまで起きており、電気が消えてやっと寝た事にエリカは安堵する。エリカは歩きながら服を全て脱いでしまうが、キッチンと間違えて入ってきたハリーに裸を見られてしまう。エリカは叫び声を上げ、ドアを叩きつけるように閉めた。

次の日、体調が良かったハリーは看護婦を追い返してしまう。

診察に来たマーサーは、ハリーがエリカの悪口を言っているのを興味深そうに聞くが、彼女は一流の劇作家で素敵な女性だと返す。そして、マーサーはエリカと話をし、ディナーのデートに誘う。

気分が良くなったエリカは、ハリーの誘いに乗り浜辺を一緒に散歩する。楽しくおしゃべりをしていたが、デートの時間になり別荘へと帰る。

エリカはシックな装いのドレスに着替えており、いつもと違う様子にハリーは驚く。エリカが出掛け淋しくなったハリーは、マリンに電話を掛けるが留守番電話で繋がらない。

デート中、エリカはマーサーの気持ちを恐る恐る尋ねる。マーサーから真剣な表情で口説かれるが、年齢の差もあり素直に受け止めることが出来なかった。

映画『恋愛適齢期』のあらすじ【転】

帰って来たエリカにハリーはチャットを送る。始めは訝しむエリカだったが、くだらない内容に思わず笑ってしまう。そして、ちょっとお腹がすいたハリーはエリカを誘いパジャマパーティーをする。会話の中にハリーの優しさを感じたエリカは感激するが、そこへマリンが現れる。何も食べずに自室に戻ろうとするエリカにハリーは声を掛けるが、その姿を見てマリンは二人の間に何かある事を感じ取る。

翌日、マリンはエリカにハリーと別れる事を告げ、応援している事を伝える。エリカは娘の言葉に喜びながらもマーサーからのデートの誘いを断れずにいた。

ハリーとエリカは浜辺で食事を楽しんでいたが、雨が降りだした為に急いで部屋に戻る。そして、二人はキスをし、途中でハリーの血圧を測りながらセックスをする。二人は無事にセックスできたことに喜び涙を流す。

ハリー達は幸せの余韻に浸りながらお互いの事を聞いていたが、一人じゃないと眠れないハリーは自室へと戻ってしまう。それをエリカは涙をこらえながら気丈に受け入れる。だが、しばらくしてハリーが戻って来てエリカと共に寝たいと言い、二人は一緒に眠る。

ハリーはエリカと共に朝の11時まで寝ており、8時間も眠っていた。

ハリーの体調が戻りエリカの家を出て行くことになる。エリカはハリーの思い出に浜辺で取った石をプレゼントする。二人は愛してると伝え合い明るく別れる。

エリカの元に電話がかかってきて、マリンが取り乱した様子で父親が再婚する事を話す。しかも、マリンと2歳しか違わない女性で3週間の付き合いで結婚すると言う話だった。エリカは急いでマリンの元へ向かう。

映画『恋愛適齢期』の結末・ラスト(ネタバレ)

マリンはショックで泣け叫びながらエリカに当たり散らす。エリカはそれを落ち着いて宥める。そして、夕食会に来て欲しいと言う申し出を受けるが、その日はマーサーとのデートの約束をしており、エリカはすっぽかしてしまう。

ギスギスした空気の中デイブ達との夕食会が開かれたが、エリカは同じ店に若い女性を伴ったハリーが来店してるのを見てショックを受ける。エリカは外に出ようとするが、途中でハリーに見つかってしまう。慌てて店の外へと出るエリカの後をハリーは追いかけ、話し合おうとする。真剣な恋愛を求めるエリカと真剣な恋愛が分からないハリーで気持ちがすれ違ってしまい、エリカは泣きながらタクシーで去ってしまう。

ハリーは胸の痛みで病院に運び込まれるが、心臓発作ではなくストレスによる過呼吸だった。退院しエリカへと電話を掛けるが、留守番電話で繋がらなかった。ハリーは初めて恋愛の胸の痛みを感じる。

エリカは留守番電話でマーサーの伝言を聞き、レストランで待っていると言う彼の言葉に泣きじゃくる。そして、さらに大声で泣きながらありのままの文章を書く事を決めパソコンに向かう。

マリンが訪ねてきて、彼女はエリカが泣いているのを見て驚く。エリカは恋をしたことを後悔しておらず、マリンに怖がってはいけないと伝える。

ゾーイは市場でマーサーと会い、エリカの家へと連れて帰る。共に食事をし、エリカはマーサーに謝罪をしキスを求められるままする。

ハリーは若い女性から面白い話があると言い聞かされるが、それは自分とエリカの物語だった。ハリーは劇の指揮をしているエリカの元へ向かうが、喧嘩になってしまい別れてしまう。劇場から出たハリーはまた病院へと運び込まれるが、心臓発作でも過呼吸でもなく今度は不安発作だった。

6か月後、ハリーはマリンに会いに行くと彼女には夫がおり妊娠をしていた。その輝く幸せな姿に喜ぶ。パリにいるエリカの元に会いに行くが、彼女はマーサーと幸せなカップルになっていた。ハリーは二人と別れ、橋を歩き涙を拭う。車の音に振り返るとエリカが立っていた。マーサーはエリカがハリーを見る目から愛している事を見抜き、送り出してくれたのだ。ハリーはエリカに愛の告白をし、二人は熱いキスをして幸せそうに微笑み合った。

映画『恋愛適齢期』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

還暦過ぎの独身の大富豪が、いつも選ぶお相手は30代も下の美人ばかりです。ひょんな事から、彼女のお母さんと距離を縮めることになります。この映画の中でキアヌ・リーブスが登場するのですが、さすが少ししか出ていないのに存在感がありました。

最後は上手くまとまるのですが、途中がドタバタで話がまとまるのかと不安でした。また、ロケ地や家の内装が可愛くてそちらに心を奪われます。(女性 30代)


恋愛ものは若い人が主役が多いですが、これは熟年の男女が主役という面白い作品です。熟年の男女が恋愛に振り回されていますが、名優揃いのせいかまったく痛々しさや老いを感じさせず、むしろ20・30代が主役の映画よりも魅入ってしまいます。恋愛模様も素敵ですが、家の内装なんかもオシャレです。
女性監督であるおかげか、一瞬ヌードシーンや下ネタシーンもあるのに嫌らしくなく、あっさりした仕上がりになっています。キアヌ・リーヴスの登場シーンは短いですが、カッコよくさすがの存在感を放っています。(女性 30代)


恋愛に適齢期はないよっていうテーマの、中年2人のラブコメディです。恋愛観に共感できない場面が多々ありましたが、たぶんお国柄の違いだと思います。ですが、ジャック・ニコルソン演じる主人公はダメでした。ちょっと目を離した隙に、毎回違う女性と歩いてしまっていて…エリカの涙腺崩壊は観ていて辛かったです。一途な爽やかイケメン医師の潔さも辛かったです。最後の家族模様も、過去を知っているとなんだか危うく見えて、きついですね。(男性 20代)


正直、始まった時は「またプレイボーイの恋愛ものか」と思ったけど、まさかここまで深く感動するとは。エリカの涙ながらの執筆シーンは本当に胸を打たれました。年齢を言い訳にしないハリーの変化も素晴らしい。ラスト、パリでの再会には心から拍手を送りました。(50代 男性)


恋愛に年齢制限はない、そんなメッセージがひしひしと伝わってきました。エリカとハリー、それぞれの不器用な愛し方に共感しっぱなし。特に、エリカが失恋を作品に昇華させていく流れが力強かったです。エリカには絶対に幸せになってほしかったから、ハリーとの再会は本当に嬉しかった!(30代 男性)


年齢を重ねることの悲しみも喜びも、すごく丁寧に描かれていて、観ていて温かい気持ちになれました。ハリーが若い彼女たちと違い、エリカに本気になってしまうのもすごく納得できたし、二人が心を開いていく過程が本当に良かった。これからの人生が楽しみになる作品でした。(60代 女性)


大人の恋愛ってこんなにチャーミングでいいんだ!と感動しました。エリカが一度はハリーを振り切るけど、それでもお互いに想い合っているのが伝わってきて、応援したくなりました。恋愛映画にありがちな若さだけの情熱じゃなくて、深みのある愛情が描かれているのがすごくよかったです。(40代 男性)


エリカが自分の悲しみや痛みを創作に昇華させるシーンに共感しました。恋愛で傷つくのは若者だけじゃないし、むしろ大人の方がダメージ大きいかも。そんな中でも新しい愛に一歩踏み出す勇気を持つ姿に励まされました。ハリーの変化もリアルで、最後はほっこりしました。(50代 女性)


ハリーのダメっぷりに笑いながらも、最後には彼を応援している自分がいました。エリカと出会ったことで、ようやく「本当に大切な人」を見つけたハリーの姿がよかったです。エリカもただ待つだけじゃなく、人生を自分の力で立て直すところがカッコいい。大人向けの素敵な恋愛映画でした。(20代 女性)


ハリーが本気でエリカを好きになったことに戸惑いながらも、きちんと成長していく姿が描かれていてすごくよかったです。コミカルな中にしっかりとした人生の教訓が詰まっていて、観た後に温かい気持ちになれました。パリでの再会シーンは本当に最高でした!(30代 女性)

映画『恋愛適齢期』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『恋愛適齢期(2003)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ホリデイ

この映画を一言で表すと?

心も家も交換して、人生をリセットするロマンティック・ストーリー!

どんな話?

失恋した二人の女性が、休暇中に互いの家を交換することで新たな人生と恋を見つけていく物語。イギリスとアメリカを舞台に、異なる文化や価値観を超えて、本当の幸せを探していく過程が温かく描かれます。大人の恋愛にぴったりの一本です。

ここがおすすめ!

キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウなど豪華キャストが織りなす、心温まるドラマ。人生に疲れた大人たちが新たな一歩を踏み出す姿に勇気をもらえます。『恋愛適齢期』が好きな人には間違いなく響く、癒しと希望に満ちた作品です。

マイ・インターン

この映画を一言で表すと?

70歳の新人インターンが、人生経験で周囲を変えていくハートフルな物語!

どんな話?

若き女性社長と、定年後にインターンとして働き始めた男性が、年齢差を超えて信頼と友情を築いていく物語。仕事だけでなく、人生における成長や人間関係の大切さを描いた、温かく前向きなドラマです。

ここがおすすめ!

ロバート・デ・ニーロの包容力あふれる演技が光る名作。年齢や世代を越えて理解し合う姿が、観る人の心をじんわり温めます。『恋愛適齢期』のような、大人の優しさと成長を感じたい人にぴったりの一本です。

恋するベーカリー

この映画を一言で表すと?

離婚から10年後、元夫婦が再び恋に落ちる大人のラブコメディ!

どんな話?

三人の子供を育て上げたジェーンが、元夫ジェイクと偶然再会し、思いがけず関係を再燃させる物語。家族や恋愛のリアルな悩みを、ユーモアたっぷりに描き、大人ならではの複雑な恋愛模様に共感できる作品です。

ここがおすすめ!

メリル・ストリープのチャーミングな演技が魅力的!恋愛だけでなく、人生のリスタートをテーマにした前向きなストーリーが心に響きます。『恋愛適齢期』の軽妙で温かい世界観が好きな人には、絶対にハマる作品です。

ファースト・ワイフ・クラブ

この映画を一言で表すと?

裏切られた女性たちの痛快な逆襲劇!

どんな話?

夫に裏切られた3人の女性たちが、人生を取り戻すために団結し、痛快なリベンジを仕掛ける物語。友情、再生、そして自己肯定感をテーマに、笑いあり涙ありのストーリーが展開されます。

ここがおすすめ!

女性たちが力強く立ち上がる姿にスカッとします!ダイアン・キートン、ゴールディ・ホーンらの豪華キャストの掛け合いも見どころ。『恋愛適齢期』でダイアン・キートンの魅力にハマった人には必見の映画です。

ニューヨークの恋人

この映画を一言で表すと?

時を超えて出会ったふたりが紡ぐ、奇跡のラブストーリー!

どんな話?

19世紀の公爵レオポルドが現代のニューヨークにタイムスリップし、キャリアウーマンのケイトと恋に落ちる物語。時代の違いを越えて心を通わせる、優しくもロマンティックなファンタジーラブストーリーです。

ここがおすすめ!

ヒュー・ジャックマンが演じる紳士レオポルドの魅力が満載!現代女性が忘れがちな「本物の優しさ」に触れる感動が味わえます。『恋愛適齢期』で心が温かくなった人に、さらに優しい余韻を残してくれるおすすめ作です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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