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映画『ネコのミヌース』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ネコのミヌース』の概要:新聞記者のティベは、人見知りで上手く取材を行うことができなかった。ある日、犬に怯えて木の上に逃げた女性・ミヌースに出会う。何とミヌースはひょんなことから、ネコから人間に変わってしまった女性だった。

映画『ネコのミヌース』の作品情報

ネコのミヌース

製作年:2001年
上映時間:83分
ジャンル:ファンタジー、コメディ
監督:フィンセント・バル
キャスト:カリス・ファン・ハウテン、テオ・マーセン、サラ・バンニール、ハンス・ケスティング etc

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映画『ネコのミヌース』の登場人物(キャスト)

ミヌース(カリス・ファン・ハウテン)
ひょんなことから、ネコから人間の女性の姿に変わってしまう。人間の姿に変わっても、ネコの言葉が分かる。魚が大好きで、犬が怖い。
ティベ(テオ・マーセン)
新聞記者。人見知りで、取材を行うのが苦手。動物に対して優しい。ミヌースのことを秘書として雇う。
ビビ(サラ・バンニール)
ティベが住んでいるアパートの大家の娘。ティベが普通に話せる数少ない人物で、年の離れた友人。しっかり者。
エレメート(ピエール・ボクマ)
町の名士。消臭剤の工場を経営している。「動物友の会」の会長。本当は動物嫌いで、腹黒い人物。

映画『ネコのミヌース』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ネコのミヌース』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ネコのミヌース』のあらすじ【起】

新聞記者のティベは人見知りで上手く取材することができず、たいした記事を書くことができなかった。上司はティベを叱り、明日までにきちんとした記事を書いて来なければクビだと言い渡した。

ティベは木の上に座り込んでいる女性・ミヌースに出会う。ミヌースは犬が怖くて、木の上に逃げたのだった。ティベは木の上から下りるのを手助けした。詳しく話を聞こうとするが、気がついたときにはミヌースは既にいなくなっていた。ミヌースは消臭剤入りのドラム缶に触れ、人間に変わってしまったネコだった。なぜ人間の姿になってしまったのかミヌース自身は分からず、住むところがなくて困っていた。

雨が降る夜、ティベはミヌースについて記事を書いていた。気がつくと、部屋にミヌースがいた。ミヌースは魚の匂いに釣られ、窓から入って来たのだ。ティベはお腹が空いているミヌースに、サンドイッチを御馳走することにした。ミヌースは他のネコから話を聞き、ティベの名前やクビになりそうなことを知っていた。だが、ミヌースがネコだと知らないティベは、奇妙な女性だと感じた。

ミヌースは事件を教える代わりに泊めて欲しいとティベに頼んだ。ティベは1晩だけ泊めることにした。ティベはミヌースから情報をもらい、大金が墓地に眠っている記事を書いた。ティベの記事は一面を飾り、クビの話はなくなった。

映画『ネコのミヌース』のあらすじ【承】

ティベはミヌースに新たな情報をもらおうとするが、部屋からいなくなっていた。ティベは窓からミヌースの名前を呼び続けた。ミヌースは仲間のネコに引き止められるが、ティベの元に戻った。ティベは泊める代わりに秘書として情報を集めて欲しいと頼んだ。ミヌースは喜んで承諾した。

ミヌースはネコ達から情報を集めた。そして、ティベに教えた。ティベはスクープを書き続けた。そんなある日、大家のファン・ダム夫人が屋上に登っているミヌースの行動を怪しみ、部屋にやって来る。ファン・ダム夫人はネコアレルギーで、くしゃみを連発した。ミヌースはその声に驚き、思わず攻撃してしまう。偶然にも攻撃はティベの顔に当たった。ティベはミヌースを紹介するが、ファン・ダム夫人はミヌースが変な人だと確信し早々に部屋を出ていった。

ミヌースはティベに自分の事情を説明した。ティベは人間の社会に慣れさせるため、ミヌースに買い物を頼んだ。ミヌースは昼間の街に出ることに怯えていたが、ティベに魚屋への買い物を頼まれやる気を出す。

ミヌースは買い物の帰り、体育館で授業を受けているファン・ダム夫人の娘のビビを見つける。ミヌースは声をかけるが、その声に驚きビビが高所から落ちてしまう。ミヌースは自分の行いに反省し、その日の夜にビビに会いに行った。ミヌースは自分の事情を説明した。ビビは驚くが、ミヌースのことを友達として受け入れた。

映画『ネコのミヌース』のあらすじ【転】

ティベはネコっぽい行動を起こすミヌースに手を焼く。しかし、ミヌース自身人間になってしまったことに戸惑っており、どうすればいいか分からなかった。ティベはミヌースの思いを知り、慰めた。ミヌースは仕入れた情報をティベに教えた。それは、町の名士のエレメートが、消臭剤工場を拡張させる予定だということだった。

ミヌースの仲間の野良ネコは、ご飯を盗むためにエレメートの家に忍び込んだ。その時、エレメートに姿を見られてしまい、ワインの瓶で殴られてしまう。野良ネコは脚を怪我した。ミヌースは「動物友の会」の会長であるエレメートが動物を殴るのは大事件だとティベに話した。だが、ティベはスクープとは言い難かったため、記事にしようとはしなかった。ミヌースはショックを受ける。

ティベが通っているキッチンカーの屋台が何者かに当て逃げされ、店主が怪我を負う。ミヌースは仲間のネコから話を聞き、エレメートが犯人だと知る。ティベはエレメートが名士で良い人だったため、エレメートとネコの話を信じようとはしなかった。エレメートはティベに失望し、秘書の仕事を辞めた。

ティベは事件について聞き込み調査を行うが、有力な情報は得られなかった。すると、エレメートが乗っていたのは「自家用車」ではなく「トラック」だったとミヌースから教えられる。ティベはエレメートの工場のガレージを調べるが、「トラック」は処分されていてなかった。証拠を見つける前にエレメートに見つかり、これ以上嗅ぎまわるなと脅される。

映画『ネコのミヌース』の結末・ラスト(ネタバレ)

エレメートは保護を頼まれた子ネコをどこかに捨てた。ミヌースは仲間のネコにそのことを教えられ、ネコやビビと一緒に辺りを探した。子ネコはゴミ捨て場に捨てられており、収集車に回収されそうになっていた。エレメート達は間一髪で救い出すことに成功する。

エレメートとビビから子ネコの件を聞いたティベは、エレメートについての告発記事を書いた。だが、エレメートは良い人だと信じられていたため、周囲から反感を買ってしまう。しかも、ティベは新聞社をクビになり、家を追い出されることになった。ミヌースは仲間のネコを集め、作戦を練ることにした。

ミヌースは仲間のネコとビビの力を借り、エレメートを罠に嵌めた。ネコ達はエレメートに付き纏った。すると、怒ったエレメートは、銃を撃ってきた。ビビは撃ち損ねたエレメートの姿を笑った。エレメートはビビに怒りを向け、頬を叩いた。ミヌースは一部始終をカメラに収めた。

エレメートの工場拡張について住民投票が行われた。ミヌースはティベを連れて投票会場を訪れた。そして、ネコやビビに怒りを向けているエレメートの映像をモニターに映した。住民達はエレメートの行動に驚き、腹を立てる。エレメートは植木鉢の土の中に吸っていた煙草を埋め、妻と一緒に逃げていった。ティベはエレメートの行動を見て、「トラック」を工場の拡張予定地に埋めたことに気づく。住民達をけしかけ、一緒に工場に向かった。その一方で、ミヌースは仲間のネコに呼び止められ、今すぐ家族の元に帰るように言われる。ミヌースの家族はネコに戻す用意をしていたが、それは今しかできなかった。ミヌースはティベを見捨てることができず、迷った。

ティベや住民は、工場の拡張予定地に埋められていた「トラック」を見つける。エレメートは警察に連行された。ティベは新聞社に戻り、家にいられることになった。ティベはエレメートの工場で作られていた消臭剤に危険な薬品が入っていたことを記事に書いていた。同僚はどうやって知ったのか、ティベに尋ねた。その時、ティベはミヌースのことを思い出す。ティベは急いで自宅へと帰った。しかし、ミヌースはいなかった。

ティベはビビと一緒にミヌースを探した。2人はミヌースらしきネコを見つけ、落胆しながら家に戻った。2人が見つけたのはミヌースではなかった。ミヌースは病気を治すモリツグミという鳥を食べることができず、逃がしてしまう。ミヌースは鳥が怖がっていたことを感じ取り、自分の心がネコではなく人間になりつつあることに気づく。

ティベは自分がミヌースに好意を抱いていたことに気づく。何も言えなかったことに落ち込んでいると、ミヌースが帰ってきた。その後、ティベはミヌースと結婚した。

映画『ネコのミヌース』の感想・評価・レビュー

ネコから人間に変わったミヌースが、無邪気で可愛くてとても素敵だった。人間のティベよりしっかりしていて、引っ張っていく強さがあるところも素敵だったと思う。エンディングで、ティベとミヌースが結婚するところまで描かれているのが良かった。ティベが仕事を頑張ったりミヌースが人間の社会に必死に溶け込もうと頑張っている姿など、終始微笑ましい作品だった。おとぎ話が好きな人なら、きっと気に入る物語だと思う。あと、ネコがたくさん出てくるため、ネコ好きの人にもお勧めしたい。(MIHOシネマ編集部)


本作は、あることがきっかけで人間になった猫のミヌースと、クビの危機が迫る新聞記者ティベの交流を描いたオランダの童話原作のファンタジーコメディー作品。
人間になっても猫の習性や癖が抜けないミヌースのユニークな動作がツボだった。
また、劇中にはミヌース以外にも沢山の猫たちが登場するので、終始癒されっぱなしで猫好きにはたまらない一時だった。
また、最後はハッピーエンドなので、子どもと一緒に観ても安心して楽しめる作品となっている。(女性 20代)

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