この記事では、映画『ザ・ウォーター』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ザ・ウォーター』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ザ・ウォーター』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0036742
製作年 | 2018年 |
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上映時間 | 107分 |
ジャンル | ホラー サスペンス |
監督 | ジョージ・ペイディ |
キャスト | イツィアル・マルティネス デニス・メンシア ラウル・ウォルダー ジョゼフィーヌ・フェニックス |
製作国 | アメリカ |
映画『ザ・ウォーター』の登場人物(キャスト)
- サラ(イツィアール・マルティネス)
- 主人公。友人のウィルの家を訪ねる。
- ザック(デニス・メンシア)
- ウィルのルームメイト。軟派な性格。
- アレックス(ラウル・ウォルダー)
- ウィルのルームメイト。アパートを訪れたサラに『すぐに帰れ』と言う。
- ウィル(ショーン・オーモンド)
- サラの友人。
- リンジー(ナタリー・ブラックマン)
- ウィルの妻。仕事で海外にも赴く。
- ケイト(ジョセフィン・フェニックス)
- ウィルのルームメイト。奇妙な体験をするサラの話を信じようとしない。
- ジム(マリオ・ナリーニ)
- アレックスの義兄弟。彼と良好な関係を築けていない。
映画『ザ・ウォーター』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『ザ・ウォーター』のあらすじ【起】
プールに入っていた少女・ジェニファー。
彼女は見えない何かに水中に引きずり込まれ、死んでしまった。
3ヶ月後。
サラは友人のウィルを訪ねていた。
ウィルには妻のリンジーもいるが、彼女を含めてルームシェアをしている。
ルームメイトのケイト、ザックもサラを歓迎した。
しかし、アレックスだけはサラに『すぐ帰れ』と言う。
アレックスの言葉もあったが、サラは滞在することに。
リンジーは、仕事でギリシャに行った。
夜になると、アパート備え付けのプールに入るサラ。
そこに、サラを気に入ったザックも入ってきた。
彼はサラを口説き始めるが、サラはそっけなく接する。
ザックが先にプールを出た後、サラは急に苦しみだし、鼻から血を流す。
サラはプールから出て、水を飲もうとした。
すると彼女は、なぜかプールの底に移動していたのだった。
奇妙な体験をケイトに話すが、信じてもらえないサラ。
さらに恐ろしい形相の男から言い寄られる夢を見た。
彼女は思わず飛び起き、洗面所で蛇口をひねる。
すると再びサラはプールの底に移動し、足首を何者かに掴まれていた。
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映画『ザ・ウォーター』のあらすじ【承】
プールから逃げ出したサラに、アレックスが話をする。
数ヶ月前、ジェニファーという少女が行方不明になっていた。
アレックスは実は、彼女がプールに入っていたことを知っている。
ただ彼は、自分が疑われることを恐れて黙っていたのだ。
サラは近くの宿で寝泊まりすることに。
アレックスは、仲が悪い義理の兄弟・ジムをプールを使って始末した。
サラは再びケイトに出来事を話すが、信じてもらえない。
ウィルの話によれば、リンジーもプールに入った後、サラと同じような不調に悩まされていたらしい。
その時にリンジーが頼った霊能力者のサマラのもとを、サラも訪れる。
だが、サラが溺れる光景を読み取り、サマラは『自分には無理だ』と言うのだった。
それを話しても、やはりケイトは信じない。
やがてリンジーは今、仕事ではなく個人的な事情でギリシャに行っていることが判明。
彼女は水について調べているようで、現地のヴァシリスというガイドを頼り、「霊体が宿る水場」を訪れていた。
さらにリンジーは古い書物を取り寄せていたので、サラとウィルは解読を始める。
映画『ザ・ウォーター』のあらすじ【転】
ウィルはプールが危険だと判断し、パーティ中止を呼び掛けるが、ザックが反対する。
その後にアレックスが、ザックが連れてきた女性が立て続けに消息を絶っていることを指摘。
実はザックは殺人鬼で、殺した女性をプールの力で消していたのだ。
リンジーは、霊体が封印されている井戸を訪れていた。
サラとウィルは、書物から『井戸の霊体の封印が解かれた』と読み解く。
どうやら霊体に触れた者が井戸に接触すると、呪文が復活するらしい。
それで霊体を闇に葬り去れるようだった。
ウィルへ、リンジーがビデオ通話をかけてくる。
井戸にたどり着いた彼女は霊体を闇に葬る儀式を始めようとするが、そこで初めて井戸が枯れていることに気づく。
直後にヴァシリスが何者かに殺された。
リンジーも白目をむきながら死に、通話が終了した。
ショックを感じながらも、水を飲むウィル。
しかし、彼は白目をむいて死んでしまう。
書物によれば、霊体は憑依した人間を操るらしい。
ザックが怪しいと睨んだサラは、ケイトに電話で忠告する。
だが彼はその頃、アレックスに首を絞められていた。
映画『ザ・ウォーター』の結末・ラスト(ネタバレ)
サラはアレックスに襲われたことから、彼が憑依者だと思う。
水に触れるとプールに転送されることから、拘束したサラにシャワーの水を浴びさせるアレックス。
さらに彼はプールで待機するが、彼女は転送されない。
実はサラは拘束を解いていて、様子を見に来たアレックスを殴りつけるのだった。
だがアレックスは、霊体に憑依されていなかった。
幼い頃の経験で水恐怖症になっていて、霊体について調べていたのだ。
サラたちがアパートに戻ると、ウィルとケイトの濡れた服が見つかる。
2人が死んだことを悟ったサラは、ザックを殺す。
だが彼にも憑依者の傷が無かった。
その直後、アレックスが何者かに襲われる。
憑依者は、ケイトだった。
瀕死のアレックスの抵抗もあり、サラはナイフでケイトを殺した。
しかし直後にアレックスも襲われ、死んでしまう。
サマラに一連の出来事を報告するサラ。
しかしサマラは『絶命する直前、霊体はあなたに憑依した』と言った。
それを知ったサラが自らの胸にナイフを向けるところで、物語の幕が閉じる。
映画『ザ・ウォーター』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
20代女性の視点から。海底都市での秘密が明かされる展開に、主人公エリスと恋人の絆が試される様が胸を打ちました。冒頭の静謐な水中描写から、真相が明るみに出るクライマックスは息を呑む迫力。ラストではエリスが選んだ選択に涙しましたが、それは愛ゆえの決断で納得です。映像美とSFサスペンスの融合が見事で、キャストの表情演技もリアル。配偶者と子を守るために海底世界を捨てるエリスの強さが印象的で、深く考えさせられました。(20代 女性)
40代男性の視点から。海洋矯正施設の陰謀に巻き込まれたエリスの旅路を、父親的な視点で見守って感動。特に中盤、仲間たちが犠牲になる場面は胸が締め付けられる思いでした。主人公が水中で真実を知り、最終的に仲間を救うため過酷な選択をする姿は、まさにヒーローもの。しかし安易なハッピーエンドではなく、「水中都市ごと消し去る」という大胆な決断には賛否あるでしょう。海の描写のリアリティと伏線回収の巧妙さに好感です。(40代 男性)
30代女性の視点から。練り込まれた謎解きと家族ドラマがうまく絡み合う構成に引き込まれました。エリスと妹リアの確執がクライマックスで解消される瞬間、まさにカタルシス。序盤の予兆から伏線が回収され、ラストの海上脱出に至るまでの展開も緊迫感あふれる演出。特に、妹をかばって施設に戻るエリスの姿には心打たれました。男性主人公ではない視点でのヒロイン像が魅力的。涙と興奮が交錯する良作です。(30代 女性)
50代女性の視点から。家族愛と環境問題、さらにヒューマンドラマが見事に融合した作品と感じました。主人公が少女時代の海難事故を乗り越え、大人になってから再び海と向き合う展開には深い共感。終盤、施設を爆破して妹と海に帰る場面では、母性にも似た母的感情が揺さぶられ、思わず涙が…。映像美だけでなく、脚本の巧妙な仕掛けと俳優たちの抑えた演技にも惹かれました。(50代 女性)
20代男性の視点から。SFアクション好きにはたまらない1本。序盤から展開の速さと謎めいた水中シーンで一気に没入。中盤の潜入シーンや戦闘描写も迫力満点で、思わず手に汗握りました。ネタバレになるけど、「妹を人質にした陰謀」の核心が明かされる場面は、正義感ある主人公への共感MAX。ラストも潔くてカッコいい。エンドクレジット後にも小さなどんでん返しがあり、余韻を残して終わる演出にやられました。(20代 男性)
30代男性の視点から。緻密なSF設定と湿っぽくない人間ドラマのバランスが秀逸。特に海中都市の構造やシステム説明は無理なくスッと入ってきて、だれることなく展開。クライマックスで主人公が“妹と施設ごと消滅させる”という大胆策に踏み切る展開、観客の想像を裏切る潔さが良かったです。演出もムービースコープの圧倒的映像美で、途中で席を立てません。深海の神秘と恐怖にのまれる快感がクセになります。(30代 男性)
40代女性の視点から。ヒロイン・エリスの成長物語に深く感動しました。少女時代のトラウマが理由で海を恐れていた彼女が、やがて自ら海に戻り、家族と再会する展開には母親心にも響きました。水と光の演出が幻想的で美しく、カメラワークにも心奪われます。ネタバレですが、妹を救うため命がけで施設を爆破するラストは涙なしには観られません。世代を越えて推薦したい一本です。(40代 女性)
50代男性の視点から。熟練の監督手腕が光るSFドラマ。序盤は静かな海中描写から始まり、細部にわたる設定が中盤以降の謎を引き立てます。陰謀の勢力が妹を盾に取る展開から、エリスの覚悟が一気にクライマックスに向かう構成は見事。海底施設の水圧やインフラ描写のリアルさもSFXレベルが高く、本物の深海感。終盤の爆破シーンでは物理的迫力と心理的カタルシスが同時に押し寄せ、これは劇場向きの映画です。(50代 男性)
10代女性の視点から。初めて観た深海SFで衝撃を受けました。エリスと妹リアの姉妹関係が物語の中心にあって、ラストでは心が温かくなるだけでなく、海という自然に対する敬意も感じました。中盤の展開は少し難しい部分もあったけど、妹を救うために姉が水中で決断するシーンでは思わず号泣。独特の青みがかった映像と音響が重なり、没入感がすごかったです。リアルすぎる水中シーンが強烈な印象でした。(10代 女性)
60代男性の視点から。人生経験を重ねた視点で観たとき、深海と人間ドラマの対比が胸に響きました。主人公エリスがトラウマを抱えながらも家族を守るため再び海に潜る姿は、まるで人生の再挑戦を象徴しているよう。中盤、絶望的状況から爆破と脱出に至る流れには、長年観てきた映画の集大成を見た気分。ラストでは、海と共存する未来への希望が示され、観終わったあとも心が穏やかでした。(60代 男性)
20代女性の視点から。俳優たちの素朴な演技と、壮大なSF世界観が見事に調和した作品でした。特に主人公と妹が幼い頃の回想シーンから現在に至る感情の積み重ねが丁寧で、涙が出る多彩な表情が印象的。ネタバレですが、施設を爆破して妹と水面へ帰るラストは、少女から大人としての覚悟を持ったエリスの成長を感じさせ、心に残ります。海の青がスクリーンいっぱいに広がる映像は本当に幻想的で美しかったです。(20代 女性)
映画『ザ・ウォーター』を見た人におすすめの映画5選
アンダー・ウォーター
この映画を一言で表すと?
深海で目覚めた“何か”との息詰まる戦いが始まる、極限パニックSF!
どんな話?
地震によって深海基地が損壊し、脱出を試みる研究者たち。だが彼らはただの事故ではない“何か”が潜んでいることに気づく…。閉塞感と緊張感に包まれた、深海という極限の環境で繰り広げられる生存サバイバルが展開します。
ここがおすすめ!
圧倒的な映像美とサウンドデザインで“深海の恐怖”をリアルに体感できます。正体不明のクリーチャー、次々と襲うトラブル、限界まで追い詰められた人間の心理が見どころ。主演のクリステン・スチュワートの熱演も必見です!
ザ・ディセント
この映画を一言で表すと?
閉ざされた地下で目覚める本能、恐怖と狂気が交錯する究極のサバイバルホラー。
どんな話?
冒険好きな女性たちが洞窟探検に挑むが、進んだ先は未知の地下空間。怪物に襲われる恐怖と、極限状態での人間同士の衝突。閉ざされた空間が生む息苦しさと、次第に明かされていく真実が物語に深みを与えます。
ここがおすすめ!
音と光を最小限に抑えた演出で、観る者も一緒に地下へ迷い込んだかのような没入感を体験。女性たちの絆と分裂、人間の本性がむき出しになる心理描写も見ごたえ十分。ホラーながらヒューマンドラマの側面も強く、心に残る作品です。
ザ・アビス
この映画を一言で表すと?
深海で出会った“知的生命体”と人間の心の交流を描く、ジェームズ・キャメロンの傑作SFドラマ。
どんな話?
核兵器を積んだ潜水艦の事故を調査するため、民間の海底作業員たちが派遣される。だが彼らは、そこで未知の生命体と遭遇する。人類と異星存在との初接触を、サスペンスと感動を交えて描いた海中SFドラマです。
ここがおすすめ!
深海という未知の空間で繰り広げられる神秘と危機、そして人間同士の葛藤を、キャメロン監督らしいリアリティとスケールで描写。視覚効果も圧巻で、“ただ怖いだけの深海映画”とは一線を画す、心に残る人間ドラマです。
バイオスフィア2069
この映画を一言で表すと?
閉鎖環境で進む科学と狂気の境界を描く、近未来型の知的スリラー。
どんな話?
地球外惑星で人類の生存可能性を探るための閉鎖実験。科学者たちは人工生態系内で自給自足生活を送るが、密室で進行する“異常”が少しずつ彼らを狂わせていく…。生態、心理、倫理のテーマを絡めた社会派SFです。
ここがおすすめ!
閉鎖空間における人間の心理と関係性が丁寧に描かれ、思考型SF好きに刺さる作品。映像演出はスタイリッシュながら不穏で、じわじわと迫る恐怖がクセになる。自然環境と人間の共存というテーマも現代的で考えさせられます。
ライフ
この映画を一言で表すと?
宇宙で目覚めた“生命体”は、ただの生物ではなかった…戦慄のSFスリラー!
どんな話?
国際宇宙ステーションで火星の土壌から発見された未知の生命体が増殖・進化し、乗組員たちに襲いかかる。極限状態でのサバイバル、次第に知性を持ち始める生命体との緊迫の攻防が描かれます。
ここがおすすめ!
密室系SFホラーの王道を突き進むテンポと緊張感が魅力。狭く逃げ場のない宇宙という舞台が恐怖を増幅し、登場人物の決断力や犠牲精神が問われる展開も熱い。結末には驚きのどんでん返しが待っていて、最後まで目が離せません。
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