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映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』の概要:初代ジェームズ・ボンド役であるショーン・コネリーが再びボンド役に復帰した話題作。前線を離れ穏やかな日を過ごしていたボンド。しかし、そんな彼に再び新たな任務が言い渡される。

映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』の作品情報

ネバーセイ・ネバーアゲイン

製作年:1983年
上映時間:113分
ジャンル:アクション
監督:アーヴィン・カーシュナー
キャスト:ショーン・コネリー、キム・ベイシンガー、クラウス・マリア・ブランダウアー、バーバラ・カレラ etc

映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』の登場人物(キャスト)

ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)
かつてMI6に所属していた伝説のスパイ。現在は第一線を退いていたが、新しい上司であるMの命令によって、再び復帰することになる。
ジャック・ペタチ(ギャヴァン・オハーリー)
在英米軍でパイロットの職に就く大尉。裏ではスペクターと繋がっており、後にとんでもない物を盗み出す。
ドミノ・ペタチ(キム・ベイシンガー)
ジャックの妹で、ラルゴの愛人。ラルゴにアラーの涙というペンダントをプレゼントされた。
エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド / スペクターNo.2(マックス・フォン・シドー)
国際的犯罪組織、『スペクター』のトップである人物。『アラーの涙』という新しい計画を推し進めようとしている。
マキシミリアン・ラルゴ(クラウス・マリア・ブランダウアー)
スペクターに所属する人物。例え部下でも、用済みになった人物は切り捨てる冷酷さを持つ。
ファティマ・ブラッシュ(バーバラ・カレラ)
スペクターに所属する女性の殺し屋。自分の正体に勘付いたボンドの命を付け狙う。

映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のあらすじ【起】

当時、アメリカとソ連間では一触即発の空気が漂っていた。そんな冷戦中、一人の男の元に命が下る。その男とは、かつて英国秘密情報部、通称MI6に所属していた『007』ことジェームズ・ボンドである。彼はかつて超一流のスパイとして活躍してきたが、現在は第一線を退き、後輩の育成のためにスパイ学校の講師をしていたのだった。

MI6の新たな上司『M』はそんなボンドを現場へと呼び戻す。しかし、長い講師生活の中で、ボンドの腕はすっかり鈍ってしまっていた。それからというもの、ボンドはシュラブランド療養所で厳しい訓練を積むことになるのだった。

その頃、とある犯罪組織が密かに新しい活動を始めていた。その組織とは、数々の国にその名を轟かせる国際的な犯罪組織、『スペクター』である。そのスペクターのトップ、エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド、通称『No.2』は、ある日部下を召集すると新たな計画を彼らに告げていた。その計画の名前は、『アラーの涙』である。

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映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のあらすじ【承】

そして、そんなスペクターの影は着実にボンド達にも近づいてきていた。スペクターに所属するNo.1ことマキシミリアン・ラルゴが、ジャック・ペタチという人物をシュラブランド療養所に送り込んだのだ。ジャックは、在英米軍のパイロットを務める大尉であるが、実はスペクターと繋がっていたのだった。

実は、派遣前ジャックはとある手術を受けていた。なんと、自らの右目を改造すると、アメリカ大統領の物と同じ眼球反応を示すようにしたのだった。一方、シュラブランド療養所でトレーニングをしていたボンドは、そんなジャックがとある人物と接触している様子を目にする。

その人物とはファティマ、スペクターに所属する女性殺し屋である。自分達の密会の様子を見られたファティマは、邪魔なボンドを消すために殺し屋を送り込む。その殺し屋と激しい戦いを繰り広げるボンド。鈍ってしまった身体で苦戦するものの、なんとかその殺し屋を倒すことに成功するのだった。

映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のあらすじ【転】

一方、ジャックは自らの所属である在英米軍基地に戻っていた。そして、なんとジャックは大統領と同じ右目を使うと、核弾頭搭載ミサイルを2機盗み出したのである。しかし、仕事をこなしたジャックは用済み、とばかりにファティマに殺害されてしまうのだった。

そして、手に入れたミサイルを元にスペクターはNATO諸国に犯行声明を出す。犯罪組織に屈するわけにはいかないMは、ボンドにそのミサイルを取り戻すようにと命を出すのだった。開発担当者であるQから新兵器を受け取ったボンドは、僅かな手がかりからラルゴの居場所を突き止める。

ラルゴが所有するクルーザー、『空飛ぶ円盤号』へと向かったボンド。しかし、そんなボンドの到着に気がついた人物がいた。ファティマである。ファティマはボンドを殺害しようとするが、結局彼を殺すことはできないのだった。一方、ラルゴはとある人物を愛人として囲っていた。それは、先日殺害されたジャックの妹、ドミノである。そんなドミノに、ラルゴはアラーの涙と呼ばれるペンダントをプレゼントしていたのだった。

映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』の結末・ラスト(ネタバレ)

ボンドはそんなドミノにこっそりと近づくと、ラルゴと彼の仲間がドミノの兄を殺害したことを告げるのだった。そんな中、仲間のニコルがファティマに殺害されてしまう。ボンドはファティマを殺すと、ニコルの仇を討つのだった。

しかし、ボンドもまたラルゴに捕らえられてしまう。とある島に監禁されたボンド。さらに、ドミノもラルゴに裏切り者と判断され、同じく捕まっていた。ボンドはなんとか拘束を解き、ドミノを連れて脱出することに成功する。そして、ミサイルの一つがワシントンにあることを知ったボンドは、急いで本部に連絡を取るのだった。

残りのミサイルがパルマイラ湾にある海底洞窟に隠されていることを確信したボンド。潜水艦でその場に急行したボンドは、待ち受けていたラルゴと戦いを繰り広げる。その中で、ドミノがラルゴにとどめを刺し、兄の仇を取るのだった。ミサイルも解除され、世界には平和が訪れた。それから少しした頃、プールサイドには抱き合うボンドとドミノの姿があるのだった。

映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』の感想・評価・レビュー

初代ボンドであるショーン・コネリーがボンドを務めているが、大人の事情で他の007シリーズとはちょっと異なる「番外編」的な作品。良い意味でパターン化された007シリーズファンとしてはこの「ちょっと」が大きな違和感でもある。画面の雰囲気からして何かが違う。オープニングが主題歌の流れる中の影絵じゃないし、そもそも例のテーマ曲が流れないのが寂しすぎる。ボンドカーはないの?等々。唯一光るのは最後にショーン・コネリーがニヤリと一言言うシーンだ。あのお茶目さが全体にあるともっと楽しめたかも。(男性 40代)

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