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映画『Z Bull ゼット・ブル』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『Z Bull ゼット・ブル』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『Z Bull ゼット・ブル』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『Z Bull ゼット・ブル』の結末までのストーリー
  • 『Z Bull ゼット・ブル』を見た感想・レビュー
  • 『Z Bull ゼット・ブル』を見た人におすすめの映画5選

映画『Z Bull ゼット・ブル』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0042189

製作年 2018年
上映時間 88分
ジャンル アクション
監督 リン・オーディング
キャスト ブレントン・スウェイツ
ジェーン・レヴィ
カラン・ソーニ
ザカリー・リーヴァイ
製作国 アメリカ

映画『Z Bull ゼット・ブル』の登場人物(キャスト)

デズモンド(ブレントン・スウェイツ)
兵器製造会社・アモテックの経理部に勤めている、お調子者の青年。
サマンサ(ジェーン・レヴィ)
アモテックに勤務する若い女性。デズモンドの幼馴染。
ムラト(カラン・ソーニ)
デズモンドの同僚で、中東出身。
ナスバイム(ザッカリー・リーヴァイ)
デズモンドの上司。
ガント(グレッグ・ヘンリー)
アモテックを取り仕切るCEO。

映画『Z Bull ゼット・ブル』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『Z Bull ゼット・ブル』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『Z Bull ゼット・ブル』のあらすじ【起】

テキサスにある兵器製造会社、アモテックの経理部に勤めている青年・デズモンドは、お調子者で勤務中に自作ゲームの開発をするような性格だった。しかし同じ会社に勤める幼馴染の女性・サマンサに「あたしに恥をかかせないで」と言われ、早めに帰宅して完成を先延ばしにしていた報告書を仕上げることにする。

次の日、出社したデズモンドは早速上司のナスバウムに呼び出され、報告書を持って上司のオフィスに入る。するとオフィス内には、背中に数十本の鉛筆を突き立てられて絶命している男がいた。死体を見て驚くデズモンドに、ナスバウムは「彼は無能な社員だった」と、何事もなかったように告げる。

そして報告書を読んだナスバウムは、その出来の悪さに「君にも消えてもらう」とデズモンドに宣言する。デズモンドは急いでオフィスを逃げ出すが、同じ階にいた経理部の社員たちも、狂ったようにデズモンドの後を追いかけてきた。

一体何が起きたのかと戸惑うデズモンドは、社員たちの机に自社の新製品であるエナジードリンク「ゾルト」が乗っていることに気付く。

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映画『Z Bull ゼット・ブル』のあらすじ【承】

昨日デズモンドが帰った後、社員たちにゾルトが配られていて、どうやらゾルトを飲んだ社員がみな凶暴化しているようだった。デズモンドはサマンサの無事を確かめるため、彼女の勤めるフロアに向かうと、サマンサはゾルトを半分だけ飲んでいて、狂暴化と通常の状態が交互にやって来ていた。

デズモンドは凶暴化したサマンサを殴りつけ、気を失っている間にサマンサの体を台車の持ち手にガムテープで縛り付ける。その後デズモンドは、ラマダン(イスラム教で断食をする時期)中でゾルトを飲まず正気を保っていた中東出身の同僚・ムラトと合流し、社内からの脱出を試みる。

デズモンドはオフィスの窓を破って脱出しようと考えるが、窓ガラスを割ろうと物をぶつけた瞬間、テロ対策の強化シャッターが降りて来て会社全体が封鎖されてしまう。シャッターを解除するコードを知っているのは会社の経営陣だけで、デズモンドたちは危険を承知で経営陣のいる上層階を目指すことになる。

各フロアは、凶暴化した社員たちが殺し合う惨劇の場と化していたが、デズモンドはムラトと一緒に台車に乗せたサマンサを運びながら、なんとか上の階へと登っていく。

映画『Z Bull ゼット・ブル』のあらすじ【転】

途中でゾルトを飲んでいなかった同僚のレントワースも合流し、4人組となったデズモンドたちは、時には凶暴化した社員と激しい戦いを繰り広げながら、経営陣のいる最上階へたどり着く。CEOのガントを始め、社長室に立てこもった数名の経営陣はゾルトを飲んでおらず、デズモンドたちを拒絶する。

しかしデズモンドたちは、ゴミ回収に来た作業員に紛れて社長室に侵入する。ガントは、解雇された研究部の社員が恨みを抱き、失敗作のゾルトを社員に配ったのではないかとデズモンドたちに語る。ゾルトは元々兵士の強化用に作られたが、原材料不足で人を凶暴化するドリンクになってしまったのだった。

そしてサマンサを元に戻したいデズモンドが解毒剤はあるかと聞くと、ガントはゾルトを開発したフローン博士なら可能かもと答える。するとそこに、会社乗っ取りを目論むナスバウムを始めとした経理部の社員たちが突入してくる。レントワースは社員たちに殺され、ナスバウムはガントを射殺すると、シャッターを解除するのに必要な指の指紋を得るため、ガントの手首を切断する。

映画『Z Bull ゼット・ブル』の結末・ラスト(ネタバレ)

ナスバウムは部下たちを引き連れ、ゾルトの在庫がある1階の倉庫へ向かう。シャッターを解除したナスバウムは、ゾルトを世界中に発送して、混乱した世界を支配下に置くつもりだった。

一方デズモンドはゾルトの毒が回り始めたサマンサを助けるため、フロ-ン博士のいる研究部へ急ぐ。博士は、1階の倉庫にある薬品を使えば解毒剤が作れると語る。デズモンドは研究部にあった爆薬や銃などを抱え、ムラトと共に、ナスバウムたちのいる倉庫へ決死の覚悟で向かっていく。

倉庫に侵入したデズモンドたちは、監視カメラで見つかってしまうが、ムラトが火炎放射器で応戦する。そこに自社製の強化アーマーを装着したナスバウムが迫って来て、デズモンドはムラトに目当ての薬品を渡して博士の元へ行かせ、自分はナスバウムとの対決を決意する。

デズモンドはナスバウムに追い詰められるが、そこに解毒剤を飲んで正気に戻ったサマンサとムラトが戻って来る。デズモンドはナスバウムをおびき寄せて地雷を踏ませると、シャッターの解除された会社の出口から飛び出す。大爆発と共にナスバウムは吹っ飛び、デズモンドはサマンサと抱き合って無事を確かめ合うのだった。

映画『Z Bull ゼット・ブル』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

ゾンビ×オフィスというユニークな設定に惹かれて鑑賞。エナジードリンクによって暴力的なゾンビに変貌する社員たちというアイデアが斬新で、ブラック企業の風刺としても楽しめました。主人公デズモンドがヘタレながらも徐々に成長し、仲間たちと奮闘する様子はコミカルかつスリリングで、最後までテンポよく楽しめました。ゾンビ映画としてのスプラッター描写も派手すぎず、コメディとのバランスが絶妙。ラストの「昇進」の皮肉も含めて、会社あるあるに笑える一本でした。(20代 男性)


まさかのゾンビ映画がこんなにもポップで軽快だとは!オフィス内で起こる惨劇が、どこかゲームのように見えてしまう演出とテンポの良さが最高でした。女性キャラも個性が強く、スパイスが効いていたと思います。正直、序盤の展開はバカバカしいなと思ったけど、中盤からの勢いと伏線の回収がしっかりしていて、思わず見入ってしまいました。社会風刺的な要素もありつつ、あくまでB級感を大切にしている潔さも好印象でした。(30代 女性)


社員が次々とゾンビ化していく様子が、まるで現代の社畜社会を風刺しているようで面白かったです。パワハラ上司がそのままモンスター化して登場するシーンには思わず笑ってしまいました。B級ホラーながら、アクションもありテンポも良く、ダレることなく最後まで見れました。最終的に主人公がヒーローとして認められながらも「会社から逃れられない」という結末が逆に怖い…。ちょっと変わったゾンビ映画を観たい人にはおすすめです。(40代 男性)


オフィスという閉鎖空間でゾンビ騒動が起こるという設定が面白かったです。最初はただのバカ映画かと思ったけど、意外とメッセージ性が強く、ブラック企業批判や現代社会の風刺としても読み取れました。女性目線でも共感できる場面が多く、特にジェーンのキャラはかっこよかった!終盤の展開も爽快で、気持ちよく観終えることができました。ホラーが苦手でも笑いながら見られる作品です。(20代 女性)


正直、最初は全然期待していなかったけど、これは良い意味で裏切られました。職場の人間関係や社内政治がゾンビ化によってさらにカオスになる様子が妙にリアルで笑えた。主人公が成長する物語としてもちゃんと描かれていて、ラストにはスカッとする。低予算感はあるけど、それを逆手にとった演出が面白くて、最後まで飽きずに見られました。意外と元気をもらえる映画でした。(30代 男性)


ホラー×コメディのバランスがちょうど良かったです。グロいシーンもあるけど、全体的にライトなノリなので、怖がりの私でも大丈夫でした。中でも、主人公のデズモンドが奮闘しながら仲間を助けていく姿にちょっと胸が熱くなりました。ラストの「出世=地獄」な皮肉が強烈で、なんとも言えない後味が残るのもまたクセになります。女子会でも盛り上がれそうな一本。(40代 女性)


映画好きとしては「典型的なB級コメディホラー」の文法を踏まえた上で、予想以上にちゃんと作られていて好感が持てました。テンポが良く、1時間半があっという間。上司や同僚がゾンビになって襲ってくるというシチュエーションが痛快で、ストレス発散にもなる映画。地味にアクション演出もこだわっていて、アドレナリン出ました。最後まで楽しめたので、B級映画好きにはオススメ。(50代 男性)


「働くって何だろう?」と、ふと考えさせられる映画でした。ゾンビ化しても働く人たちの姿がちょっと切なくて、コメディなのに哀愁も漂う不思議な作品。ジェーンとデズモンドのやり取りも良いアクセントになっていました。もう少し女性キャラに焦点があっても良かったかなとは思いますが、それでも十分楽しめました。社会人女性のストレス発散にもぴったりな映画だと思います。(30代 女性)


久しぶりに大笑いしながら観た映画でした。こういうバカバカしい設定を、全力で真面目にやってくれる映画って意外と少ないので貴重です。暴力表現もあるけど、笑いに昇華していて嫌な感じがしない。何よりテンポが素晴らしく、間延びしないのが良かった。疲れてるときに観ると元気が出るタイプの作品。映画館より、自宅でポテチ食べながら観るのが一番似合う。(20代 男性)


一見くだらなそうに見えるけど、観てみると脚本の完成度が高くて驚いた。舞台をオフィスに限定したことで、空間演出やカメラワークがより映える仕上がりに。上司や会社の体制そのものが“怪物化”していく様は、風刺としても刺さりました。主人公が「生き延びる=出世する」ことを選ぶラストの皮肉が効いていて、鑑賞後も考えさせられました。軽そうに見えて、実は奥深い良作。(50代 女性)

映画『Z Bull ゼット・ブル』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『Z Bull ゼット・ブル』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ショーン・オブ・ザ・デッド

この映画を一言で表すと?

笑って泣ける!ゾンビ×日常系の元祖・英国製コメディホラー!

どんな話?

冴えない家電店員のショーンが、突如として始まったゾンビ・パンデミックの中で、彼女との復縁、母の救出、友人との友情を守るために奮闘する物語。日常と非日常が交差する“ゆるゾンビ映画”の傑作。

ここがおすすめ!

ホラーとコメディのバランスが絶妙で、笑いながらもキャラクターに感情移入できる名作です。『Z Bull』同様、普通の人物が過酷な状況に巻き込まれて成長する過程が丁寧に描かれていて見応え抜群!

アタック・ザ・ブロック

この映画を一言で表すと?

ロンドンの不良少年たちが地球を救う、青春SFアクション!

どんな話?

ロンドンの団地に住む不良少年グループが、突如現れた凶暴なエイリアンたちと激突。街を守るために立ち上がる少年たちの奮闘を、テンポよくスタイリッシュに描いたSFアクションです。

ここがおすすめ!

ただのモンスター映画ではなく、少年たちの成長や社会背景も描かれていて深みがあります。アクションとユーモアのバランスが良く、『Z Bull』のようなカオスな状況でのチームプレイが好きな方におすすめ。

ザ・ベイビーシッター

この映画を一言で表すと?

可愛いベビーシッターの正体は悪魔崇拝者!?ギャップ全開のスプラッターコメディ!

どんな話?

引っ込み思案な少年コールが、夜中にベビーシッターの悪魔儀式を目撃してしまい命を狙われることに。そこから始まる大逆転劇と血みどろの追いかけっこをポップに描いたホラーコメディです。

ここがおすすめ!

ビジュアルはスタイリッシュなのに、展開はぶっ飛びまくり!テンション高めのスラッシャー映画が好きな人にはたまらない1本です。『Z Bull』同様、笑いと恐怖が絶妙にミックスされたカオスな世界観が魅力。

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら

この映画を一言で表すと?

殺人鬼と勘違いされたお人好し2人組が巻き起こす、誤解と悲劇のホラーコメディ!

どんな話?

山小屋で休暇を過ごすタッカーとデイルの2人。そこへ大学生グループが現れ、なぜか彼らを殺人鬼と誤解してパニックに。善意がすべて裏目に出ていく、予想外の展開が連続するブラックコメディ。

ここがおすすめ!

一見グロテスクだけど、登場人物はみんな愛すべきキャラたち。誤解がどんどん悪化していく展開が笑えるし、テンポも最高。『Z Bull』のような“巻き込まれ型”コメディが好きな方にはピッタリ!

DEATHGASM デスガズム

この映画を一言で表すと?

メタル好きが世界を救う!?悪魔召喚ホラー×爆音コメディ!

どんな話?

ヘヴィメタルに心酔する少年たちが、謎の楽譜を演奏してしまい、悪魔を召喚してしまうところから始まるスプラッターな大騒動。血まみれの戦いとバンド魂が融合した痛快ホラーコメディです。

ここがおすすめ!

音楽×ホラーの異色な組み合わせが新鮮で、中盤以降はひたすらテンション高め!過激だけど笑える、B級テイスト満載の展開が『Z Bull』と通じる部分あり。メタルファンなら必見の1本!

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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