映画『アングスト不安』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『アングスト不安』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『アングスト不安』の作品情報
映画『アングスト不安』の登場人物（キャスト）
映画『アングスト不安』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『アングスト不安』の感想・評価・レビュー
映画『アングスト不安』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『アングスト不安』の作品情報

出典：https://video.unext.jp/title/SID0054809

製作年	1983年
上映時間	86分
ジャンル	サスペンス
監督	ジェラルド・カーグル
キャスト	アーウィン・レダーシルヴィア・ラーベンライターエディット・ロゼットルドルフ・ゲッツ
製作国	オーストリア

映画『アングスト不安』の登場人物（キャスト）

主人公の男（アーウィン・レダー）: 見ず知らずの女性を殺害した罪で投獄され、刑期を終え出所した男。
母親（シルヴィア・ラーベンライター）: 主人公の男が侵入した屋敷に住んでいる女性。
娘（エディット・ロゼット）: 主人公の男が侵入した屋敷に住んでいる若い女性。
車椅子の男（ルドルフ・ゲッツ）: 主人公が侵入した屋敷に住んでいる、車椅子に乗った男性。

映画『アングスト不安』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『アングスト不安』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アングスト不安』のあらすじ【起】

オーストリアのとある刑務所から、1人の男が10年の刑期を終えて出所する。その男は見ず知らずの老婆を射殺した罪で投獄されていて、それ以前にも実の母親をナイフで刺して殺人未遂を犯すなど、人を傷つけたいというサディズム的な欲求の持主だった。

男は刑務所を出ですぐに「次は捕まらない」と、新たな犯行を考えていた。男はカフェに入り、若い2人の女性客がいるのを見て、早速標的にしようかと考えるが、他にも客がいたことで思いとどまり、そのまま店を出る。

その後、男はタクシーを拾って車に乗り込む。運転手が年配の女性だったことで、男は昔付き合っていた女を思い出し、運転手を絞め殺そうと靴の紐を解く。そこで怪しい気配に気付いた運転手が車を停め、男はタクシーから降りてその場を逃げ出していく。

そのまま走り続けた男がたどり着いたのは、静かな住宅街だった。大きな家が立ち並び、隣家との距離が離れ家の中の騒ぎが聞こえにくいと判断した男は、一軒の屋敷に忍び込む。

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映画『アングスト不安』のあらすじ【承】

寝室の窓を破って侵入した男は、キッチンで包丁を手にすると、家の中に誰かいないかと探し始める。しかし家の中には、車椅子に乗った中年男しかいなかった。中年男は障害を持っているのか、ヨダレを垂らしながら男を「パパ」と呼ぶ。

そこで、家主らしい中年女性とその娘が、車に乗って帰って来る。娘は少し離れた場所にあるガレージに車を停め、中年女性は飼い犬と共に家の中に入っていく。物陰に隠れていた男は、家に戻って来た娘と鉢合わせになり、娘を殴りつける。

男は倒れた娘の足を、ガムテープでドアノブに縛り付ける。そして男は、中年男の乗っていた車椅子をひっくり返すと、中年女をベッドに押し倒し、首を絞め始める。男は中年女に抵抗され、とりあえず手足を紐で縛って拘束する。すると床に倒れていた中年男が、這いずりながら2階への階段を登っていることに気付く。

男は中年男を捕まえると、2階にあった風呂場のバスタブに水を溜め、両足を掴んで頭を漬けて、溺死させる。

映画『アングスト不安』のあらすじ【転】

1階に戻り、改めて中年女を殺そうと思った男は、娘の足を縛っていたガムテープを外し、母親が死んでいく様を娘に見せつけようと考える。しかし持病があったのか、中年女はすでに息絶えていた。男は自分の考えた殺害方法が出来なくなったことで怒りを露わにするが、娘はその隙に家から逃げ出していく。

男は、ガレージへと続く狭い通路で娘に追いつき、ナイフを突き立てる。男の後を追いかけてきた飼い犬が吠える中、男は繰り返し娘にナイフで突き刺して、命を奪う。顔色が青ざめていく娘を見て男は興奮し、死んだ娘に抱きついて下半身を露出する。

そして男は車椅子の男や中年女の死体を順番に引きずって、娘の死体がある場所まで運んでいく。死体を運ぶのは重労働だったが、男には死体と一緒にいられることが喜びでもあった。男はガレージから車を出し、死体を運んだ場所まで乗り付けると、3人の遺体をトランクに詰め込む。

映画『アングスト不安』の結末・ラスト（ネタバレ）

男は再び忍び込んだ家に戻り、血の付いた顔を洗って家の中にあった服に着替えると、遺体を積んだ車に乗って犯行現場を立ち去ろうとする。すると車のドアを閉める前に飼い犬が乗り込んで来て、男は飼い犬を乗せたまま車を出発させる。

しかし道路に出た男は犬に気を取られて、駐車していた車にぶつかってしまう。男は急いでその場から逃げ、刑務所を出た後に入ったカフェに向かう。そこで男は、今度こそ店の客を標的にしようと考えていたが、カフェの駐車場に警官がやって来る。

男がぶつけた車の持主が警官を呼び、その警官がカフェに停まっている男の車を見つけたのだった。男はこれは借りた車だと言い訳をするが、警官は身分証を見せろと男に迫って来る。

そして警官にトランクを開けろと言われた男は、自分が興奮していることに気付く。周囲には何事かと思ったカフェの店員や客も集まって来ていて、男はトランクを開けて死体を見せつけることで、皆に恐怖を与えられると思ったのだ。男はためらうことなく警官の前でトランクを開け、再び刑務所へ送られることになったのだった。

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