この記事では、映画『劇場版 おいしい給食 卒業』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『劇場版 おいしい給食 卒業』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0071761
| 製作年 | 2022年 |
|---|---|
| 上映時間 | 104分 |
| ジャンル | コメディ |
| 監督 | 綾部真弥 |
| キャスト | 市原隼人 土村芳 佐藤大志 勇翔 山崎怜奈 |
| 製作国 | 日本 |
映画『劇場版 おいしい給食 卒業』の登場人物（キャスト）
- 甘利田幸男（市原隼人）
- 黍名子中学校教師。母の作ったご飯がまずく幼い頃は給食が楽しみで、給食を食べるために教師になったといっても過言ではないが、周りには気付かれないよう気を使っている。しかし、溢れる給食愛を抑えることができず、甘利田の給食好きは周知されている。教え子の神野を給食ライバルとして意識している。前任の中学校で給食廃止を巡って教育委員会と揉めたことがあり、黍名子中学校に転任してきた。
- 神野ゴウ（佐藤大志）
- 黍名子中学校に通う中学３年の男子生徒。甘利田の教え子で、給食ライバル。甘利田の前任の中学でも生徒だったが、甘利田が転任した後、黍名子中学校に転校してきた。毎回給食の新しい食べ方を編み出し、甘利田に敗北感を与えている。
- 鏑木（直江喜一）
- 教育委員会の委員長。以前、甘利田が在籍していた中学校の給食を廃止する際に、甘利田に邪魔建てされたことを根に持っている。執念深く、横柄な態度を取りカッとなりやすい性格。
- 給食配膳室の職員（いとうまい子）
- 黍名子中学校の給食配膳室の職員。甘利田と神野が黍名子中学校の前にいた中学校の配膳室にもいたため、二人とは以前からの知り合い。給食に関する様々な情報を教えてくれる。
- 四方田（登坂淳一）
- 黍名子市給食センターの職員。幼い頃、特に給食への特別な感情を持った経験はないが、給食を熱く語る甘利田が気になる。
映画『劇場版 おいしい給食 卒業』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『劇場版 おいしい給食 卒業』のあらすじ【起】
1986年秋。給食の時間にナポリタン、かき玉汁、コッペパンとマーガリン、フルーツヨーグルト、牛乳が配膳された甘利田は、もはや受験生の担任であることを忘れてしまうほど、テンションが上がる。
甘利田は、かき玉汁とナポリタンのうんちくを並べるが、給食を純粋に有難く食べる生徒たちを見て一心不乱に平らげた。
一方、神野はかき玉の卵を皿に取り、その上にナポリタンを乗せて喫茶ナポリタンを作る。
その光景を見た甘利田は、喫茶店にいる神野の錯覚を見た。食べ終わった神野が笑顔を向け、甘利田は敗北を感じる。
配膳室の前を通った甘利田は、給食試食会の知らせを聞いた。
甘利田は、給食センターの試食会に参加し、出されたメニューに興奮するがカレーを口にした瞬間、味の違いに気付く。
カレールーはヘルシーなものに変更され、パサパサの揚げパンに、クニャっとした触感の鯨の竜田揚げ。糖分控えめでサラサラしたストロベリージャム、冷凍ミカンは皮が剝かれていた。
会場を後にする甘利田は、前任の中学で給食廃止を決定した教育委員会の鏑木を目撃する。
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映画『劇場版 おいしい給食 卒業』のあらすじ【承】
個別相談の日、神野は教育学科のある高校を志望するが、甘利田はその理由がかつての自分と同じだと気付いた。
給食の時間、黍名子中学校を訪れた給食センターの四方田は、甘利田のクラスを訪れる。
甘利田は、この日の給食に違和感があった。かき玉汁も炊き込みご飯もアサリの佃煮も何かが足りないことに不満を抱く甘利田。
生徒たちも、おかわりがないことに肩を落とす。最後の青りんごゼリーに希望を託す甘利田だが、スプーンはついておらず、甘さも足りなかった。
一方、神野は炊き込みご飯にアサリを投入し、深川めしを作って甘利田に見せつける。神野は、配膳された時点で何かが足りないと察して策を講じた。
甘利田は、与えられた物を工夫もせず、ただ被害者面して食していた自分に腹を立てる。
しかし、神野も給食後、配膳室で不満を訴えていた。
翌日の給食は生徒たちに人気のカレーだったが、生徒たちに笑顔はない。
神野は甘利田に、これでいいのかと訴える。甘利田は、「学校は勉強するところだ。」と答えた。
映画『劇場版 おいしい給食 卒業』のあらすじ【転】
1987年冬。翌月の献立表が配られ、白米が麦飯になると発表された。配膳室でホワイトマンと呼ばれるほど白米を好む神野は、学校を飛び出しタクシーで給食センターへ向かう。
給食センターへ来た神野は、四方田に自ら記録したクラスの残食表を見せつけ、給食の味や量が変わってからクラスの残食量が増えていると訴えた。
そこへ鏑木が現れ、神野に会議に出席するよう促す。
給食の味が変わったと主張する神野に、鏑木は健康食へ切り替えていると反論した。
その時、神野の後を追ってきた甘利田が会議に乗り込み、鏑木に自分に対する個人的な恨みではないかと抗議する。
甘利田は、子供たちの好奇心と創意工夫を取り上げるな、おいしい給食が大好きだと主張した。甘利田の気迫に会議室は静まり返る。
給食センターを後にする甘利田と神野を呼び止めた四方田は、「私もおいしい給食が作りたい。」と伝える。
映画『劇場版 おいしい給食 卒業』の結末・ラスト（ネタバレ）
1987年春。教育委員会に函館の中学校との越境トレード教員に任命された甘利田は、卒業式の日を最後に、黍名子中学校を去ることとなった。
黍名子中学校での最後の給食の時間は、カレーライス、ハンバーグ、わかめスープ、牛乳、ロールケーキ、味もおいしい最強のメニューが並ぶ。
一つ残ったロールケーキを巡り、じゃんけんをする甘利田と生徒たち。勝利した甘利田は歓声を上げた。
幸せを感じながら給食を噛み締める甘利田は、神野を見る。ハンバーグをカレーに盛り付け、甘利田に笑顔を向ける神野と甘利田は、牛乳で乾杯して各々笑顔で給食を完食した。
配膳室の職員を訪ねた甘利田は、別れの挨拶をする。配膳室には、給食センターから四方田のメッセージが届いていた。
教室で神野は、将来、教員から教育委員会を目指して全国の給食を守る夢を甘利田に語る。
甘利田は、神野にじゃんけんで勝ち取ったロールケーキを差し出した。
映画『劇場版 おいしい給食 卒業』の感想・評価・レビュー
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映画『劇場版 おいしい給食 卒業』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『劇場版 おいしい給食 卒業』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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