映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』の作品情報
映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』の登場人物（キャスト）
映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』の感想・評価・レビュー
映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』の作品情報

出典：https://video.unext.jp/title/SID0040949

製作年	2019年
上映時間	91分
ジャンル	ファンタジー SF スリラー
監督	アンドリュー・ドロス・パレルモ
キャスト	キーナン・シプカティモシー・シャラメエリザベス・リーサー
製作国	アメリカ

映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』の登場人物（キャスト）

エヴァ（キーナン・シプカ）: 小学生ぐらいの子供で、ザックの妹。短距離間の瞬間移動ができる。無邪気な性格。好奇心が強く、父親に反感を抱いている。
ザック（ティモシー・シャラメ）: エヴァの兄。短距離間の瞬間移動ができる。今の生活に満足しており、壁の外のことを気にしていない。従順でおとなしい性格。
ダニエル（グラント・バウラー）: ザックやエヴァの父。生真面目な性格。子供たちの不思議な能力を恐れ、邪悪な存在ではないかと疑っている。威圧的な態度で家族を仕切っているが、妻には頭が上がらない。
エリザベス（エリザベス・リーサー）: ザックやエヴァの母。物静かで優しい女性。子供たちの瞬間移動能力を、天からの贈り物だと信じている。

映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』のあらすじ【起】

木製の高い壁に囲まれた広い敷地に、一軒の家が建っていた。ここには少年ザックと妹のエヴァ、その両親が住んでいる。父ダニエルは毎朝ザックを起こし、家の手伝いをさせた。周囲に他の家族が住んでいる様子はなく、一家は閉鎖的な環境で自給自足の生活を送っている。兄妹は毎日馬の世話や料理、薪割りなどをしており、壁の外の生活を知らないようだった。

兄妹は短距離間を瞬間移動できる、不思議な能力を持っていた。エヴァは夜になるとしばし、瞬間移動を使い家の外に出た。そしてザックを誘い原っぱで遊ぶ。エヴァは壁の向こうに何があるのか、気になった。

夫妻も、子供たちが不思議な能力を持っていると知っている。その晩母のエリザベスが、久しぶりに発作を起こした。ダニエルは兄妹のあの能力が、妻を苦しめていると受け止めた。

翌朝の朝食時に父は、子供らが昨晩家の外に出たことを叱った。そして何かと災いの種になるから、瞬間移動はもうやめろと注意する。エヴァは生まれつき自然に備わった能力を、自分の1部のように感じていた。だが父はこの力を否定的に捉え、抑圧しようとする。

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映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』のあらすじ【承】

食事前、家族が手を繋ぎお祈りをしていると、また母が発作を起こした。まだ夕方だったが、父は子供たちにもう寝ろと命令する。

翌日エヴァは母と食事の準備をしていた。母は、自分を心配するエヴァに「あなたに罪はない」と優しく語りかける。そして子供たちを元気づけるため、湖へ泳ぎに行かせた。

子供たちが、また瞬間移動を使って遊んだ。父は罰として兄妹をそれぞれの部屋の壁際に立たせ、衣類に釘を打ちつけ動けないようにした。一晩が明けこの状況に気づいた母は、言葉を失う。そして急いで釘を外し、兄妹を自由にした。その後夫の所へ行き「どういうつもり？」と厳しく責める。

ザックはこの件について、父に反省の態度を見せた。だがエヴァは父のとった行動に納得がいかず、その晩また超能力を使って家の外へ出る。すると母親に発作が起こり、息を引き取った。ダニエルは泣き崩れる。そしてエヴァが自室にいないことを知ると怒り狂い、ザックをクローゼットに閉じ込めた。ザックは狂気じみた父親の態度に腹を立て、エヴァの名を呼び続ける。

映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』のあらすじ【転】

父は外から戻ってきたエヴァに、母がこの世を去ったと伝える。そして娘を攻撃し気絶させた後、麻袋を頭に被せ、ボートに乗せて川に流した。帰宅するとザックが叫び声を上げながら、クローゼットをドンドン叩いている。だが父はザックをそのまま放置して、妻の埋葬をした。

エヴァを乗せたボートは町に辿り着き、人々に発見される。エヴァは病室で目を覚ますが、見たことのない光景に驚き、病院から脱走した。

父はようやく、ザックをクローゼットから出した。ザックは真っ先にエヴァの心配をする。父は「エヴァを始末した。母さんと眠っている」とザックに嘘をついた。ザックは、信じられないという目で父を見る。

ホームレスの女性がエヴァを見つけ、仲間の元へ案内した。エヴァは皆で焚き火を囲み、楽しいひとときを過ごす。だが警察に見つかったので、瞬間移動を使って逃げた。次の日の夜は少女ダニーと出会い、保護施設へ行った。施設では、職員から住所や家族についていろいろ聞かれ、兄や母との楽しい日々を思い出す。

映画『シークレット・チルドレン禁じられた力』の結末・ラスト（ネタバレ）

ある日エヴァはダニーの攻撃的な側面を見てしまい、施設を抜けだした。

一方ザックの方は、父と一切口を利かなかった。夕食時父は、自分も子供の頃あの壁について疑問を持ったと話す。また、昔も不可解な出来事はあり失踪者や死者が多数出た、と父は言った。自分たちはその生き残りなのだと、懸命に説明する。そして、しばらくは平和だったがエヴァが生まれてから母の病が発症し、状況が変わったのだと言い訳をした。

ザックは単なる伝説に脅える父に嫌気がさし、反論する。2人が口論になると、父はまた大声を上げ威圧的態度を取った。ザックは父を抱きかかえたまま、瞬間移動した。すると父は「すまなかった」と言い、倒れて死んでしまう。ザックは家の外に出て、泣き叫んだ。

エヴァの方は度々瞬間移動をしながら歩き続け、ついにあの壁の前まで辿り着いた。そして力を振り絞り、壁の中へ入る。森の中でザックとエヴァは再会し、抱き合った。

エヴァはこれまで住んでいた家を、燃やそうと提案する。その後2人は炎に包まれる家を、じっと眺めた。

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