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映画『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』の概要:大人気漫画「ONE PIECE」の映画シリーズ。原作とは設定を変え、パラレルワールドとして劇場バージョンで作成されている。麦わらの一味がある島で出会った医者は、人間トナカイの”トニートニー・チョッパー”。チョッパーの悲しい過去と、そこから一味の仲間になるまでの感動ストーリー。

映画『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』の作品情報

ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜

製作年:2008年
上映時間:110分
ジャンル:アニメ、ファンタジー、アドベンチャー
監督:志水淳児
キャスト:田中真弓、岡村明美、中井和哉、山口勝平 etc

映画『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』の登場人物(キャスト)

モンキー・D・ルフィ(田中真弓)
麦わら帽子がトレードマークの海賊・麦わらの一味の船長。仲間思いで、自分の信念を貫き通す。悪魔の実「ゴムゴムの実」を食べたゴム人間。
トニートニー・チョッパー(大谷育江)
「ヒトヒトの実」を食べた人間トナカイであり、医者でもある。人間にもトナカイにもなれない事で仲間が作れずにいた悲しい過去を持つ。唯一信頼していたある人と、同じ様な医者になることを目指している。
Dr.くれは(野沢雅子)
ドラム王国の医者。腕は確かだが、治療費としてその家の物を好きなだけ持って帰ってしまう。城に住んでいて、気まぐれに治療をしに村へ降りる。

映画『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』のあらすじ【起】

かつて海賊王となった男、ゴールドロジャーが残した” ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を目指し、自らも海賊王となるため冒険を続ける麦わらのルフィとその仲間たち。公開途中に航海士であるナミが高熱を出すが、船には船医がおらず途方にくれる一行。ひとまず航路を抜け、近くの島に行き医者に診てもらうことにした。

そして、辿り着いた島は一年中雪に覆われた冬島だった。島に着いた途端、島民から海賊だと恐れられ銃を向けられ、上陸を拒否されてしまう。ナミを助けるため、ルフィは島民に土下座をし、医者を呼んでほしいと頼む。それを見た島のリーダー的存在であるドルトンは、麦わらの一味に上陸を許可した。船番のためにゾロとフランキーは残った。

上陸を許された一味は、村に案内されつつ島の事情を教えてもらう。島はドラム王国という名で、海賊に襲われた過去から海賊に過敏になっていたのだそうだ。また、海賊に襲われた際、国王が真っ先に島から脱出し逃げていた。しかし、それまでの王政の酷さから、海賊に襲われて良かったのだと考える島民もいた。

村に到着した一行はまず、ドルトンの家で休ませてもらう。そして、現在島にいる医者は1人だけで、木の幹の様な形でそびえる山の上に建つ城に住んでいると聞く。名前はDr.くれは、既に140歳近い老女だそうだ。その城への通信手段はなく、たまに下山して病人を見つけては勝手に治療し、治療費としてその家の物を好きなだけ持って帰るのだが、腕は確かな医者だという。それを聞いたルフィはナミをおぶって登山すると言い出し、ナミもそれに賛成した。

心配したサンジはついていく事にし、ウソップとロビンは足手まといにならぬ様に村で待つことにした。村で待つ間、ドルトンは島に医者が1人しかいない理由を話した。海賊の脅威から逃げていった国王・ワポルは、国を治めている時に医者を20人選りすぐり城に住まわせた。他の医者は国外追放にあい、病気を診てもらうためには王にひれ伏すしかない状態を作ったのだそうだ。そして、海賊から逃げる際、選りすぐりの医者20人(イッシー20)も連れて島を出ていった。

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映画『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』のあらすじ【承】

そんなワポルがついにドラム王国に帰還してきた。ワポルの兄であるムッシュールも連れている。先に海岸で出会ったサンジとフランキーは、ワポルの軍隊を一部倒した後スノーモービルを奪って走り出した。ワポル達は帰還の挨拶代わりに山に向かって大砲を打ち、雪崩を起こした。その雪崩にまず巻き込まれたのは、登山していたルフィ達であった。サンジはルフィとナミをかばうため木に激突し大怪我を負う。しかし、ルフィは諦めず、サンジとナミを抱えて登山を続けるのであった。

村では雪崩に巻き込まれてしまった人達と、それを救出しようとしている人達がいた。そして、ワポルから逃げ出してきたイッシー20が村に現れ怪我人の治療を始めた。そこでウソップ達が聞かされたのは、ワポル達が城に向かっている事と、大きな大砲で島中に毒をまき散らそうとしているという事だった。それを聞いたウソップ・ロビン・ドルトンは、イッシー20から解毒剤を受け取り城へ向かうことにした。

城ではようやく辿り着いたルフィ・サンジ・ナミが、Dr.くれはに治療されていた。帽子をかぶったトナカイ”トニートニー・チョッパー”も、Dr.くれは共に三人の治療をしていた。驚いた三人だが、そのトナカイを仲間にしようと誘う。しかし、トナカイは心に傷を負っていたため誘いを断る。チョッパーはもともと鼻が青いトナカイで、群れから気味悪がられ虐められていたが、ヒトヒトの実という悪魔の実を食べたことで群れから追放されてしまう。ヒトヒトの実によって人間の形になれるし話もできるので、村におりて人の仲間を作ろうとしたが、完全な人の形ではないため恐れられ、銃を向けられた。誰も信じられなくなっていた時にDr.ヒルルクというヤブ医者に出会い、ともに生活していくことで幸せを掴むことが出来た。Dr.ヒルルクはある研究を続けていて、それが成功すればドラム王国の人達の心を救えると信じ、チョッパーもそれを応援していた。しかし、Dr.くれはにチョッパーと研究を託し、志半ばで死んでしまう。チョッパーはDr.ヒルルクの様な医者になるため、Dr.くれはに医術を習うことを決心した。

映画『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』のあらすじ【転】

城でチョッパーを勧誘し続ける三人のもとへ、ワポル達が到着した。ワポル達は邪魔者を城から追い出そうと襲いかかってくる。最初はワポルとその手下達がルフィやサンジ相手に戦うが劣勢になり、ムッシュールがルフィと戦う。ムッシュールはノコノコの実を食べた毒キノコ人間で、ルフィはその毒に倒れてしまう。絶体絶命かと思ったその時、ムッシュールの毒の解毒剤をもったウソップとロビンが現れ、ルフィに解毒剤を飲ませる。それにより回復したルフィはムッシュールを一撃で城の塔に飛ばしてしまう。一方、ワポルは戦いの最中こっそりと城の中に入っていた。そして、大砲を見つけだし、そこにちょうどルフィに飛ばされたムッシュールがいたので、大砲とムッシュールを食べ合体した。ワポルはバクバクの実を食べていて、食べたものを自分の体に取り込むことが出来るのだ。取り込んだ大砲でムッシュールの毒を島中に飛ばそうとしたが、かけつけたゾロが大砲を切り、フランキーが中の毒を燃やすことで惨事は逃れた。

チョッパーはDr.ヒルルクを馬鹿にされてきた恨みを込めてワポルに一撃を加え、最後にルフィがワポルを遠くの空へ飛ばしていった。

映画『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』の結末・ラスト(ネタバレ)

ナミも回復し、あとはチョッパーを連れて島を出ようとする一味。しかし、チョッパーは自分が化け物で誰の仲間にもなれないと考え、誘いを改めて断ろうとする。その話を聞いても、ルフィは何も気にせず一緒に行こうと伝えた。本当は外の世界を見てみたかったチョッパーはついに仲間になることを決心した。

Dr.くれははチョッパーが海賊になることを反対し、行くなら自分を倒してからだと襲いかかってきた。チョッパーと一味はDr.くれはから逃げる様に城を後にした。そして、Dr.くれはドルトンや島の人達とともに見送りの準備を始める。本当は反対などしておらず、お別れを言うのが寂しかっただけなのだ。Dr.くれはの合図で空に向かって沢山の大砲が打たれる。大砲からは赤い塵が拡散され、その塵が雪に付着しピンク色になった。それはまるで桜の花びらが舞う様に空一面に広がり、木の幹の様な山と重なった時に1つの大きな桜の木が出来上がった。Dr.ヒルルクは生前、この雪の国で見事な桜を咲かせ人々の心を救いたいと言っていた。その研究が成功していたことをチョッパーは知り、大きな声をあげて泣きながら仲間たちと共に島を出ていった。

映画『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』の感想・評価・レビュー

漫画で非常に好評だったチョッパーが仲間になるまでを描いた作品である。元々はトナカイだったが、ヒトヒトの実を食べたせいで、人間でもトナカイでも無いとされ、迫害されてきたチョッパーをルフィが快く一味へと引き入れるが、チョッパーは過去の経験からなかなか踏ん切りがつかない。そこへDr.くれはがわざとチョッパーを追い込み、半ば逃げるようにしてルフィ達の元へチョッパーが合流し、やるせない気持ちで旅に出る。しかし、そのタイミングでDr.くれはがかつてDr.ヒルルクが発明した雪をピンク色に染め、桜の花びらが舞うように見える塵を打ち上げ、チョッパーの旅路を祝う。漫画でも大好きなシーンだったが、アニメではさらに鮮明に描かれており、とても感動的な作品となっている。(男性 30代)


ワンピースシリーズの中でも、感動する映画の1つです。みんなから、見た目だけで嫌われてのけ者にされていたトナカイが本当の仲間に出会うシーンは感動します。また、病で倒れたナミを助ける為に仲間が協力し合うのもいいなと思います。

冬島なので桜は絶対に咲かない島に、亡き医師の元チョッパーが最後の見送るシーンでの桜はとても綺麗で絵になります。(女性 30代)

みんなの感想・レビュー