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映画『アウト・オブ・サイト』あらすじとネタバレ感想

映画『アウト・オブ・サイト』の概要:1998年のアメリカ映画(原題:Out of Sight)。エルモア・レナードの同名小説の映像化。全米映画批評家協会賞で作品賞を受賞した。ジョージ・クルーニー、ジェニファー・ロペスなど豪華俳優陣が出演。

映画『アウト・オブ・サイト』 作品情報

アウト・オブ・サイト

  • 製作年:1998年
  • 上映時間:123分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:スティーヴン・ソダーバーグ
  • キャスト:ジョージ・クルーニー、ジェニファー・ロペス、ヴィング・レイムス、ドン・チードル etc

映画『アウト・オブ・サイト』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

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映画『アウト・オブ・サイト』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『アウト・オブ・サイト』のあらすじを紹介します。

銃を持たずに銀行強盗をするプロの強盗ジャック(ジョージ・クルーニー)。
しかし逃走途中に車が故障し刑務所に入るはめになってしまった。
そこでジャックは相棒のバディと脱獄し、刑務所仲間からダイヤモンドの原石を盗み出し今度こそ足を洗おうと計画していた。
ある日脱獄を試みようとしたところ連邦保安官のカレン(ジェニファー・ロペス)に見つかってしまう。

しかしバディに捕まり逃走者に押し込まれたカレンは、逃走劇に付き合わされることになってしまった。
車内で過ごしている2人は互いを意識し合い惹かれ始める。

そしてさらに車への乗り換えに成功した一行は、デトロイトへ向かって出発した。
ジャックをおってきたカレンとデトロイトのホテルのバーで再会し、一夜を共にすることに。

その後計画通り刑務所仲間の自宅にダイヤモンドを盗みに入ったジャックは騒動を起こしてしまう。
そこへカレンが現れる。
悩んだカレンだったがジャックの足を銃で撃ち逮捕した。
刑務所への護送のため再びであった2人。
今後の展開を期待させるような微笑みを浮かべたカレンだった。

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映画『アウト・オブ・サイト』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『アウト・オブ・サイト』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

お洒落で軽快、スタイリッシュな映画

監督はスティーブン・ソダーバーグ。
軽快なリズムと重くないストーリー展開、何より映像のスタイリッシュさが売りの監督である。
好き嫌いははっきり別れるだろうが、近年まれに見るお洒落な映画を撮ることができる人。
コメディではなく、シリアスな犯罪映画でもない。
笑いもしないけど疲れもしない映画を作らせたらピカイチであるだろう。
ストップモーションなどの撮影の技法に長けていて、ここだけでもファンになってしまう人が多いほどである。

社会派の映画も世にだしているので勘違いされやすいが、実は「オーシャンズ」シリーズのような曖昧な犯罪映画に才能を発揮するタイプ。
本作もタイトルこそ地味すぎてインパクトがないが、映画自体は良いもので見て欲しい作品に仕上がっている。

ジョージ・クルーニーのセクシーさに完敗

逃走途中の狭い車の中でジェニファー・ロペスと体を密着させ見つめ合うシーン。
まさに女性の心をくすぐるようなダンディーっぷりにメロメロである。
なぜボンド役が来なかったのだろうと疑いたくなるくらい、紳士なタフガイ。
連邦保安官に見えない美しすぎるスタイルのジェニファー・ロペスとの息もバッチリ。
憧れてしまうような素敵なシーンが多い。

オーシャンズシリーズファンなら好きな映画の可能性大

それもそのはず監督は同じだし、オーシャンズをとるまえの段階での製作のため本作を撮影したことで作るキッカケになったのでは?と思わせるくらい。
いずれにしてもクスっと笑わせるシーンもあり、それなりに迫力もカッコ良いシーンもありのお楽しみ娯楽映画といった感じ。
見て損はしないがダラダラ感もあるので好みが別れてしまうのだろう。


この映画を人にオススメしたら「めちゃくちゃお洒落じゃん!」と褒められた今作。ジョージ・クルーニーの色気がむんむんで女性は虜になってしまうはずです。一般的には悪いことをしている犯罪者なのにこんなのにもかっこよく魅力的に見えてしまうのは何故でしょう。たまたま巻き込まれてしまったカレンが羨ましく思えてしまいます。
テンポが良く、スタイリッシュな作品なので恋人同士で見るのもオススメです。素敵な映画に出会ったなあと思わせてくれるでしょう。(女性 30代)


ジェニファー・ロペスの美しさが際立ちすぎて、他の俳優陣が少々霞んで見えました。しかし、キャストはかなり豪華です。連邦捜査官と脱獄囚との恋愛。設定は奇抜なのに、音楽やテンポ、ビジュアル全てにおいてスタイリッシュで最高でした。シーンの切り替わりで、場面をストップさせる演出が個性的で印象に残ります。『オーシャンズ』シリーズに似た雰囲気を醸し出しています。監督がスティーヴン・ソダーバーグだからかもしれません。(女性 30代)

映画『アウト・オブ・サイト』 まとめ

ソダーバーグ監督は現代でお洒落な映画を撮影することで有名である。
撮影の手法はもちろんだが時間軸を自由自在に扱い、飽きさせないような演出にもこだわっている。

また、音楽と映像の一体化にも優れていて、冒頭のシーンからの入りやエンディングのつくり方など絶妙な間合いでピッタリの音楽がかかる。
これこそがソダーバーグの世界なのである。
ただお洒落な若者のための映画ではなく、自分がしたいことを詰め込み、時には遊ぶ。
そのような彼の頭の中を具現化した作品は、誰にも媚びていなくて堂々としているのである。
流行や興行成績もそれなりに考えてはいるのかもしれないが、一切感じさせない仕上がりは素晴らしい。
ソダーバーグの映画になってしまっているのである。

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