映画『恋するパリのランデヴー』の概要:作曲家のサシャは知り合いの店でピアノを弾き、女性や友人達と遊ぶ時間が好きだった。そんなある日、雨の中で出会った女性・シャルロットに一目惚れをする。シャルロットは既婚者で、3人の子供の母親だった。
映画『恋するパリのランデヴー』の作品情報
上映時間:110分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:ジェームズ・ユット
キャスト:ソフィー・マルソー、ガド・エルマレ、モーリス・バルテレミ、フランソワ・ベルレアン etc
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映画『恋するパリのランデヴー』の登場人物(キャスト)
- シャルロット(ソフィー・マルソー)
- 35歳。おっちょこちょいな性格。3人の子供(長女のスージー、長男のルイ、次男のレオナール)の母親。笑顔が似合う女性。
- サシャ(ガッド・エルマレ)
- 作曲家。父親は有名なピアニストで、サシャが10歳の頃に亡くなっている。女好きで、遊ぶことが大好き。子供が嫌い。
- ロラン(モーリス・バルテレミ)
- サシャとは小学校からの付き合いで、親友。サシャと一緒に舞台に立つのが夢。小心者。
- アラン・ポシュ(フランソワ・ベルレアン)
- L&R社の幹部。「絶倫王」というあだ名がつくほど女好き。シャルロットの夫だが、2年前から別居中。
映画『恋するパリのランデヴー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『恋するパリのランデヴー』のあらすじ【起】
作曲家のサシャは、ジュールがオーナーを務めるバーでピアノを弾いた。無給だったが、お気に入りの店でピアノを演奏しているのはとても楽しかった。店にはサシャの知り合いが多くいた。ロランとは小学校からの親友で、2人で舞台を作る夢があった。もう1人の親友であるリオネルと彼の15年来のパートナーであるクリスには子供がいた。サシャは子供が嫌いだったため、名付け親にはならなかった。そして、モデルのヴァレリーとは後腐れのない関係を楽しんでいた。
サシャはCMソングをプレゼンするため、L&R社を訪れた。そこで、L&R社の幹部のアラン・ポシュから、音楽の中盤が少し退屈だったとダメ出しを受ける。サシャはたった5秒のことだと反論した。ピンとした空気が張り詰める中、ディレクターのグザビエは、サシャに曲を作り直すよう指示した。
サシャがL&R社から出ると雨が降っていた。そこで、同じようにL&R社から出てきた女性が、転けて怪我をし水浸しになってしまう。サシャはその女性・シャルロットに一目で恋に落ちた。シャルロットがお茶を飲みたいと言ったため、カフェに連れていった。シャルロットはサシャの父である、ピアニストのサシャ・ケラーの存在を知っていた。サシャは自分の仕事のことを話した。シャルロットはアランの妻で、2年前から別居中であることを打ち明けた。サシャは衝撃を受けるが、思いは変わらなかったためキスをしようとした。しかし、拒まれてしまう。
シャルロットはサシャに送ってもらい、家の中に入った。その後、駆け足でサシャの元に戻ると、キスをして連れて行って欲しいと頼んだ。サシャは家に帰り、シャルロットとベッドを共にした。
映画『恋するパリのランデヴー』のあらすじ【承】
サシャはシャルロットの家を訪ね、ベッドを共にした。すると、小さな子供が部屋に入ってきた。実は、シャルロットは3人の子供(長女のスージー、長男のルイ、次男のレオナール)の母親だった。子供嫌いのサシャは激しく動揺した。
サシャはシャルロットに会いに行った。その時、シャルロットに子供に関わらなくて良いと言われ、安堵する。サシャ達がキスをしていると、レオナールから電話がかかってきた。レオナールの体調が良くなかったため、シャルロットは夜に会う約束をして帰ることにした。
サシャはシャルロットの家を訪ね、シャルロットのベッドで眠っているレオナールを彼の部屋に運んで欲しいと頼まれる。断ることができなかったため、緊張しながらもレオナールを運んだ。しかし、途中で起こしてしまい、レオナールに見つめられてしまう。サシャは戸惑いながらも、子守唄を歌ってレオナールを寝かせようとした。その時、もの凄い音がした。シャルロットが洗面台を壊してしまったのだった。
朝になり、サシャはシャルロットの家で目を覚ました。子供達が起きてきてしまったため、サシャは慌てて部屋を飛び出した。すると、男に顔を捕まれて家族に近づかないよう脅される。男はスージーの父親で、シャルロットの前夫だった。
サシャは配管を修理するため、シャルロットの家を訪ねた。その時、友達と紹介され、スージー達と一緒に食事を食べることになる。始めはぎくしゃくしていたが、サシャがマジックを披露すると和やかな雰囲気になった。スージーはシャルロットと目を合わせ、おもしろい人だとサシャのことを褒めた。シャルロットは喜んだ。
映画『恋するパリのランデヴー』のあらすじ【転】
ロランはサシャと舞台に立つため準備を行っていたが、サシャはシャルロット一家のことに掛かりきりで真剣に取り組もうとはしなかった。劇場に立つための本審査が来週に迫っていたため、ロランは苛立った。サシャはロランの苛立ちを他所に、シャルロット達とボウリングに出かけた。そこに、祖母、ロラン、リオネルが様子を見にやってくる。シャルロットは彼らに挨拶をした。
シャルロットは会食のことを忘れており、アランから呼び出しを受ける。乳母が旅行中でいなかったので、サシャが子供達の面倒を見ることになった。サシャはマジックを披露したりクッションで叩き合ったり子供達と楽しいひと時を過ごした。寝る間際、スージーは父親が恋人といてなかなか会いに来てくれないことやアランが自分の息子にしか興味がないこと、淋しく思っている胸の内をサシャに明かした。
家に帰ってきたシャルロットとサシャはダンスを踊った。その時、アランが家の中に入ってきてしまう。アランは怒りを抑え、シャルロットの忘れ物を置いて帰っていった。男を家に入れない約束だったため、シャルロットは顔を青ざめさせる。しかし、シャルロットとサシャは関係をやめることができなかった。ベッドを共にしたり子供達と一緒に出かけたり、楽しい時間を過ごした。
本審査当日、レオナールに渡す物があったため、サシャはシャルロットの家を訪ねた。その時、レオナールが吐いてしまい、スーツが汚れてしまう。さらに、車の鍵が見当たらず、苛立ちは募った。レオナールが鍵を隠したのだと思い尋ねるが、教えてはくれなかった。サシャは仕方なくキックボードに乗って審査会場に向かった。サシャは審査でピアノを弾くが、汗で手が滑ってしまい上手く弾けなかった。スーツのポケットを確認すると、車の鍵があった。サシャはレオナールを怒ってしまったことを後悔した。
審査が散々たる結果に終わり、ロランはサシャに対して怒りを露わにした。サシャはロランに連れられ、ジュールの店を訪れた。そこで、リオネルから広告業界のブラックリストに載っていることを教えられる。アランの指示だった。ロラン達はシャルロットと別れるようサシャを諭した。サシャはそれを受け入れてしまう。
シャルロットはサシャに会いに行き、レオナールのことを謝罪した。部屋には2人の裸の女性とロランの姿があった。サシャはアランのせいで仕事を干されたことを話し、弁明しようとした。しかし、シャルロットは強いショックを受けおり、サシャの頬を叩いて帰ってしまう。その後、シャルロットはアランに離婚を伝えに行った。
映画『恋するパリのランデヴー』の結末・ラスト(ネタバレ)
スージーは家の鏡が割れて怪我をしてしまい、シャルロットがいなかったのでサシャに助けを求めた。サシャは仕事を調節し、病院に付き添った。シャルロットもすぐにやってきて、気まずい思いを抱く。治療後、サシャはスージーを家まで運んだ。シャルロットは毅然とした態度でサシャと接していたが、彼が帰った後に涙を流した。
私生活が上手くいっていないのに反して、サシャは素晴らしい曲を作った。その曲を聞いたロランは、ブロードウェイで上演することを提案した。興行がキャンセルになったため、12週間劇場を使わせてくれることになったのだ。しかし、サシャはシャルロットと離れるのが嫌で、喜ぶことはできなかった。
シャルロットは画廊の経営をすることになった。引っ越しをして、子供達も転校する予定だった。前を向いていたが、サシャのことは忘れることができないでいた。そんな時、サシャから会いたいと連絡をもらう。サシャが喜んで準備をするために家に帰ると、ロランの姿があった。その後、サシャはシャルロットに会い、一緒にいたいと思いを伝えた。だが、アランの元に戻ると言われ、断られてしまう。
サシャとロランはニューヨークに渡った。ロランは浮かれてはしゃいでいたが、サシャは落ち込んでいて身が入っていない様子だった。サシャは舞台に立ちピアノを演奏しながらも、シャルロット一家のことを思っていた。
シャルロットはスージーの父親に会い、アランの差し金でサシャがニューヨークに行ったかもしれないと教えられる。アランはシャルロットから遠ざけるため、スージーの父親に金を渡していた。リオネルはそのことをシャルロットから聞き、ロランの携帯を調べて問い詰めた。ロランはアランの差し金であることを認め、サシャが何も知らないことを話した。
ロランは真実をサシャに話した。ロランはアランから資金の提供を受け、劇場の紹介をしてもらっていた。そして、シャルロットに会って引き止めないよう頼んでいた。サシャはロランを殴り、パリに戻った。アランに会いに行き、出資のお蔭でシャルロット達とニューヨークに行けると皮肉を言った。アランは心からシャルロットと子供達を大切に思っていたため、サシャに彼らのことを託した。
サシャはシャルロット達に会いに行った。シャルロット達は喜び、サシャとシャルロットはキスをした。
映画『恋するパリのランデヴー』の感想・評価・レビュー
コミカルな作品ではあるが、きちんとストーリーがあったので登場人物達の感情を想像しながら見ることができた。サシャがシャルロットに恋をして、彼女の子供達と打ち解け合っていくところが特に良かったと思う。アランはただの酷い人ではなくて、本当は家族のことを愛していたのが分かって安心した。シャルロットは大人の女性ではあるのだが、ドジなところもあって可愛いなと思った。サシャとシャルロット一家が一緒にいるところは楽しそうでとにかく素敵だった。(MIHOシネマ編集部)
3人の子供を持つシャルロットと作曲家のサシャ。子供が嫌いで女が大好きなサシャでしたが、シャルロットと出会い、彼女の子供たちと触れ合っていくうちに考えや行動が変わっていく様子をとても丁寧に描いていました。シャルロットと別居状態の夫アランは「絶倫王」なんて呼ばれてしまうほどの女好きですが、子供たちやシャルロットのことはきちんと愛していて、ラストでサシャに託すシーンは何とも言えない気持ちになりました。
とても温かいストーリーでしたが、幸せになる人がいるということは、その裏には悲しい思いをする人もいるのだと感じる作品です。(女性 30代)
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