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映画『ペイバック』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ペイバック』の概要:相棒と妻に裏切られた男が復讐を誓って街に帰ってきた。相手は巨大な悪の組織。愛人の協力を得ながら、男は臆することなく立ち向かっていく。リチャード・スターク原作のハードボイルド・アクション。

映画『ペイバック』の作品情報

ペイバック

製作年:1999年
上映時間:101分
ジャンル:アクション
監督:ブライアン・ヘルゲランド
キャスト:メル・ギブソン、グレッグ・ヘンリー、マリア・ベロ、デヴィッド・ペイマー etc

映画『ペイバック』の登場人物(キャスト)

ポーター(メル・ギブソン)
プロの強盗犯。相棒のヴァルに騙されて死にかけるが復活し、復讐を誓う。愛人のロージーの協力もあり、ヴァルの裏に存在する組織を相手に見事復讐を遂げる。あまり感情を表に出さず、容赦なく人を殺す冷徹さを持っている。
ヴァル・レスニック(グレッグ・ヘンリー)
ポーターの元相棒で、ポーターを騙してお金を奪う。そのお金をある組織への借金返済に充てる。金と女に汚く、性格も悪い。ポーターに殺される。
リン・ポーター(デボラ・カーラ・アンガー)
ポーターの妻。ポーターの浮気をヴァルから知らされ、ポーターに二発の銃弾を撃ち込む。ヘロイン中毒で死亡する。
ロージー(マリア・ベロ)
ポーターの愛人で娼婦。ポーターを愛しており、ポーターの復讐劇に協力する。美しい容姿の持ち主で、それを利用して相手を騙す。復讐が終わり、ポーターと共に旅立つ。
カーター(ウィリアム・ディヴェイン)
マフィアの幹部。常に冷静で、銃を向けられても動じない。しかし、ポーターにあっさりと殺されてしまう。
ブロンソン(クリス・クリストファーソン)
マフィアのボス。息子を溺愛している。ポーターに息子を人質に取られるが、ポーターを捕まえて拷問する。最終的にポーターの罠にはまり殺されてしまう。悪党でありながら家族を第一に考える男。
ジャスティン・フェアファックス(ジェームズ・コバーン)
マフィアの幹部。旅先から帰ってきたところを、ポーターに待ち伏せされて脅される。
アーサー・ステッグマン(デヴィッド・ペイマー)
闇の世界の住人。あらゆる悪党とのコネクションを持っている。ヴァルとも通じており、ポーターが生きていることを知らせる。

映画『ペイバック』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ペイバック』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ペイバック』のあらすじ【起】

ポーターは背中に埋まった二発の銃弾を抜くための手術を終え、数ヶ月間のリハビリ期間を得て街へと戻ってくる。

ポーターは乞食から金を奪ったり、バーでタバコを盗んだり、通りすがりの人物からクレジットカードを盗んだりとやりたい放題だった。そして、最後に拳銃を手に入れる。

拳銃を持ったポーターが向かったのは妻のリンが住む家だった。ドアを蹴飛ばし家に押し入るポーター。そこには意識朦朧とするリンの姿があった。リンはポーターが生きていたことに驚きを隠せないでいる。

一夜をその家で過ごしたポーター。翌朝、ポーターがリンの様子を見に行くと、ヘロインの注射を打ったまま死亡するリンの姿がベッドの上にあった。

5ヶ月前、ポーターはヴァルに頼まれてある中国人からお金を強奪した。それはマネーロンダリングのためのお金で、車で移動中の中国人がシートベルトをしていないのを利用してその車に正面衝突し、意識不明になったところでお金を盗んだのだった。リンが逃走用の車でポーター達のところへ到着し、彼らはそのままその場を去るのだった。

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映画『ペイバック』のあらすじ【承】

お金を盗んだ後、ある倉庫でお金を配分していたポーター達。すると、突然リンがポーターの背後から彼に向けて発砲する。背中に埋まっていた二発の銃弾はこのときのものだった。瀕死状態のポーターにヴァルはある写真を見せる。それはロージーという娼婦と写るポーターの写真だった。ヴァルはそれを利用してリンに発砲させたのだった。そしてヴァルは全額を奪ってその場を去るのだった。

ヴァルへの復讐のために街へ戻ってきたポーター。リンが死んだことを知らない麻薬の売人が、部屋へとやってくる。ポーターはその男を脅し、アーサー・ステグマンという男の居場所を聞き出すのだった。

ヴァルの居場所を知らないというアーサーに、ポーターが来たと伝えておけと言い残してポーターはその場を去る。

ポーターはロージーの居場所を探り出す。その頃、ヴァルはアーサーからポールが生きていることを知り、取り乱していた。ポーターはロージーの居場所をつきとめ、彼女と再会するのだった。

映画『ペイバック』のあらすじ【転】

ポーターを愛していたロージーはヴァルの居場所を教え、ポーターはすぐにその場所へと向かう。ヴァルは、娼婦と寝ているときに突然現れたポーターに驚く。ポーターは翌日までにお金を用意しろと言ってその場を去るのだった。

幹部のカーターに、自分で後片付けをしろと言われたヴァル。翌日、ポーターがヴァルとの待ち合わせ場所に行くと、突然車がポーターのもとへ突っ込んでくる。車の中にいたのは、お金を奪ったときにいた中国人だった。ヴァルは彼らを利用してポーターを殺そうとしたのだ。しかし、アーサーに会ったときに一緒に賭博場にいた悪徳刑事二人に助けられ、ポーターはどうにか生き延びるのだった。しかし、悪徳刑事二人はポーターのお金を狙っていたのだ。

ロージーのもとを訪れたヴァルは彼女を銃で脅し、ポーターの居場所を聞き出そうする。そこへポーターが入って来て、ヴァルを撃つ。瀕死状態のヴァルから幹部の名前と居場所を聞き出し、ポーターはヴァルを殺すのだった。

カーターのもとを訪れるポーター。カーターの部下を殴り倒し、お金を払わないなら殺すとポーターはカーターを脅す。自分に決める権限はないというカーターは、ボスのブロンソンに電話する。ブロンソンがお金を払わないと言った瞬間、ポーターはカーターを撃ち殺すのだった。

映画『ペイバック』の結末・ラスト(ネタバレ)

ブロンソンの息子のジョニーが、誕生日にボクシング観戦をしていた。そこへポーターに協力したロージーが現れ、私が誕生日プレゼントだと言ってジョニーを誘惑する。まんまと引っ掛かったジョニーはポーターに捕まってしまうのだった。

フェアファックスというもう一人の幹部が旅先から帰ってくる。先回りして家にいたポーターがフェアファックスを脅し、ブロンソンに電話させる。お金をブロンソンが直接持ってこないとジョニーを殺すとポーターは脅すのだった。

悪徳刑事二人がポーターの策略によりヴァル殺しの容疑で逮捕される。ポーターは再び中国人達に襲われるが、相手を返り討ちにする。しかし、そこへやって来たブロンソンの部下に捕まり、拷問を受けるのだった。

ジョニーの居場所をポーターから聞き出したブロンソンは、ポーターを車のトランクに入れて、ジョニーがいるホテルの一室へと向かう。ブロンソンが部屋に入ると、そこには誰もいなかった。そして部屋に電話がかかってくる。それはトランクから抜け出したポーターからだった。その瞬間、部屋の中にあったベッドに仕掛けられた爆弾が爆発し、ブロンソン達は殺されてしまうのだった。

ロージーとジョニーは別の場所に避難していた。助かったロージーはポーターと共に旅立つのだった。

映画『ペイバック』の感想・評価・レビュー

タイトル通り、組織の画策により奪われた金を取り返し、復讐を誓う強盗犯のポーターに焦点を当てたストーリー。そもそも奪われた金も盗んだものではあるが…。全ては元相棒のヴァルが描いた罠で、ポーターの妻であるリンをも利用したものであったため、ポーターは深い憎悪でヴァルを追い詰め、さらにヴァルが奪ったお金を流した組織の人間すらも殺害していくのである。エンディングでは、復讐に加担したポーターの愛人ロージーとともに旅立つという展開となっている。客観的に見ると色々と突っ込みどころがあるが、其の辺りは気にせず、ポーターの復讐劇を純粋に楽しんで頂きたい。(男性 30代)

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