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映画『ペイチェック 消された記憶』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ペイチェック 消された記憶』の概要:仕事を終えると、自身の記憶を削除することを義務付けているフリーエンジニア、マイケル。しかし、記憶を消したマイケルは、なぜかFBIに追われる身となってしまう。彼の身に一体何が起きたのか。

映画『ペイチェック 消された記憶』の作品情報

ペイチェック 消された記憶

製作年:2003年
上映時間:118分
ジャンル:アクション、SF
監督:ジョン・ウー
キャスト:ベン・アフレック、アーロン・エッカート、ユマ・サーマン、コルム・フィオール etc

映画『ペイチェック 消された記憶』の登場人物(キャスト)

マイケル・ジェニングス(ベン・アフレック)
天才的な頭脳と技術を持つフリーエンジニア。情報漏洩を防止するため、仕事終わりには記憶を消すことになっている。訳も分からぬまま追われる身となる。
ジミー・レスリック(アーロン・エッカート)
マイケルに依頼を持ちかけてきた、彼とは旧知の仲の男性。仕事を完了したマイケルをなぜかつけ狙う。
ショーティー(ポール・ジアマッティ)
マイケルの親友。なぜか狙われるマイケルと共に、真実を追求する。

映画『ペイチェック 消された記憶』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ペイチェック 消された記憶』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ペイチェック 消された記憶』のあらすじ【起】

マイケル・ジェニングスは、フリーエンジニアとして活躍していた。凄腕である彼の元には日々様々な依頼が舞い込むものの、彼が担当するのはどれも企業の秘匿事項に関わるものばかり。そのため、企業の今後を左右する情報漏洩が起こることを避けるため、彼は任務が終わった際には、必ずその間の記憶を消去することとなっていた。

そんな彼の元に、ある日一件の依頼が舞い込んでくる。その依頼主はマイケルの友人であるジミーだった。勤務期間が3年と長いものの、その莫大な報酬からマイケルはその依頼を受けることとする。そして、3年間の勤務を終えいつもの如く報酬を手にしたマイケル。マイケルの手に、念願の報酬金が渡された。しかし、その封筒に入っているのはお金ではなく、自分の物ではないいくつかの日用品だけだった。

意味がわからず混乱するマイケル。そして、彼は渡された報酬を自らの手で捨てたと言われるのだった。さらに、そんなマイケルの元になぜかFBIが踏み込んでくる。

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映画『ペイチェック 消された記憶』のあらすじ【承】

訳も分からぬままFBIに逮捕されてしまったマイケル。FBIはデッカー博士という人物を追っていた。彼は国家の存亡を揺るがすほどの何かを開発しており、そして、なんとマイケルがその研究の協力者であるというのだ。

FBIはマイケルから情報を聞き出そうとするものの、全ての記憶を消去してしまっているマイケルは勿論そのことを覚えていない。訳も分からぬまま窮地に立たされたマイケル。しかし、捜査官がマイケルの荷物に入っていたタバコに火をつけたときだった。なんと、そのタバコから急に煙が上がり始めたのだ。辺りが混乱する中、マイケルは同じく封筒の中に入っていたサングラスをかけ何とかその場から逃げ出すのだった。

その他にも、封筒に入っていた物は不思議なことにタイミングよく彼の窮地を救っていく。そして、それらのアイテムに導かれるように、彼が辿り着いたのは法律事務所だった。そこで、彼はその謎のアイテムの数々が入っていた封筒の送り人が、他でもない自分であることを知るのであった。

映画『ペイチェック 消された記憶』のあらすじ【転】

困り果てたマイケルは、親友のショーティーに連絡を入れ、現在自分に起こっていることを整理する。すると、その頃、テレビでは宝くじの結果が放送されていた。そして、なんとその当選番号がマイケルの封筒に記入してあったのである。このことから、マイケルは自分が未来を予見する装置を作り上げたのではないか、と推測する。

そして、そんな荒唐無稽な彼の想像は、実際に当たっていたのである。マイケルは、ジミーの依頼によりその装置を作り上げていた。そして、見事その装置を作り上げたマイケルを、とある人物が殺そうと企んでいたのだ。そして、その人物こそが、他でもない依頼主のジミーだったのだ。

折角の装置も、記憶を除去される前のジミーがウイルスを忍ばせたために使用できない状態にあった。一方、ジミーは封筒の中に入っていた、最後のアイテムに気がついた。それは、封筒に貼り付けられていた、とある新聞の切り抜きだった。そして、それは未来の新聞だったのである。

映画『ペイチェック 消された記憶』の結末・ラスト(ネタバレ)

未来を予見できる、ということはあまりに強大な力である。なんと、その新聞には、マイケルが開発した未来予知装置によって、世界が滅びてしまうということが記されていたのだった。その記事に目を通したマイケルは、責任をとってその装置を破壊する決意をするのだった。

そして、マイケルは装置があるジミーの会社へと忍び込む。しかし、そこで彼は一つの未来を見てしまう。それは、マイケルが銃弾に倒れる未来だった。それでも尚、マイケルは機械に爆弾を設置すると、会社を脱出しようと走り出す。しかし、やはりその未来予知の瞬間は訪れてしまう。

しかし、そんなマイケルを、封筒の中のアイテムが救ったのだった。そして、FBIの協力も得て、なんとかマイケルはジミーの会社から脱出することに成功したのだった。その後、マイケルはショーティーと共に園芸店を営むこととなる。そして、彼らは封筒の中に、9000万ドルもの大金が当選している宝くじを発見するのだった。

映画『ペイチェック 消された記憶』の感想・評価・レビュー

ベン・アフレックが今まさに長い長い低迷期に足を一歩二歩と進めた時期の映画。なんだろう。実はそんなに悪くないのだけど、なんか売れないだろうなと思わせてくれる映画だ。映像はなかなか凝っていてこの手のB級SFとしてはレベルが高く、ストーリーもまず定石通りで悪くないんだけど、こじんまりしているというか及第点止まりというか。絶対に失敗したくなくて堅実に歩んだ結果、平均的なアイデアと演出に落ち着いてしまった感がある。(男性 30代)

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