この記事では、映画『気狂いピエロ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『気狂いピエロ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0052949
製作年 | 1965年 |
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上映時間 | 110分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | ジャン=リュック・ゴダール |
キャスト | ジャン・ポール・ベルモンド アンナ・カリーナ サミュエル・フラー グラツィエラ・ガルヴァーニ ダーク・サンダース ジミー・カルービ |
製作国 | フランス |
映画『気狂いピエロ』の登場人物(キャスト)
- フェルディナン・グリフォン(ジャン=ポール・ベルモンド)
- 周りから「ピエロ」と呼ばれる男性。パリに住み妻子を持つ身だが、テレビでの仕事も失い満たされない日々にうんざりしている。
- マリアンヌ・ルノワール(アンナ・カリーナ)
- 5年半前に別れたフェルディナンの元恋人。フェルディナンとマリアの娘の子守として、彼らの家にやって来る。
- マリア(グラツィエラ・ガルヴァーニ)
- フェルディナンの妻。美しく、裕福なイタリア人。
- フレッド(ダーク・サンダース)
- 南仏に住むマリアンヌの兄。武器の密売を行っている。
- 小男(ジミー・カルービ)
- 非常に背の低いギャングのリーダー。
映画『気狂いピエロ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『気狂いピエロ』のあらすじ【起】
1960年代のフランス・パリ。「ピエロ」と呼ばれるフェルディナン・グリフォンは、イタリア人妻・マリアとまだ幼い娘と共に、裕福な生活を送っていた。
しかし、テレビの仕事を失ったフェルディナンにとって、結婚生活は退屈で、鬱々とした毎日を過ごしていた。
ある夜、フェルディナンは妻から無理やり誘われ、パーティーに出席することになった。そして急遽、娘のベビーシッターのとして雇われた学生のマリアンヌ・ルノワールが、友人のフランクの姪と名乗りやって来る。
しかしフェルディナンは、マリアンヌがフランクの姪でないことに気がついていた。なぜなら彼女は、5年前に別れたかつての恋人だったのだ。彼女は以前にも増して美しく、とても魅力的になっていた。
フェルディナンは、退屈なパーティーに嫌気が差して1人先に帰宅する。そして子供を寝かしつけ、ベビーシッターの仕事を終えたマリアンヌを車で自宅へと送った。2人は5年半の空白を埋めるように語り合い、一夜を共にした。
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映画『気狂いピエロ』のあらすじ【承】
フェルディナンとマリアンヌが一夜を共にした翌朝、フェルディナンは、彼女が用意した朝食を上機嫌に食べていた。しかし、ふと辺りを見渡すと複数の武器とともに、見知らぬ男の遺体がそこにはあった。マリアンヌは男の愛人であり、彼女が殺したのだった。
「わけはあとで話すから」と、銃を持ったマリアンヌは言った。そして彼女はフェルディナンの手を引いて、家を飛び出す。フェルディナンは、退屈な生活から抜け出せるチャンスと考えていた。こうして2人の愛の逃避行が始まったのだった。
2人はガソリンスタンドの従業員に暴行を加えた上に、ガソリン代をも踏み倒した。さらには車を燃やし事故に見せかけたり、窃盗を繰り返しながら逃げ続けた。
彼らは森や川を越えて、そしてマリアンヌの兄フレッドがいるという南仏に向かった。
映画『気狂いピエロ』のあらすじ【転】
フェルディナンとマリアンヌは、南仏に到着する。
2人は海辺で、自給自足の生活を始める。フェルディナンは大好きな読書に没頭し、創作日記も書き、充実感を味わっていた。しかしマリアンヌは、その生活が退屈でたまらなかった。
嫌気がさしたマリアンヌは、この海辺での生活から抜け出したいと言い出した。2人は移動資金を集めるため、観光客のアメリカ兵を相手に、ベトナム戦争がテーマの芝居を披露し金を稼いだ。しかし稼いだ資金はマリアンヌに奪われ、彼女は1人で街に戻ってしまう。
残されたフェルディナンが1人で過ごしていると、マリアンヌから助けを求める電話がかかってきた。フェルディナンが駆けつけると、ハサミで首を刺された小柄な男の遺体があった。そして、動揺するフェルディナンの前に2人のギャングが現れた。
映画『気狂いピエロ』の結末・ラスト(ネタバレ)
フェルディナンの前に現れた2人のギャングは、自分達のボスを殺し、さらには金を奪って逃げたマリアンヌを探していたのだった。
捕まったフェルディナンは拷問を受けるが、マリアンヌの悪事を一切知らなかったために、解放される。心身ともに疲弊したフェルディナンだったが、彼女のことが心配になり、事件の真相を知るためにもマリアンヌを探し続けた。
そしてフェルディナンとマリアンヌは、トゥーロンの港で再会をした。マリアンヌもフェルディナンを探していたと言いながら、実は彼女は兄のフレッドと合流していた。
彼女の兄フレッドはというと、武器の密売を行っており、グルになっているマリアンヌはフェルディナンにもギャングとの取引や悪事に加担させた。しかしマリアンヌは取引の金を受け取るやいなや、フェルディナンを1人置き去りにし、兄のフレッドと逃げ出した。
フェルディナンはその裏切りに落胆して、2人を追い射殺した。そして、まさに「ピエロ」のように顔に青いペンキを塗り、パフォーマンスのようにダイナマイトの束を身体に巻きつけた。彼がつけたマッチの火は導火線に移ってしまい、なんとか消そうとするが間に合わなかった。ダイナマイトは爆発し白い煙が立ち上がった。
映画『気狂いピエロ』の感想・評価・レビュー
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映画『気狂いピエロ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『気狂いピエロ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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