この記事では、映画『Summer of 85』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『Summer of 85』の作品情報
出典:https://www.elle.com/jp/culture/celebphotos/g36693207/summer-of-85-benjamin-voisin-and-felix-lefebvre-entretien-210630/
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 101分 |
ジャンル | 恋愛 |
監督 | フランソワ・オゾン |
キャスト | フェリックス・ルフェーヴル バンジャマン・ヴォワザン |
製作国 | フランス・ベルギー |
映画『Summer of 85』の登場人物(キャスト)
- アレックス・ロバン(フェリックス・ルフェーヴル)
- 進路に悩むシャイな16歳の高校生。死に惹かれる文学青年。
- ダヴィド・ゴーマン(バンジャマン・ヴォワザン)
- アレックスとは対照的に、自由奔放に生きる18歳の青年。亡き父の残した船具店で働いている。
- ゴーマン夫人(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)
- ダヴィドの母。船具店を切り盛りする。素行の悪い息子を心配している。
- ルフェーヴル(メルヴィル・プポー)
- 進路指導担当の教師。アレックスの文筆の才を見抜き、大学進学を勧める。
- ロビン(イザベル・ナンティ)
- 家庭を守るアレックスの母。ダヴィドと出会い次第に変わる息子を、心配そうに見守っている。
- ケイト(フィリッピーヌ・ヴェルジュ)
- イギリスからバカンスを満喫しにきた21歳の女の子。
映画『Summer of 85』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『Summer of 85』のあらすじ【起】
1985年、真夏のフランス・ノルマンディー。
アレックスは、セーリングを楽しむためにヨットで1人沖に出ていた。楽しんでいたのも束の間、突然の嵐に遭いヨットは転覆してしまう。
そこに、ヨットで偶然近くにきていたダヴィドが溺れていたアレックスを助けた。
浜辺まで戻ると、社交的なダヴィドがアレックスを家に招待する。しかしアレックスは「ヨットを友人に返さなくてはいけないから」と、断る。それでも「ぼくが返しておくから」と言うダヴィドに押し切られ、アレックスは彼の家へ向かうことを決める。
ダヴィドの母親は、いつもの素行の悪い友人と違い、落ち着いたアレックスをすっかり気に入った。そして彼女は誠実そうなアレックスに、息子とずっと仲良くしていてほしいと伝えた。
それをきっかけにアレックスは、ダヴィドの船具店でアルバイトをすることになる。
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映画『Summer of 85』のあらすじ【承】
アレックスは、自由奔放で性格が正反対なダヴィドに振り回されていた。
ある夜、アレックスとダヴィドは泥酔して車にひかれそうになり転んだ男がいたのを発見する。放っておこうと言うアレックスだったが、ダヴィドはその言葉を聞かずに男を介抱した。アレックスは倒れていた男の美しい顔を見て、ダヴィドがこの男に執着して介抱した理由と、自分に近づいてきた本当の理由を悟った。
その後、2人の友情は、次第に恋愛関係へと発展していく。アレックスはダヴィドのバイクに乗りツーリングをしたり、映画を観たりと、幸せな時間を2人で過ごした。アレックスにとって、これが人生で初めての恋だった。
そんなある日、ダヴィドはアレックスに言葉をかける。「もしどちらかが先に死んだら、残されたほうはそいつの墓の上で踊ろう」。アレックスには全く理解できないことだったが、ダヴィドの強引な押しに負け、誓いを立てる。
映画『Summer of 85』のあらすじ【転】
ある夏のこと。浜辺にいたアレックスとダヴィドは、イギリスからバカンスを満喫しにきた女性・ケイトと出会う。
ケイトへのダヴィドの接し方に嫉妬したアレックス、そのせいでより執着するアレックスにうんざりし、距離を取りだしたダヴィド。
ダヴィドの「もう君には飽きたんだ」と言う言葉にアレックスは深く傷つき、ダヴィドの前から走り去ってしまう。
走り去るアレックスをバイクで追ったダヴィドは不慮の事故に遭い、還らぬ人となってしまう。
気持ちはすれ違ったままに、2人は永遠の別れを迎えた。
亡くなったダヴィドに別れを告げるため、アレックスはダヴィドの家を訪ねた。しかし彼の母親は「アレックスを追いかけたせいで息子を亡くなった」と言い、取り合わなかった。
映画『Summer of 85』の結末・ラスト(ネタバレ)
気持ちの整理のため、アレックスはケイトにダヴィドとの関係や感情を全て打ち明けた。
話を聞いたケイトは、アレックスを死体安置所へ連れて行く。そして警備員に亡き友人ダヴィドの姿を一目見たいと頼んだのだ。以前の面影もなく、動かなくなったダヴィドを目の前にアレックスは、その姿を信じることができずその場を離れた。
生きる希望を見失っていたアレックスだったが、ふとダヴィドと交わした「もしどちらかが先に死んだら、残された方はそいつの墓の上で踊ろう」という誓いを思い出した。夜の墓地へ行き、2人の思い出の曲である「Sailing」を流しながら、誓い通りに彼の墓の上で踊り出した。
ところが、その様子を警備員に見つかったアレックスは捕まってしまう。墓場で踊った理由については決して誰にも言おうとせず、施設へ送られることが決まりかかっていた。
そこへアレックスの文才を認めていた、進路相談の教師ルフェーヴルがアレックスを訪ね、ある提案をしたのだ。ダヴィドの墓の上で踊った理由をアレックスに思うがままに字にしてみることを勧めた。アレックスの起こした行動の理由の手紙は、まるで小説のように綴られており、その中でダヴィドへの想いが伝わり、警察での処分を免れることができたのだ。
解放されたアレックスは、警察署から出るときに「大切なのは、過去を乗り越えて新しい物語を生きること」と語った。
映画『Summer of 85』の感想・評価・レビュー
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映画『Summer of 85』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『Summer of 85』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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