映画『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』の概要:ポケットモンスターシリーズ、劇場版第5作。ポケモンにも人間同様、愛する家族がいる。ポケモン史上初、「兄弟」の伝説ポケモンを描いた作品。深い絆の物語を見逃すな。
映画『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』の作品情報
上映時間:75分
ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ、アニメ
監督:湯山邦彦
キャスト:松本梨香、大谷育江、飯塚雅弓、上田祐司 etc
映画『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』の登場人物(キャスト)
- サトシ(松本梨香)
- ポケモンマスターを目指す少年。ポケモンと距離を縮めるのが得意。
- カスミ(飯塚雅弓)
- サトシと共に旅する少女。水タイプのトレーナー。
- タケシ(うえだゆうじ)
- サトシと共に旅する少年。ポケモンブリーダーを目指している。
- カノン(折笠富美子)
- アルトマーレに暮らす少女。ボンゴレと共にこころのしずくを守っている。
- ボンゴレ(グッチ裕三)
- カノンの祖父。こころのしずくの守り手。
映画『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』のあらすじ【起】
世界には様々な魅力的な場所があり、ポケモンマスターを目指し各地域を旅しているサトシは今まで色々な絶景を目にしてきました。そんなサトシ達が今回訪れたのが、「水の都」と呼ばれる美しい都市、アルトマーレです。
丁度その時期、アルトマーレでは水上レースが開催されていました。ポケモンにトレーナーが乗るボートを引っ張ってもらい、誰が一番早く目的地に辿り着けるかというレースです。サトシは手持ちのワニノコと共にレースに挑戦しますが、突然何かに引っ張られコースアウトしてしまいます。
その後サトシ達が街を見て回っていると、一人の少女がポケモンに襲われているところに遭遇しました。サトシは少女を助け出しますが、気がつくと少女は姿を消していたのです。その後訪れた博物館で、再びサトシ達はその少女と出会い声をかけました。しかし、その少女は全くサトシ達とは面識がないというのです。すると、全く別の方向からその少女がもう一人現れました。彼女は、まるでサトシ達をどこかへ案内するように彼らに手招きしました。
映画『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』のあらすじ【承】
少女の後を追ったサトシは、不思議な庭園へと辿り着きました。広大な自然と、野生のポケモン達が遊ぶ美しい風景、そんな庭園にサトシが足を踏み入れた時です。見えない、謎の力によってサトシは突然襲撃を受けました。困惑するサトシの前に、その少女が立ちはだかります。するとその謎の存在は攻撃をやめ、姿を表しました。
何と、その謎の存在は目の前の少女と全く同じ姿をしていました。実は、この二人の少女はカノンという女の子の姿を借り返信していたポケモン達だったのです。サトシをこの場に連れてきたのがラティアス、サトシに攻撃を仕掛けた方がラティオスです。ラティオスとラティアスは、昔この地を救ったとされる伝説のポケモンでした。彼らはこの地に「こころのしずく」という宝石を託し、カノンと彼女の祖父は長年それを守ってきたのでした。
この事実は一部の人間しか知らない秘密である為、サトシは仲間であるカスミやタケシにも内緒にするという約束を交わします。ラティオスは、サトシに害意はないという事を理解し、ラティアスと共にサトシと遊ぶことにしました。
映画『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』のあらすじ【転】
しかし、密かにこころのしずくを付け狙う人物がいました。ザンナーとリオンという女怪盗です。刑務所に捕らえられていた二人はこころのしずくを盗む為に脱獄し、アルトマーレに潜入しました。彼女達が狙ったのは、ラティオスとラティアスに近い存在であるカノンと祖父です。
捉えられた彼らを助ける為ラティオスが女怪盗に挑みますが、反対に彼女達に捕まってしまいます。ラティアスは兄を助ける為、サトシの元に助けを求めに行きました。しかし、助けに走ったサトシの前に2匹の化石ポケモンが立ちはだかります。この2匹は、リオン達がこころのしずくの力を使って化石から復活させたポケモンでした。仕方なく2匹に対峙しようとしたサトシですが、カスミとタケシがそんなサトシに手を貸します。
二人の助力もあり、サトシは何とかラティオスを助け出すことに成功しました。しかし、ザンナーはこころのしずくが諦めきれません。サトシ達に取り返される前に宝石だけでも、と思ったザンナーがこころのしずくに触れますが、何と悪に染まってしまったこころのしずくは消滅してしまったのです。
映画『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』の結末・ラスト(ネタバレ)
しかし、こころのしずくはラティオスとラティアスがこの街を守る為にカノン達に託したものです。そのこころのしずくが失われた今、街には危険が迫っていました。そして何と、水の都であるアルトマーレに巨大な津波が近づいてきていたのです。しかし、何かを決意した様子を見せたラティアスとラティオスが、2匹揃って津波に向かって突撃していったのです。
そして、派手な光と共に津波が消滅しました。サトシ達は急いでラティオス達が飛んでいった方に船を出しますが、そこにはラティアスだけが横たわっていました。ラティアスは、サトシ達に「ゆめうつし」を使い、自分の記憶を見せました。ラティオスは、自分の命と引き換えにアルトマーレの街を守ったのです。そして再び、こころのしずくを作り出しカノン達に託しました。
その後、サトシ達が街を去る時がやってきました。港では、カノンが去っていくサトシ達を見送っていました。そのカノンが本物のカノンか、それともラティアスの変身した姿かはサトシ達には分かりませんでしたが、サトシ達は笑顔で手を振り返すのでした。
映画『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』の感想・評価・レビュー
劇場版ポケットモンスターの第5作品目に当たる作品。ラティアスとラティオスのおとぎ話が語り継がれているローマの街にサトシ達一行が訪れる。ラティアスとラティオスは、街の守護神として、よそから来たサトシ達を怪しみ、少女の姿で近づくのだが、サトシの持ち前の明るさと真っ直ぐさに触れ、友達になる。ラティアスとラティオスは、伝説ポケモンでも人気が高く、劇場版としても個人的に好きな映画である。最後にラティオスが命をかけてサトシ達に記憶を託すシーンはなかなか感動的であった。(男性 30代)
タイトルにある通り、水の都が舞台のためかシリーズの中で今作が一番おしゃれだと思った。ヴェネツィアを思わせる水の都の風景が美しい。特別に掲げられたテーマは特になく、ラティアスとラティオス、そのほかキャラクターたちを観て楽しむような感じ。
とくに街を走り回る描写がきれいだった。ストーリーはいつも通り王道で、緩急が特別にあるわけでもない。しかし、ラストはじんわりと切なくなる。ポケモンシリーズはどれも良いが、今作はとくに好きだと感じた。(女性 20代)
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