ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンの共演が話題となったサスペンス。巨大企業同士の開発競争を描く。監督は「ラスベガスをぶっつぶせ!」のロバート・ルケティック、脚本は『愛とセックスとセレブリティ』のジェイソン・ホール。
映画『パワー・ゲーム』 作品情報
- 製作年:2013年
- 上映時間:106分
- ジャンル:サスペンス
- 監督:ロバート・ルケティック
- キャスト:リアム・ヘムズワース、ハリソン・フォード、ゲイリー・オールドマン、アンバー・ハード、リチャード・ドレイファス etc…
映画『パワー・ゲーム』 評価
- 点数:10点/100点
- オススメ度:★☆☆☆☆/li>
- ストーリー:★☆☆☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★☆☆☆
- 設定:★★☆☆☆
[miho21]
映画『パワー・ゲーム』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『パワー・ゲーム』のあらすじを紹介します。
アメリカを代表するIT企業ワイアット社に務める青年アダム(リアム・ヘムズワース)。出世を夢見る若手社員だ。アダムはあるプレゼンに失敗し、その腹いせに経費を私的流用してしまう。これを受け、CEOのワイアット(ゲイリー・オールドマン)はアダムを呼び出し、ジョック・ゴダード率いるライバル社のアイコン社にスパイとして侵入し、情報を獲得するように命令されてしまう。アダムの強い出世願望を察知していたワイアットは、アイコン社に彼をスパイとして送り込むことを以前から計画していたのだ。出世のため、やむなくアイコン社に潜入したアダムは、美人幹部のエマ(アンバー・ハード)と親密な関係になり、同時にゴダードからの信頼を得る。手厚く持てなされ、優越感に浸るアダムだったが、ワイアットが本性を露わにしたことで、後に引けない状況になっていく。
映画『パワー・ゲーム』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『パワー・ゲーム』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
どうでもいい
映画のストーリーに乗れなかったら、映画鑑賞は失敗したと考えていいでしょう。私は本作について何一つ興味を持てないまま劇場を後にしてしまいました。なんじゃこりゃ。本当につまらん。ゲイリー・オールドマンとハリソン・フォードが出ているからといってストーリーが面白くなるわけではないのですから、脚本を練りこめなかったという時点で失敗ですよ、この映画は。
心理戦が軸になるはずなのに淡々と進んでいくストーリー。ハリソン・フォードの出番は少ないし、老人VS若者の対決も全く盛り上がらない。本当に酷いので、これ以上ストーリーについて触れたくありません。
ゲイリー・オールドマン
ゲイリー・オールドマンといえば、ハリウッドでも5本の指に入るほどの名優です。近年はリメイク版バッドマンでのゴードン警部、『裏切りのサーカス』のジョージ・スマイリーなど、いい映画で素晴らしい演技を披露しています。その一方で、何がなんだか分からない作品にも出演していたりする。『赤ずきん』とか、『レイン・フォール/雨の牙』とか。レインフォールは日本映画で、椎名桔平と共演しているんですが、名優ゲイリー・オールドマンとは別人のように叫びまくるゲイリーさんには驚愕させられましたし、椎名桔平の演技がヘタなことにも驚愕させられたすごい映画です。本作とかさあ、意味わからん映画に出演して小銭を稼ぐのはやめたほうがいいっすよ。コーヒーのCMで宇宙人になるトミー・リー・ジョーンズのほうが1万倍マシ。彼は日本で小銭を稼いでインディペンデント映画に出演する聖人です。
映画『パワー・ゲーム』 まとめ
久々にどうでも良すぎる映画を見ました。私はハリソン・フォードのファンでもなく、ゲイリー・オールドマンのファンでもないので、俳優の共演に魅力を感じませんでした。つまり、ストーリーに注目するしかなかったのです。それで、あの、中途半端な、見どころのない、淡々と進む、失敗した脚本に基づく、ゴミみたいなストーリーを見せつけられた。これは評価のしようがありません。名優二人の演技もあまりいいとは思いませんでした。ゲイリー・オールドマンやる気出せ。
でも、映画を観る前はそこそこ期待していたんですよ。名優が出演していたら、多少は期待してしまうじゃないですか。例えばジョン・トラボルタの『バトルフィールド・アース』とか。いくらゴミ映画と言われていてもジョン・トラボルタですよ。少しくらいは見どころがあるんじゃないかと思ったら、シークレットブーツがポコポコと鳴る音だけが印象に残る映画だったりする。ゲイリー・オールドマンには期待していましたよ。がっかりですね。レイン・フォールのような驚愕ポイントもなかったので、記憶から抹消したいです。
高倉健の代表作ですから、今後半年間はテレビで何度も放送されることでしょう。名優の死をきっかけに過去作が再注目されるのはなんだか悲しくもあり、嬉しくもあります。あのじいさんはビートたけしと仲がいいだけのじいさんじゃないんだということを、若い映画ファンに教えてくれるのです。
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