この記事では、映画『アイダよ、何処へ?』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『アイダよ、何処へ?』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0066481
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 104分 |
ジャンル | 歴史 戦争 |
監督 | ヤスミラ・ジュバニッチ |
キャスト | ヤスナ・ジュリチッチ イズディン・バイロヴィッチ ボリス・イサコヴィッチ ヨハン・ヘルデンベルグ |
製作国 | ボスニア・ヘルツェゴビナ オーストリア ドイツ フランス 他 |
映画『アイダよ、何処へ?』の登場人物(キャスト)
- アイダ(ヤスナ・ジュリチッチ)
- ボスニアのスレブレニツァで、国連の通訳を務める教師。夫と息子を助けるために奔走する。
- ニハド(イズディン・バイロヴィッチ)
- アイダの夫。高校の元校長で、歴史を教えていた。
- ムラディッチ(ボリス・イサコヴィッチ)
- セルビア兵の将軍。スレブレニツァの代表者と交渉をする。
- カレマンス(ヨハン・ヘルデンベルグ)
- 国連から派遣されたオランダ軍の大佐。民間人を助けるため孤軍奮闘する。
- フランケン(レイモント・ティリ)
- オランダ軍の少佐。軍の決定事項を市民に伝える役割を担っている。
映画『アイダよ、何処へ?』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アイダよ、何処へ?』のあらすじ【起】
1995年7月。ボスニアのスレブレニツァは、国連によって安全地帯に指定されていたが、セルビア人勢力による砲撃を受けていた。国連から派遣されたオランダ軍のカレマンス大佐とフランケン少佐は、セルビア人勢力に最後通牒を出し空爆をすると言っているが、あてにならない。
街では銃声が飛び交っている。ニハドと二人の息子・セヨとハムディヤは、荷物をまとめて他の市民たちとともに国連の基地に避難しようとする。しかし避難民が多すぎて施設のゲートが閉められてしまい、はぐれてしまう。
国連軍の通訳を務めるアイダは、夫と息子たちを探しに外に出る。セヨは施設内で見つけたが、ニハドとハムディヤはゲートの外にいた。オランダ軍に二人を入れてくれるように頼むが、アイダの家族だけを特別扱いするわけにはいかないと断られてしまう。
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映画『アイダよ、何処へ?』のあらすじ【承】
セルビアのムラディッチ将軍が、交渉相手として民間人代表者を探しているという。志願者がいないため、アイダはニハドをフランケン少佐に推薦する。民間人代表者とその家族という肩書を作ったことで、ニハドと息子を施設内に入れることに成功する。
しかし、施設内も安全ではなかった。衛生状態が悪く食料もない。カレマンス大佐は国連にセルビアを攻撃するように要請するが、いい返答は得られない。
交渉会場において、ムラディッチ将軍は民間人代表者に、武装解除できないのであれば基地から出ていくようにと促す。セルビア軍がバスを手配し、民間人を安全な場所に移送することになり、交渉は成立した。
セルビア兵が基地にやってきて、ムスリム人の兵士がいないことを確認する。避難民が空腹であると知ると、セルビア兵は市民たちにパンを配る。アイダは危険を察知し、息子たちを軍事監視員の部屋にかくまう。
映画『アイダよ、何処へ?』のあらすじ【転】
大量のバスが基地にやってくる。セルビア兵は避難民を男と女に分け、安全な場所移送すると言って別々のバスに乗せる。国連軍は突然の措置に抗議するが、将軍は聞き入れようとしない。
翌日。施設外の民間人に続き、施設内の民間人も移送されていく。鋭利なものは、すべて没収されてしまった。アイダは身を守るため、セルビア人が写っている写真と、これまでの戦闘の経緯が書かれたニハドの日記を破り捨てる。
アイダは夫と息子たちを助けるため、オランダ軍と共に撤退するメンバーのリストに、彼らの名前を載せるように頼む。しかし不正行為はできないと断られてしまう。そのため、足を撃ってでも負傷者として運び出してもらえないかと医師に頼みに行くが、負傷者の輸送車両が1台も病院に着いていないと言われ愕然とする。
映画『アイダよ、何処へ?』の結末・ラスト(ネタバレ)
アイダはニハドと息子たちを倉庫に隠すが、見つかってしまう。フランケン少佐は、ニハドだけは代表者だから救うことができると融通を利かせてくれる。しかしニハドは、息子だけを行かせるわけにはいかないと言って、一緒にトラックの荷台に乗り込む。目的地で男たちはトラックから降ろされ、IDカードを置いてから白い建物の中に入るように言われる。一瞬の静寂の後、窓から銃が差し向けられ全員が一斉に射殺される。
数年後。地面が掘り返され、大量の白骨死体が発見された。遺留品からその中の二体が息子であることがわかり、アイダは泣き崩れる。
アイダは教職に復帰し、学校では以前と同じように授業や学校行事が行われている。しかし無邪気な子どもたちを見ていると、アイダはいたたまれない気持ちになってくる。
最終的に、スレブレニツァでは8372名が殺害されたと言われている。
映画『アイダよ、何処へ?』の感想・評価・レビュー
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映画『アイダよ、何処へ?』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『アイダよ、何処へ?』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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