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映画『ラーゲリより愛を込めて』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ラーゲリより愛を込めて』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『ラーゲリより愛を込めて』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0088424

製作年 2022年
上映時間 134分
ジャンル 戦争
ヒューマンドラマ
監督 瀬々敬久
キャスト 二宮和也
北川景子
松坂桃李
中島健人
製作国 日本

映画『ラーゲリより愛を込めて』の登場人物(キャスト)

山本幡男(二宮和也)
一等兵。学生の頃からロシア文学が大好きでロシア語を話すことができる。辛い収容所生活を送りながらも、希望を持ち続けた。
松田研三(松坂桃李)
一等兵。目の前で友人が戦死したことをきっかけに、自分自身を卑怯者と思い悩み、葛藤している。山本との出会いが、そんな自分を変えるきっかけとなる。
相沢光男(桐谷健太)
軍曹。自身の立場を利用し、一等兵を見下す。初年兵のときに捕虜を刺殺した過去をもつ。
新谷健雄(中島健人)
生まれつき足が不自由。文字を山本から教わる。数少ない食糧を分け与えることができる、優しい青年。
山本モジミ(北川景子)
山本幡男の妻。山本と同様、希望を持ち続けながら、子どもたちを育てている。強い女性。
原幸彦(安田顕)
ハルビン特務機関で山本の元上官だった人物。山本のロシア文学好きは、原によって形成されたといっても過言ではない。

映画『ラーゲリより愛を込めて』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ラーゲリより愛を込めて』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ラーゲリより愛を込めて』のあらすじ【起】

山本幡男は家族とともに、中国のハルビンで妹の結婚式に出席していた。その頃の夜間には爆撃機が飛び交うようになっており、山本は妻のモジミに荷物をまとめ日本に帰ることを勧めた。

空襲で逃げていた山本は爆発によるがれきに当たり、倒れてしまう。そこで、モジミへ「すぐにまた日本で会おう」と告げ、生き別れた。

その後日本は敗戦し、山本を含む日本兵はソ連軍に拘束され、貨車でシベリアへ送られた。

スベルドロフスクにある収容所(ラーゲリ)。山本らは朝配給される黒パン350gと、カーシャと呼ばれるお粥だけを与えられ、栄養失調状態のまま労働を強いられた。

山本はラーゲリでロシア語の通訳をしていたことから、仲間である軍曹の相沢らにソ連側と何か画策しているのではないかと疑われたこともあった。

シベリアの冬は連日-20度を下回っており、過酷な環境から亡くなる者もいた。彼らの埋葬も山本らが担った。この状況下でも、山本はダモイ(帰国)の日は来ると希望を捨てず、みんなを元気づけた。

島根県隠岐島。モジミは無事日本へと渡り、子どもたちと魚を売り、生計を立てていた。

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映画『ラーゲリより愛を込めて』のあらすじ【承】

ダモイが通達され、貨車に乗るが、山本を含む、一部の日本兵らが途中下車を余儀なくされた。

ハバロフスク収容所に連れられた山本は原と再会し、声をかけるも拒絶される。そして、山本らは身に覚えのない、ソ連への諜報活動の疑いを着せられていた。

のちに、原から「山本を売ったのは自分だ」と聞き、山本は希望を失いかけていた。

いっぽう、モジミは知人のおかげで、教師として働き始めた。

労働中の山本らは犬のクロに出会う。山本は、新谷が漁中に捕まり、収容所へ連れられたことを知る。そして、原の告発がなくても、同じ運命だったと悟った。

終わりが見えない収容所生活に絶望する原を見て、山本は「一緒にダモイしよう」と声をかける。

所持品検査で、さまざまな娯楽品が奪われたが、山本が自作したボールは没収を免れた。日本兵らがそのボールで野球を楽しんでいる最中に、山本は野球が得意だった原を誘い、2人の関係が修復する。

日本にいる家族との手紙のやり取りが認められ、日本から返事の葉書が届く。松田は母の死を、相沢は身重だった妻の死を、山本はモジミから家族みんなが元気なことを知らされた。

映画『ラーゲリより愛を込めて』のあらすじ【転】

山本は病に倒れてしまう。ラーゲリにいる軍医では、できる診療が限られており、実際の病状を知ることができなかった。

松田はボイコットを起こし、山本を大きな病院で診てもらうよう訴えた。その様子を見たほかの日本兵らもボイコットに加わった。そして、ロシア語ができる原によって、その願いが通り、山本は大きな病院へと運ばれていった。

そこで、喉のガンが発覚した。もうすでに末期で、手の施しようがなく、余命は3ヶ月との診断だった。

徐々に衰弱していく山本を見た原は、遺書を書くよう伝え、必ず家族へ届けると伝えた。

そして、山本が書いたノートを受け取り、所持品検査で奪われる前に、相沢・松田・新谷・原の4人で分担して暗記することを決める。

山本は、家族に会えぬまま亡くなり、シベリアの地に埋められた。クロはそれから行方不明となってしまった。

終戦から11年の月日が流れ、ようやく日本への帰国が決まった。船に乗り込んだ日本兵らは、船に向かって走るクロの存在に気づき、クロを連れて日本へ帰ることができた。

映画『ラーゲリより愛を込めて』の結末・ラスト(ネタバレ)

モジミと子どもたちは埼玉県に移り、生活していた。そこに、山本の死を告げる手紙が届く。モジミは必ず生きて会えると信じていた夫の死に「嘘つき」と悲しみ、嘆いていた。

ある日、原がモジミの家へ訪ねてきた。山本の遺書を記憶し、それを伝えにきたとのことだった。モジミと子どもたち、山本の母に向けて、帰国後、清書した手紙とともに暗唱した。

またある日、松田がモジミの家へ訪ねてきた。山本の母に宛てた遺書を、清書した手紙とともに、自身の亡くなった母と重ねて、泣きながら暗唱した。

またある日、新谷がクロを連れて、モジミの家へ訪ねてきた。子どもたちに宛てた遺書を、山本から教わった字で一生懸命清書した手紙とともに、暗唱した。

そして最後に、相沢がモジミの家へ訪ねてきた。モジミに宛てた遺書を清書した手紙とともに、暗唱した。モジミには、山本がすぐそこに帰ってきたように見えていた。

映画『ラーゲリより愛を込めて』の感想・評価・レビュー

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映画『ラーゲリより愛を込めて』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『ラーゲリより愛を込めて』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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