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映画『RED レッド』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『RED レッド』の概要:危険な年金生活者、略してREDと呼ばれる元CIAの凄腕秘密工作員たちは、老いにもめげず巨大組織相手に暴れまわる。ブルース・ウィルス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチといったベテラン俳優たちが繰り広ける痛快アクション映画。

映画『RED レッド』の作品情報

RED レッド

製作年:2010年
上映時間:111分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:ロベルト・シュヴェンケ
キャスト:ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン etc

映画『RED レッド』の登場人物(キャスト)

フランク・モーゼス(ブルース・ウィリス)
元CIAの超凄腕秘密工作員。現在は退役して年金生活を送っている。しかし理由がわからないまま命を狙われ、逃亡しながらその謎に迫っていく。そして今でも超凄腕。
ジョー・マシスン(モーガン・フリーマン)
フランクの元同僚。80歳。肝臓ガンを患い、老人ホームで暮らしている。
マーヴィン・ボッグス(ジョン・マルコヴィッチ)
フランクの元同僚。組織を信用しておらず、地下の隠れ家で暮らしている。かなりイカれ気味の武器マニア。
ヴィクトリア(ヘレン・ミレン)
フランクの元同僚で殺し専門。現在は「ワシの巣」というペンションで静かに暮らしているが、完全に足を洗ったわけではない。
イヴァン・シモノフ(ブライアン・コックス)
ロシアの元秘密工作員。現在はロシア大使館館長。ヴィクトリアと愛し合っている。
サラ・ロス(メアリー=ルイーズ・パーカー)
年金の電話相談員。フランクの年金の担当になり電話で世間話をする仲になった。一般女性だが強靭な精神をしている。
ウィリアム・クーパー(カール・アーバン)
CIAの秘密工作員。現役バリバリの若手。上司からの命令でフランクの命を狙うことになる。妻と幼い娘がいる。

映画『RED レッド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『RED レッド』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『RED レッド』のあらすじ【起】

元CIA秘密工作員だったフランクは、退役して侘しい年金生活を送っている。家族もおらず、話し相手は年金の電話相談員サラだけだった。サラも刺激に飢えており、フランクとは話があった。サラに恋をしたフランクは、来週サラの暮らすカンザスシティへ行くと約束する。

出発間際の夜。フランクの家に武装した3人の男が侵入。しかし超凄腕の秘密工作員だったフランクは、あっという間に3人を片付ける。外にも3人の敵がいたが、フランクはその男たちも始末して、カンザスシティへ急ぐ。

つまらない男とデートして帰宅したサラは、部屋にフランクがいるのを見て騒ぎ出す。フランクの自宅の電話は盗聴されており、このままではサラの命も危なかった。しかし全く事情の飲み込めないサラは一緒に逃げることを拒み、フランクは仕方なくサラを拉致してニューオリンズへ向かう。

CIAの現役秘密工作員のクーパーは、上司からフランクを始末するよう指令を受ける。これは極秘指令であり、フランクを標的にする理由は教えてもらえなかった。

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映画『RED レッド』のあらすじ【承】

ニューオリンズに到着したフランクは、サラをモーテルに監禁して元同僚のジョーに協力を依頼する。肝臓ガンを患って退屈な施設暮らしをしているジョーは、協力を快諾する。ジョーはニューヨークタイムズの記者チャンが、最近南アフリカの暗殺傭兵部隊に殺害された事件が関係あるのではないかと睨む。

自力で警察に助けを求めたサラはCIAに強制連行されそうになるが、フランクがこの危機を救う。フランクはクーパーの追跡を振り切り、ニューヨークのチャイナタウンへ向かう。

チャンが図書館の書籍に隠していたメモには数人の人物名が記されており、貨物機のパイロットをしているシンガー以外は全て殺害されていた。フランクはこの人物たちの接点を探すため、フロリダ州ペンサコラにいる元同僚のマーヴィンを訪ねる。

マーヴィンは11年間LSD漬けだった危ない男で、組織を警戒して地下の隠れ家で暮らしていた。リストの人物たちには、1981年の秋、グアテマラのサンベニートにいたという接点があった。その時サンベニートでは小さな村が皆殺しにされるという事件があった。そしてフランクたちも任務のため、その時期のサンベニートにいた。

映画『RED レッド』のあらすじ【転】

フランクはマーヴィンにも協力してもらい、サラを連れてアラバマ州モービルのシンガーを訪ねる。しかし空港で話をしている途中にシンガーは殺害され、フランクたちもヘリから襲撃を受ける。タンカー置き場へ逃げ込んだフランクたちをCIAの殺し屋たちが追ってくるが、百戦錬磨のフランクとマーヴィンには敵わなかった。

フランクは元ロシアの秘密工作員だったイヴァンにCIA本部へ侵入するための図面やIDコードを用意してほしいと依頼する。過去にはいろいろあった2人だが今はイヴァンもフランクと似たような境遇にあり、イヴァンはその願いを聞き入れてくれる。

フランクはサラも連れてCIA本部に侵入する。サラは素人ながら機転のきく女性で、度胸もあった。極秘資料を保管している地下室の管理人はフランクを敬愛しており、グアテマラの資料を渡してくれる。しかしフランクは脱出の途中でクーパーに肩を撃たれてしまう。

フランクは凄腕の殺し屋だったヴィクトリアが経営するペンションに身を隠し、怪我の治療をしてもらう。ジョーも合流し、この一件の黒幕に軍需産業界の大物ダニングの名前が浮上する。フランク、ジョー、マーヴィン、ヴィクトリアという超危険な年金生活者(略してRED)たちは、いよいよ巨大組織の核心に迫ろうとしていた。

映画『RED レッド』の結末・ラスト(ネタバレ)

フランクとジョーとマーヴィンは変装してダニングの屋敷に侵入。ダニングを拘束して尋問する。そして現在の副大統領の命令でグアテマラでの虐殺が行われ、その事実を隠すために当時そこにいた関係者が始末されているという事実を知る。

屋敷の周辺はCIAに包囲されており、外で待機していたヴィクトリアから誰かを囮にするしかないという連絡が入る。ジョーは自ら望んで囮役となり銃弾に倒れる。そのおかげでフランクたちは脱出できたが、サラが捕まってしまう。

フランクはクーパーに電話をしてサラに手を出したら副大統領を殺すことになると警告し、クーパーの自宅にグアテマラの資料を置いていく。

フランクたちは資金集めパーティーの会場で副大統領を拉致する計画を練る。マーヴィンとヴィクトリアがパーティー会場に侵入し、イヴァンもそれを援護する。パーティー会場を混乱させ、シークレットサービスに守られて会場から脱出する副大統領を狙う。激しい銃撃戦の末、副大統領を人質にしたフランクは、副大統領と交換でサラを渡すようクーパーに連絡する。

しかし取引場所で本当の黒幕はやはりダニングでクーパーの上司もその一味だったことがわかる。クーパーは上司を撃ってフランクを助け、サラも無事に返される。

恋人同士となったフランクとサラは穏やかな普通の暮らしを送るのかと思いきや、この刺激が癖になってしまったサラは次の危険な場所へ行きたがる。そしてREDたちはモルドバで軍隊相手に暴れ回るのだった。

映画『RED レッド』の感想・評価・レビュー

作品タイトルの意味は、Retired Extremely Dangerous(引退した危険人物)の頭文字をとったものであり、いわゆる中年凄腕エージェントが活躍する内容となっている。ブルースウィルス、モーガンフリーマンらがREDとして、命を狙われるというストーリーなのだが、襲い掛かってくる武装集団を返り討ちにしたり、とにかくかっこいいシーンが目白押しである。こなれた感じで次々と敵をいなしていく様は、非常に気持ちが良い。そして、その報復の仕方も、とても引退した人物とは思えない程、派手で規模も大きく、そして鮮やかに行っていく。最後まで非常に濃厚で爽快な作品であった。(男性 30代)


リタイアしたお爺ちゃん達がタッグを組んで悪を倒すのですが、ハリウッドの有名人ばかりをキャストとしていますので、迫力やアクションが観ていて気持ち良くスカッとする気分になります。

ただ、この映画は続編があるんでうすが、やはり本作よりかは見応えがあまりありませんでした。リタイアしたお爺ちゃんお婆ちゃんの因縁が垣間見えます。(女性 30代)


非常に楽しい映画で元気がもらえる。老いてますます盛んといったところか。引退したスパイや殺し屋たちがひょんなことから表舞台に立たされるというコメディ調のアクション映画。芸達者な面々がそろっており安心感がある。コメディとはいえアクションもそれなりに観られるもので手抜きがないのがうれしいが、途中からは老人の設定が薄れてきてしまっており、ただ高齢者のすごい人ばかりになってしまったのが残念と言えば残念。(男性 30代)


凄腕のスパイだったお年寄りたちが、只々かっこよく見とれてしまう作品。無鉄砲さがなく、スマートに巨悪と戦う姿が渋くて素敵。手のひらの上で転がされる敵が、正直気の毒でならない。嫌がりながらも、いざ始まるとはしゃぐお年寄り達が可愛い。

モーガン・フリーマン、ブルース・ウィルス等、豪華ベテラン俳優揃い踏み。ストーリー前半は人物名が多く内容の把握が難しいですが、気にしなくても楽しめる作品だと思います。(男性 20代)


ブルース・ウィリス主演作品で、最もクールな作品である。

ブルース演じるフランクは、引退し年老いてもなお、元CIAとしての腕は全く衰えておらず、敵をもろともやっつけていく様子はスカッとして気持ち良い。元同僚の仲間たちとの絆も、そんじょそこらの薄い関係とは違い、離れていても深いところでしっかり繋がっているのだなと、そのような信頼できる仲間を持てることに憧れを抱いた。それだけの大変な仕事をしてきた証拠だ。

フランクと恋人関係になったゆえに、平凡なOLであるサラが巻き込まれるが、本人が次第に乗り気になっていくのが面白い。素質があったということか。コメディタッチで笑える部分もあり、ハードボイルドながら楽しく鑑賞できる。(女性 40代)


何度も観たくなる爽快アクション映画です。主役は全員引退したお年寄りたちですが、腕がまったく衰えていないところがカッコイイです。ブルース・ウィリスの代表作に数えていいのではないでしょうか。
モーガン・フリーマンが老人ホームでテレビを見ているシーンにはなんだか笑ってしまいました。平凡なお年寄りに見えるキャラクターたちが颯爽と銃で戦ったり、カーアクションをしたりしているシーンは本当に爽快です。シリアスなシーンもありますが、全体を通してコメディタッチで気軽に観れる作品です。(女性 30代)

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