映画『ロボコップ(1987)』の概要:1987年のアメリカ映画、殉職した警官をサイボーグにして無法地帯と化したデトロイト市の治安を守る。監督は「トータル・リコール」のポール・バーホーベン、出演はピーター・ウェラー。
映画『ロボコップ』 作品情報
- 製作年:1987年
- 上映時間:103分
- ジャンル:SF、アクション
- 監督:ポール・バーホーベン
- キャスト:ピーター・ウェラー、ナンシー・アレン、ダニエル・オハーリー、ロニー・コックス、カートウッド・スミス etc…
映画『ロボコップ』 評価
- 点数:60点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★☆☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『ロボコップ』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『ロボコップ(1987)』のあらすじを紹介します。
ニュース番組で警官が3人死亡1人重体となっていて警察労組がオムニ社を非難していると報道されていた、オムニ社はデトロイト市との契約で市警の経営を任されていたためだ。重体のフレデリック巡査は31人の警官を殺しているクラレンスが犯人だと確認していた。
デトロイト警察西署に新任のマーフィがやってきた、以前は南署にいたのだがオムニ社の指名でこの署に配属されたのだ。ここは地獄だぞと脅されていたところに所長がやってきてフレデリック巡査のロッカーのプレートを外した、彼は殉職してしまったのだった。思わず黙り込む警官達、そんな中マーフィは新しいパートナーとしてアン・ルイスを紹介された。パトロールの休憩時にマーフィが自分の子どもが好きだという「レーザー・ポリス」のまねをして銃をくるくる回して練習するのを微笑ましく見ているルイスだったがそこに無線が入る。慌てて現場に駆け付ける途中二人はクラレンスが乗った逃走車を発見した。一度は逃げきったように見えたがマーフィ達はクラレンスのアジトを突き止め潜入した。マーフィはクラレンス達を見つけたがルイスの援護を受けられないため銃弾をありったけ撃ち込まれてしまう。ルイスは見張りにすぐに見つかり高所から投げ落とされ動けずにいたのだ。やっとの思いでマーフィの元にたどり着いたのだが時すでに遅かった。ヘリで搬送され救急措置を受けたが死亡を宣告されてしまう、そこでマーフィの記憶は一度途切れた。
映画『ロボコップ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ロボコップ(1987)』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
ロボコップ計画
デトロイト市は犯罪都市で警官が何人も殺されてしまう危険地帯です。オムニ社はデトロイト市を再開発してデルタ・シティーを建設しようと計画していたため犯罪を撲滅しようとある計画を実行しようとしていました。それはオムニ社の専務ジェームズ発案の“ED209”というロボットを作って生身の人間の代わりに治安維持にあたらせようというものでした。ですがこのロボットは未完成でデモンストレーション中銃を持っていた社員を誤って銃殺してしまいます。
社運を賭けた計画の失敗に社長は失望するのですがその時一人の社員があるアイデアを持ってきます、それが“ロボコップ計画”でした。それは警官をサイボーグ化させて治安維持にあたらせるというものです。瀕死の警官を改造するというこの計画が了承された直後にマーフィは殉職したため選ばれたのです。任務に邪魔なため記憶などを消されていたのですが人間の脳はそう簡単には制御することはできないのでしょう、ある日待機中にロボコップは夢を見ます。それは自分がある男達に笑いながら蜂の巣にされるという場面でした。目が覚めたロボコップは技術者達の制止命令を無視し自主的にパトロール出動し犯人逮捕に向かうのです。
映画『ロボコップ』 まとめ
昔観た時はあまり感じなかった事なのですが今この映画を観ると主人公のマーフィのあまりの過酷な生き方に同情してしまいます。着任そうそう犯罪者達に笑いながら銃弾をありったけ撃ち込まれた後にサイボーグとして生き返らせられるんですから。しかもいらない手は切ってしまえと言われていて人間なのに人として扱ってもらえない怖さを感じました。それでも記憶が甦り最後のシーンで“名前は?”と聞かれ“マーフィです”と答える顔が人間らしくてほっとします。
このロボコップは3まで製作され2014年にも新しく作られましたがそれも納得の見ごたえのある内容です。記憶と感情を取り戻したマーフィが今後どんな活躍を見せてくれるのか楽しみなのでぜひ「ロボコップ2」も観てみたいものです。
関連作品
- ロボコップ2 次作
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