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映画『ロックンローラ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ロックンローラ』の概要:ロンドンのマフィア、ロシアの大富豪、危険な女会計士、前科者たち、そして1人のロックスターの行動が複雑に絡み合う様子を描いた作品。「シャーロック・ホームズ」を手掛けたガイ・リッチー監督作品。

映画『ロックンローラ』の作品情報

ロックンローラ

製作年:2008年
上映時間:114分
ジャンル:コメディ、アクション、フィルムノワール
監督:ガイ・リッチー
キャスト:ジェラルド・バトラー、トム・ウィルキンソン、タンディ・ニュートン、マーク・ストロング etc

映画『ロックンローラ』の登場人物(キャスト)

アーチー(マーク・ストロング)
ロンドン裏社会の一員で、レニーの右腕。
レニー・コール(トム・ウィルキンソン)
ロンドン裏社会のボス。移民を嫌っている。
ユーリ(カレル・ローデン)
ロシアの大富豪。ビクターという部下がいる。
ステラ(タンディ・ニュートン)
頭脳明晰な美人会計士。ホモの弁護士と形だけの結婚をしている。常に危険な刺激を求めている危険な女性。
ワンツー(ジェラルド・バトラー)
前科者でレニーに借金がある。マンブルズ、ボブの親友。「ワイルドバンチ」の常連客。
マンブルズ(イドリス・エルバ)
黒人の前科者で、レニーに借金がある。ワンツー、ボブの親友。「ワイルドバンチ」の常連客。
ボブ(トム・ハーディー)
通称ハンサム・ボブ。女好きと言われているが、実はゲイ。ワンツー、マンブルズの親友で、「ワイルドバンチ」の常連客。密告者のせいで、刑務所行きが決まっている。
タンク(ノンソー・アノジー)
凄腕の情報屋。体格のいい黒人で頭が切れる。
ジョニー・クイド(トビー・ケベル)
ドラッグジャンキーのロックスター。レニーの前妻の連れ子で、レニーにとっては義理の息子。レニーとは仲が悪い。事故死したと報道されるが、友人ピートと隠れていただけだった。

映画『ロックンローラ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ロックンローラ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ロックンローラ』のあらすじ【起】

前科者のワンツーとマンブルズが土地を買おうとした。
前科者に融資をしない銀行を頼れない2人は、裏社会の人間レニーから借金をする。
しかしレニーは市議、判事、弁護士を抱き込んでいて、建設許可を与えられなかった2人は巨額の借金を背負う。
それがレニーのやり口だった。

ある時、ロシア人のユーリが、超法規的建設許可を求めてレニーを頼ってきた。
レニーは大金を搾り取る予定でいたが、建設許可は出すつもりでいた。
感謝のしるしに、ユーリは“幸運の絵”を貸す。

大金が必要になったユーリは、女会計士のステラに連絡を取る。
ユーリは知らなかったが、ステラはいつも刺激を求める危険な女だった。

そしてステラは、危ない人間たちが集まる店「ワイルドバンチ」にいたワンツーとマンブルズに仕事を持ちかける。
2人は会計士が持っていたユーリの金を強奪。

その後、ユーリの“幸運の絵”がレニーの元から盗まれる。
アーチーたち部下を呼び出し、絵と、絵を盗んだ犯人を探し出すよう命令する。

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映画『ロックンローラ』のあらすじ【承】

ユーリの元に、お金が盗まれたと連絡が入る。
ステラを呼び出し、再び大金を用意するよう頼み込む。

絵を探すアーチーは、ダフ屋のタンクに情報を求める。
そしてワンツーたちが借金を返すという連絡を受け、レニーに上納金を納めている「ワイルドバンチ」へ向かう。

ワンツーの親友ボブは、翌日から5年間の刑務所暮らしが決まっていた。
ボブのためのパーティーを用意したワンツー。
しかしボブはゲイで、ワンツーのことが好きだと告白する。
その夜、チークダンスを踊るはめになったワンツー。

タンクから情報を得たアーチーは、絵を盗んだ犯人を知る。
それは、レニーの義理の息子で死んだはずのロックスター、ジョニー・クイドだった。

ジョニーのマネージャー、ローマンとミッキーのもとへ向かったレニーとアーチー。
彼らのクラブの経営停止をちらつかせ、ジョニーを探し出すよう脅す。

一方、上納金のおかげで刑務所行きを免れたボブ。
激怒するワンツーに、ステラから呼び出しがかかる。
友人のクッキーやマンブルズを連れて指定されたセレブの集まりに行くと、再び強盗の依頼をされる。

映画『ロックンローラ』のあらすじ【転】

偶然その場にいたボブは、ステラの夫でゲイの弁護士から口説かれる。
自分たちを陥れた密告者の正体を教え、証拠の書類を見せる約束を取り付けたボブ。

その後、ローマンとミッキーのクラブは営業停止にされた。
慌ててアーチーに連絡をする2人は、防犯カメラを見る暇も無い。
そして何も知らない警備員は、クラブに入ろうとしたジョニーと、彼の友人ピートを追い出す。
ローマンとミッキーは、ジョニーにドラッグを教えたクッキーに話を聞くが、手掛かりはなかった。

ステラの依頼通り、再び現金を強奪したワンツー、マンブルズ、ボブ。
しかし彼らが相手にしたのは、ビクターが雇った殺し屋たちだった。

レニーはユーリから大金強奪を指示したと疑われ、絵も奪ったと思われていた。
そしてレニーはゴルフ場で暴行を受ける。

「ワイルドバンチ」に出入りするジャンキーのマルコムとポールは、ピートに連れられてジョニーの隠れ家を訪れる。
そして絵を盗み、それを「ワイルドバンチ」へ売りに行くと、クッキーが買った。
絵はワンツーの手にわたり、ステラへ贈られた。

映画『ロックンローラ』の結末・ラスト(ネタバレ)

アーチーのもとにタンクから、絵を盗んだ犯人と、絵の行方の情報が入る。
そしてワンツーの部屋に向かうと、拷問を始めようとする殺し屋2人の姿があった。

一方、ジョニーから連絡を受けたローマンとミッキーは、彼の隠れ家へ向かう。
そしてジョニーを捕まえ、アーチーに連絡する。

ワンツーを捕まえたアーチーは芋づる式にマンブルズとボブも捕まえ、ローマン、ミッキー、ジョニーと合流する。

ステラの元を訪れ、結婚を申し込んだユーリ。
だがステラの部屋には“幸運の絵”があり、ステラは何年も前から持っていたと言う。
ユーリは、静かにビクターを呼び出す。

車いす生活になったレニーと向き合うジョニー。
密告者の話を始めたジョニーは銃で撃たれ、ローマンとミッキーと共に殺されそうになる。
次はワンツーたちが殺される番だったが、ボブは密告者の正体と証拠をアーチーに差し出す。
そこにはレニーがシドニー・ショーという偽名を使い、アーチーたちを陥れた証拠があった。
ワンツーたちは解放され、ジョニーたちも助けられた。

シドニー・ショーはこの世から消えた。

その後、依存症の治療を受けたジョニー。
アーチーは退院祝いとして、ロシアの富豪から奪った“幸運の絵”をプレゼントした。

映画『ロックンローラ』の感想・評価・レビュー

裏社会のボスであるレニーの元に、ロシアのお金持ちのユーリが頼りにやって来て、絵を差し上げた事がきっかけで、様々な事件や真相が明らかになっていくストーリーが面白く、また緊迫なシーンやアクションシーンにも圧倒された。会計士の企みや、前科者達の必死な行動、絵を盗んだレニーの義理の息子など、あっと驚くような人物の登場があり、最初から最後まで飽きさせず、真剣に観られる映画でもあった。(女性 20代)


登場人物が多いが、一人一人が個性的で魅力的なので、群像劇のような感じで楽しめる。
特に、トム・ハーディ演じるハンサム・ボムが突然ワンツーに想いを告げた時はびっくりしたが、優しくて一途な彼の言動は憎めず、何だかんだ最後は応援したくなった。マーク・ストロング演じる裏社会のボスの右腕、アーチーも存在感があって良かった。
終始わちゃわちゃしているが、ラストはスッキリさわやかな終わり方をするのでお気に入り。(女性 30代)

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