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映画『サルベージ・マイス』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『サルベージ・マイス』の概要:奪われた宝を取り戻り、元の持ち主の元へと返してやる怪盗というよりは義賊・サルベージ・マイス。しかし欲に目がくらんだ相棒マリクの裏切りにより全ての罪はマイスのせいになってしまい!?美少女×空手×アクション×友情=正義(ジャスティス)!

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映画『サルベージ・マイス』の作品情報

サルベージ・マイス

製作年:2011年
上映時間:81分
ジャンル:アクション
監督:田崎竜太
キャスト:谷村美月、長野じゅりあ、佐藤祐基、長田成哉 etc

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映画『サルベージ・マイス』の登場人物(キャスト)

有栖川真唯(谷山水月)
サルベージ・マイスとして活躍していたが相方マリクの裏切りによって濡れ衣を着せられてしまった正義感の強い女の子。バトンのような武器を持つが素手でも十分強い。辿り着いた広島で美緒と出会うが、初めはデコボコだったものの、お互いの『宝物』について話していく内に打ち解ける。
宇崎美緒(長野じゅりあ)
広島愛を掲げる広島大好きJK。町を守る警備団「広島クリーンズ」の団長。空手の黒帯持ちで、女だてらに最強キャラ。もっと強くなりたいのが夢だが、密かに恋心を寄せている自警団メンバーの竹丸の平和主義な所もあってか今一つ葛藤している。
竹丸誠悟(長田成哉)
自警団のメンバーで一番シュッとしたイケメン風。だが暴力は好きじゃないらしい。
マリク(佐藤祐基)
元マイスの相棒で、己の欲を優先させネイサン率いる窃盗団へ入り広島中の宝を奪おうとする。
ネイサン(リチャード・ウィリアム・ヘセルトン)
窃盗団のボス。時々日本の四字熟語について語ったりしたがる。体格通り、空手の腕前も恐ろしい程強い。
ダーム(飛松陽菜)
ネイサン一味で、フードを被った金髪の少女。主に足技を主体にした空手で警備員や他の雑魚は彼女が主に蹴散らす。

映画『サルベージ・マイス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『サルベージ・マイス』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『サルベージ・マイス』のあらすじ【起】

「サルベージ・マイス」の名で、盗まれた宝を元の持ち主へと帰すことを生業にしていたマイスとマリク。しかしマリクは裏切り、彼は窃盗団ネイサンの手先として財宝を奪うようになってしまう。

場面は変わり、広島。ゴミ拾いや、介護施設などにボランティアへ行ったり、他にも町の治安を守る自警団「広島クリーンズ」はある日、チンピラを見つけ止めに入る。しかしあっさり逆ボコされてしまい笑われる羽目に。そこへ現れた自警団・団長を名乗るのはどう見ても華奢な女子高生・美緒。同じメンバーの竹丸に手だけは出すな、と言われるも広島の看板にわざとビールをかけられ激怒。次々チンピラを特技の空手で倒し、更には格闘技をやっているリーダー格の男をも、型のうちの一つである「抜塞大(ばっさいだい)」で倒してしまう。広島愛のあまり、大暴れした彼女をどこか呆れた目で見つめるメンバー・竹丸。竹丸は平和主義者でそんな彼女のブレーキ役でもあり、何より暴力を嫌っている。

マイスの正体こと真唯はマリクの裏切りの際に取り戻した宝の彫像を、持ち主・世良へと返す。世良のヘルパー・山重は世良と共に礼を言う。その後、街で流れていたニュースにより、マリクの手によって窃盗の罪を全て被せられていることを知り真唯は憤る。

その晩も、真唯はマイスとしてマリク達の手が伸びるよりも早く美術品を盗み出そうとしたがドジってしまい、警報器が鳴り響く。裏道から逃げ出そうとしたマイスの前に、美緒を筆頭に広島クリーンズが立ち塞がる。男子勢はあっさりマイスに負かされるも、美緒だけは宝物を返すよう言い、マイス対美緒の戦いが始まる。マイスが優勢で、「広島の女の子は大したことないね」と煽るとそれが地雷となり美緒が覚醒する。が、結局マイスの方が一枚上手でマイスを逃がしてしまう広島クリーンズ。

映画『サルベージ・マイス』のあらすじ【承】

翌日、自分の拳が全く当たらなかったことに不機嫌な美緒。今度会ったらブチのめす、と吠える彼女に実は既に真唯が接近しつつあった。真唯は東京から出てきたばかりだからと突然、美緒についていく。もみじ饅頭が食べたいという真唯に対し広島と来たらお好み焼きなんだよ、と行きつけのお好み焼き屋「ふうりん」へと連れて行く。何だかんだと広島クリーンズのメンバーに興味を持つ真唯。

一方、マリクはネイサンという外国人が率いる窃盗団にいた。マリクはマイスを裏切った夜、奪えなかった彫像の件で皆から制裁を食らっていた。マリクはもう1度チャンスをくれと頼み込み、マリクは彼女から盗み出していた盗品リストを使い上手くネイサンに取り入る。マリクをリーダーにし、テレビ局をターゲットにして動き始めていた。

結局、真唯と美緒は広島案内と称しながら身の上話を語り合い、やがて美緒は自警団のリーダーとしてこれまでやってきたが本当に強い相手と戦ったことがなかったのだと昨夜のマイスとの一戦で思い知らされたらしい。真唯はならもっと強くなればいい、と言うがそうすると美緒の思い人でもある竹丸は平和主義者のためか、あまりいい顔をしないらしい。そうしているうちに海に辿り着き、その光景に感動する真唯。真唯は「宝物を探して東京からやってきた」と話し、美緒にとっての宝物は何かと尋ねる。美緒はこの広島の町だと答え、真唯はしかしそれを超える宝物にも巡り会えるかもしれない、と微笑みかける。真唯は砂浜の中に落ちていた錆びた飛行機の玩具を拾い上げながらも「こんなに錆びててもこの持ち主にとっては宝なんだよねー」と笑う。そんな中、美緒の元にふうりんから電話が入る。何かと思えば怪盗マイスから「本日5月4日、広島ホームテレビに参上」の予告状が届いたのだという。何故そんな所に予告状なんて来るのか、と怪しみつつ広島クリーンズ出動だと美緒は走り出す。ちなみにそれは、真唯がマリク達の狙いを見抜き差し向けた予告状なのだった。

映画『サルベージ・マイス』のあらすじ【転】

広島クリーンズは集まったものの、竹丸は「警察に任せた方がいい、自分達の守備範囲を超えている」と言うが、美緒は広島の宝物が守れないのならクリーンズなんかいらない、自分1人で守ると駆けて行ってしまう。追いかけるクリーンズ。

マリク達が狙うのはテレビ公開が決まっているという貴重な壺、『燕雀の壷』だった。それを奪うためテレビ局へ潜入するマリクら一味。テレビがオンエアし、壺がスタジオに入った瞬間ほぼ同時にマリク一味も乱入した。主に戦闘の中心にいるのは白いフードに金髪がトレードマークの少女・ダーム。ほとんど彼女1人と言っていい程の活躍ぶりであっさり沈められていく警備員達。マリクがその隙に壺を奪おうとした所へ、美緒が到着する。美緒の蹴りにより、壺はマリクの手から竹丸の手に渡り、美緒はそれを持ったまま逃げるよう指示。マリクがそれを追いかける形になり、残された美緒とダームの戦闘が始まった。双方熾烈な戦いの末、『チャタンヤラクーシャンクー』の型で勝利を収めたのは美緒の方であった。美緒は慌てて竹丸を追いかける。竹丸は屋上へ逃げるも、マリクに捕まり壺を奪い返される。そこへ参上したのは真唯もといマイスであった。マイスはマリク達の手下を相手に立ち回り、壺を取り返すもそれを持っている所に美緒と遭遇してしまい、壺を盗んだと誤解されたまま戦う羽目に。戦いの弾みでマイスのマスクが取れてしまい、美緒はマイスの正体が真唯と知りショックを受ける。何とか話をしようとするも、マリクが気竹丸を人質に壺を要求してくる。やむを得ず壺をマリクへ返すが、美緒からは敵だと勘違いされたままマイスはマリス達の元へと連れて行かれる。

ふうりんへと引き返す美緒達だったが、竹丸はマイスの件でショックを受ける美緒に誤解だったのではないかと窘めようとするが美緒は聞き入れようとしない。捕らえられたマイスはネイサンの手下らから暴行の末、ネット上で「広島全ての宝を奪い去ることを宣言する」と濡れ衣を被せられた挙句配信された。その様子をニュースで放送される。そんな中、かつてマイスが彫像を返した世良のヘルパー・山重からボランティア繋がりで自警団へメールが入る。あの娘は泥棒ではなく、サルベージ・マイスという取り返し屋さんなのだと。自警団達も介護施設で世良が見せてくれた彫像のことを思い出し、またネット上でもサルベージ・マイスを援護するような声が殺到する。美緒の心は揺れ動くが、あれだけ暴力を嫌がっていた竹丸さえも、美緒に「君の空手で彼女を助けるんだ」と後を押され決意を固める。

映画『サルベージ・マイス』の結末・ラスト(ネタバレ)

空手の胴着に着替え、黒帯を絞めた美緒は迷いを断ち切るように型をした直後、自警団のメンバーの情報を頼りに敵陣へと乗り込み見張りを倒していく美緒。真唯の元へと辿り着くなり、空手技を駆使し次々敵一味を一網打尽にする。傷だらけの真唯へと近づき、信じてやれなかったと謝る美緒に真唯は礼を述べ、「美緒達を巻き込んだ罰として死んでも良かった」と言う。すかさず美緒は「死ぬなんて言うな。お前の探しに来た宝物、一緒に探すから」とその肩を揺さぶるが、真唯曰くその宝は美緒の目には見えないものだという。しかし、その前に決着をつける、と1人で立ち向かおうとする真唯に「2人ならもっとやれる」と、かつてマイスが被っていたマスクを微笑みながら自分に付けた。真唯もそれに同調するよう微笑み返す。新たなる「サルベージ・マイス」の誕生であった。

広島中の宝を、マイスのメモを利用しながら片っ端から強奪していく窃盗団。マリクの前に姿を現した新生サルベージ・マイスは、襲い来る窃盗団を次々と成敗していく。戦闘の最中、真唯と美緒は二手に分かれることになり、真唯とマリクは一騎打ちとなる。美緒は美緒で、宝を持って逃げる窃盗団を追いかけ町へ向かうが、窃盗団はバスへ乗り込み運転手を脅す。無理やりバスを発車させるが、寸での所で美緒が駆け込みバスの中でのバトルが始まる。息吹を吐きながら、美緒はバスから逃げ出した最後の相手を追いかける。その途中、窃盗団が落とした宝を拾い上げるのは竹丸だった。すぐに返り討ちに合い沈められる竹丸だったが、寄ってきた美緒を鼓舞し、かつてのように彼女の強さを否定するようなことはしなかった。強く頷く美緒。そして美緒はいよいよ、ボスのネイサンと対峙する。

真唯改めマイス対マリクのサシバトルも開始していた。マリクは言う、「お前の探してた宝物は目に見えないそうだが、それは俺のことだろ?だから目に見えない」。マイスはやや呆れながらも「違う。貴方と同じ方を向いて走ること、それが宝物だと思った」――マリクはくだらない、と言うがマイスはもし誰かが共に走ってくれていたならそれが宝物だという。なら美緒が宝物なのか、と問うマリクにそれはあの子次第、と一笑するマイス。やがて2人の決着が付くと、勝利を収めたマイスは美緒の元へと走る。一方で美緒は苦戦を強いられていた。元より体格の差もあってか、いよいよ地に伏せる美緒。ネイサンの一撃が美緒を襲うより一足早く、マイスが駆け付けた。2人なら必ず勝てる、とお互いの力を信じ合い、連携攻撃によりネイサンを倒すことに成功する。そして奪われた宝も全部返してあげられる、と2人はパトカーのサイレンを聞きながら夕闇に消えた。

ふうりんでは顔に傷だらけの美緒の元へ、竹丸がやってくる。竹丸は「美緒の力は暴力じゃない」と微笑みかけ、美緒も嬉しそうにする。自警団のメンバーらがお好み焼きで盛り上がる背後では、かつてマイスが裏切られた時に被せられた濡れ衣が晴らされネイサン達窃盗団が捕まったニュースが聞こえる……。そしてまた日常通りに、広島クリーンズは町のゴミ拾いをしていた。美緒の元へ入る一件のメール、真唯からであった。「サルベージ・マイスを必要としている宝物があるよ。来る?」――。向かった先は例の海で見つけた錆びた飛行機の持ち主の少年のものであった。お礼を言う少年と、何者? と問いかける少年。2人はポーズを決め、叫ぶのであった――「サルベージ・マイス!!」

映画『サルベージ・マイス』の感想・評価・レビュー

アクション指導が西冬彦氏なだけあってやはり隙がない。長野じゅりあ対飛松陽菜(どちらも演技経験豊富ではなく、空手選手達のようだが)による軽量級同士による胴回し蹴りやソバット、突きが炸裂するバトルも『キック・アス』のヒットガールを思い出せる。長野じゅりあの凛とした型が素敵で経験者としてはつい魅入ってしまった。彼女には第二の武田梨奈の道を歩んでほしかったし、主演の谷村美月も身体張っているのに何故もっとアクションに出ないのか。(MIHOシネマ編集部)


物凄くB級映画の雰囲気が漂う作品で、見ているとなんだか照れ臭く感じた。でも、気軽にアクション映画を楽しみたいのなら、そこまで悪くはないと思う。宇佐木美緒を演じた長野じゅりあさんが実際に空手家なだけあり、動きのキレが凄い。敵と戦うシーンは、無駄な動きが一切なく純粋にカッコ良いなと思った。もっとアクション女優として売れても良いのにと思うぐらいだった。谷村美月さんもアクション初挑戦にしては、良かったと思う。(女性 30代)


サブカルの街で活動する劇団の作品を見ているようで苦笑いがこぼれてしまいました。
盗まれたお宝を持ち主の所へ戻す泥棒という謎のキャラクター設定で空手を駆使したアクションシーンや広島弁全開のセリフなど、この世界観が好きな人にはかなり面白い作品なのだろうと感じました。
全体的に物足りなさはありますが、広島の美味しい食べ物や綺麗な風景も登場するので、あまり深く考えずに見るのもいいかもしれません。(女性 30代)

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