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映画『サンブンノイチ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『サンブンノイチ』の概要:3人の男達が、人生の逆転をかけて銀行強盗を企てる。3人を取り巻く人間達は、彼らを騙してどうにかお金を盗もうとしていた。様々な人間達の私利私欲が入り混じり、状況はどんどんと複雑になっていく。

映画『サンブンノイチ』の作品情報

サンブンノイチ

製作年:2013年
上映時間:119分
ジャンル:アクション、コメディ、サスペンス
監督:品川ヒロシ
キャスト:藤原竜也、田中聖、小杉竜一、中島美嘉 etc

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映画『サンブンノイチ』の登場人物(キャスト)

清原修造(藤原竜也)
キャバクラの雇われ店長。ギャンブル好き。店の売り上げ金を失くし、銀行強盗を企てる。頭が良く、お金を奪うための全ての計画を練る。
小島一徳(田中聖)
キャバクラのボーイ。修造の弟分。ヤンキー上がりで、格闘技が趣味。修造に誘われて、銀行強盗をする。頭は悪いが、勘が鋭い。
金森健(小杉竜一)
大手焼肉チェーン店の社長。店の食中毒が原因で借金を抱えるも、見栄のためにお金を使い続ける。修造の誘いに乗り、銀行強盗に参加する。キャバクラ好き。
茉莉亜(中島美嘉)
キャバクラ嬢。元劇団女優。破魔に言われ、修造達に銀行強盗をさせる。女優としてのプライドを捨てきれていない。
破魔翔(窪塚洋介)
キャバクラのオーナー。修造達に銀行強盗をさせ、お金を奪おうとする。アイスピックを武器に使い、害のある人間は容赦無く殺す。
若槻(木村了)
一徳の旧友。頭の切れる男で、闇の世界で商売をしている。渋柿の孫で、修造達を騙そうとする。喧嘩は弱く、度胸もない。
渋柿多見子(池畑慎之介☆)
川崎の金貸し。誰にでも保証人なしで貸し付ける。裏の世界では伝説的な人物。レズで、茉莉亜のことを気に入っている。修造達を騙し、全てのお金を奪おうとする。

映画『サンブンノイチ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『サンブンノイチ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『サンブンノイチ』のあらすじ【起】

キャバクラ「ハニーバニー」の雇われ店長である清原修造。このキャバクラのボーイで、修造と仲の良い小島一徳。大手焼肉チェーン店の社長で、このキャバクラの常連である金森健。この三人は、銀行強盗を成功させて「ハニーバニー」へと逃げ込む。

もうそろそろ外に出ても大丈夫だろうと言う一徳と健。それに対し、修造は絶対に危険だと言い張る。修造は、人一倍心配性だった。

修造は、運転手だった一徳と、実行犯だった自分と健とでは仕事の質が違うのだから、分け前が三分の一では納得がいかないと言い出す。修造がタバコを吸いに行った後、一徳は修造を殺すと健に呟く。

銀行強盗をする前、修造は競馬をしているときにお店の売り上げ金を失くしてしまった。「ハニーバニー」のオーナーである破魔翔は、名前の通りに恐ろしい男だった。過去にも、売り上げ金を盗んだ元店長を殺した過去があったのだ。

競馬場で落胆していた修造のもとに、「ハニーバニー」で働くキャバクラ嬢の茉莉亜が現れる。彼女も何かをやらかして、破魔に殺されるかもしれないと修造に相談する。

映画『サンブンノイチ』のあらすじ【承】

茉莉亜は、渋柿多見子という女からお金を借りようと修造に提案する。渋柿は、川崎で絶大な権力を持った金貸で、どんな人間にも保証人なしでお金を貸すことで有名だった。渋柿はレズで、茉莉亜を気に入っていた。そんな経緯もあり、修造と茉莉亜は渋柿からお金を借りることにする。

一週間以内に渋柿にお金を返さないといけなくなった修造と茉莉亜。茉莉亜は修造に、銀行強盗を提案する。

銃を持って戻ってきた一徳。一範の怖さを知っていた修造と健は、一徳が戻ってくる間に分け前を八割一徳に渡すことに決める。一徳はそれを聞いて銃を降ろす。しかしこれは一範と修造の罠で、健を騙していたのだ。

銀行強盗の五日前。健は、店の食中毒が原因で借金を抱えていた。しかし、見栄のためにそれを隠し、散財を続けていた。そこに目をつけた修造が、健を銀行強盗に誘う。

銃を捨てに行った健は、地下にいた「ハニーバニー」のボーイに遭遇して殺してしまう。修造は、このアクシデントを利用しようと提案する。

銀行強盗四日前。修造は、ギャンブルで借金をしていた一徳を銀行強盗に誘う。

映画『サンブンノイチ』のあらすじ【転】

銀行強盗三日前。修造達は、一範の友人である若槻から銃と車を調達する。

警察のサイレン音が聞こえたため、修造が外に様子を見に行く。帰ってきた修造は二人に、スナイパーが狙っていると伝える。

銀行強盗の二週間前、茉莉亜がトイレに隠しカメラを発見する。それを破魔に報告する茉莉亜だが、それは破魔本人が裏AVのために仕掛けたものだった。ビジネスの邪魔をしたとして、茉莉亜に銀行強盗を企てるように仕向ける。

銀行強盗の二日前。茉莉亜は修造に全てを告白する。そして、破魔と健を騙そうと修造に提案する。

健が、盗んだお金が入っているカバンを開ける。中には、大量の偽札が入っていた。健は、カバンを用意した修造を疑う。一徳も、それを聞いて驚いた様子を見せる。

銀行強盗前日。修造が渋柿に拉致される。渋柿は、銀行強盗のことを知っていた。渋柿は、茉莉亜が裏切ろうとしていると修造に伝える。

修造は健と一徳に銃を向ける。全ての金は、茉莉亜が持っていると二人に伝える。

映画『サンブンノイチ』の結末・ラスト(ネタバレ)

銀行強盗前日。茉莉亜は銀行強盗の計画を修造に伝える。修造は、その計画に従うふりをする。

茉莉亜と破魔は、修造達の様子をモニターで見ていた。茉莉亜は、破魔を殺した後に三人の中で残った人間を殺し、お金を一人で奪おうとしていた。モニターの中では、健が突然銃を出して他の二人を撃ってしまう。その瞬間に破魔を殺そうとする茉莉亜だったが、破魔に気づかれてしまう。

健が逃げたため、破魔と茉莉亜は健を追いかける。すると破魔達の前に、渋柿が現れる。

銀行強盗の三時間前、修造は一徳と健に茉莉亜との計画を全て話す。殺されたと思われていたボーイも、三人の協力者だった。つまり、ここまでの経緯は全て三人の計画通りだったのだ。

お金を手に入れた修造達の前に、若槻が現れる。三人は、若槻に連れ去られる。若槻が向かったのは渋柿のところだった。渋柿は、若槻のおばあちゃんだったのだ。

拷問を受ける修造達だったが、突然火災報知器が鳴る。修造達は渋柿を騙し、その場を逃げることに成功する。

銀行強盗の一時間前。修造達は渋柿と若槻がぐるだということに気づく。修造と一徳と健は、三人でみんなを騙そうと誓い合う。

修造達はお金を奪うことに成功し、乾杯をする。そこへ、渋柿を倒して逃げ出してきた破魔が現れる。お金はあげるが、自分のもとで働くように破魔は三人に提案する。奪ったお金で人生をやり直したいと言う修造に破魔は、お前らはすでに悪党だという言葉を突きつける。

映画『サンブンノイチ』の感想・評価・レビュー

出てくる人のキャラがぶつかりあうような、とても個性的で掛け合いの言葉なども面白かった。仲間同士の駆け引きや、裏切り、協力など、人間の裏の部分が全面的に出ていた。騙されていると知った時、どういう感情になるのか、また新たに違う言葉を聞いて信じるのか、信じないのか、葛藤しながらも次々と起こる事件に、対応していく姿も見所である。銀行強盗を行う前に色々な事件に遭遇してしまうが、当日は上手いこと成功し、取り分けも均等に分けていた事も少し笑えた。(女性 20代)


重厚な、考えさせるような映画ではないが、テンポがよく楽しい映画だった。
観賞後は映画を観たというよりも、漫画を読んだ時の感覚に似ている。コメディに振り切ることもなく、かといってシリアスになりすぎないという、良い意味でお笑い芸人が監督とは思えなかった。多少物足りない点もあるし、すっきりしない部分もあるが、酷評されるほど酷い作品ではない。
配役も藤原竜也がいることによって、引き締まっていた。彼じゃなかったら、まとまりがつかなかったかもしれない。やはり名俳優なのだなと感じた。(男性 20代)


藤原竜也さんや窪塚洋介さんなど、実力がある俳優さん達の振り切った演技が良かった。芸人さんも大勢出演しており、テンポが良くておもしろかった。登場人物のほとんどが訳ありの人間で、誰を信じれば良いのか分からず、最後まで飽きずに見ることができる。騙し合いの結果、修造達が持ち逃げして終わるのかと思いきや、破魔が現れたのは予想外だった。これから修造達を待っているのは、今までよりも辛い日々なのかもしれない。(女性 30代)


品川ヒロシの作る作品はやっぱり面白いなと感じました。現実にはありえないような設定だったり、共感できない世界を描いていることが多いですが、今作は特にはちゃめちゃで登場するキャラクターの個性がぶつかり合っているような気がします。藤原竜也を筆頭として、窪塚洋介や田中聖、中島美嘉などかなり個性の強いキャストが揃っていました。
ストーリーはそれほど深くありませんが、とにかくテンポが良いので楽しく見ることが出来ました。(女性 30代)

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