映画『スコーピオン・キング』の概要:2002年のアメリカ映画。「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」に登場するスコーピオン・キングに焦点を当てたスピンオフ映画。監督はチャック・ラッセル、出演はザ・ロックことドウェイン・ジョンソン。
映画『スコーピオン・キング』 作品情報
- 製作年:2002年
- 上映時間:92分
- ジャンル:アクション
- 監督:チャック・ラッセル
- キャスト:ドウェイン・ジョンソン、スティーブン・ブランド、マイケル・クラーク・ダンカン、ケリー・フー、バーナード・ヒル etc…
映画『スコーピオン・キング』 評価
- 点数:60点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『スコーピオン・キング』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『スコーピオン・キング』のあらすじを紹介します。
雪の降り積もった山の中にぽつんと立つ建物の中で人々は陽気に宴会を繰り広げていた。“バビロニア人を殺した、メソポタミア人も殺した、アッシリア人もミュケーナイ人もシュメール人も。だが今までアッカド人を殺した事はない”と磔にされている男を殺そうと盛り上がる人々。だが磔の男は動じることなく俺の兄弟が許さないぞとつぶやいた、その時爆発音と共に無数の矢が飛んでくる。矢の威力はすさまじく人が外へ吹っ飛んでしまうほどだったため人々はちりぢりに逃げ出した。
時はピラミッド建造以前の時代、東から強大な軍がやってきて瞬く間に征服されていった。その軍は最強の者が王になるというルールにのっとり戦士メムノーンが予言師を傍らに置きつつすべてを支配していた。さらに領土を拡大しようともくろむメムノーンに対抗すべく異なる部族が集まり会議を開いていたが予言師がいる限り勝ち目はないと及び腰になるばかり。その時アッカド人達がやってきた、予言師を暗殺するために呼ばれたのだ。アッカド人達は暗闇に紛れて予言師の元へと行くが何故か待ち伏せされていたため兄や仲間が矢に撃たれてしまう。 失意の中予言師を探しついに見つけ出した、矢をつがえたアッカド人は振り向いた予言師の姿をみて固まってしまう。予言師は絶世の美女だったからだ、予言師は男に語りかけた“裏切り者がいたマサイアス、ここに来た目的も知っている”と。
映画『スコーピオン・キング』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『スコーピオン・キング』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
予言師が見た未来は現実になったのか
予言師は“これをどうぞ”と無邪気に食べ物を差し出す子どもを見て微笑んでいたのですが突然あるビジョンが頭に浮かんできます。それは目の前の子どもの胸に矢が刺さり死んでいるというものでした。さらに町中が炎に包まれ人々は兵士に殺されあちこちに倒れています、予言師の見えるものは陽炎のようなもので確実な未来ではないとはいうもののこのままではその光景は現実のものとなってしまいます。
さらに予言師はある未来も見えました、それはマサイアスがメムノーンと戦い敗れてしまうというビジョンでした。そのため予言師はマサイアスに戦うのを止めるようにと忠告しますがマサイアスは戦士として戦う事を決意します。
街は襲われてしまうのか、そしてマサイアスは本当にメムノーンに敗れてしまうのかラストまで目が離せません。
どうして予言師はマサイアスを助けたのか
予言師は幼い頃に囚われて以来ずっとメムノーンのそばにいることを強要されてきました。メムノーンは予言師としての彼女だけでなく女性としても必要としていました。そんな状況にうんざりしていたとき予言師はあるビジョンを見たのです。それはマサイアスが自分を連れ出してくれるというものでした、そのためその場で殺そうとしたメムノーンに対して“自分で彼をころしてはいけない兵士に殺させてもいけない、不幸になる未来が見える”とうそを言ってマサイアスを助けてくれたのです。
今ではすっかり有名なアクション俳優であるドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)の初主演の若い頃が堪能できる、痛快娯楽作。
本編はシンプルな脚本で、その分様々なアクションパターンで楽しませてくれる。カサンドラ役のケリー・アン・ヒューの肉体美にも目を奪われた。残念なのは「何故彼がスコーピオンキングになったのか」について、今作では語られていないという事。続編で描くつもりだったのだろうが、続編にはドウェイン・ジョンソンは続投せず、5作まで続いているが未だ謎は明かされていなかったはず。そのことを思うと、物語的に完結していないという点が残念。
リブートがあるかも知れないという事なので、密かに期待している。(男性 30代)
『ハムナプトラ』のスピンオフではなく、まったく新しい独立した作品のように思えました。『ハムナプトラ』との繋がりはほとんど感じられませんでしたが、アクション映画としてはこちらの作品が見応えがあります。さらに、主役のドウェイン・ジョンソンが若くてセクシーです。
ストーリーはよくある王道の内容でしたが、「ここで矢に当たるだろう」と思われたキャラクターに矢が当たらなかったシーンはいい意味で裏切られました。
キャラクターたちの衣装も素敵で、古代エジプト?の雰囲気が味わえる作品です。(女性 30代)
『ハムナプトラ』シリーズが大好きな私。ハムナプトラにスコーピオンキングが登場した時はCG感満載のなんだかやばいビジュアルになんだこれ…という感じでしたが、今作はスピンオフと言うことでスコーピオンキングをメインに描かれています。
最近でこそ、俳優ドウェイン・ジョンソンとして活躍していますが、今作に出演した頃はまだまだザ・ロックと言った感じがします。今は見られない長髪も初々しくて良いですよね。
ストーリーはイマイチだし、なぜスコーピオンキングなのかは一切語られていませんが、スピンオフだから仕方ないかなと納得しました。(女性 30代)
映画『スコーピオン・キング』 まとめ
あまり歴史に詳しくはないのですがこの物語の時代がピラミッド以前の時代といっていたのでそのつもりで見てみたらどんどん分からなくなってしまいました。結局どこのお話しなのかアッカドとかメソポタミアなどの単語からあの辺りかあと想像するしかありませんでした。けれどそんな細かいことは気にしちゃいけないんだとドウェイン・ジョンソンの肉体美とアクションを見ていて思います、本当にかっこいい。
メムノーンの部下の衣装がハムナプトラ2に出てきた敵と一緒でしたね(真っ赤なターバンのようなものをつけていた)、館長達はイムホテップを主として代々崇めてきた一族という設定だったような気がしますが何か関係があるんでしょうか、そこがとても気になりました。
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