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映画『シャドウ・エフェクト』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『シャドウ・エフェクト』の概要:ガブリエルは妻のブリンとダイナーを営み、幸せに暮らしていた。その一方で、政治家達を殺す悪夢に悩まされていた。その悪夢は、夢とは思えないほど現実味があった。妻のブリンは夫を心配し、精神科医のリーズを紹介した。

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映画『シャドウ・エフェクト』の作品情報

シャドウ・エフェクト

製作年:2017年
上映時間:94分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:オービン・オルソン、アマリヤ・オルソン
キャスト:カム・ジガンデイ、ジョナサン・リス・マイヤーズ、ブリット・ショウ、マイケル・ビーン etc

映画『シャドウ・エフェクト』の登場人物(キャスト)

ガブリエル(カム・ジガンデイ)
人を殺す悪夢に悩まされる。両親から受け継いだダイナーを経営している。
リーズ(ジョナサン・リス・マイヤーズ)
精神科医。妻を亡くしている。実は、妻を生き返らせるための実験を行っている。
ブリン(ブリット・ショウ)
ガブリエルの妻。ガブリエルと一緒にダイナーで働いている。悪夢に悩まされる夫を心配し、リーズを紹介する。
ホッジ保安官(マイケル・ビーン)
アメリカ・シアトルの保安官。ガブリエルが営むダイナーの常連客。

映画『シャドウ・エフェクト』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『シャドウ・エフェクト』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『シャドウ・エフェクト』のあらすじ【起】

アメリカのシアトル。州知事で次期大統領の有力候補であるジョン・フランシスが、覆面の男に殺害された。男は警察が来るまで現場にいた。爆弾を仕掛けていたのだ。警察がそのことに気づいた後、すぐに建物は爆発した。

ガブリエルは妻のブリンとダイナーを営み、幸せに暮らしていた。だが、その一方で政治家達を殺す悪夢に苦しんでいた。料理中に発作を起こし、ナイフを落としてしまうこともあった。

男は海を泳ぎ、標的がいる「第2の故郷」と書かれたボートに忍び込んだ。標的のジャック・ケネスを絞め殺そうとするが、ナイフを使って抵抗される。しかも、そこにはジャックの妻もいた。妻が銃を撃ってきたため、男はジャックと共に海の中に落ちた。妻は銃を乱射し続け、夫を誤って殺してしまう。男は爆弾を使って後始末を行った。

ガブリエルはブリンに勧められ精神科医リーズの診察を受けた。ガブリエルは夢で人を殺していること、それが現実のように感じることを話した。リーズはストレスが原因だと判断し、睡眠不足と不安の解消に効く薬を処方した。

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映画『シャドウ・エフェクト』のあらすじ【承】

ガブリエルは「第2の故郷」と書かれたボートについて、インターネットで検索を掛けてみた。すると、そのボートで実際に殺人事件が起きていた。凶器には妻の指紋が付着しており、妻は自殺して亡くなっていた。ガブリエルは次にシアトルの政治家殺害について調べてみた。すると、フランシス州知事が殺害されていることが分かった。

発作を起こしたガブリエルは、車に乗っていた男からメモを受け取った。そのメモを見た後、すぐにライターで燃やした。その後、ガブリエルは地下鉄で男を線路に突き落として殺害した。警備員に後を追いかけられるが、人目のつかないところに誘い込んで殺害した。ガブリエルは涙を流しながら、爆弾を爆発させた。

ガブリエルは自分の行動を把握するため、部屋にカメラを設置した。そして、知り合いのホッジ保安官に会いに行き、ジョンとジャックが殺されたことで誰かが恩恵を受けていることを訴えた。ホッジ保安官は忙しさのあまりガブリエルがおかしくなったのだと思って相手にしなかった。ホッジ保安官はガブリエルが危険な行動に出ないよう、部下に見張らせることにした。

ガブリエルはアルバイトのジェシーとダイナーにいるとき、発作を起こしてしまう。ガブリエルはジェシーの服を掴み、「誰に雇われたか言え」と迫った。ジェシーは怯えながら、必死にガブリエルに雇われたことを訴えた。落ち着いたガブリエルはジェシーに謝罪し、脳裏に過った地下鉄の殺しの件をインターネットで調べた。すると、地下鉄のF駅でイリノイ州の議員が亡くなっていることが分かった。その時、ジェシーが外に出て電話しているのが見えた。ジェシーは豹変したガブリエルの態度に怯え、ホッジ保安官に連絡を取っていた。

映画『シャドウ・エフェクト』のあらすじ【転】

ガブリエルはホッジ保安官に撃たれる悪夢を見る。トイレで苦しんでいると、ブリンがバットでドアを破壊してきた。部屋にカメラを設置したことを知り、怒り狂っていたのだ。ガブリエルはブリンを宥めて一緒にビデオを見た。映像のガブリエルは、普通に生活を送っていた。

ガブリエルはリーズの診察を受けた。リーズはやはりガブリエルの話を真に受けることはなかった。ストレスによって過激な夢を見るのだと思っていた。前回より多くの鎮痛剤を処方した。ガブリエルはリーズが席を外した隙に、箱に入っていた書類を盗んだ。そこには、マリー・アントンの死亡証明書が挟んであった。ガブリエルは前回同様、鎮痛剤を捨てた。

ガブリエルは標的を射殺した。すぐに逃走するが、ホッジ保安官が後を追って来ていた。ガブリエルは腹部に怪我を負う。途中で車を盗み、リーズの元に向かった。診療所の中を探ると、「SOL」と書かれた指輪があった。

ガブリエルは自分の名前がガブリエルではないこと、リーズの名前がアントンであることを思い出していた。マリー・アントンは亡くなったガブリエルの妻のことだった。ガブリエルは被験者で、リーズが処方した薬はガブリエルの記憶を消すための物だった。2人が話していると、警察が駆けつけてきた。ガブリエルはリーズを殴って気絶させ、逃走した。

映画『シャドウ・エフェクト』の結末・ラスト(ネタバレ)

ガブリエルはブリンの元に行き、自分が何者であるのか話を聞こうとした。ブリンはガブリエルの本当の妻ではなく、1年前に雇われて妻の振りをしていたことを話した。ガブリエルはショックを受ける。詳しく話を聞こうとしたとき、ホッジ保安官達が現れ捕まってしまう。

ガブリエルは記憶を消去するための治療を施されるが、施術者を殺し逃走した。その建物にはリーズがいた。ガブリエルは「SOL」について尋ねた。リーズが何も話さなかったため、ガブリエルはインターネットで調べた情報を話した。「SOL」とはアメリカ入植者の組織で、イギリスの税法に抵抗した秘密結社のことだった。1773年のボストン茶会事件の首謀者としても知られていた。リーズはそれを認めた。

リーズは妻を取り戻すため、肢体の組成と脳組織の再生の実験を行っていた。研究は違法とされ逮捕されるが、「SOL」は裏工作を行い告訴を取り下げた。さらに、リーズに対して研究資金までも提供していた。ガブリエルの正体は海軍特殊部隊に所属する狙撃の名手、ダニエル・ポウニーだった。ホッジ保安官は「SOL」に所属する前はダニエルの司令官だった人物で、ブリンはガブリエルを精神的に支える役割を担っていた。

ガブリエルの他に「シャドウ」と呼ばれる13人のダニエルのクローンが存在していた。クローンは未完成だったため、精神が壊れないよう任務以外に嘘の日常を作る必要があった。1体が亡くなれば、すぐに次のクローンの再生を行っていた。双子のようにクローン達は記憶を共有してしまい、ガブリエルは悪夢を見ることになったのだ。

ガブリエルは殺されそうになり、腹部を撃たれる。その時、ブリンが駆けつけ、助けられる。しかし、ガブリエルは瀕死の状態で、逃げることができなかった。ブリンにクローンを再生するよう頼んだ。ブリンは人工呼吸を行い、クローンを再生させようとした。そこに、ホッジ保安官が駆けつける。ホッジ保安官はクローンにブリンを殺させようとするが、クローンが撃ったのはホッジ保安官だった。クローンにはガブリエルとしての記憶があった。

ガブリエル達の傍で火の手が上がっており、いつ爆発を起こしてもおかしくないほど危険な状態だった。ガブリエル達は逃げようとするが、エレベーターはリーズが壊していたため動かなかった。ガブリエルはブリンだけ逃がし、その場に留まった。

ガブリエルはトイレで吐いていた。そんなガブリエルを心配する女性の声が聞こえた。

映画『シャドウ・エフェクト』の感想・評価・レビュー

物語の始めでは人を殺しているのが夢か現実かは分からないため、不気味さを感じる。怒ったときのガブリエルの尋常じゃない様子も、本当に怖い。映画を見るまでは、頭に怪我を負うか病気を発症したかで、人を殺した記憶を忘れているのかなと思っていた。そのため、秘密結社やクローンの存在が明かされたときは、本当に驚いた。驚いたのだが、ちょっとリアリティがなくて、物語が進むにつれて気持ちが冷めてしまった。前半がおもしろかっただけに、残念だった。(女性 30代)


何故ガブリエルが自分には全く関係の無いような夢を見るのか疑問に思いながら鑑賞していました。夢は記憶の整理なので自分が見たものや経験したことしか出てこないはずだからです。
リーズの存在はとても怪しく、彼が何か知っているのだろうとは思いましたが、彼が妻を生き返らせるための実験をしていたり、秘密結社が関与しているというのは驚きでした。
ラストでブリンを逃がすガブリエルですが、ブリンも雇われた共犯者だと思ってしまうのは私だけでしょうか。(女性 30代)

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