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映画『アイの歌声を聴かせて』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『アイの歌声を聴かせて』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『アイの歌声を聴かせて』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『アイの歌声を聴かせて』の結末までのストーリー
  • 『アイの歌声を聴かせて』を見た感想・レビュー
  • 『アイの歌声を聴かせて』を見た人におすすめの映画5選

映画『アイの歌声を聴かせて』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0066800

製作年 2021年
上映時間 108分
ジャンル アニメ
青春
ミュージカル
SF
監督 吉浦康裕
キャスト 土屋太鳳
福原遥
工藤阿須加
興津和幸
製作国 日本

映画『アイの歌声を聴かせて』の登場人物(キャスト)

シオン(土屋太鳳)
サトミの母が作った試験中のAI。サトミが幸せになることだけを考えている。突然歌い始める。
サトミ(福原遥)
「告げ口姫」と呼ばれ、クラスで孤立している。仕事で忙しい母に代わって家事をしている。ミュージカルアニメ「ムーンプリンセス」が大好き。
トウマ(工藤阿須加)
サトミの幼馴染。機械の詳しさはプロが感心するほど。サトミのことが好き。
ゴッちゃん(興津和幸)
男女ともに人気。アヤと付き合っているが最近は上手くいっていない。
アヤ(小松未可子)
気が強い。ゴッちゃんと喧嘩中なため、ゴッちゃんが女子といるのを見るとイラつく。
サンダー(日野聡)
柔道部。試合に勝ったことはない。AIロボット・三太夫とよく稽古している。

映画『アイの歌声を聴かせて』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『アイの歌声を聴かせて』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アイの歌声を聴かせて』のあらすじ【起】

サトミの高校に転入生のシオンがやってくる。サトミはその顔を母のパソコンで見たことがあった。サトミは仕事で忙しい母に代わって家事全般を行っており、母の予定を確認するために開いたパソコンで、シオンの顔写真がAI実地試験と共に登録されていたのだ。シオンは自己紹介を振られるも、サトミを見つけるや否や駆け寄って、「今幸せ?」と問う。シオンは、「私が幸せにしてあげる」と言い、クラスメートを驚かせたのだった。

シオンがAIだと分かったサトミは、絶対に学校で正体がバレないようにくぎを指す。しかし、クラスメートはシオンのずば抜けた運動神経や才能に興味津々。一方、シオンはサトミが幸せになることだけを考えていた。サトミは余計なお世話だと伝えるために、シオンと音楽室で話をする。そこに、トウマ・ゴッちゃん・アヤ・サンダーの4人がそれぞれの理由で集まった。友達という単語に反応したシオンは、皆の前で歌い始める。飛び出したシオンを止めるために、サトミは思わず緊急停止の画面を押してしまう。皆にシオンがAIであることがバレてしまった。

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映画『アイの歌声を聴かせて』のあらすじ【承】

サトミは母のために、シオンのことを秘密にしてほしいとお願いする。幸い、緊急停止した通知は母の勤務先・星間には届いておらず、初日は無事終了した。

その後もシオンはサトミの幸せを追求する。サンダーの稽古相手であるAIロボット・三太夫に協力を求めたり、ゴッちゃんは王子様なのかキスして確認しようとしたりする。シオンはサトミがよく見るミュージカルアニメ「ムーンプリンセス」を参考にしていた。

しかし、キスの噂を聞きつけたアヤは、サトミとシオンに怒りをぶつける。サトミはゴッちゃんと喧嘩して苦しんでいるアヤを見て、話し合うことを勧めた。それでもなかなか話し合えないアヤとゴッちゃんに、シオンが歌で背中を押す。そのおかげで二人は無事、仲直りできた。

別の日、シオンはサトミを武道会に連れてくる。ヒロインといえば舞踏会だと、2つの単語の音がただ似ているだけで、サンダーの試合を見に来たのだ。しかし、三太夫は壊れてしまい、シオンが代わりに乱取りの相手をすることになる。結果、サンダーは初勝利をおさめ、シオンへのお礼もかねて皆でお祝いをしようとするが、星間の迎えが来るシオンには無理だった。

映画『アイの歌声を聴かせて』のあらすじ【転】

サトミたちはシオンのために学校を抜け出す。サトミの家でお祝いをすることにした。皆が楽しくはしゃいでいる中、アヤはサトミが「告げ口姫」と呼ばれることになった出来事に触れる。アヤはトウマのための告げ口だと言うが、サトミは罪滅ぼしだと言う。昔、トウマがAI改造したおもちゃをプレゼントしてくれたが、母が元に戻して突っ返したことを申し訳なく思っていた。

その夜、サトミの携帯にトウマからの着信が入る。電話にでるとシオンだった。向こうからなぜかトウマの呻く声が聞こえる。シオンはサトミを幸せにするために、ターゲットを本人ではなくトウマに変えることにしたのだ。

不穏に思ったサトミは、急いで送られてきた場所へ向かう。到着すると、シオンは歌い始めた。メガソーラーには夜の空が映し出され、ダリウス風車には電飾が輝く。隠れていた4人も一緒に歌い始める。サトミが見ている景色は、子供の頃から憧れていた世界だった。

トウマがこの場を借りてサトミに告白していた刹那、シオンは星間の人間に見つかり撃たれてしまう。

映画『アイの歌声を聴かせて』の結末・ラスト(ネタバレ)

シオンは転校したことになっていた。プロジェクトが失敗した母は家で荒れ、サトミも落ち込む。弱気なサトミに、トウマは見て欲しいものがあると伝えた。

実は昔、二人はシオンに会っていた。トウマはおもちゃにAI改造をし、サトミを幸せにするよう命令を出していた。そのAIが、シオンだった。おもちゃは元通りにされたが、AIのプログラムだけがネットに逃げ、再びサトミのもとへ戻っていた。8年間、シオンはサトミを見守ってきた。笑わなくなったサトミを幸せにするために、シオンの体に入り込んだのだ。

サトミ達はシオンに会いに行くことを決める。星間に侵入して眠っていたシオンを目覚めさせた。しかし、星間の人間にバレて追われることになる。シオンのAIだけを逃すため、サトミ達は屋上を目指した。星間に邪魔されながらもなんとか屋上へ到着する。サトミとシオンは再会することを約束し、シオンのAIは夜の空に解き放たれた。

シオンがいなくなった学校の屋上で二人きりになるサトミとトウマ。いい雰囲気なのにもどかしい二人の距離。サトミの携帯に着信が入る。それは、二人の背中を押すシオンの応援だった。

映画『アイの歌声を聴かせて』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

AIのシオンが歌と笑顔で学校生活を明るく変えていく様子がとても心温まりました。特に、サトミの過去のトラウマと向き合う場面は涙なしでは観られませんでした。ラストでシオンが「製品」として回収される流れは切なくもありましたが、彼女の存在がみんなに残したものの大きさに救われました。(20代 男性)


最初は明るくポップなAIものかと思っていましたが、シオンの存在がサトミたちの心の傷を癒していく過程に深く感動しました。クライマックスでサトミが心からシオンを受け入れたシーン、そしてシオンが歌いながら消えていくラストには号泣。青春映画とSFがこんなに自然に融合するとは驚きでした。(30代 女性)


AIとの交流がテーマですが、ものすごく人間らしい感情に溢れた作品でした。シオンの存在がサトミたちにとってどれだけ大切だったか、失った後により強く伝わってくるのが切なかったです。特に、サトミの「大丈夫じゃない」って叫ぶシーンにはグッときました。音楽も最高でした!(10代 男性)


シオンのひたむきさと無垢な歌声が、スクリーンを通してこちらまでまっすぐ届いてきました。生きていることの痛み、つながることの喜びを優しく教えてくれる物語です。ラストでシオンがサトミを守ろうとするシーン、本当に胸が締め付けられました。誰かを想うことの力を感じさせてくれる作品です。(40代 女性)


「AIが心を持てるのか」というテーマが、こんなにも温かく描かれていることに驚きました。特に、シオンがサトミのために一生懸命になっていく姿は、もはや人間以上の「心」を持っているように感じました。最後に別れが訪れる切なさも、決して悲しいだけでなく、前向きな余韻を残してくれます。(30代 男性)


最初はシオンの突飛な行動に笑いながら見ていましたが、徐々に彼女の純粋な思いに涙していました。特に、サトミがずっと抱えてきた母親への思いを解き放つシーンは、本当に感動的でした。楽曲もどれも耳に残り、エンドロールまで余韻が続く素晴らしい映画でした。(20代 女性)


人と人との距離感、孤独、そして赦し。そんな難しいテーマを、AIという存在を通して優しく描ききった傑作だと思います。シオンが最後まで「友達になりたい」と願い続けた姿に涙が止まりませんでした。個人的には、もっと多くの人に知られてほしい隠れた名作です。(50代 男性)


親子関係や友情など、人間関係の機微をAIというフィルター越しに描くのが本当に新鮮でした。サトミと母のすれ違い、それをそっと解きほぐしていくシオンの存在に何度も心が温かくなりました。シオンが「みんなの幸せのために」行動する姿は、美しくも切なかったです。(40代 女性)


明るくポップなビジュアルと裏腹に、かなりエモーショナルな作品でした。サトミがずっと抱えていた心の傷を、シオンが優しく開いていく過程がすごく丁寧に描かれていて、思わず感情移入してしまいました。ラストの別れもとても優しくて、悲しいけれど温かい涙が流れました。(30代 男性)


あまり前情報なしで観たので、予想以上の感動作で驚きました。シオンがサトミたちの心を少しずつ変えていく過程が本当に美しく、シオン自身も変わっていく様子に号泣。最後にシオンが回収されてしまうけれど、みんなの心に生き続ける、という締め方がとても素敵でした。音楽もとても良かったです!(10代 女性)

映画『アイの歌声を聴かせて』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『アイの歌声を聴かせて』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

サマーウォーズ

この映画を一言で表すと?

家族と絆をテーマに、ネットの世界を駆け抜ける青春SFドラマ!

どんな話?

仮想世界「OZ」のシステムが暴走し、世界中に危機が広がる中、田舎の大家族と高校生たちが力を合わせて立ち向かう物語。仮想世界の美しい映像と、家族の温かさを描いたヒューマンドラマが融合し、笑いと涙の詰まった傑作です。

ここがおすすめ!

躍動感あふれるバトルシーンと、温かな家族愛のコントラストが魅力。仮想と現実、両方で戦う少年たちの成長物語は胸が熱くなります。青春、家族、未来と希望を感じたい人には絶対に刺さる作品です!

イヴの時間

この映画を一言で表すと?

人間とロボットの「心」を静かに見つめる、優しいSFドラマ。

どんな話?

ロボットが普及した未来社会で、人間とロボットが区別なく接するカフェ「イヴの時間」を舞台に、人と機械の心の交流を描く物語。短編エピソードを積み重ねながら、心の機微にそっと触れていく珠玉の作品です。

ここがおすすめ!

静かなカフェの空気感の中で、人間とは何か、心とは何かを深く考えさせられます。派手なアクションはないけれど、温かくて深い余韻が残る作品。『アイの歌声を聴かせて』に感動した方なら、きっと心に響きます!

天気の子

この映画を一言で表すと?

運命に逆らう少年少女の、美しくも切ないラブストーリー。

どんな話?

東京に家出してきた少年・帆高と、天候を操る力を持つ少女・陽菜の出会いと別れを描いた物語。美しい風景描写と繊細な感情表現が織りなす、新海誠監督の代表作のひとつで、運命に抗う二人の青春が心に響きます。

ここがおすすめ!

圧倒的な映像美と音楽の融合で、まるで詩を読んでいるような気持ちになります。少年少女の純粋な想いが奇跡を起こす瞬間は、涙なしでは観られません。胸に響く青春映画を求める人にピッタリです!

HELLO WORLD

この映画を一言で表すと?

未来を変えるために少年が挑む、恋と記憶のSFファンタジー。

どんな話?

京都を舞台に、過去を変えようとする青年と高校生の自分がタッグを組み、恋人を救うため奔走する物語。仮想世界と現実が交錯する驚きの展開と、切ない恋愛ドラマが見事に融合したハイセンスなSFアニメ映画です。

ここがおすすめ!

ストーリーのどんでん返しやビジュアルの美しさはもちろん、ラストにかけて怒涛の展開で一気に引き込まれます。未来を信じて走る若者たちの姿に、勇気と切なさを同時に味わえる一作です!

竜とそばかすの姫

この映画を一言で表すと?

心に傷を負った少女が、仮想世界で自分を取り戻す感動作!

どんな話?

現実では内気な少女・すずが、仮想世界「U」で歌姫・ベルとして自分を表現し、心を閉ざした少年を救おうとする物語。圧倒的なビジュアルと音楽、感情の揺らぎを丁寧に描いた、細田守監督の最新作です。

ここがおすすめ!

『アイの歌声を聴かせて』が好きなら、歌と心の物語を美しく描いた本作も必ず刺さります。仮想世界のダイナミックな表現と、繊細な人間ドラマが見事に融合していて、観終わったあと心が温かくなります!

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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