12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』
スポンサーリンク

映画『静かな雨』のネタバレあらすじ結末と感想

スポンサーリンク

この記事では、映画『静かな雨』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『静かな雨』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『静かな雨』の結末までのストーリー
  • 『静かな雨』を見た感想・レビュー
  • 『静かな雨』を見た人におすすめの映画5選

映画『静かな雨』の作品情報

静かな雨
出典:https://video.unext.jp/title/SID0049706

製作年 2019年
上映時間 99分
ジャンル ラブストーリー
監督 中川龍太郎
キャスト 仲野太賀
衛藤美彩
三浦透子
坂東龍汰
製作国 日本

映画『静かな雨』の登場人物(キャスト)

行助(仲野太賀)
大学の研究室で働く青年。生まれつき左足が不自由。通勤途中にあるたい焼き屋で働くこよみと出会い、想いを寄せ合う。
こよみ(衛藤美彩)
行助が通勤する道すがらにあるたい焼き屋で働いている。行助と出会い仲を深めた矢先に、交通事故に遭い「前向性健忘」の障害を負ってしまう。
教授(でんでん)
行助が勤める研究室の教授。行助の良き理解者。
牧原貴志(萩原聖人)
こよみの元恋人。こよみとは5年も前に別れたが、事故に遭った彼女を心配してたい焼き屋にやって来る。
こよみの母(河瀬直美)
こよみとの関係は良くないようで、娘のことをどこか人ごとのように話す。
酔っ払いの男性客(村上淳)
たい焼き屋の常連。いつも酔っ払ってこよみに絡むが、それには悲しい事情がある。

映画『静かな雨』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『静かな雨』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『静かな雨』のあらすじ【起】

生まれつき足が不自由な行助は、大学の考古学研究室に勤めている。行助は通勤途中にあるたい焼き屋で、店を切り盛りするこよみと出会う。それ以来行助はたい焼き屋に通い、こよみと話すことが日課になった。

ある日、研究室の教授からある老人の話を聞かされる。その老人は、60年間書き溜めてきた日記を突然全部燃やしてしまったと言う。教授は、「老人の60年間はどこへ行ってしまったのでしょう?」と尋ねるが、行助は答えに窮する。

次の日、いつものように行助がたい焼き屋に立ち寄ると先客があった。その男性客は酔っ払っているようで、店に置いてある招き猫を割ったり、自転車を蹴り倒したりする。それを見たこよみは、彼を怒鳴りつける。

仕事が遅くなってしまったある日、行助がたい焼き屋に行くと既にたい焼きは売り切れてしまっていた。しかしこよみは、少し焦げているたい焼きを無料で行助に渡した。二人は閉店後、ベンチに腰掛けてたい焼きを食べながら話をする。こよみが昔買っていたリスの話をすると、行助は小学生の頃捕まえたザリガニの話をした。

行助とこよみは、こうして毎日他愛もない話をする内にお互い惹かれ合っていく。

映画『静かな雨』のあらすじ【承】

仕事が早く終わった日の午後、行助がたい焼き屋に寄ると準備中の札が掛かっていた。仕方なく帰っていると、こよみがコンビニでこの間の酔っ払いを観察していた。二人は男の後を尾けてみることにする。すると、男は職を失い無理して酒を飲んでいると分かる。こよみは、「本当のことが知れて良かった」と言った。

行助は別れ際に、自分の電話番号を書いてこよみに渡した。するとこよみは行助の額にキスをして、何も言わずその場をあとにした。こよみがいなくなってすぐに雨が降り出した。静かな雨が降り続く夜、空には満月が美しく輝いていた。

家に帰ってからなかなか寝付けない行助。すると病院から電話が掛かって来る。こよみが事故に遭い、行助が渡した電話番号に連絡が来たのだ。行助が病院に駆け付けると、頭を強く打って眠ったままのこよみがいた。医師は、命に別状は無いが何らかの障害が残る恐れがあると行助に話した。

次の日、行助が病院に行くとこよみの病室にはこよみの母親がいた。母親はこよみのことを人ごとのように話し、行助に連絡先だけ渡して帰って行った。

映画『静かな雨』のあらすじ【転】

事故から二週間、こよみが目を覚ます。いつもと変わりない様子のこよみに安心する行助。しかしこよみは、事故以前の記憶は残っているものの、新しい記憶は1日しか留めておけないという障害を負ってしまう。

退院したこよみから行助に電話が掛かって来る。混乱している様子のこよみを見て、行助はこよみを守ろうと決意した。そして、「僕と一緒に暮らそう」と伝える。

一緒に暮らし始めた二人だったが、やはりこよみは前日の記憶を忘れてしまっている。行助はこよみに障害のことを話す。しかし次の日には忘れてしまうため、また朝には同じ話をする日々が続く。

こよみはたい焼き屋を再開するが、それからも毎朝同じやり取りで二人の1日は始まる。夕食の時には、こよみが作った料理に行助が嫌いなブロッコリーがいつも入っている。しかし、行助はそんな暮らしにも慣れ始めていた。

ある日、行助がたい焼き屋に行くと、こよみと元恋人の貴志が話をしていた。こよみが事故に遭ったと聞いて、出張の足でやって来たと言う。貴志に「こよみのことをお願いします」と言われた行助は複雑な気持ちになる。

映画『静かな雨』の結末・ラスト(ネタバレ)

行助が家に帰ると、今日も夕食にはブロッコリーが出て来た。我慢が出来なくなった行助は、こよみに「ブロッコリーは嫌いだと言ったのに」と怒ってしまう。そして、「前の恋人との記憶はあるのに、自分との思い出は1日しか残らない」と嫉妬の感情をぶつける。行助の言葉に傷付いたこよみは、家を出て行ってしまう。その後行助が台所に行くと、「行さんはブロッコリーが嫌い」と書いてあるメモがたくさん貼ってあった。それを見た行助は、家を飛び出してこよみを探しに行く。

不自由な足を引き摺りながら、行助は必死でこよみを探す。明け方になって、ようやく行助はこよみを見つける。家に帰り「眠りたくない」というこよみに、行助は優しく寄り添った。

次の日、行助は研究室で調べている腸の話を教授にした。行助は、記憶は腸にも宿るのではないかと考えていた。すると教授は、以前話した老人は自分の父親で「記憶がなくなっても味覚は覚えている」という話をした。

その夜行助とこよみは、出会った頃のようにたい焼き屋の横に座って一緒にたい焼きを食べる。こよみの記憶は1日しか持たないが、そこには確かに自分がいることに行助は希望を持った。

映画『静かな雨』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

事故によって新しい記憶を保てなくなった女性と、彼女を支え続ける男性の関係が静かに描かれていて、とても印象に残る作品だった。こよみが毎日同じようにたい焼きを焼き、行助がそれを見守る日常は穏やかだが、彼女の記憶がリセットされるたびに二人の関係が少しずつ変わっていくのが切ない。特に、彼が何度も同じ説明を繰り返しながら彼女との関係を築き直していく姿には胸を打たれた。劇的な展開はないが、その分、日常の小さな瞬間がとても大切に描かれている。静かな優しさが心に残る映画だった。(20代 男性)


派手な出来事が起こる映画ではないが、観終わった後にじんわりと余韻が残る作品だった。こよみが事故の後遺症で新しい記憶を持てないという設定は切ないが、彼女の穏やかな笑顔やたい焼きを作る姿がとても温かい。行助がその状況を受け入れ、何度も彼女との関係を築き直していく様子が印象的だった。同じ日常が繰り返されるようでいて、少しずつ変化していく二人の関係が丁寧に描かれている。静かな時間の流れの中で、人を想う気持ちの深さを感じさせる映画だった。(30代 女性)


とても静かな映画だが、恋愛や人生について深く考えさせられる作品だった。こよみは新しい記憶を保てないため、行助との関係を何度も忘れてしまう。それでも彼は彼女のそばにい続け、同じ説明を繰り返しながら寄り添おうとする。その姿はとても優しく、同時に切なさも感じさせる。たい焼き屋という小さな世界の中で、二人の関係がゆっくりと描かれていくのが印象的だった。大きな事件がなくても、人の感情はこんなにも深く描けるのだと感じた映画だった。(40代 男性)


この映画は、恋愛の華やかな部分ではなく、相手と共に生きることの意味を描いているように感じた。こよみは毎日新しい記憶を持てないが、それでもたい焼きを焼く時間や日常の風景は変わらない。行助はそんな彼女を支え続けるが、その関係は決して簡単なものではない。何度も同じ説明をしなければならない状況はとても大変だと思うが、それでも彼は彼女と一緒にいることを選ぶ。静かな物語の中に、深い愛情と覚悟が感じられる作品だった。(50代 女性)


全体的に淡い雰囲気で進む映画だが、その分感情の細かい変化がよく伝わってくる。こよみの記憶がリセットされるという設定は悲しいが、彼女自身はどこか穏やかで、その存在が周囲の人たちを優しく包んでいるようだった。行助が彼女の状況を理解しながら寄り添っていく姿も印象的で、恋愛というより人生のパートナーとしての関係を描いているように感じた。ラストまで大きな結論を出さないところも、この映画らしい余韻を残していると思う。(30代 男性)


静かな町の風景やたい焼き屋の雰囲気がとても心地よく、観ているだけで落ち着く映画だった。こよみの記憶が続かないという設定は悲しいが、彼女の穏やかな性格がそれを少し柔らかくしているように感じる。行助が彼女を支える姿も無理をしているようには見えず、自然に寄り添っているところが良かった。二人の関係は普通の恋愛とは違うが、それでも確かな絆があることが伝わってくる。静かな時間の中で愛情を描いた、とても優しい映画だった。(20代 女性)


この映画は、日常の中にある小さな幸せを大切に描いていると感じた。こよみは記憶を保てないが、たい焼きを焼く時間や町の人との交流は変わらない。その穏やかな日常を行助が見守り続ける姿が印象的だった。彼は彼女との未来が不確かなことを理解しながらも、一緒に過ごす時間を大切にしている。その覚悟のようなものが伝わってきて胸を打たれた。静かな映画だが、観終わった後に人を想うことの意味を考えさせられる作品だった。(40代 女性)


恋愛映画というより、人と人との関係のあり方を描いた作品だと思った。こよみは毎日記憶がリセットされるが、それでも彼女の人柄やたい焼き屋の温かい雰囲気は変わらない。行助はそんな彼女を受け入れ、同じ時間を何度も共有していく。その繰り返しがとても切なく、同時に優しさも感じさせる。派手な展開がない分、登場人物の表情や空気感がとても大切に描かれている。静かな映画が好きな人には強く印象に残る作品だと思う。(50代 男性)


観ている間はゆったりした時間が流れているが、心の奥に静かに響く映画だった。こよみの記憶が続かないことは悲しいが、それでも彼女は毎日同じように笑い、たい焼きを焼き続ける。その姿を見守る行助の気持ちを考えると、とても複雑な感情になる。彼は彼女を支えることで自分の人生も変えていく。二人の関係は普通の恋愛とは違うが、それでも確かな愛情があると感じられた。静かなタイトル通り、優しい雨のような余韻が残る映画だった。(30代 女性)


全体的にとても穏やかな雰囲気の映画で、日常の何気ない瞬間が丁寧に描かれているのが印象的だった。こよみの記憶が続かないという設定は切ないが、彼女の優しい性格や周囲の人たちとの関係が温かく、重すぎる物語にはなっていない。行助が彼女と向き合い続ける姿には、恋愛以上の深い覚悟を感じた。二人の未来がどうなるのかははっきり描かれないが、それでも一緒に過ごす時間の大切さが伝わってくる。静かな感動が残る映画だった。(40代 男性)

映画『静かな雨』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『静かな雨』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

博士の愛した数式

この映画を一言で表すと?

80分しか記憶が続かない博士と親子の交流を描いた、静かで温かなヒューマンドラマ。

どんな話?

事故の後遺症で記憶が80分しか持たなくなった数学者の博士のもとへ、家政婦として働きに来た女性とその息子。博士は毎日同じように彼女たちと出会い直すことになるが、その短い時間の中で数学の美しさや人との関わりの喜びを伝えていく。日常の小さな出来事を通して、忘れてしまっても確かに残る人の絆が描かれていく温かな物語。

ここがおすすめ!

記憶が続かない人物との関係を描く点で、映画『静かな雨』と共通する優しいテーマを持つ作品。派手な展開はないが、静かな日常の中で少しずつ深まる人間関係が心に沁みる。数学という意外な題材を通して人生の豊かさを描いており、観終わった後に温かな余韻が残る。穏やかなヒューマンドラマが好きな人には特におすすめ。

彼女がその名を知らない鳥たち

この映画を一言で表すと?

歪で不器用な愛の形を描いた、心を揺さぶる濃密な人間ドラマ。

どんな話?

自堕落な生活を送る女性と、彼女を一途に愛する中年男性。彼女は彼の愛情を受け入れながらも別の男性に惹かれていく。しかしある日、恋人が突然姿を消し、事件の真相を追ううちに二人の関係の本当の姿が見えてくる。愛情と執着、そして人の弱さが交差する中で、観る者の感情を大きく揺さぶる人間ドラマが展開する。

ここがおすすめ!

愛する人と生きることの意味や、関係の複雑さを深く描いている点が魅力。映画『静かな雨』のように恋愛のきれいな部分だけでなく、人間の弱さや不完全さまで丁寧に描いている。登場人物の感情が徐々に明らかになっていく構成も見事で、ラストには強い余韻が残る。恋愛映画に深い人間ドラマを求める人におすすめ。

きみの鳥はうたえる

この映画を一言で表すと?

若者たちの曖昧な関係と夏の空気を描いた、静かな青春映画。

どんな話?

函館の書店で働く青年は、同僚の女性とその友人の男性とともに、特に目的もなく過ごす日々を送っている。仕事をし、夜に遊び、また同じような日常を繰り返す三人。恋愛とも友情とも言えない曖昧な関係の中で、彼らの距離は少しずつ変化していく。大きな事件は起きないが、若者たちの感情や空気感が静かに描かれていく物語。

ここがおすすめ!

日常の空気や人物の感情を丁寧に描く作風が魅力で、映画『静かな雨』のような静かなドラマが好きな人にぴったり。物語よりも時間の流れや会話の自然さを大切にしており、観ていると登場人物たちの生活に入り込んだような感覚になる。派手さはないが、心に残る瞬間がいくつもある作品。

愛がなんだ

この映画を一言で表すと?

恋に振り回される女性の感情をリアルに描いた共感度の高い恋愛映画。

どんな話?

平凡な会社員テルコは、ある日出会った男性に夢中になる。彼に会うためなら仕事も生活も後回しにしてしまうほど惹かれていくが、相手の気持ちは曖昧なまま。恋をすることで自分を見失っていくテルコの姿を通して、恋愛の苦しさや切なさがリアルに描かれていく。恋の感情の不安定さを丁寧に描いた人間ドラマ。

ここがおすすめ!

恋愛における感情の揺れや、人を想うことの難しさをリアルに描いている点が魅力。映画『静かな雨』のように、派手な展開ではなく人物の内面をじっくり描くタイプの作品。登場人物の不器用さがどこか愛おしく、多くの人が共感できる部分を持っている。静かな恋愛映画を求める人におすすめ。

海街diary

この映画を一言で表すと?

四姉妹の日常を通して家族の絆を描く、穏やかで美しい人間ドラマ。

どんな話?

鎌倉に暮らす三姉妹のもとに、父の葬儀をきっかけに異母妹の少女が現れる。彼女は家族を失い一人になってしまうが、三姉妹は彼女を家に迎え入れ、四人で新しい生活を始める。季節の移ろいや日常の出来事の中で、彼女たちは少しずつ家族としての絆を深めていく。穏やかな日々の中で心の変化を描く物語。

ここがおすすめ!

大きな事件が起こるわけではなく、日常の小さな出来事の積み重ねで物語が進む点が魅力。映画『静かな雨』のように、人物の感情や生活の空気を丁寧に描く作風が共通している。美しい風景と自然な会話が心地よく、観ていると穏やかな気持ちになれる作品。静かなヒューマンドラマが好きな人におすすめの一本。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

影山みほをフォローする
映画のネタバレあらすじ

みんなの感想・レビュー