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映画『スキップ・トレース』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『スキップ・トレース』の概要:ベニーは相棒のヤンを香港犯罪界のドンと思われる人物に殺される。ヤンから託された形見の時計を大切にし、ヤンの娘のサマンサのことを見守った。9年後、ベニーは香港犯罪界のドンと思われる人物の手がかりを追っていたが、何一つ見つけられずにいた。

映画『スキップ・トレース』の作品情報

スキップ・トレース

製作年:2016年
上映時間:107分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:レニー・ハーリン
キャスト:ジャッキー・チェン、ジョニー・ノックスヴィル、ファン・ビンビン、エリック・ツァン etc

映画『スキップ・トレース』の登場人物(キャスト)

ベニー・チャン(ジャッキー・チェン)
香港警察の刑事。堅物で融通が利かない性格。殺された相棒のヤンの復讐のため、香港犯罪界のドンと思われるヴィクター・ウォンを追っている。ヤンの娘のサマンサを大切に思っている。泳げない。
コナー・ワッツ(ジョニー・ノックスヴィル)
アメリカ人。詐欺師。口が上手く嘘が得意。戦いはあまり得意ではなく、身を守るので精一杯。高所恐怖症。
サマンサ(ファン・ビンビン)
ベニーの相棒であるヤンの娘。ベニーのことを育ての親として慕っている。父の復讐のため、ヴィクター・ウォンの手がかりを追ってマカオのカジノで働く。

映画『スキップ・トレース』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『スキップ・トレース』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『スキップ・トレース』のあらすじ【起】

ベニー・チャン刑事は香港犯罪界のドンと思われるヴィクター・ウォンを追っていた。相棒のヤンの姿が見えなかったため、行方を探した。そして、体に爆弾を取りつけられたヤンを発見する。ベニーは解除を試みるが、時間が足りなかった。ヤンは形見の腕時計と娘のサマンサをベニーに託し、制止を振り切って建物から海へと飛び降りた。激しい爆音が鳴り、水しぶきが上がった。

ベニーは同僚のレスリーとエズモンドと共に、ヴィクターの仲間だと思われるハンサム・ウィリーを見張っていた。しかし、ヘマをしてしまい、逃げられてしまう。しかも、ウィリーの手下と戦っている過程で、住宅を破壊してしまう。

ヴィクターは立派な実業家として有名で、9年間の捜査で香港裏社会の黒幕だという証拠は何1つ見つかっていなかった。ベニーの上司であるタン警部は、ヴィクターが黒幕だとは思っていなかった。意味のない捜査で家屋を破壊したベニーを叱り、1か月の休暇を言い渡した。

詐欺師のコナー・ワッツはマカオのカジノを訪れ、ゲストサービス責任者であるサマンサの美しさに目を奪われる。サマンサは勝負に勝っているコナーに声をかけ、スイートルームに誘った。コナーはチップを現金に換えるためその場を離れた。その時、カジノを取り仕切っているウィリーが現れた。サマンサはこっそりウィリーの姿をカメラに収めようとするが、気づかれそうになる。サマンサのピンチを救ったのはコナーだった。

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映画『スキップ・トレース』のあらすじ【承】

コナーがイカサマで大金をせしめ行方を眩ませた。サマンサはコナーの仲間だと誤解され、ウィリーから何としてでもコナーを探すよう命令される。サマンサはベニーに助けを求めた。

ベニーはレスリーの力を借り、ロシアンマフィアに捕まっているコナーを見つけ出した。コナーはボスの娘と関係を持ち妊娠させたため、結婚するよう強要されていた。ベニーはロシアンマフィアと戦いながら、コナーを連れて逃げた。しかし、コナーがマカオに行くのを嫌がり、パスポートを燃やしてしまう。

ベニーはコナーと列車に乗った。途中で乗務員がパスポートを確認しようとしたため、走行中の列車から飛び降りた。コナーはウィリーが自分の行方を捜しているのは金が目的ではないことを明かした。女が射殺される現場を目撃したからだった。一方、サマンサはウィリーと彼の仲間に襲われるが、ベニーから渡されていた護身グッズを使って逃げ出すことに成功する。

モンゴル。ベニーはレスリーに連絡を取り、カジノで起こった殺人事件の報告などないと教えられる。ベニーはコナーの嘘だと確信した。2人は車に乗ってマカオに行こうとするが、手持ちのお金がなかった。ベニーは仕方なくヤンの形見の時計と引き換えに、ボロボロの車を手に入れた。

映画『スキップ・トレース』のあらすじ【転】

コナーは殺された女性から託された携帯をベニーに渡した。中身を確認しようにも、電池が切れてしまっていた。コナーは隙を突き、ベニーを車から突き落としてそのまま逃走した。だが、途中で車が止まってしまい、ベニーに追いつかれてしまう。

ゴビ砂漠。ベニーは車を置き、近道をするために歩いて移動した。その途中で、怪我をしている少年を見つける。ベニーが少年に声をかけている間に、コナーは少年の馬に乗って逃げ出した。しかし、そこに少年と同じ部族の者が現れ、捕まってしまう。ベニーとコナーは部族の者からボコボコにされるが、少年が恩人だと言ったため一転して歓迎ムードになった。ベニー達は部族の者と酒を飲んで楽しいひと時を過ごした。

夜、コナーは堅苦しいベニーに女性と遊ぶことを勧めるが、断られてしまう。ベニーは相棒を殺されたことや9年前に婚約者に捨てられたことを話した。そして、そのまま眠ってしまう。目を覚ましたベニーの傍にコナーはいなかった。殺された女性が持っていた携帯を置き、馬に乗って逃げていた。ベニーは追いかけ、立ち往生しているコナーを見つける。大きい馬は160キロしか走れないため、疲れて動かなくなっていたのだ。

中国国境。コナーはモニターに映るヴィクターの姿を見て、女性を射殺した犯人であることをベニーに教えた。ベニーは香港に連れて帰り、裁判で証言してもらうことにした。コナーは殺されるのを恐れ、証言台に立つことを嫌がった。そして、国境警備隊の前で騒ぎを起こし、ベニーから逃れようとした。しかし、コナーとベニーはエスター殺害容疑で捕まってしまう。エスターとはヴィクターが殺した女性のことだった。

ベニー達は香港に移送されることになり、持っていた荷物が没収される。だが、移送途中でロシアンマフィアの襲撃を受ける。ベニー達はロシアンマフィアと戦い、その場を逃げ出した。その時、コナーは没収されたエスターの携帯を回収していた。

映画『スキップ・トレース』の結末・ラスト(ネタバレ)

ベニー達は筏に乗り川を下るが、途中でベニーが川に落下してしまう。ベニーは泳ぐことができず、助けを求めた。コナーは見捨てることができず、ベニーを助けた。コナーはベニーとサマンサのために証言することを覚悟し、ベニーはコナーの手錠を外した。一方、サマンサはタン警部に助けを求めていた。

ベニー達はエスターの携帯を充電して中身を見ようとするが、指紋認証によってロックされていた。落ち込むベニーだったが、コナーにヴィクターの指紋でロックが解除できれば黒幕だと証明できると励まされる。一方、タン警部はヴィクターの組織と通じており、連絡を取っていた。

エスターのGPSを追ってウィリー達が現れた。ベニー達は何とか逃げきると、色んな話をしながら歩いて移動した。ベニーはサマンサに連絡を取り、敵に捕まっていることを知る。焦りが募る中、コナーの上着のポケットからヤンの形見の時計が出てきた。ベニーは時計を盗んで隠し持っていたコナーに腹を立て、彼のことを傷つける言葉を言ってしまう。コナーはベニーの元を去った。

ベニーは同僚達を連れてヴィクターに会いに行き、皆の前でエスターの携帯の指紋認証のロックを解除しようとした。だが、ヴィクターの指紋ではロックが解除できなかった。ベニーはエスター殺害の罪で逮捕された。コナーはその姿を見ており、救出に向けて動いた。

コナーは弁護士の振りをしてベニーに接触し、レスリーに助けを求めた。レスリーの協力により、エスターの携帯の中身を知ることができた。ベニーはデータを見てアジトの場所に気づき、コナーと共にサマンサの救出に向かった。そこは、ヤンが亡くなった場所だった。ベニーはアジトに侵入し、ヴィクターが射殺される現場を目撃する。

ベニーとコナーは捕まってしまう。黒幕として現れたのはヤンだった。コナー達は殺されそうになるが、ロシアンマフィアに助けられる。コナーが呼んでいたのだ。ヤンがベニーを撃とうとしたとき、香港警察が現れ周囲を包囲した。コナーはサマンサが監禁されている船が沈みそうになっていることに気づき、ベニーに知らせた。ヤンとベニーは協力してサマンサを救い出した。ヤンはベニーにサマンサのことを頼み、沈みゆく船の中に留まった。

コナーはベニーから信義が一番大切だと教わったため、約束を守ってロシアンマフィアの元に行くことにした。ボスの娘が赤ちゃんを産んだ。誕生を喜んだのも束の間、父親がコナーではないことが発覚する。その後、コナーとサマンサはベニーに、彼が大好きなアルパカを贈った。

映画『スキップ・トレース』の感想・評価・レビュー

場面展開が多くて物語についていけないところがあったが、いがみ合っていたベニーとコナーが少しずつ友情を育んでいくストーリーはとても良かったと思う。ちょっと登場人物が多かったような気がするが、それに合わせてジャッキー・チェンのアクションシーンが多かったので見応えがあった。年齢を重ねても一向に衰えないジャッキー・チェンの動きに純粋に感動した。サマンサ役のファン・ビンビンがとにかく美しく、目を奪われた。(MIHOシネマ編集部)


香港の刑事とアメリカ人詐欺師がひょんな事から追われる身となってしまう笑いあり、アクションありのバディームービー。ジャッキー・チェンが出ている作品ってどれも同じような雰囲気で、ストーリーや敵の倒し方など既視感があるものが多いのですが、今作は全体的なクオリティが低くジャッキー・チェンの他にもファン・ビンビンなど豪華なキャストが揃っているのに勿体ないなと感じました。
登場人物が多いのになんだか雑な作りなので置いてけぼりになってしまいました。テンポが良いのも大事ですがもう少し丁寧に作って欲しかったなと感じます。(女性 30代)

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