この記事では、映画『総理の夫』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『総理の夫』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0067466
| 製作年 | 2021年 |
|---|---|
| 上映時間 | 121分 |
| ジャンル | コメディ |
| 監督 | 河合勇人 |
| キャスト | 田中圭 中谷美紀 貫地谷しほり 工藤阿須加 |
| 製作国 | 日本 |
映画『総理の夫』の登場人物（キャスト）
- 相馬日和（田中圭）
- 善田鳥類研究所に勤務する鳥類学者。凛子の夫。実家は巨大企業ソウマグローバル創業者一家。温厚な性格で凛子の仕事を応援している。
- 相馬凛子（中谷美紀）
- 日和の妻。第111代内閣総理大臣になる。正義感溢れる政治家で、消費税増税などに取り組む。
- 相馬崇子（余貴美子）
- 日和の母。基本的には自己中心的で、息子二人を振り回しているが、芯を持った女性。
- 相馬多和（片岡愛之助）
- 日和の兄。ソウマグローバルのCEO。目立ちたがり屋で、取材でも自分が良く写るように意識している。企業に不利な政策を提示する凛子を良く思っておらず、日和に文句を言っている。
- 富士宮あやか（貫地谷しほり）
- 直進党の広報部職員。日和の送り迎えをすることもある。過去に凛子に救われ採用されたことを恩に感じており、子供を育てながら凛子のために働いている。
- 伊藤るい（松井愛莉）
- 善田鳥類研究所の職員。恵まれない過去を持ち、お金のために日和を騙そうとするが、凛子の対応によって、一転凛子の大ファンになる。
- 原久郎（岸辺一徳）
- 凛子の直進党と連立を組む民進党党首。名前の通り腹黒く、総理の座を虎視眈々と狙っている。
映画『総理の夫』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『総理の夫』のあらすじ【起】
鳥類学者の相馬日和と直進党の党首であり政治家の妻・凛子は結婚12年目を迎え、幸せに過ごしていた。
ある日、日和が渡り鳥の調査のため10日間の出張に出発しようとしていると、凛子が突然「私が総理大臣になったら何か不都合はある？」と聞いてきた。日和は戸惑いながらも出発し、電波の届かない場所で研究に励んだ。
日和が東京に戻ると、大量の着信やメールが寄せられていた。さらに、空港でマスコミに囲まれ、動揺していた。
すると、直進党の広報担当・富士宮あやかが現れ、凛子が内閣総理大臣になったと伝えた。それは日本初の女性総理大臣の誕生であり、日和は日本初のファーストジェントルマンになったのだ。
富士宮は日和を職場に送り、マスコミ対策のため無用な外出は控えるよう命じて去った。日和は同僚から祝福を受けるが、事情を呑み込めないままだった。
日和の実家は巨大企業であるソウマグローバルの創業者一家であり、母・崇子が会長を、兄・多和がCEOを務めていた。崇子は日和に電話をかけ、日和を国会議事堂の前まで連れていった上にスーツを新調させ、一度実家に顔を出すよう命じた。
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映画『総理の夫』のあらすじ【承】
その頃国会議事堂では、凛子が民心党の党首・原九郎と会談していた。直進党は民心党と連立を組み、凛子を総理に担ぎ上げたのだった。
内閣が発足すると、凛子は63%という高い支持率を獲得し、凛子だけでなく日和の追っかけまで家に押しかけてくるようになった。
後日、日和は凛子と共に首相官邸に引っ越すことが決まった。日和は今まで住んできた屋敷の自然環境を気に入っており、官邸への引っ越しは乗り気ではなかった。
日和は鳥類学者の仕事を続けるも、富士宮からは不要な外出はするなと厳命されており、大好きだった出張にも行けず、仕事にも支障が出ていた。
日和を実家に呼び出した多和は、凛子は所信表明で消費税の増税を公約に掲げているが、それはソウマグローバルにとっては受け入れられないと文句を言った。
その後、日和は新居となる官邸内部を案内してもらい、部屋のあちこちに設置された監視カメラなどに驚いていた。
映画『総理の夫』のあらすじ【転】
ある日、同僚の伊藤が研究資料を見るため日和の自宅に行きたいと言い出し、行動を制限され窮屈さを感じていた日和は頼みを聞き入れた。
日和の自宅を訪れた伊藤は、次第に上着を脱いで露出度の高い格好になり、自らの苦労話を語りつつ日和に急接近していった。
後日、民心党の原が日和のもとを訪れ、写真を見せた。その写真は、日和と伊藤が親密そうにしているもので、原が政治記者・阿部久志から入手したという物だった。
1000万円を払えば揉み消してやってもいいと持ちかけられた日和は、凛子に迷惑をかけるべきではないと金を払う決心をするが、その時テレビで凛子の会見を目の当たりにする。やましいことはないと発言する凛子を見て、日和は金を払うことを止めた。
翌日、日和は伊藤が阿部から金を受け取る現場を見てしまう。日和は阿部に土下座し写真を消すよう頼むが阿部は聞き入れず、さらに金になるネタをくれと迫ってきた。
そこに富士宮と凛子が現れ、阿部は原に頼まれてやったと白状した。総理の座を狙う原は伊藤を利用し、日和のスキャンダルをでっち上げようとしていたのだ。阿部は凛子の頼みをきき、写真を削除した。
映画『総理の夫』の結末・ラスト（ネタバレ）
消費税増税を主張する凛子に対し、原は連立離脱と内閣不信任案を仄めかした。
凛子は内閣不信任案を出される前に衆議院解散を宣言する。凛子は各地に応援演説に向かうが、その矢先倒れた。妊娠していると判明し、二人は喜び、仕事も出産も諦めないと決意した。
総選挙の結果、直進党は議席の過半数を獲得した。凛子は第2次相馬内閣を発足させるが、再び倒れた。富士宮は妊娠のことをリークし、瞬く間に報じられた。富士宮は凛子が心配だったと伝え、辞表を提出した。仕事に邁進するあまり、周囲の人を苦しめていたと気付いた凛子は総理を辞任する決意をする。
凛子が記者会見を開こうとしていると日和が乗り込んできて、どんな決断でも凛子を支持する、辞任は後退ではなく勇気ある前進だと訴え、凛子は涙を流しながら正式に辞任を表明した。
凛子が進めていた法案などは引き継がれ、原も支持に回った。富士宮は凛子から強い要望を受け職場復帰を果たした。凛子は出産し、平穏な日々を取り戻していた。
日和が出張に行こうとしていると、凛子は「もしまた私が総理大臣になったらなにか不都合がある？」と聞き、日和は黙って笑ったのだった。
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映画『総理の夫』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『総理の夫』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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