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映画『そして僕は途方に暮れる』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『そして僕は途方に暮れる』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『そして僕は途方に暮れる』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0089647

製作年 2022年
上映時間 123分
ジャンル ヒューマンドラマ
監督 三浦大輔
キャスト 藤ヶ谷太輔
前田敦子
中尾明慶
毎熊克哉
製作国 日本

映画『そして僕は途方に暮れる』の登場人物(キャスト)

菅原裕一(藤ヶ谷太輔)
自堕落なフリーター。無意識に他人が迷惑がることをしてしまう。バツが悪くなると、すぐに逃げ出してしまう。
鈴木里美(前田敦子)
裕一の彼女。里美が借りているアパートで、裕一と同棲している。フリーターの裕一を頼らず、責任感がある強い女性。
今井伸二(中尾明慶)
裕一の小学校からの幼馴染で親友。裕一のことを誰よりも知っていて、理解している。心優しい性格。
田村修(毎熊克哉)
裕一の大学の先輩でバイトの先輩。他人のプライバシーに、躊躇いなく踏み込む。
加藤勇(野村周平)
裕一の大学の後輩。映画の助監督を務めている。仕事柄、何事も映画のような展開を期待してしまう。
菅原香(香里奈)
裕一の姉。仕事に熱心で、他のことに興味を示さず、恋愛や結婚に縁がない。いまだにフリーターで、母の智子に金を借りる裕一が許せない。
菅原智子(原田美枝子)
裕一と香の母親。リウマチを患っている。クリーニング屋でパートをしている。裕一のことを常に気にかけている。お節介な一面がある。
菅原浩二(豊川悦司)
裕一と香の父親。パチンコが好きで、金に飢えている。見栄っ張りな一面がある。裕一の逃げ出してしまう性格は父親譲りである。

映画『そして僕は途方に暮れる』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『そして僕は途方に暮れる』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『そして僕は途方に暮れる』のあらすじ【起】

11月19日木曜日。フリーターの菅原裕一は彼女の鈴木里美とアパートで同棲していた。裕一は里美に浮気がばれ、アパートから出ていくことを決めた。裕一は幼馴染の今井伸二に連絡を取り、伸二の家を訪ねた。

11月26日木曜日。伸二の家に転がり込んでから1週間が経った。伸二は居候させてもらっている立場の裕一が、家事や生活必需品の補充をしないことに腹を立てていた。伸二から注意を受けた裕一は、バイトの先輩の田村修に連絡を取り、修の家を訪ねた。

12月3日木曜日。裕一は家事や生活必需品の補充を積極的にするようになっていた。裕一が浮気をしていたことを知っている修から、浮気相手を呼ぶよう言われた裕一は、大学の後輩の加藤勇に連絡を取り、すべてを話した。助監督を務める勇に「先輩の存在自体が映画だ」と言われ、裕一は「結末を迎えたら、連絡する」と言って別れた。裕一は姉の菅原香に連絡を取り、香の家を訪ねた。香に金を借りに来たと勘違いされた裕一は、母の菅原智子に連絡を取り、実家へ戻る決意をした。

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映画『そして僕は途方に暮れる』のあらすじ【承】

12月5日土曜日。裕一は長距離バスとフェリーを乗り継ぎ、北海道苫小牧にある実家へ帰ってきた。智子は裕一のことを喜んで歓迎してくれた。裕一が会わない間に智子のリウマチは悪化し、右半身が不自由になっていた。父の菅原浩二と別れ、一軒家に1人で暮らしてきた智子に申し訳なさを感じた裕一は、このまま苫小牧に移り住むことを決めた。裕一が智子に一緒に実家に住むことを伝えると、智子から謎の宗教に入るよう頼まれた。裕一は受け入れられず、実家を飛び出した。

裕一はついに連絡を取る相手がいなくなり、雪の降る町で座り込んでいた。そこで、パチンコ帰りの浩二と10年ぶりに再会する。浩二は智子と別れたあと、再婚したが浮気がばれたことで離婚し、慰謝料を払うために金を借りた知人らから、返すようしつこく迫られたため、住所を教えず、引っ越していた。さらに、電話料金が払えず、連絡を取る手段さえ断ち切っていた。それを知った裕一は血縁を感じずにはいられなかった。裕一は浩二の勧めで、携帯の電源を切り、浩二の家で一緒に暮らすことになった。

映画『そして僕は途方に暮れる』のあらすじ【転】

12月24日木曜日。浩二は裕一に携帯の電源を入れ、彼女の里美に電話を掛けるよう命令した。里美は電話に出なかったため、裕一は「父親の家にいる」とメッセージを残し、携帯の電源を切った。

あえて電話に出ず、裕一のメッセージを聴いていた里美は、伸二に「裕一は父親の家にいる」と伝えた。伸二は香と連絡を取り、裕一の居場所を教え、香は智子に裕一と浩二が一緒にいることを知らせた。

12月31日木曜日。年越しそばを買いに出かけていた裕一は、パチンコ帰りの浩二と遭遇した。帰宅した2人は出前のピザを頼むことになり、裕一が再び携帯の電源を入れた。里美から数十件の着信があり、5日前に智子が倒れ、入院したというメッセージが残されていた。裕一は「俺は行かない」と言った浩二に軽蔑の眼差しを向け、浩二の家から出ていくことを決めた。

里美から伝えられた病院の前で、里美と再会した裕一は、里美から智子は回復し、退院したことを聞かされた。裕一と里美のところに、里帰りしていた伸二も合流し、智子がいる実家へ向かった。実家には香も帰ってきていた。

映画『そして僕は途方に暮れる』の結末・ラスト(ネタバレ)

これまで連絡を絶っていた人たちがいるなかで、黙り込む裕一の姿に腹を立てた香は、これまでのことを謝罪するよう求めた。裕一は「母さんが倒れたことを聞いて戻れば、皆にしてきたことを曖昧にできるかもしれないと思った」と打ち明け、謝罪した。香はこれ以上責め立てることをせず、智子も里美も伸二も普通に接してくれた。

裕一は東京に帰る里美と実家に帰る伸二を見送った。突然、浩二が「年越しをしに来た」と言い、実家に帰ってきた。10年ぶりに菅原家が全員揃い、新年を迎えた。

裕一は東京へ戻ってすぐ、バイト先の修を訪ね、謝罪した。修が起こることはなく「バイトしたいなら店長に伝えてあげる」と言ってくれた。

里美のアパートへ戻り、改めて里美に浮気のことも含めて謝罪しようとすると、里美から裕一がいなくなった1週間後から、伸二と浮気していることを打ち明けられた。裕一は再び里美のアパートから出て行った。

裕一のもとに、勇から電話がかかってきた。勇は映画のような結末を期待して、連絡してきたのだ。裕一は「まだ結末を迎えていない」と言って、電話を切った。

映画『そして僕は途方に暮れる』の感想・評価・レビュー

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映画『そして僕は途方に暮れる』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『そして僕は途方に暮れる』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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