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映画『SPACE JAM/スペース・ジャム』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『SPACE JAM/スペース・ジャム』の概要:NBAのスーパースターであるマイケル・ジョーダンが引退し、プロ野球への挑戦を表明したことによりスポーツ界は揺れていた。その頃、アニメ界も大変な事になっていた。バッグス・バニーのルーニー・テューンズが宇宙人達とバスケの試合をする事になり、負ければ奴隷にされてしまうというのだ。そしてそれから間もなくNBAでは5人のスター選手が原因不明の病気に陥る。

映画『SPACE JAM/スペース・ジャム』の作品情報

SPACE JAM/スペース・ジャム

製作年:1996年
上映時間:87分
ジャンル:スポーツ
監督:ジョー・ピトカ
キャスト:マイケル・ジョーダン、ウェイン・ナイト、テレサ・ランドル、ビル・マーレイ etc

映画『SPACE JAM/スペース・ジャム』の登場人物(キャスト)

マイケル・ジョーダン(本人)
NBAのスーパースター。驚異的な身体能力でシカゴ・ブルズを3連覇に導きNBA界に君臨する。「バスケットボールの神様」と言われることもあり、絶大な人気を誇っていたが、3連覇達成後に突如引退を表明し、プロ野球へ転向する。アニメの人気キャラクターであるバッグス・バニーからSOSを受けて宇宙人達とバスケの試合をすることになる。
バッグス・バニー(声:ビリー・ウェスト)
ルーニー・テューンズきっての人気キャラクター。長い耳が特徴で「秘密のドリンク」と言って、ただの水を飲ませて仲間を強くするなど口が上手く賢いウサギだ。
スタン・ポドラック(ウェイン・ナイト)
ジョーダンがNBA引退後に所属した野球チームの広報担当をしており、彼を盛り上げるために専属マネージャーに任命される。巨漢でスポーツはあまり得意ではないらしい。
スワック・ハンマー(声:ダニー・デヴィート)
宇宙のモロン・マウンテンという遊園地の社長。遊園地の人気がなくなり見世物としてルーニー・テューンズの面々を奴隷として連れて来ようと目論む。
宇宙人達(声:ジョスリン・ブルー、チャリティー・ジェームズ、ジューン・メルビー、キャサリン・ライトマン、コリーン・ウェインライト)
バッグス・バニーやルーニー・テューンズのキャラクターをモロン・マウンテンに連れて行こうと地球にやって来る。バッグスからバスケで勝負を持ち掛けられてNBA選手から才能を盗む。
ビル・マーレイ(本人)
ジョーダンの親友でよく一緒にゴルフをしている。NBAで選手達が原因不明の病気にかかっているのを受けて、選手の補給として自分自身がNBA選手になれないかと考える。ジョーダンが宇宙人達と試合している中で助っ人として登場する。

映画『SPACE JAM/スペース・ジャム』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『SPACE JAM/スペース・ジャム』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『SPACE JAM/スペース・ジャム』のあらすじ【起】

1973年夏、少年マイケル・ジョーダンは夜中に自宅の庭でバスケットボールをしていた。そこへ父が現れ、真夜中に何をやっているのかと尋ねる。マイケルは眠れずシュート練習をしていたのだ。立て続けにシュートを決めるマイケル。マイケルの父は息子の成長が嬉しく、マイケルの大学進学に関する想いも快く聞いてくれた。大学リーグの優勝チームのノースカロライナ大へ行き、NBAへ。そして最後は父の様に野球をやりたいと話すマイケル。

時は流れ1993年。マイケルはシカゴ・ブルズを3連覇に導き絶頂期にいた。しかし突如の引退宣言。そしてプロ野球への挑戦を表明したのだった。

ちょうどその頃、宇宙の果てのモロン・マウンテンという遊園地も1つの難題にぶつかっていた。客足が途絶え始め人気が落ちてきたのだ。社長のスワック・ハンマーは何か目立った新アトラクションが必要だと子分の宇宙人達に話す。その時テレビにバッグス・バニー
やルーニー・テューンズのアニメを見て、彼らを遊園地へ連れて来るようにと命令するのだった。

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映画『SPACE JAM/スペース・ジャム』のあらすじ【承】

マイケルは野球へ転向し、バットを振っていた。しかしバスケットボールとは違って調子は今一つだった。そこへチームの広報担当のスタン・ポドラックがマイケルに話しかける。彼がマイケルの専属マネージャーになって周りの世話をするというのだ。野球も上手く行かず、挙句の果てには余計なマネージャーも付き、マイケルはうんざりしていた。

ルーニーの世界ではいつもの様にバッグス・バニーが追いかけっこをしていた。そこへ宇宙人達がやってきてルーニーのキャラクター達を奴隷として遊園地へ連れて行くと話す。最初は冗談だと笑っていたルーニーの面々だったが、宇宙人達の銃の威力を知り恐れをなす。一方的に奴隷にするのはいかがなものかとバッグスは話し、宇宙人達の身長が自分達よりも低い事を利用してバスケットボールで勝負をするのはどうかと提案した。

挑戦を受け入れた宇宙人達はニューヨークへ赴く。マディソンスクエアガーデンでは地元のニックスとフェニックス・サンズが試合を行っていた。NBAのスターであるチャールズ・バークレーやパトリック・ユーイングが活躍し、試合は大盛り上がり。ところが急にその2人の様子がおかしくなる。2人の事は翌日のニュースでも報じられ、彼らの他にも3人の選手に同様の症状が見られ何かウィルスが出回っているのではないかとNBAは混乱に陥ってしまった。NBA選手達の才能を盗み、自分達の物にした宇宙人達。これはマズいと思い、バッグスは助っ人を探す。

映画『SPACE JAM/スペース・ジャム』のあらすじ【転】

あるゴルフ場。マイケルは親友のビル・マーレイやラリー・バードと気分転換にゴルフを楽しんでいた。ビルはかつてNBAで活躍したマイケルやラリーに今のNBAの現状を話す。そして「才能があるのにその道を歩まなかった人間が必要だ。」と伝え、自分がNBA選手になれないかと相談する。しかしNBAは世界最高級のバスケ選手だけが立てる舞台。望みは薄いと話すラリーやマイケル。

そんな時、マイケルがゴルフのカップの中に吸い込まれてしまった。バッグスがルーニーの世界からマイケルを引き入れたのだ。状況が呑み込めないマイケルにバッグスが自分達のバスケの試合について話し、マイケルに助けを求めた。最初は拒んでいたマイケルだったが宇宙人達からバカにされた事により、バスケをやると闘争心に火が付く。ユニフォームやスニーカーを揃えて練習に励むマイケル。腕は全く落ちておらず全盛の時の様に次々とシュートを決めて行く。マイケルも連れ戻す為にやって来たスタンやバッグスのガールフレンドのローラ・バニーも加わり勢いが付くチーム。そして遂に運命の試合が始まる。

映画『SPACE JAM/スペース・ジャム』の結末・ラスト(ネタバレ)

試合会場は世紀のゲームを観ようと超満員だった。しかし試合は一方的な展開になってしまう。NBA選手達の才能でモンスター化した宇宙人達はラフプレーの連続でルーニー・テューンズを苦しめる。マイケルもシュートを決めるが追い付けない。そして宇宙人達の圧倒的リードで前半を折り返す。控え室に戻り、マイケルはメンバーを励ますが、中には試合を諦める者も出てきていた。そんな時、バッグスが「秘密のドリンク」と称するただの水をメンバーに飲ませる。彼に乗せられてメンバーはやる気を取り戻し、宇宙人達へ反撃を仕掛ける。ラフプレーにはラフプレーで応戦し、時には頭脳プレーを発揮。そしてマイケルも着実にシュートを沈めて宇宙人達を追い詰める。

しかし、ここで宇宙人達がタイムアウトを取る。モロン・マウンテンのスワック社長がマイケルを遊園地で見世物にしたいと言い出したのだ。マイケルは自分のチームが勝ったらNBA選手から盗んだ才能を返してもらい、負けたら従うと条件を出した。そこから宇宙人達の最後の猛攻が始まる。ラフプレーは勢いを増し、ルーニーには次々と負傷者が続出。替えの選手も減ってきてしまった。スタンは試合に出て助けたいと話すが、試合に出た途端に宇宙人達にぺしゃんこにされて医務室へ運ばれてしまう。普通の人間であるスタンがアニメのようにぺしゃんこにされたり、風船の様に膨らんだりしたことに疑問を抱くマイケル。バッグス曰くルーニーの世界にいるなら誰でも自在に首や腕を伸ばす事が出来るとのことだ。

替えの選手がいないルーニーは不戦敗の危機に立つ。ところが、そこにマイケルの親友ビルが現れる。そんな彼をマイケルは快くチームに受け入れた。ラスト数十秒、宇宙人達からボールを奪い、ビルは絶妙なパスやフェイクで相手を翻弄し、マイケルと素晴らしいコンビプレーを見せた。そして最後数秒でマイケルはダンクを試みる。しかし踏切り位置はハーフラインの遥か手前。驚異的なジャンプ力で有名なマイケルでもそこからゴールリングまでは流石に届かない。そこでマイケルはバッグスに教わった様に腕を伸ばす。腕は見る見る伸びて行き終了直前、マイケルはダンクを叩き込み、試合に見事勝利したのだった。

元の世界へ戻ったマイケルは取り戻した友人達の才能を彼らに届けに行った。自分に力が戻ってきたと大喜びのNBA選手達はマイケルを3対3のゲームに誘う。しかし、マイケルはそれを断った。選手達はマイケルにもうバスケをやる力が残っていないと揶揄する。そんな挑発とも取れる彼らからの挑戦をマイケルはNBA復帰という形で受けるのだった。

映画『SPACE JAM/スペース・ジャム』の感想・評価・レビュー

ワーナーの映画館で良く観るキャラクターと、伝説のプロバスケットプレイヤーの共演作品です。自分にあまり馴染みが無い人物でしたが、接待野球やゴルフからマイケル・ジョーダンがアメリカでどれだけ愛されているかが良く分かりました。野球選手に転向する展開は半分信じてしまいました(笑)。90年代の技術なので違和感のある合成ですが、”いかれた”が絶対のルーニー・テューンズには寧ろ良い味になってます。勿論試合内容も無茶苦茶でしたが、マイケルの見せ場も多数あり楽しく観れました。(男性 20代)


アメリカで大ヒットした今作。マイケル・ジョーダンが神様と呼ばれるような国で人気が出るのは納得ですよね。マイケル・ジョーダンを主役にワーナーのキャラクターたちと共演させるのだから大人も子供も楽しいに決まっています。
しかし、バスケットボールの文化がそれほど無い日本では、マイケル・ジョーダンの名前は知っていても、彼の凄さを認識している人はまだ少ないと思うんです。そういう日本人が見てもハチャメチャな設定に困惑するだけかなと感じてしまいました。(女性 30代)

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