映画『スパイキッズ』の概要:2001年に子どもやファミリー向けにロバート・ロドリゲスとアントニオ・バンでラスが手を組んだ、家族で楽しめるスパイのアクションコメディ作品。ドラえもんの様な秘密道具が次々と出てくる楽しい映画。
映画『スパイキッズ』 作品情報
- 製作年:2001年
- 上映時間:88分
- ジャンル:アドベンチャー、アクション
- 監督:ロバート・ロドリゲス
- キャスト:アントニオ・バンデラス、カーラ・グギーノ、アレクサ・ヴェガ、ダリル・サバラ etc
映画『スパイキッズ』 評価
- 点数:65点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『スパイキッズ』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『スパイキッズ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『スパイキッズ』 あらすじ【起・承】
冷戦時代、世界最強のスパイで敵同士だったグレゴリオ(アントニオ・バンデラス)とイングリッド(カーラ・グギノ)は、それぞれの組織から相手を暗殺するように指令が下りていた。
しかし、任務の最中に二人は恋に落ち結婚する。その後、引退した二人は、娘カルメンと息子のジュニと幸せに暮らしていた。
ところがある日、昔の組織から仕事の連絡が入るのだが、これは罠だった。両親がスパイだと知った姉弟だが、彼らにも悪の組織の手が伸びていた。自分たちの叔父だと思っていたフィリックスは実は姉弟の護衛を任されていたのだ。彼は、姉弟を悪の組織から逃がす。その際に、〝第3の脳〟は生きていると伝える様に姉弟に伝言する。追っ手を振り切り用意されていたセーフ・ハウスに到着する二人。だったが、そこにOSS(戦略事務局)で同僚だったと偽った女スパイのグラデンコ(実はフループの手下)が到着し、何とか脱出したものの分たちと姿かたちがそっくりのアンドロイドに‶第3の脳〟を奪われてしまった。この‶第3の脳〟とは最高のスパイの知識がインプットされていた。フループと世界最強の軍隊を作ろうと考えていた実業家のリスプはこれを埋め込んだアンドロイド集団を作り出す計画をしていた。
両親と‶第3の脳〟を取り返すべく、姉弟が悪の組織に乗り込むために、グレゴリオの兄でスパイグッズの開発者イサドール・マチェッティの元に向かう。
映画『スパイキッズ』 結末・ラスト(ネタバレ)
マチェッティの協力を得られず、悪の組織に乗り込んだカルメンとジュ二だが、さらに強力なった自分たちのアンドロイドに見つかり逃げる中で姉弟ははぐれてしまう。ジュ二はバーチャル・ルームにいたフループから、アンドロイドの‶スパイキッズ〟を操っているのはミニオンだと知らされる。自分の大好きなTV番組のフループを助けたジュニはカルメンと再会し、両親を見つけ二人を救出するのに成功する。グレゴリオとイングリッド、カルメンとジュニはフループと協力してともに敵を倒すことにする。姉弟は500体もの‶スパイキッズ〟に立ち向かうため、アンドロイドにインプットされた善と悪のモラルチェンジをフループに提案する。が、4人に襲い掛かろうとするスパイキッズ。そこに、グレゴリオの兄マチェティが加勢に現れる。もうだめかと思った瞬間、フループが善悪のモラルチェンジに成功し、スパイキッズはリスプらを捕らえる。
その後、スパイキッズは各地で善の行いをし、人々を助ける。OSSのデブリン(ジョージ・クルーニー)はカルメンとジュニが優秀なスパイであるとして、任務を要請するが、二人は家族でスパイを続けることを希望する。
映画『スパイキッズ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『スパイキッズ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
ロドリゲス映画のキャスト
ロバート・ロドリゲスとアントニオ・バンデラスが手を組み話題になった作品で、キャストも豪華。子ども向け作品ではあるが、家族で楽しめる。
製作費3500万ドルに対して約1億4800万ドルの興行収入でヒット作品となった。
元世界最強のスパイだった設定のアントニオ・バンデラスとカーラ・グギノの夫婦コンビも、引退して時間が経ったスパイはこうなるかもと見ていて納得してしまう。ロドリゲス映画でおなじみのアントニオ・バンデラスにダニー・トレホのキャラは黙っていればかっこいいのに笑いが取れる。
それにも増して負けていないのが、子どもたちのアレクサ・ヴェガとダリル・サバラだ。アレクサ・ヴェガは現在27才。子役から美しく成長し今後の活躍も期待される。ダリル・サバラも日本で上映されている映画は少ないが、テレビ・映画と活躍中。
楽しめる仕掛け
子どもの頃、一度はスパイにあこがれた人もいるのではないだろうか。そのワクワクやこんなものがあったらいいなと思える品物が飛び出してくる。セーフ・ハウスでは、カルメンのフルネームでセキュリティが解除され、部屋には世界各国の紙幣やハイテク兵器が用意されている。また、カードをレンジに入れるとすぐ食べられるハンバーガーが出てくる。それに背負うと空を飛ぶランドセルや電気ショックを与えられるガなど、ちょっとドラえもんチックなところも楽しい。悪い女スパイは頭が禿げてしまったり、ギャグ線もなかなかのもの。
ギャグ路線のファミリー向けスパイ映画です。1度観たら細かいストーリーは覚えていませんが、カードを入れてレンジで出来るハンバーガーなどちょいちょい出てくる道具に心惹かれます。
嫌なキャラクターもそれほど出てこず、暗い展開もほとんどないので細かい設定にツッコミを入れなければ、ただ楽しめる感じのスパイアクション映画です。
アントニオ・バンデラスはお父さん役ですが、髭が良く似合っていて相変わらずのカッコよさです。(女性 30代)
大好きすぎるシリーズの1作目。アントニオ・バンデラスとカーラ・グギーノがパパとママでスパイってなんて家族なの!?と思うのですが、このシリーズの主役はジュニとカルメン。子供たちなんです。
子供が演じるから視点も子供らしくて、大人がスルーしてしまうことや、バカバカしく思ってしまうことに真っ向から向かっていく2人が本当に勇敢で可愛くてたまりません。少しやりすぎな展開もありますが、スパイという設定と、子供向けの娯楽映画と考えれば許せてしまいます。
シリーズを通して少しずつ成長していく姉弟の姿に注目して鑑賞して欲しいです。(女性 30代)
映画『スパイキッズ』 まとめ
大人も子どもに戻って、一緒に笑いながら見ることのできるドタバタアクションコメディ作品。それぞれのキャラが濃く、テンポのいい場面展開と、子どもの頃に欲しかったかもしれない秘密道具が満載なのが嬉しい。この作品以降、スパイ・キッズシリーズで4作が続くのも納得。最後に大物俳優がチラっと出てくるところはなんともびっくりである。
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