この記事では、映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』の作品情報

上映時間:145分
ジャンル:SF、アクション
監督:キャスリン・ビグロー
キャスト:レイフ・ファインズ、アンジェラ・バセット、ジュリエット・ルイス、トム・サイズモア etc
映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』の登場人物(キャスト)
- レニー・ネロ(レイフ・ファインズ)
- 他人の経験を追体験できるディスクの違法売買を手掛けるディーラー。元々は警官だった。フェイスと付き合っていたことがあり、未だに未練を引きずっている。
- メイス(アンジェラ・バセット)
- リムジンの運転手で1児の母。レニーが警官だった頃からの知り合いで、秘かにレニーのことを想っている。
- フェイス・ジャスティン(ジュリエット・ルイス)
- 女性ロック歌手。娼婦をしていたところをレニーに救われて交際するようになる。しかしレニーを捨ててガントに走る。
- マックス・ベルティエ(トム・サイズモア)
- 探偵業をしており、ガントの依頼でフェイスの監視役をしている。元々は警官でレニーの同僚だった。しかし、頭を撃たれて負傷してしまい退職した。
- フィロ・ガント(マイケル・ウィンコット)
- 音楽レーベルを経営しており、所属アーティストの動きを監視している。
映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』のあらすじ【起】
レイは他人が経験したことを五感で追体験できるディスクの売買をしていた。電極が付いた装置を頭につけて何かを体験すると、それがディスクに記録されるのだ。レニーは街を移動しながら、新しいディスクを仕入れていた。
地下鉄の駅でドレスを着た女が暴力警官2人に追跡される。女は地下鉄に飛び乗るが、暴力警官にヘアピースをむしり取られてしまう。ヘアピースの中には電極が付いた装置があった。女は公衆電話からレニーの自宅に連絡するが不在で、レニーが帰宅した直後に呼び出し音は切れてしまう。レニーはフェイスとローラースケートを楽しんだ時を記録したディスクを再生し、思い出に浸る。
レニーが朝目覚めると、テレビでは政治的なメッセージで知られる黒人ラッパーが殺されたニュースを報じていた。女はレニーの車にディスクを投げ入れ、バーにいたレニーの元にやって来る。女はレニーに車まで来てほしいと懇願し、フェイスの身が危険だと警告する。しかし、パトカーのサイレンを耳にした女は慌てて姿を消し、レニーの車もレッカー移動されてしまう。
映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』のあらすじ【承】
メイスがリムジンでレニーを向かえに来る。しかし、レニーの商売が嫌いなメイスは、レニーがリムジンの中で客を取り始めたことに激怒する。レニーはクラブに向かい、知人から自分宛てに託されたディスクを渡される。レニーはフェイスがクラブで歌う様子を見守ってから楽屋に会いに行く。フェイスの身を案じるレニーに対し、フェイスはマックスが監視役になっているので心配ないと告げる。レニーはマックスに電話し、フェイスをしっかり守ってほしいと頼む。
レニーはメイスの車に乗り込み、先ほど受け取ったディスクを再生する。そこには暴力警官に追われていた女がホテルで何者かに残虐に殺される姿が記録されていた。レニーは慌ててホテルに向かい、女の遺体が運び出されるところに遭遇する。レニーはマックスにもディスクを見せる。マックスは警察のツテをつかって調べてみると約束する。レニーはフェイスに会いに行き、女が殺されたことを伝える。フェイスに一緒に来るように懇願するが、フェイスはガントを選ぶ。レニーはガントの手下にいたぶられるが、メイスが助けに現れて手下を一網打尽にする。
映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』のあらすじ【転】
レニーが朝起きると別のディスクが届けられていた。今度は何者かがレニーの家に侵入する様子が記録されていた。恐怖を感じたレニーはメイスに連れられて家を出る。女が車に何かを残していたに違いないと気付いたレニーはレッカーで運ばれた車の所に行き、シートの下にディスクを見付ける。その途端に暴力警官2人が現れ、ディスクを渡すように要求してくる。とっさの機転でレニーとメイスはリムジンに乗り込んで逃げようとするが、暴力警官2人に桟橋まで追いつめられる。暴力警官2人はリムジンに火を放つが、メイスはリムジンもろとも海に飛び込んで追跡をかわす。
レニーはディスクを再生してショックを受ける。そしてメイスにもディスクを見せる。ディスクは女が黒人ラッパーと一緒に車に乗っているところが記録されていた。車は途中で暴力警官2人に停止させられる。そして黒人ラッパーは暴力警官に撃ち殺されてしまい、女は走って現場から逃げたのだ。レニーはマックスにも事情を説明する。
フェイスの命も狙われていると心配になり、レニーとメイスはフェイスに会いに行く。フェイスはガントが被害妄想に陥って黒人ラッパーを監視するために女を派遣したことを打ち明ける。ガントは自分も警官に殺されるのを恐れ、女をホテルに泊めさせたという。レニーはフェイスを連れて逃げようとするが、ガントに見付かってフェイスを奪われる。
映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』の結末・ラスト(ネタバレ)
レニーとメイスは再びフェイスを助けようとホテルに向かう。ホテルでは新年を迎えるためのパーティーが開かれていた。レニーはメイスにディスクを警察の副総監に渡すように指示する。しかし、メイスは副総監にディスクを渡したものの追い出されてしまう。ホテルの外に出たメイスは暴力警官の2人に見付かってしまい、追跡される。
レニーがフェイスの部屋に行くと、室中が荒らされてレニー宛てのディスクが残されていた。ディスクにはフェイスとマックスが愛し合っており、マックスがガントを植物人間状態にしてしまう様子が記録されていた。ディスクを見終わったレニーの元にマックスとフェイスが現れる。実はマックスはガントの命令で証拠隠滅のために女を殺したのだ。しかし、フェイスと結ばれていたマックスはガントのことも殺し、レニーを犯人に仕立て上げる計画を立てていた。レニーはマックスが油断した隙に飛びかかり、揉み合いの末にマックスをベランダから突き落とす。レニーはフェイスを無視してメイスを助けに向かう。
メイスは暴力警官2人を殴り倒す。副総監は警官隊に2人の逮捕を命じる。暴力警官のうち1人は警官隊の銃を奪って自殺し、もう1人はその銃でメイスを撃ち殺そうとする。レニーがメイスの身を庇い、暴力警官は警察隊に射殺される。新年を迎え、レニーとメイスはキスを交わす。
映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
ミレニアムを迎える直前の終末感漂う雰囲気が良く捉えられたSF映画で、サイバーパンクの流れを汲む作品。暴力警官の設定などは白人警官に黒人青年が暴行死されたロドニー・キング事件に着想を得たのではないかと思われる。ちょっと頼りないレニーのキャラクター設定が新鮮で、強い女であるメイスにジェームズ・キャメロンらしさを感じる。他人の体験を味わう装置が小道具として活かされていて、サスペンス感を盛り上げてくれる。(MIHOシネマ編集部)
レニーはちょっと頼りないところもあるが、フェイスのことを心から愛していることが伝わってきたので、事件の真相はなかなかショッキングなものだった。他人の経験を追体験できるディスクと殺人事件が複雑に絡み合い、先が読めない展開で見応えがある作品だったと思う。
レニーを演じたレイフ・ファインズは色気があり、存在感がある俳優だなと思った。後から『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモートを演じた人物だと知り、全く雰囲気が違うので驚いた。(女性 30代)
1995年の作品だということにとても驚きました。当時、2000年が近づくにつれてミレニアム問題やノストラダムスの大予言なんて噂が流行りましたよね。しかし、今作が公開されたのはそれより5年も前の話。
2000年を迎える瞬間を知ってしまっている私たちが「今」見ると、ものすごくチープで、未来感に拘りすぎているな…なんて感じますが、1995年当時は本当にこうなってしまうのかという恐怖や不安を感じる人もいたのでは無いでしょうか。
混沌とした雰囲気が好きで、レイフ・ファインズ演じる主人公が「普通」っぽいのも好感を持てます。
見る人、見る時代によって感じ方が変わる作品でしょう。(女性 30代)
近未来のロサンゼルスを舞台に、人の記憶や体験をそのまま再生できる装置「SQUID」を巡る物語が非常に斬新だった。主人公レニーは過去の恋人フェイスへの未練に囚われ続けているが、その姿がとても人間臭くて印象的。物語の核心である黒人ラッパーの殺害事件の真実を収めたディスクが出てきてからは、社会問題とサスペンスが一気に絡み合い緊張感が高まる。終盤で犯人が警官だったと判明する展開は重く、混乱する街の空気ともよく合っていた。最後にメイスとレニーが向き合うシーンには救いも感じられ、余韻の残る作品だった。(30代 男性)
映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』は、体験をそのまま記録して売買するという設定がとても面白かった。最初は未来的なガジェットの映画かと思ったけれど、実際は人間の欲望や社会の闇を描いた作品だったと感じる。特に、殺人の瞬間を記録したディスクのシーンは衝撃的で、観ていてかなり緊張した。レニーは弱い部分も多いけれど、真実を追う姿には次第に共感できるようになる。メイスの強さも魅力で、彼女が物語を支えている印象。混乱する大晦日の街とサスペンスがうまく重なり、独特の世界観に引き込まれた。(20代 女性)
1999年の大晦日という設定が象徴的で、終末的な空気が映画全体に漂っているのが印象的だった。映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』は、記憶を追体験できる装置を軸にしながら、警察の腐敗や社会不安を描いている点が興味深い。ラッパーの殺害事件を巡る真相が少しずつ明らかになる展開はサスペンスとしてもよく出来ている。特に、犯人が警官だったという事実が明かされる瞬間は衝撃だった。レニーの個人的な恋愛感情と社会的な事件が交差していく構造が面白く、90年代SFの中でも個性的な一本だと思う。(40代 男性)
この映画の一番の魅力は、他人の体験をそのまま感じることができるSQUIDという装置の設定だと思う。まるで自分がその場にいるかのような映像体験が描かれていて、とてもリアルだった。映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』はサスペンス要素も強く、殺人の記録ディスクが出てきたあたりから一気に緊迫感が増す。警察の腐敗や人種問題など、重いテーマも含まれていて見応えがある。最初は未練たっぷりのレニーに少し呆れていたけれど、最後にメイスとの関係が変わる場面は少しほっとした。(30代 女性)
近未来SFでありながら、かなり生々しい犯罪映画でもある作品だった。映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』は、記憶を売買する世界という設定が強烈で、人の体験すら商品になる社会の危うさを感じた。殺人を記録したディスクの存在が明らかになってからは、追われる緊張感が続く。特に、メイスがレニーを守りながら行動する場面は頼もしく、彼女の存在が物語を引き締めていた。終盤で警察の陰謀が暴かれる展開は重いが、最後に希望を感じさせる終わり方だったのが印象に残る。(20代 男性)
映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』は、90年代の終わりに作られたとは思えないほど先進的なアイデアを持った作品だと感じた。人の感覚や記憶を再生できる技術が普及した社会という設定は、今観てもかなり興味深い。物語は殺人事件の証拠ディスクを巡るサスペンスだが、その背景に警察の暴力や人種問題がある点が印象的だった。レニーの未練がましい恋愛感情も人間味があり、メイスの強さと対照的。ラストで二人が新しい関係を築くような雰囲気になるのが、暗い物語の中で救いになっていた。(50代 男性)
最初は少し難しい映画かなと思ったけれど、観ていくうちに世界観に引き込まれた。映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』は、記憶を体験できるディスクという設定がとてもユニークで、映像の臨場感も強い。殺人の瞬間を体験するシーンはかなり怖く、普通のサスペンスとは違う不気味さがあった。レニーは過去の恋愛に執着しているけれど、メイスの存在によって少しずつ変わっていくのが印象的。社会の混乱と個人のドラマが重なり、最後まで緊張感のある作品だった。(20代 女性)
映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』を見た人におすすめの映画5選
ブレードランナー
この映画を一言で表すと?
退廃的な未来都市で人間とは何かを問いかける、SF映画の金字塔。
どんな話?
近未来のロサンゼルスでは、人間そっくりの人造人間レプリカントが労働力として使われていました。しかし彼らの中には、支配から逃れようとする者も現れます。レプリカントを追う専門捜査官デッカードは、逃亡した彼らを追う任務に就きますが、やがて彼らにも感情や意思があることに気づき始めます。人間と人工生命の境界を問いかける、深いテーマを持った作品です。
ここがおすすめ!
近未来の退廃した都市や社会の不安を描く雰囲気は、映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』が好きな人にぴったりです。ネオンに包まれた夜の街、倫理を揺さぶるテーマ、そして哲学的な物語が大きな魅力。単なるSFアクションではなく、人間の存在や記憶の意味を考えさせられる深い世界観が、多くの映画ファンを魅了し続けています。
トータル・リコール
この映画を一言で表すと?
記憶と現実の境界が崩れていく、スリリングなSFサスペンス。
どんな話?
平凡な日常を送っていた男クエイドは、人工的に記憶を植え付けるサービスを体験しようとします。しかし施術の途中で、彼が実は別の人生を持っていた可能性が浮かび上がります。現実だと思っていた日常は本物なのか、それとも作られた記憶なのか。彼は自分の正体を追う中で巨大な陰謀に巻き込まれていきます。スピード感あふれる展開が魅力のSF作品です。
ここがおすすめ!
記憶や体験をテーマにしたSFが好きな人なら、この作品は間違いなく楽しめます。映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』と同様に、人間の記憶とアイデンティティをめぐる物語が展開されます。テンポの良いアクションと謎が絡み合い、観る者を最後まで飽きさせません。現実と幻想の境界が揺らぐ展開は、何度見ても新しい発見があります。
マイノリティ・リポート
この映画を一言で表すと?
未来の犯罪を予知する世界で真実を追う、緊迫のSFサスペンス。
どんな話?
未来の社会では「プリコグ」と呼ばれる能力者によって犯罪が予知され、事件が起きる前に犯人が逮捕されていました。犯罪予防局の捜査官アンダートンはそのシステムを信じて働いていましたが、ある日自分自身が未来の殺人犯として予知されてしまいます。無実を証明するため、彼はシステムの裏側に隠された真実を追い始めます。
ここがおすすめ!
近未来の都市を舞台にしたサスペンスとテクノロジーの描写は、映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』の世界観に通じる魅力があります。高度な監視社会や未来技術の描写がリアルで、スリリングな逃走劇と謎解きが楽しめます。アクションと社会的テーマのバランスが絶妙で、SF作品としてもサスペンス映画としても完成度の高い一本です。
ロボコップ
この映画を一言で表すと?
機械の身体を得た警官が正義を問う、重厚なSFアクション。
どんな話?
犯罪が蔓延する近未来のデトロイトで、警官マーフィーは凶悪犯罪者に殺されてしまいます。しかし巨大企業によってサイボーグ警官ロボコップとして蘇らされ、街の治安維持のために働くことになります。人間の記憶と機械のプログラムの間で葛藤する彼は、自分を殺した犯罪者たちと企業の陰謀に立ち向かうことになります。
ここがおすすめ!
近未来の社会の腐敗や警察組織の問題を描く点で、映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』と共通する魅力があります。激しいアクションとブラックユーモアに加え、人間の記憶や人格とは何かというテーマが深く描かれているのが特徴です。単なる娯楽作品ではなく、社会風刺としても非常に見応えのあるSF映画です。
ガタカ
この映画を一言で表すと?
遺伝子によって運命が決まる世界で夢を追う、静かなSFドラマ。
どんな話?
近未来では遺伝子操作によって優秀な人間が生まれ、能力の差によって社会的地位が決まる世界が築かれていました。自然出産で生まれたヴィンセントは「不適合者」として扱われますが、宇宙へ行く夢を諦めきれません。彼はある計画を実行し、完璧な遺伝子を持つ人物になりすまして宇宙飛行士を目指します。
ここがおすすめ!
未来社会の仕組みと人間の尊厳を描く点で、映画『ストレンジ・デイズ 1999年12月31日』と同じく強いテーマ性を持つ作品です。派手なアクションは少ないものの、静かな緊張感と人間ドラマが深く心に残ります。未来技術が社会をどう変えるのか、そして人間の価値とは何かを考えさせる、知的で美しいSF映画です。



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