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映画『スーパーサイズ・ミー』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『スーパーサイズ・ミー』の概要:2004年のアメリカの映画で、マクドナルドを3食30日の間食べ続けると身体にどう影響するかを、モーガン・スパーロックが身体を張って検証する内容のドキュメンタリーである。

映画『スーパーサイズ・ミー』 作品情報

スーパーサイズ・ミー

  • 製作年:2004年
  • 上映時間:98分
  • ジャンル:ドキュメンタリー
  • 監督:モーガン・スパーロック
  • キャスト:モーガン・スパーロック、アレクサンドラ・ジェイミソン etc

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映画『スーパーサイズ・ミー』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『スーパーサイズ・ミー』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『スーパーサイズ・ミー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『スーパーサイズ・ミー』 あらすじ【起・承】

このドキュメンタリーの主人公を、体を張って体当たりするのが、ニューヨークに住むモーガン。年齢は33歳で、子供の頃は母の手料理がメインで育った。
出身はウェストバージニア州で、全米の中では肥満度3位の地である。
最初の健康診断の結果では身長が188cmで、体重は84kg。
恋人もベジタリアンで今回の実験は心配しつつ、あまり快く思ってはいない状態である。
今回の実験は、スーパーサイズ・ミー「自分も大きいサイズになるか・大きくしてくれ」と言う検証と、体にどんな影響があるか、広告会社や不健康な食料品会社のお金の流れ先を風刺した意味もこめての流れになっている。

実験は2003年の2月~3月で30日間行われた。
もし「スーパーサイズにしますか?」と聞かれるとその通りにしなくいてはいけない。
朝から夜まで3食マクドナルドでの食事を取る事。
全種類を必ず1回は食べる事、のルールで行われる。
着目したのは、肥満の女性2人が、マクドナルドが肥満になると言う情報不足の元、食事を提供したとして「起訴」した事が始まりであった。

アメリカでの肥満は深刻な問題となっており、3分の2は肥満に悩んでいる計算になると言う。
モーガンはこの起訴が正しいのかどうかを含め、マクドナルドが健康にどう影響するかを調べて行く。

会社に行くまでの間に3件もマクドナルドがあるし、買う事には事欠かない。
しかしうっかり聞かれて試した「スーパーサイズ」のポテトや炭酸飲料で早くも2日目には車の中から嘔吐してしまう。
げっそりし、まだまだ実験が続くのかと思う反面、食べると中毒性があるのかまた食べたいと思うように感じて行く。

2週間以上経つと、明らかにぼんやりする時間が増えている。
口数も気のせいか減り、頭痛も起こり、集中出来ない様になってきた。
サラダを摂る様に、と栄養士からも忠告されるものの、中毒性があるせいかマクドナルドを食べずにはいられないようになっていく。

映画『スーパーサイズ・ミー』 結末・ラスト(ネタバレ)

忠告を守り、サラダやナゲットにも手を出すが、ここのサラダは糖質やカロリーがかなり高い。
ナゲットは老いた胸の大きな鶏を粉々に潰し、加工してからフライにする、明らかに体に悪いと忠告するメディアも存在する。

途中、ビックマックをほぼ毎日注文する男性を取材。
店員も「今日は何個?」と聞く程のヘビーユーザーである。
しかし、彼はビックマックのみを食べている為か肥満ではない。
また、胃のバイパス手術をする男性も取材すると、炭酸飲料を1日2リットル飲んだら気分が悪くなったと話している。
炭酸飲料やお菓子の広告会社がどれだけ健康を訴える会社に比べて広告費をかけ、莫大な利益を生んでいるかも報じるのだった。

食事で生徒の問題を改善した学校も取材。
運動の時間はほとんど無い、週に1回の学校があるにも悪化わらず、給食はほぼジャンクフードで人気なのはフライドポテト。
逆にナチュラルフードで素行の悪さを改善した高校も取材。
ジャンクフードの給食とほぼ値段が変わらないと言うのに、このヘルシーな給食に変えないのはジャンクフードの会社の圧力が大きいと言う。

実験の終わりが近付くにつれて、健康診断が行われると、体重は面白いように増加していく。
一度体重が減るが、それはスタッフ曰く、筋肉が減り、脂肪が増えたからだと言う。
体重は14キロ増加し、体脂肪は11パーセント増加。
肝臓は肥大し、頭痛や無気力が度々起こる、実際の映像中でも眠そうで机の上からドリンクを引っ掛けてしまう姿も。
同棲している彼女は、彼は集中力や性欲も低下して、以前とは別人の様だ、と戸惑うのだった。
医者達はドクターストップを提案するが、もう少しで実験も終わると言い、粘るモーガン。

インタビューの為にマクドナルドのCEOに何度も交渉するが、断られるままになってしまう。子供達もインタビューすると、大統領やキリストの顔写真を見て答えられないのに対し、マクドナルドのドナルドやウェンディーズのキャラクターには答える事が出来る状況だ。

この映画の公開後、マクドナルドはスーパーサイズを廃止し、サラダをアピールし始めた。
モーガンの肝臓は8週間で調子を戻す事が出来たが、14キロ増えた体重が戻るのには太ったスピードの何倍もかかったと言う。

映画『スーパーサイズ・ミー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『スーパーサイズ・ミー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

見ていると気分が

早くも食事レポート2日目で車の中から嘔吐してしまうモーガン。
スーパーサイズのポテトは直径12cm以上…。
油まみれ状態になっているのもわかるが、さすがに吐瀉物も映されているので注意しながら観る事をお勧めする。
また、モーガンが面白いほど露骨に肉体が変化していく様子が醜悪である。
お腹がどんどんふくらみ、具合が悪そうに見えるのに、延々と中毒性を感じさせながらマクドナルドの食事を続けていく様子が怖い。
途中無気力な感じで、机の端に置いたドリンクを引っ掛けてこぼしてしまう様子など、酩酊状態のモーガンがまるで催眠にかかってしまった人の様でハラハラしてしまう。
ついつい感情移入して、同棲している恋人の気持ちを察してしまう。

色々な角度からのインタビュー

ビックマックを1日何個も食べるが特に肥満では無いヘビーユーザー。
マクドナルドを起訴した人をどう思うかの該当インタビュー。
ほほえましいのは、小さい子供に何枚も人の顔写真を見せ、どれだけ子供の脳に広告業界が汚染をしているかを計る場面があるのだが、そこでキリストや大統領を答えられずもじもじしている子供たちである。
結局マクドナルドのドナルドやウェンディーズのキャラクターは答えられるし、どの位の頻度でマクドナルドに寄るかなどは嬉々と語るのだが肝心の大統領などは答えられない。
人が広告でいかに洗脳されてしまうかもこの映画の中では切実に訴えられているので、健康問題だけでなく、普段目にし、耳にする物に気を付けようと思える映画である。


こんな馬鹿なことをする人がいるんだ…と呆れながら見ていましたが、ただ体に悪いものを食べて不健康になっていく姿を映し出すだけではなくて、その企業の宣伝や広告の仕方にどのような影響や効果があるのかを示しているので、想像以上に勉強になる作品でした。
私はハンバーガーが嫌いです。油っこいし、味が濃いし、いかにも不健康そうな感じがするからです。しかし、年に何度か無性に食べたくなる瞬間があるんですよね。ジャンクフードには謎の中毒性があって、それを知ってしまうと毎日食べても飽きない体になってしまうのかな…と少し怖くなりました。(女性 30代)

映画『スーパーサイズ・ミー』 まとめ

正直、ドキュメンタリーなので本当の事を述べているのだろうと思うが、それでも健康に対する影響や、広告費、実際に学校で健康問題についてろくに指導がされていない現状が見ていて怖くなる作品である。
内容的にはレシピなど見ると思わず口にするのもゾッとしてしまう内容であるが、コメディちっくなノリで進行しているので、その恐ろしさが中和されている。
色々なユーザーや角度からインタビューをしており、飽きないで観る事が出来る。
体質などで個人差もあるかもしれないが、今回の検証結果は観ていて恐ろしいと感じる人も少なくないであろう。

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