映画『ソードフィッシュ』の概要:最後まで展開の読めない映画の一つとして、今まで数多くの映画ファンを虜にしてきた名作。ヒュー・ジャックマンとジョン・トラボルタという実力派俳優が対峙する豪華作品。
映画『ソードフィッシュ』の作品情報
上映時間:99分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ドミニク・セナ
キャスト:ジョン・トラヴォルタ、ヒュー・ジャックマン、ハリー・ベリー、ドン・チードル etc
映画『ソードフィッシュ』の登場人物(キャスト)
- スタンリー(ヒュー・ジャックマン)
- かつて世界に名を馳せた天才ハッカー。ロバーツに捕まってからその日暮らしの生活をしていた。
- ロバーツ(ドン・チードル)
- 犯罪取締官。かつてスタンリーを逮捕したやり手。
- ジンジャー(ハル・ベリー)
- 突如スタンリーの前に現れた謎の美女。スタンリーをガブリエルのもとへと連れて行く。
- ガブリエル・シアー(ジョン・トラボルタ)
- 世界的に有名な天才犯罪者。「ソードフィッシュ」の闇資金を狙う。
- ライズマン(サム・シェパード)
- 犯罪対策委員会の議長。裏でガブリエルと通じている。
映画『ソードフィッシュ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ソードフィッシュ』のあらすじ【起】
舞台はとある空港から幕を開ける。その空港で、1人の男が検査に引っかかり逮捕されたのだ。その男は何と、かつて世界で名を挙げた有名なハッカーであった。
ロバーツという犯罪取締官はそのハッカーの取り調べにあたるが、ハッカーは何かに非常に恐れている様子を見せた。そして、自分の雇い主である人物がこの世の何よりも恐ろしい存在であることをロバーツに伝えるのであった。そしてその数分後、その男は何者かに射殺されるのだった。
一方、テキサス州にあるミッドランドでは、1人の男がトレーラーで暮らしていた。彼の名前はスタンリー、彼もまた世界有数のハッカーで世界を震撼させた男だった。しかし、ロバーツに逮捕された彼は2度とパソコンに触れることを禁じられ、最愛の妻に離婚され子供にも接近禁止命令を出されることとなる。そして彼は現在、トレーラーでその日暮らしの生活を送っていた。そんな、すっかり落ちぶれてしまった彼の前に、ある日突然1人の女性が現れる。
映画『ソードフィッシュ』のあらすじ【承】
その女性の名前はジンジャー、どこかミステリアスな空気を醸し出す美人な女性だった。ジンジャーはスタンリーに対して、自分についてきてほしいと伝える。そして、自分達の話を聞くだけで10万円支払うということをスタンリーに伝えるのであった。
さらに、接近禁止命令を出されている子供にも会わせてやるという言葉に、スタンリーは彼女について行く決心を固めた。そして、ジンジャーに連れられたスタンリーはガブリエル・シアーという人物の元へと連れて行かれる。ガブリエルは、天才犯罪者として世界に名前を轟かせる人物だった。
そして、ガブリエルは自身の計画をスタンリーに話し始める。かつて、「ソードフィッシュ」という計画が行われていた。そしてその計画中、巨額の闇資金が生まれていたのである。ガブリエルの計画はその闇資金を奪うことにあったが、堅固なシステムによってその闇資金は守られている。そこで、天才ハッカーであるスタンリーの力を借りてこのシステムを崩そうと考えたのである。
映画『ソードフィッシュ』のあらすじ【転】
そして、断れば殺すとガブリエルはスタンリーに銃口を向ける。丸腰のスタンリーは、その仕事を承諾するほか無くなったのである。また、世間では著名なハッカーばかりが殺される事件が起きていた。例の空港で逮捕されたハッカーもその1人である。
実はこの事件の裏にはガブリエルが暗躍していた。ガブリエルはシステムを打倒する為今迄多くのハッカーを雇ったが、誰1人として解読ができずガブリエルに殺されてしまったのだった。ロバーツは、本格的に連続ハッカー殺人事件の真相解明へと乗り出した。
しかし、実はロバーツサイドに裏切り者がいたのである。その裏切り者とは、犯罪対策委員会の議長でもあるライズマンという男だった。実はライズマンはガブリエルのスポンサーも務めており、ロバーツら警察の動きを全てガブリエルに流していたのだった。その為、中々ロバーツらの捜査は進まず時が流れて行く。そして、スタンリーはガブリエルに言い渡された時間制限内にハッキングシステムを作り上げるべく躍起になっていた。
映画『ソードフィッシュ』の結末・ラスト(ネタバレ)
そして、彼のタイムリミットが迫った頃、見事スタンリーはその堅固なセキュリティを破るハッキングシステムを完成させてみせたのだった。そしてそのスタンリーのシステムを利用したガブリエルは、卑劣な方法を用い闇資金、計95億もの大金をその手中に収めるのであった。
しかし、全てを完璧に進めていたガブリエルにここで予想外の事態が起きる。なんと、スタンリーがガブリエルに一矢報いたのである。ガブリエルは大金ごと、ヘリコプターに乗り込んでいた。スタンリーはそのヘリコプターに武器を向け、何とガブリエルごとそのヘリコプターを撃ち落としてしまったのだ。見事ガブリエルから95億を奪い取ったスタンリーは、自分の口座にその巨額の富を振り込んだ。
確実な勝利を手に入れたと思われたスタンリーだったが、実はもう一つ、別のエンディングが用意されていた。そのエンディングでは、ガブリエルがスタンリーの口座から金を奪い返すのだった。そしてクールに笑うガブリエルの笑顔で物語は幕を閉じる。
映画『ソードフィッシュ』の感想・評価・レビュー
テンポよく映像もカッコよくて、爽快感のある作品。
ジョン・トラボルタはとにかく最高にかっこ良く、他俳優陣もスタイリッシュでかっこいい。
アクションシーンも派手で迫力あり。
ラストまで飽きることなく、スピード感を感じ集中してはまってしまった。
冒頭のバレットタイム撮影の爆破シーンは圧巻!!(女性 40代)
ジョン・トラボルタ主演のギャング映画。その他、ハル・ベリーとヒュー・ジャックマンら豪華俳優陣が脇を固めている。
ハッカーのスタンリーがギャングのガブリエルの計画に参加させられるのだが、この二人の微妙な関係の描写がサスペンスもあって面白い。誰も信じていないワルたちが見事なコンゲームを繰り広げるのだ。
何よりアクション演出が素晴らしい。銀行前で爆弾が爆発するシーンは、バレットタイムで撮影されており、スピード感に溢れていてカッコいい。(男性 40代)
『グレイテストショーマン』やウルヴァリンのようなかっこいいヒュー・ジャックマンを期待したら見事に裏切られる映画です。がっかり2割、こんな人間としてダメなヒュー・ジャックマンが見れるのか!という意外性8割です。でもそんなヒュー・ジャックマンの上を行くのがジョン・トラヴォルタですね。全く動じない冷酷非道な悪役で彼によく似合っています。ラストはひっくり返されるので、分かりにくくて思わず「え!?」と呟いてしまいます。(女性 30代)
テンポがよくスピーディーで面白い展開、緻密に練られた脚本とラストのどんでん返しが話題となり多くの評論家が高く評価していた今作ですが、正直私にはそこまで魅力的な作品には思えませんでした。
ヒュー・ジャックマンにジョン・トラボルタ、ハル・ベリーとキャストが豪華なので見応えはありますが、ストーリー自体はテンポが良いと言うよりも沢山のことを詰め込んでいて、それを理解する前にどんどん進んでいってしまうのでよく分からなかったです。
どんでん返しと言われる部分も言ってしまえば「夢オチ」で、これを使うのはタブーじゃないかなと感じてしまいました。(女性 30代)
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