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映画『推理作家ポー 最期の5日間』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『推理作家ポー 最期の5日間』の概要:今でも文壇に名を残す作家、エドガー・アラン・ポー。実は彼の最期には、不可解な謎が多く残されていた。そんな彼の最期の5日間に迫ったサスペンス作品。ポーは何故命を落とすことになったのか。

映画『推理作家ポー 最期の5日間』の作品情報

推理作家ポー 最期の5日間

製作年:2012年
上映時間:110分
ジャンル:サスペンス、ラブストーリー
監督:ジェームズ・マクティーグ
キャスト:ジョン・キューザック、ルーク・エヴァンス、アリス・イヴ、ブレンダン・グリーソン etc

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映画『推理作家ポー 最期の5日間』の登場人物(キャスト)

エドガー・アラン・ポー(ジョン・キューザック)
ミステリー作家。小説が売れず飲んだくれる毎日を送っていたが、ある日突如彼の作品を模倣した連続殺人事件が起こる。
ヘンリー・マダックス(ケヴィン・マクナリー)
新聞社の編集長。ポーが犯人に送った挑戦状を嬉々として新聞に掲載する。
エミリー・ハミルトン(アリス・イヴ)
ポーが想いを寄せる美しい女性。
エメット・フィールズ(ルーク・エヴァンス)
この事件を担当することになった刑事。ポーを相棒として共に事件解決に臨む。
イヴァン・レイノルズ(サム・ヘイゼルディン)
新聞社に働く植字工。
ハミルトン大佐(ブレンダン・グリーソン)
エミリーの父親で陸軍大佐。ポーが娘と付き合っていることを快く思っていない。
モーリス・ロビショー(デヤン・クブリロフ)
船員。とある事件の後、行方をくらませていたことで殺人容疑がかかる。

映画『推理作家ポー 最期の5日間』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『推理作家ポー 最期の5日間』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『推理作家ポー 最期の5日間』のあらすじ【起】

19世紀、アメリカのメリーランド州。1849年10月、2人の女性が惨殺されるというおぞましい事件が発生した。この事件を担当することとなったのは、若く熱意に燃えたエメット・フィールズ刑事。彼は調査を進めるうちに、この事件がエドガー・アラン・ポーという作家が書いた「モルグ街の殺人」に酷似している事に気付く。

ポーの作品は中々世間に認められず、本人は文無しで酒浸りというどうしようもない男だった。しかしそんなポーもエメリー・ハミルトンという恋に落ちたのである。しかし、軍人であるエメリーの父親はポーと娘の交際を認めようとはしなかった。事件と酷似している小説を執筆していたということで、ポーは事件の容疑者として刑事に逮捕されてしまう。しかし、彼の容疑は晴れ、ポーは事件解決に向けて刑事に協力することとなったのである。

そして、フィールズ刑事が遺体の側に悪魔の仮面が落ちていることに気がつく。それを見たポーは、自分の作品、「落とし穴と振り子」に共通していると言うのだった。次の舞台は、ハミルトン陸軍大佐が開く仮面舞踏会で起こるに違いない、とポーは予測する。

映画『推理作家ポー 最期の5日間』のあらすじ【承】

パーティ当日、フィールズとポーはパーティ会場を張り込んでいた。そして、突如舞台上に骸骨姿をした男が現れたのである。フィールズ刑事はその男に向け発砲するが、しかし実はこの男は単なる目くらましだった。この騒動の間に、エメリーが誘拐されてしまったのである。日が変わり、新たな事件が2人の耳に飛び込んできた。その事件はポーの「マリー・ロジェの謎」をなぞらえたものであったが、唯一遺体の両手に血液が付着している点のみポーの作品とは異なっていた。

この事件の被害者はとある劇団に所属しており、2人は舞台関係者達にアリバイを確認することとした。しかし、船員のモーリスが姿をくらましていたのである。ポーは、モーリスがフォルトゥナート号という船に乗船してきた事を知る。そしてその船の名前を聞いたポーは、次の事件が「アモンティラードの樽」になぞらえたものとなることを悟るのであった。

しかし、その肝心のモーリスは遺体となって発見された。彼は誘拐されたエメリーが着ていた洋服を身につけ息絶えていたのである。そして、モーリスの遺体には不可解な点があった。口の中に12:27を示す懐中時計が詰め込まれ、背中の肉が削り取られていたのである。

映画『推理作家ポー 最期の5日間』のあらすじ【転】

この手がかりから、ポーはエミリーが聖十字架という教会に監禁されていると推測した。その教会に向かうと、なんと犯人と思しき人物がその場に佇んでいた。犯人はフィールズ刑事に向けて発砲すると、その場から逃げ去ってしまった。その後、ポーはエミリーの名が刻まれた墓を発見するが、その中は空洞だった。

ポーはエミリーを助ける為、新聞に犯人へ向けたメッセージを掲載した。その内容は、「エミリーを解放すれば自分が彼女の代わりに死ぬ」というものだった。一方、住民のポーに対する視線も厳しいものとなっていた。ポーの小説になぞらえた連続殺人が生じている今、ポーが全ての元凶のような扱いを受けてしまっているのだ。彼の家はそんな怒れる住人により燃やされ、行き場を失ったポーはフィールズ刑事の元に身を寄せることとなった。

そんなポーのもとに、犯人からの手紙が届く。しかし、その手紙は例の挑戦状が掲載された新聞が発行される前に届いたのだ。つまり、犯人は事前にポーからの挑戦状の内容を知っていた人物ということになる。ポーはこの事から新聞社の編集長、ヘンリーに容疑をかける。

映画『推理作家ポー 最期の5日間』の結末・ラスト(ネタバレ)

ポーは犯人からの手紙に使用されていたインクを調べ、そのインクが新聞社が使用しているものである事を突き止めた。益々ヘンリーへの嫌疑を強めるポーだったが、何とヘンリーの死体が発見されたのだった。そして、植字工のイヴァンという男がポーの前に現れる。彼は自分が犯人であることをポーに告げ、自分がポーの作品の大ファンであるというのだった。

彼はポーに毒を飲ませると、弱って動けない彼に延々と自分の話を語って聞かせる。そして、イヴァンは他の作家にも同じ事をするためにフランスへと向かっていったのだった。そして、ポーは床下にエミリーが閉じ込められていることを突き止める。

彼は力を振り絞ってエミリーを助け出すと、彼女を救急車に乗せ自分は1人公園へと向かったのだった。公園のベンチに座っていたポーに、1人の男性が声をかけてくる。ポーはその男に、「彼の名前はレイノルズだった」と告げ息を引き取ったのだ。その男性からポーの最後の言葉を聞いたフィールズは、フランスへと向かい、イヴァン・レイノルズを射殺してこの猟奇的な事件は幕を降ろすのだった。

映画『推理作家ポー 最期の5日間』の感想・評価・レビュー

19世紀を舞台にしていることもあり、現代とは違う服装や部屋の内装を見ているだけでもおもしろい。不気味で不思議で、物語にどんどん引き込まれる作品だった。映画を見終わった後、作品に登場する小説が読みたくなる。『推理作家ポー 最期の5日間』という題名の通り、エドガー・アラン・ポーが亡くなることは分かっているので、結末にはあまり驚きはなかった。それでも、最後まで飽きることなく楽しめた。エミリーを命懸けで救ったポーの姿に、切ない思いが胸に込み上げてくる。(女性 30代)


エドガー・アラン・ポーと聞くだけでワクワクしてしまうミステリー好きな私は、今作でポーを演じるのがジョン・キューザックだと言うことを知り、かなり期待していました。
彼の最期を描いた作品ということですが、ポーが死んでしまうことは誰もが知っているのに映画としてどう面白く描くのだろう?と疑問に思っていました。しかし、そんな心配は無用で、史実とフィクションを織りまぜながらしっかりとストーリーが仕上がっていてとても面白かったです。
ミステリー作品と言うよりも、ポーの死の謎にせまる斬新な作品でした。(女性 30代)

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