映画『食神』の概要:1999年製作の香港映画。チャウ・シンチーが監督・主演を務めた映画で料理を題材にした香港コメディーである。裏切られた男が料理人として再起をかける物語。
映画『食神』 作品情報
- 製作年:1996年
- 上映時間:92分
- ジャンル:コメディ
- 監督:リー・リクチー、チャウ・シンチー
- キャスト:チャウ・シンチー、ヴィンセント・コク、カレン・モク、ン・マンタ etc
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映画『食神』 評価
- 点数:75点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★★★
[miho21]
映画『食神』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『食神』のあらすじを紹介します。
食神として有名な周。
彼は実は食神の座を狙っていたという信頼していたトンガウに裏切られてしまう。
トンガウは大手フード会社社長の側近をしていて、周に近づいたのだった。
途方に暮れた周は、フォウガイという女主人が経営する裏通りの屋台で働き始めた。
この店で彼はフォウガイの協力を得て「爆発小便団子」を作ることに成功。
これが人気商品となった。
このことで自信を取り戻した周は「新食神」と名乗りトンガウに闘いを挑む。
食神コンテストに向けて腕を磨こうと旅にでることにした周。
しかしトウガイの社長に雇われた殺し屋に命を狙われる。
コンテストの日は訪れた。
少林寺の師匠に助けられた周は修行をし、本当の天才料理人になった。
対決が始まりいよいよ審査というとき。
何とトウガウの策略でまたしても負けてしまう周。
しかしここで食神が本当に降臨する。
この奇跡で無事に周は食神として返り咲いたのだった。
映画『食神』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『食神』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
性格が悪い珍しい主人公
本作品の主人公でもある食神と呼ばれる周は、非常に性格が悪い珍しい設定である。
この悪い性格の人物が信頼していた人物に罠にはめられてしまい、どん底に落とされてしまう。
本当ならここで同情を煽れそうなものだが何しろ性格が悪いので笑ってしまう。
この設定はチャップリンのようで、センスある主人公を作り上げた。
お馴染みブスメイクのクオリティーの高さ
チャウ・シンチー映画の魅力といえばブスメイク。
どの映画も顔の綺麗な女優を使っているのにも関わらず、あえてものすごいドブスメイクを施している。
しかし本作品は特に凄い。
カレン・モクという女優が今回のメイクは本当にすごくて気に入っていると言っただけあり、顔を見るだけで笑える作りである。
ストーリーのあるコメディ
ハリウッドのコメディははっきりいって内容が無いものが多い気がする。
あっても無くても良いものが多いのだ。
しかし本作品においては料理人を主人公にし、食神という称号を争うべく闘うのである。中身もきちんとしていてドラマ性が高く、見ごたえもある。
また、最後のシーンに本物の食神が出てくるところも楽しみの1つである。
まさかここで出てくるとは思わなかったので、彼の映画は最後まで何が出てくるかわからないという意見を実感できる。
衣装や背景に注目
毎回衣装には注目されているが、本作品の中に出てくる衣装も華やかで面白い。
またチャウ・シンチーの髪の毛も白髪になっている。
このレアな姿を観ることができる貴重な作品なのでファンの方は必見である。
料理とアクションが混ざった、コメディ作品です。主人公を筆頭に皆ふざけたキャラクターでとても良いです。悪事がばれて転落した主人公が、出っ歯ちゃんに会い、料理学校と見せかけて少林寺に修行に行く。それもなぜか料理の修行。展開の意味の分からなさも秀逸です。料理を食べるシーンもバカバカしくて、笑ってしまいます(笑)個人的に料理はあまりおいしそうには見えませんでしたし、粗末に扱うシーンはあまり好きではなかったですね。それらを差し引いても楽しい作品なのは間違いないです!(男性 20代)
子供の頃から料理をテーマにした映画やテレビ番組が大好きで、多くの作品を見てきましたが、食をテーマに香港映画を作ると、こんなにも熱い戦いが見られるのかと興奮しっぱなしでした。
よくあるストーリーは、なんとなく料理をして、料理が大切な人と出会わせてくれて…なんてテンポだけを重視して作られているものが多いですが、今作は終始料理に対する熱意を忘れずに、ずっと本気なんです。主人公がかなりクセが強いので慣れるまで違和感がありますが、『料理の鉄人』のような展開もあり本当に面白かったです。(女性 30代)
映画『食神』 まとめ
面白いテーマの作品を考えたものである。
日本でも一時料理番組での対決が流行ったりしていたが、本作品もまさにその雰囲気だ。
性格の悪い主人公にも笑えるし、何をとっても楽しい気分になる映画であることは間違いない。
チャウ・シンチーは人を笑わせることには一生懸命である。
そのおかげでたくさんの面白い映画を日本にも提供してくれる。
彼の映画はくだらなくてなんぼ。
だが決して下品すぎることなく、ケラケラ笑ってしまうようなものが多い。
食神という他には無い素材を見事に自分のものとして製作し、きちんとした品質を保っているのはさすが。
ぜひ今後も同じような品質を維持し、俳優としてもまた活躍して欲しいものである。
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