「主人公は僕だった」のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

主人公は僕だったの概要:国税庁の会計検査官のハロルドは、毎日代わり映えのしない平凡な日常を送っていた。だがある日、ハロルドの行動を語る、女性の声が聞こえてくるようになる。他の人には聞こえないその声に、ハロルドは振り回されることになる。

主人公は僕だったの作品情報

主人公は僕だった

製作年:2006年
上映時間:112分
ジャンル:ファンタジー、コメディ、ヒューマンドラマ
監督:マーク・フォースター
キャスト:ウィル・フェレル、エマ・トンプソン、ダスティン・ホフマン、クイーン・ラティファ etc

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主人公は僕だったの登場人物(キャスト)

ハロルド・クリック(ウィル・フェレル)
国税庁の会計検査官。几帳面な性格で、毎朝同じ時間に出勤し、同じように書類を片付けている。カレンが書いた物語の世界とリンクしてしまい、突然聞こえて生きたナレーションの声に振り回される。
アナ・パスカル(マギー・ギレンホール)
パン屋を営む女性。税金が防衛費に使われることに納得できず、所得税の支払いを一部拒否する。税金の調査に来たハロルドに、度々嫌がらせをする。しかし、ホームレスに食べ物を与えるなど、本当は心優しい女性。
ジュールズ・ヒルバート(ダスティン・ホフマン)
文学が専門の大学教授。小説家のカレンのファン。ナレーションの声に振り回されるハロルドを助けようと奮闘する。
ペニー・エッシャー(クイーン・ラティファ)
作家の助手を11年間勤めている。その間一度も原稿を落としたことがなく、締め切りの延長も頼んだことがないほど有能な人物。カレンのアシスタントを務めることになる。
カレン・アイフル(エマ・トンプソン)
小説家。小説の登場人物であるハロルドを殺すことができず、スランプに陥る。カレンが書く小説の主人公は必ず殺されており、“悲劇”作家として有名。

主人公は僕だったのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『主人公は僕だった』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

主人公は僕だったのあらすじ【起】

ナレーションの女性が、「これはハロルド・クリックと彼の腕時計の物語である」と語り始めた。ハロルドは数字と計算を考えることで頭が一杯で、しゃべるのは苦手な男だった。ネクタイの結び方も、ダブルで結ぶよりも早く結べるという理由で、シングルで結ぶことを決めていた。彼の腕時計はシングルだと首が太く見えるのにと思っていたが、何も言わなかった。

ハロルドは国税庁の会計検査官として働いていた。45.7分間のランチタイムや4.3分のコーヒーブレイクなど、ハロルドは腕時計のアラームをつけて、仕事以外の時間も正確に動いていた。ハロルドは仕事以外は人と関わらない生活で、帰宅すると1人で夕食を食べ、毎晩11時13分に就寝した。しかし、そんな生活は水曜日に終わりを告げた。腕時計がハロルドの運命を変えたのだ。

ハロルドがいつものように歯を磨いていると、ナレーションのように話す女性の声が、どこからともなく聞こえていた。その女性はハロルドが歯を磨きながら回数を数えていることを知っていた。ハロルドはそのことに動揺しながらも会社に向かうが、女性の声に気を取られてバスに乗り遅れてしまう。

ハロルドは女性の声に気を取られ、仕事に集中することができなかった。同僚のデイヴに声が聞こえることを相談するが、デイヴにはその声が聞こえていないため、心配そうな顔をされる。

ハロルドは滞納分の税金を回収するため、パン屋のアナ・パスカルの元を訪ねた。だが、アナは故意に税金を滞納しており、支払いを拒否した。自分達が払っている税金の多くが防衛費に使われていることが納得できなかったのだ。アナはその分を勝手に差し引き、所得税の申告書と一緒に抗議の手紙を送っていた。ハロルドがアナと手紙について話していると、再びナレーションの声が聞こえてきて、アナの裸を想像させるようなことを話してきた。ハロルドはアナの胸をジロジロと見てしまい、アナから体を見るなと抗議を受ける。動揺したハロルドは、また別の日に来ると言って足早に店を出た。

作家のカレンが想像の中で構想を練っていると、出版社に雇われたアシスタントのペニーが声を掛けてきた。カレンはペニーの存在を鬱陶しく思い邪険に扱うが、ペニーは少しもめげることなく、カレンに関わろうとした。カレンはせっかくいるのならと、ビルから飛び降りることを想像したことがあるか尋ねた。登場人物のハロルドを殺すことができずに悩んでいたのだ。ペニーはそんな怖いことは想像しないと話を一蹴しながらも、長年アシスタントを務めていた経験から執筆作業を手伝うと請け負い、本のためならハロルドを殺すアイデアを出すことも手伝うと伝えた。

主人公は僕だったのあらすじ【承】

ハロルドの腕時計はアンが近くを通ったことを知らせたかったのだが、ハロルドは気付かぬまま突然壊れた腕時計にイラついた。腕時計はハロルドにうんざりし、動きを止めてしまう。ハロルドは周りの人に時間を尋ね、腕時計の時間を合わせた。その時、ナレーションの女性は、ハロルドが死を招くほどの過酷な運命に追い込まれたと告げた。ハロルドはそのことに動揺し、家に帰った後暴れまくった。

ハロルドは医師の診察を受け、統合失調症の疑いがあると言われる。しかし、ハロルド自身は説明する声が聞こえるだけのため、統合失調症ではないと感じていた。まるでハロルドが小説の登場人物であるかのように、物語を語られるのだ。そのため、ハロルドは物語が死で終わる前に原因を解明したいと思っていた。医師に相談した結果、文学の専門家に相談することを決める。

ハロルドは文学専門の大学教授、ジュールズ・ヒルバートに会いに行き相談した。だが、忙しいので力になれないと協力を拒まれてしまう。しかしハロルドが、ナレーションの女性が話した内容を語り出すと、ヒルバートは興味を示した。

ハロルドがバスの座席に座っていると、アナが現れたというナレーションの声が聞こえてきた。ハロルドが驚いて辺りを見回すと、本当にアナがバスに乗車してきた。しかし、ハロルドが前回不躾に体をジロジロと眺めてしまったため、アナはハロルドとの再会を嫌がった。ハロルドは真摯に謝罪し、アナから許してもらう。それから、アナとの会話を楽しむが、緊張のあまりロクな会話ができず、ハロルドは降りる予定のバス停とは程遠い場所で降りて行った。

ヒルバートはいくつかの質問をして、ハロルドがどんな物語に入り込んだのか調べることにした。その結果、ハロルドがある女性から最近嫌われたことを知り、喜劇にふさわしい要素を物語が含んでいることに気づく。悲劇は死で終わり、喜劇は結婚で終わるのが常だった。ヒルバートはその女性と関係を進展させることを勧めた。

主人公は僕だったのあらすじ【転】

ハロルドはアンと会話をしながら、“喜劇”に進む発言をしたか“悲劇”に進む発言をしたか、ノートに数を書き留めた。しかし、税金の調査を行っているため、どう頑張っても友好的な会話ができるはずもなく、“悲劇”の数が増えていった。

ハロルドはアンが他に税金を滞納していないか調査するために、過去3年分の帳簿と徴収書を調べることにした。だが、アンはハロルドに嫌がらせするために、段ボール箱に書類をぐしゃぐしゃに詰めて持って来た。ハロルドはウンザリしながらも、1枚ずつ書類を調べた。その様子をアンは遠くから眺めていた。

夜になり、仕事を終えたハロルドは家に帰ろうとするが、アンからクッキーを食べて帰ってと言われる。しかし、ハロルドはクッキーが嫌いだった。母もお菓子を作る人ではなく、市販のおやつしか食べたことがなかった。すると、アンに無理矢理クッキーを渡される。ハロルドが食べると、アンが作ったクッキーは驚くほど美味しかった。ハロルドはクッキーを食べながら、アンとの会話を楽しんだ。

ハロルドは帰る際にアンからクッキーのお土産を渡されそうになるが、役人は贈り物を受け取ることができないため買わせて欲しいと頼んだ。すると、アンが激しく怒り出した。ハロルドはその様子を見て、自分のために焼いてくれたクッキーだと気づく。ハロルドはこの物語は“悲劇”だと呟き、帰って行った。

ハロルドがヒルバートにアンのことを相談すると、何もするなと言われる。何も行動を起こさずに過ごして物語が動くのか試すのだ。ハロルドは言われた通りに何もせず、自宅のソファの上でじっと過ごした。すると、突然クレーン車が自宅の壁を破壊し、殺されそうになる。工事関係者が現場の住所を間違えて解体したのだ。ハロルドがそのことをヒルバートに話すと、声の女性に殺されるかもしれないと言われる。ヒルバートは死ぬ前にやりたいことをやれと、ハロルドにアドバイスした。ハロルドは子供の頃から憧れだったギターを練習することを決め、中古のエレキギターを購入した。

ハロルドの生活はガラッと変わった。デイヴの家に居候しているため夕食も1人で食べることはなくなり、歯を磨く回数を数えることも止めた。数字に支配される生活を止め、今までできなかったことをするようになった。ハロルドは人生を謳歌していたが、どこか物足りなさを感じていた。

ハロルドは小麦を持ってアナに会いに行き、先日の行いを謝罪して好きだと告白した。アナは突然のことに驚きながらも、ハロルドに好意を持っていたため、自宅へと招いた。ハロルドはアナの家にあったギターで、練習している曲を弾いて歌った。アナはその姿にトキメキ、ハロルドにキスをしてベッドを共にした。

ハロルドは“喜劇”になったと喜び、ヒルバートの元に駆け込んだ。その時、ヒルバートの部屋のテレビで、インタビューを受けているカレンの映像が流れた。カレンの声を聞いたハロルドは、彼女が声の主だと気づく。ヒルバートは殺されるぞとハロルドに忠告した。カレンはどの小説でも必ず主人公を殺している、“悲劇”作家だった。

主人公は僕だったの結末・ラスト(ネタバレ)

カレンがハロルドを殺す方法を思いついた。ペニーがどんな手段か尋ねるが詳しく話そうとはせず、喜びながら執筆作業に入った。その頃、ハロルドはカレンの居場所を求めて出版社に来ていた。だが、ファンだと思われ、住所を教えてもらえなかった。ハロルドは職場に行き、納税書類からカレンの家の電話番号を探し当てる。

カレンが“3度目の電話が鳴った”とタイプライターに入力すると、本当に部屋の電話が鳴った。驚きながら電話を取ると、電話を掛けてきたのはハロルド・クリックだった。カレンは衝撃のあまり受話器を落としてしまうが、ハロルドと会うことにした。部屋にやって来たハロルドは、カレンが想像した通りの見た目をしており、靴まで同じだった。

ハロルドはカレンに殺すことを止めてくれと頼むが、カレンは筋書きを書き終えてしまっていた。結末をタイプライターで打ち出していないので大丈夫だと思うが、保障することはできなかった。2人が口論していると、ペニーに止められ原稿をハロルドに読ませてはと提案される。ハロルドは怖くて自分で読むことはできなかったため、ヒルバートに読んで助かる方法が見つかれば教えて欲しいと頼んだ。

ヒルバートは小説を読み、死は避けられないとハロルドに伝えた。他に結末が思いつかないほど、カレンの物語の結末は素晴らしいものに仕上がっていたのだ。ハロルドはショックを受け、涙を流した。だが、やはり生きることを諦めきれず、自分で小説を読むことにした。しかし、結末はやはり他に考えられないほど素晴らしいものだった。ハロルドは作品を完成させてくれとカレンに告げ、原稿を返した。

カレンの声を聞きながら、ハロルドは仕事を行い、アナの元に向かった。カレンは明日ハロルドの身に何かが起こることを告げていた。ハロルドはその前に、アンがホームレスにあげている商品の分を計算すれば、税金の控除が受けられることを教えた。その金額は未払いの税金の倍以上になるはずだった。自分が死ぬ前に、アンが逮捕されないようにしたかったのだ。

ハロルドは腕時計をつけて自宅に帰ると、ネクタイを締めてスーツに着替えた。いつものように出勤していると思っていたが、ハロルドの行動は3分だけ早かった。水曜日のあの日、周りの人はハロルドに3分早い時間を教えていたのだ。そのせいでハロルドは自転車に乗った少年に遭遇し、道路に倒れたその少年を助けることになる。ハロルドは少年を助けるが、自分はバスに轢かれてしまう。全てを書き終えた後、カレンは取り乱したように叫んだ。

カレンは新しい結末に変更した完成稿をヒルバートに渡した。その頃、ハロルドは全身包帯を巻かれてボロボロの状態だったが、病院のベッドの上で生きていた。腕時計の金属片が動脈を守って大量出血を防いだのだ。その金属片は摘出する際に動脈を傷つける恐れがあったため、一生ハロルドの腕に埋まったままになった。

完成稿を読んだヒルバートは、結末が全てをダメにしているとカレンに告げた。しかし、カレンはそれでよかった。自分が死ぬとは知らずに死にゆく男を書いている筈だったのに、自らの死を知りながらその上で命を投げ出すような男を殺す結末にすることができなかったのだ。ハロルドは見舞いに来てくれたアンのクッキーを食べながら、ようやく安心することができた。

主人公は僕だったの感想・評価・レビュー

几帳面で時間に左右されながら生きているハロルドだったが、ある日女性の声が聞こえてきた時から生活ががらっと変わり、アンへの恋心も芽生え、人間らしくなる姿が見所であった。女性の声が有名作家のカレンであることが分かり、彼女の元へ駆け寄るシーンや、死を覚悟するハロルドの気持ちなども理解できた。ハロルドを救ったのが、いつも身に付けている腕時計だったことも面白く、最後は生き延びてアンが作ったクッキーを食べる所がとても安心感が芽生えた。(女性 20代)


ファンタジー色の濃いラブ・コメディではあるが、主人公が死ぬかもしれないというアイデアが非常に面白く派手さはないが緻密で十分に佳作だといえる。主人公フィルのキャラクターが秀逸で、実直だけどつまらない男をここまで魅力的に描けるものかと感心させられた。演者のウィル・フェレルの器用さと表現力がいかんなく発揮されている。コメディ調の『死ぬかもしれない。』がスリリングに感じられる終盤は並みのアクション映画よりもエキサイティングであり、鑑賞者の没入感を高めてくれる。(男性 30代)


毎朝同じ時間に起床し、几帳面で規則正しい生活を送る会計検査官のハロルド・クリックに、ある日自分の行動を正確にナレーションする女の声が聞こえる。
声の主は人気悲劇作家のカレン・アイフルで、もうすぐ自分の人生が終わることを知ったハロルドは彼女の声に振り回されながらも、死を阻止するために奔走するというファンタジードラマ。
一つ一つの言葉や音楽がじんわりと心に染み渡る緻密な描写が特徴的。
ミルクに浸したクッキーを食べて安心するシーンが印象的で、クッキーを食べたくなった。(女性 20代)

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