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映画『大恐竜時代 タルボサウルスVSティラノサウルス』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『大恐竜時代 タルボサウルスVSティラノサウルス』の概要:白亜紀の恐竜達の生き様を図鑑の如く描いたCGアニメーション映画。タルボザウルスの末っ子としてこの世に生まれたパッチの、強く生きていく様子を他の恐竜達の生態や関わりを解説しながら描いている。

映画『大恐竜時代 タルボサウルスVSティラノサウルス』 作品情報

大恐竜時代 タルボサウルスVSティラノサウルス

  • 製作年:2012年
  • 上映時間:90分
  • ジャンル:アドベンチャー、アニメ
  • 監督:ハン・サンホ

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映画『大恐竜時代 タルボサウルスVSティラノサウルス』 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『大恐竜時代 タルボサウルスVSティラノサウルス』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『大恐竜時代 タルボサウルスVSティラノサウルス』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『大恐竜時代 タルボサウルスVSティラノサウルス』 あらすじ【起・承】

月の綺麗な夜に卵から生まれる。それはタルボサウルスの男の子の赤ちゃん、名前はパッチ。ママには4頭の子供が居る。10歳の兄と、6歳の双子の娘、そして末っ子になったパッチである。
皆で狩りをしたりするが小さい自分は仲間はずれ、皆で森に入って探検するのがパッチは好きだった。

狩りで森に入ると、大きなテリジノサウルスが食事中。
大きさに圧倒されるが、食事の邪魔をした様で、気が付かれてしまい襲われてしまう。
間一髪、兄達が助けてくれるが、テリジノは何かを邪魔されるとすごく引きずる性格なのだ。皆でどうにか逃げ延びた。

ある日初めての「狩り」に出たパッチだが、恐竜の群れが何やら逃げ惑っている。
その先には左目に傷を負った大きなティラノサウルスが居た。
他の恐竜達ともつれ、転んでしまいそのまま圧迫死してしまった兄と、崖から転落してしまった双子の姉達。崖から多くの恐竜達が落下し、パッチも危うくなる。
母が立ち向かったが、力の差で組み敷かれてしまい、崖から転落死してしまう。
残されたパッチは1頭で生きていく事になる。

1か月後、何とか生き延びているパッチは川で水を飲んでいた。卵を見つけ1週間ぶりの食事にありつくが、その卵の親である翼竜に見つかり襲われてしまう。
逃げた先にラプトルが集団で狩りをしている場に遭遇するが、隠れて見ていると底なし沼にラプトルが沈んでしまった。
襲ってくる恐竜だけでなく、自然にも驚異はあると学んでいくパッチ。

4年後、5歳になったパッチだが、まだ体も小さいしちからも弱い。
家族の敵を取れる程ではないと認識していた。
テリジノサウルスと戦っているティラノサウルスを見かけたが、相手が身動き取れない隙に襲う卑怯な手を使い、ティラノサウルスは肉にありついていた。
その時、青い目の恐竜が周りをうろついていた。
場違いな行動に驚いたパッチだが、自分もこっそりかすめたティラノサウルスの戦果の肉に寄ってきた青い目の恐竜に、分けて一緒に食べる事に。

映画『大恐竜時代 タルボサウルスVSティラノサウルス』 結末・ラスト(ネタバレ)

その恐竜は、同じタルボサウルスのメスで名前はプルヌ。やっと仲間が出来たパッチは行動を共にする。10歳になり、死んだ兄と同じ年になったパッチは、ティラノサウルスから離れたつもりでプルヌと生きていた。
しかし、底なし沼でティラノサウルスと遭遇。相手を底なし沼に沈める罠で勝とうとしたパッチだが、自力で這い出たティラノサウルスはまだ絶えなかった。
プルヌと一緒に遠くに住処を移した。温泉を見つけた2頭はそこに浸かり、プルヌの怪我もそれで回復。

10年後、森では子作りの時期を迎えていた。
離れたはずのティラノサウルスもメスを求め、この地まで来ていた。
ついにティラノサウルスを崖から落とし、自分の住処を取り戻したパッチには子供も生まれた。
しかし白亜紀末、環境の変化が始まった。
火山の爆発により、住処が荒れてしまう。落石による怪我で弱ったプルヌは、途中で倒れ、子供を守る為にパッチは泣く泣くプルヌを置いて緑のある場所へと他の恐竜達の後に続いて進んでいった。

群れは、海の先に緑の楽園を発見。もう少しでたどり着けると言う時に、ティラノサウルスが現われた。子供は海に落とされ、ティラノサウルスも海の中に。
パッチも最後の1頭となった子供を守る為、海に飛び込む。
血の臭いを嗅ぎつけ、30Mを超える海の怪物「ティロサウルス」がティラノサウルスを海の中に引きずり込んだ。
どうにか岸まで子供を連れ逃げ延びたパッチは、緑の楽園にたどり着き、そこが平和の続く場所であると願うのであった。

映画『大恐竜時代 タルボサウルスVSティラノサウルス』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『大恐竜時代 タルボサウルスVSティラノサウルス』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

弱肉強食のシビアさ

当たり前の事ではあるが、つい人間界では忘れそうになってしまう、弱肉強食がリアルに描かれている。
子供向けとは言え、家族が全滅してしまう様子や、崖から転落していく恐竜達の死には目を背けたくなる物があり、大人でもつらいと感じてしまう場面も多い。
真実であるシビアな世界だけに、切ないの一言である。
また、主人公が1頭で、子供時代を生き抜く姿は応援したいより、辛辣である。
他の恐竜のボス争いのシーンで、角が折れてしまう様子も痛々しい。
その上、その弱って群れからはみ出てしまった元ボスを狙うティラノサウルスのあざとさが、心に痛くなり、小さい子には見せたくないとつい思ってしまう。
しょうがない事なのかもしれないが、少し目をそらしたい恐竜世界の現実を突きつけられる感じがする。
水中からのパッチの子供を狙うティラノサウルスの視線には、恐怖がこみ上げて仕方がなくなるので注意である。

恐竜達の解説付き

図鑑が動画になった様な、たくさんの種類の恐竜を観られるのは楽しいし、博物館に居るような高揚感が得られる。
普通に恐竜モチーフの映画と違い、主人公目線による解説なので、他の恐竜達の特徴や生態だけでなく、敵としてどう気を付ければ良いかなどの目線でも描かれているので緊張感も常に感じる事が出来る。
てっきり恐竜だけかと思いきや、哺乳類も少し出て来るなど、その時代の様子や進化の過程も観る事が出来る。
恐竜達の末路は、歴史から何となく知ってはいるが、せめて環境が平和な間だけでも精一杯生きて欲しいと願わずにいられない生き様が一生懸命伝わってくる熱さのある映画である。


ティラノサウルスはやっぱりかっこいいなあと思わせてくれる今作。一応今作の主役はタルボサウルスなのですが、恐竜にそれほど興味がない人にとってはかなりマイナーな恐竜ですよね。物語は主役のタルボサウルスのナレーションで進むのですが、成長の過程は恐竜の世界の弱肉強食を強く感じさせるものでした。
子供向けの作品にしては意外とシビアでリアルなものになっているので、怖いと感じてしまう子もいるかもしれません。親子で見ると学びにも繋がり楽しめるかなと思います。(女性 30代)

映画『大恐竜時代 タルボサウルスVSティラノサウルス』 まとめ

単純に恐竜の生態を伝える映画かと思いきや、主人公にきちんとタルボサウルスの男の子目線で生きて行く様を、他の恐竜の生態解説付きで伝えている見ごたえある作品と言える。
図鑑を動画化した様な雰囲気も出ている上に、解説するのはタルボサウルス目線の主人公である。
恐竜目線で、過酷な生き様を描いているので、現実的な内容から小さい子が観ると少し親との別れや残酷なシーンも有り「つらい」と感じる部分もあるかもしれない。
大人が感情移入して観られる様な出来栄えの作品である。

みんなの感想・レビュー

  1. Owen Iwai より:

    最後にティラノサウルスを襲った海棲爬虫類ってティロサウルスでしたっけ?

  2. 八島 りくと より:

    ティラノサウルス(体長13m 体重6t 体高5m)がテリジノサウルス(体長14m 体重7t 体高6.5m)のお腹の脂肪と肉にありついて美味しそうに食べているところを見て、自分も食べて見たいと思います。

  3. 園田 より:

    テリジノサウルスがティラノサウルスにおなかの肉を食べられるところがもう一度みたいです。