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映画『天気の子』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『天気の子』の概要:大ヒット映画『君の名は。』の新海誠監督の最新作映画である。新海誠監督の作品はその美しい風景描写や桜や雨など四季を彩るアニメーション映像に定評がある。今作『天気の子』でも雨の描写や新宿のリアルな街並みが美しく描かれている。

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映画『天気の子』の作品情報

天気の子

製作年:2019年
上映時間:114分
ジャンル:ファンタジー、ラブストーリー、アニメ
監督:新海誠
キャスト:醍醐虎汰朗、森七菜、本田翼、吉柳咲良 etc

映画『天気の子』の登場人物(キャスト)

森嶋帆高(醍醐虎汰朗)
離島に住んでいる高校1年生。東京に憧れ家出をし、1人でフェリーに乗って東京に来てしまう。行く当てがなく、須賀圭介の事務所でお世話になる。
天野陽菜(森七菜)
母親を亡くしてから晴れ女としての能力を獲得する。弟の凪と2人で住んでいるため何かとお金が必要。
夏美(本田翼)
須賀圭介のライターの事務所でアシスタントをしている。人当たりがよく誰とでもすぐ仲良くできる性格なため取材では話を聞き出すのが上手い。
天野凪(吉柳咲良)
陽菜の弟で小学生。小学生のくせに女の子からモテるため、いろいろな女の子と仲良くしている。
須賀圭介(小栗旬)
オカルト系雑誌のフリーライターをしている。だらしない性格であるが、行き場所がなかった帆高を事務所に住まわせてあげている。

映画『天気の子』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『天気の子』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『天気の子』のあらすじ【起】

母親のお見舞いに来ていた少女は病室から雨が降り続いている外を眺めていた。廃ビルの上に祠があるのが見え、外は雨が降っているにも関わらずそこに一筋の光が差し込んでいるのが見えた。少女がその廃ビルの祠の鳥居をくぐってみると空の上に連れて行かれてしまい、積乱雲の上に雨粒のような魚のようなものを目撃する。

一方、高校生の森嶋帆高は1人で東京へ向かうフェリーに乗っていた。帆高は雨が降り始め誰もいなくなった甲板に出て行った。船が傾き帆高は危うく海に飲まれそうになるが、須賀圭介に助けられる。須賀に命を救われた帆高は、お礼にフェリーで食事をご馳走する。フェリーを降りる前に帆高は須賀の名刺を貰い、困ったら連絡するよう言われる。

東京について仕事を探す帆高であったが、身分証も持たない帆高を雇ってくれるところはなかった。疲れ果てた帆高が雑居ビルの軒下で寝ていると人相の悪い男に追い出され、その時倒したゴミ箱から拳銃を拾ってしまう。その後、帆高がファストフード店で途方に暮れているとバイトの女の子がお店には内緒でハンバーガーを持ってきてくれた。お金がなかった帆高はその厚意をありがたく受けた。どうしようもなくなった帆高は須賀に連絡してみることにした。

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映画『天気の子』のあらすじ【承】

帆高は須賀の事務所に行ってみると須賀のアシスタントをしている夏実と出会う。そこに須賀も現れ、話を聞いてみると須賀はSFやオカルトなどのフリーライターをしていることがわかる。行く場所のなかった帆高は、須賀の事務所で住み込みの手伝いをすることになる。帆高はライター仕事で取材をする中で100%の晴れ女についての話を聞く。

そんなある日、帆高はファストフード店でハンバーガーをくれた女の子が雑居ビルにいた人相の悪い男達に絡まれているのを見かける。帆高はその女の子の手を引いて助け出すが、男達に捕まってしまう。どうしようもなくなった帆高は拾った拳銃を打って、その隙に少女と一緒に逃げ出す。少女は帆高を廃ビルまで連れて逃げるも、拳銃を打った帆高を非難する。また、少女はファストフード店のバイトをクビになってしまったのでお金が必要な旨を話す。

落ち込む帆高を少女は屋上の祠に連れて行く。そこで少女がお祈りを始めると空が晴れ始める。この少女は天野陽菜と名乗り、噂の100%の晴れ女だったのだ。

映画『天気の子』のあらすじ【転】

帆高は陽菜の晴れ女の能力を使って商売を始めることを提案する。初めはこの案に否定的であった陽菜もお金が必要であったためやる気になる。陽菜の弟の凪も巻きこんでwebサイトを立ち上げ、依頼をこなしていく。雨続きの異常気象であったため依頼は多く来ていたのだ。

帆高達が依頼をこなしていく中、ネット上で話題になっていく。そして、花火大会を晴れにして欲しいという依頼でテレビに陽菜が映ってしまうことで依頼が殺到してしまう。帆高達は今受けた分の依頼で切り上げ、落ち着くまで休業しようと決めた。

驚くべきことに帆高達の最後の依頼人は須賀であった。須賀の娘と遊ぶために公園を晴れにすると言う依頼であった。その依頼を無事に終えた後、帆高は陽菜を家まで送る帰りに陽菜の体が透けているのを目撃してしまう。そこで帆高は、陽菜が亡くなった母親と晴れた空のもとを歩きたいと願ってから、晴れ女になったという話を聞く。

その後、陽菜の家に家出少年である帆高を知っているかと警察が訪ねてくる。また、陽菜と凪も子ども2人で生活しているため児童相談所に保護されそうになってしまう。そのため、帆高と陽菜と凪は3人で逃げ出す。しかし、子供3人では行けるところも少なく、やっとの思いでラブホテルに行きついた。そこで陽菜は自分が人柱であることを話す。陽菜が犠牲になることで雨ばかりの天候が元通りに戻るのだと言う。

映画『天気の子』の結末・ラスト(ネタバレ)

朝、帆高が目を覚ますと昨日の夜までいたはずの陽菜の姿が見当たらない。そこに警察官が現れ帆高は捕まってしまう。外に出るとあんなにずっと雨だった空が晴れている。その空を見て帆高は陽菜が人柱になったため空が晴れたのだと思い、廃ビルの祠に行けば陽菜に会えると考えた。

警察の隙をつき逃げ出した帆高であったが、再び警察に追い詰められる。そこに夏実がバイクで帆高を助け、なんとか廃ビルまで到達する。廃ビルに行くとそこには須賀さんがおり、今自首すれば罪が軽いと説得するも聞き入れない帆高。そこに警察官が現れ帆高を捕らえてしまうが、ただ陽菜に会いたいと訴える帆高に感化された須賀が帆高を助ける。帆高は強く祈り祠に行くと、雲の上で陽菜と再会する。帆高は陽菜を連れ戻すことに成功するが、再び雨が降り始める。

それから3年間雨が降り続いた。3年の月日が経ち高校を卒業した帆高は自分が陽菜を連れ戻したことで世界を変えてしまったと後悔するも、3年ぶりに陽菜と再会し、どんな世界になっても陽菜と生きていくと決めるのであった。

映画『天気の子』の感想・評価・レビュー

新海誠監督の作品はどれも映像が美しいがこの『天気の子』も雨の描写がとても美しかった。また、今作も音楽はRADWIMPS が担当しており、主題歌はもちろんのことそれ以外の挿入歌なども映像にぴったりと合っていて、より映像を感動的なものにしていた。ストーリーも最後の結末は賛否両論あるもののハッピーエンドと言えるものであり、最後まで見ても爽やかな清々しい気分になれると感じた。(MIHOシネマ編集部)


『君の名は。』の新海監督の作品で期待値は高かったのですが、内容が詰め込まれすぎていて見終えた後は消化不良でモヤモヤとした気分になります。天候を操る特殊能力については説明不足で、少しだけ出てくる拳銃のシーンはアニメの美しい世界とは不釣り合いで本当に必要だったのか疑問です。
しかし、雨が降り続き東京の低い土地が沈むという設定は近い将来現実になりそうなので非常に重く考えさせられるテーマです。そして、この作品を通してのメッセージは世界の危機より自分の愛する人を選べ、なのでテーマとメッセージは非常に良い作品です。(女性 30代)


「君の名は。」に続く新海監督の話題作。相変わらずアートワークが美しく、景色のカットは一級品。光の使い方も、実にリアルに描かれていたと思う。ストーリー自体は現実に即しつつ、ファンタジーな要素(銃を持つだとか)も含んでいい塩梅にできあがっていたように感じた。
未成年でそこまでできないだろ〜、と思う部分も多かったがそこはフィクションであることを踏まえて観るのがよいだろう。
最終的に陽菜と帆高が再開し、東京が水没しているというエンドはよかったと思う。監督の作品の大半はハッピーエンドとは言い難いものが多く、君の名は。のような結末を望んでいた人には好みが分かれるものだったのかもしれない。個人的には前作より、今作の方が好きだと感じた。(女性 20代)


自分たちは大丈夫(世界のことは知らないけど)という結論は、公開当時には若干の違和感があったがコロナ禍の今、むしろそれ以外に望めることがあるのだろうかとすら思ってしまう。結局感想というものは観る側の状態の反映なのだなと思うが、それにしても今見返すのにぴったりの作品かもしれない。あんなふうに賑やかな街の風景は今や映像の中にしかないのかもしれなのだし。
ふと思ったのはあんな状態になってまで東京を放棄しないのか、という点。あそこまでいったら遷都じゃないのかと思うがそこにも意味があるのだろうか。(男性 40代)


アニメーションの質が高いことは勿論だが、『君の名は』のキャラクターの登場し、ファンサービスも忘れていない。

主人公がなぜ故郷を逃げ出してきたのかについては触れられないので、「やりたいこと」「目指したいこと」の軸が見えてこないのは残念。ただ周りに流されて仕事したり、家族ごっこしているだけに見えてしまう。でも考えてみると、若い頃って漠然とここではないどこかに行きたいという欲求はなかっただろうか。そういった意味では、リアルではある。

ラストで主人公が、水没した東京とそれを見つめるヒロインを見て「なかったことにしてはいけない」と悟るシーンは、主題歌の歌詞と相まってこれだけで名作だなと感じた。(男性 30代)


雨というか水や雫の描写が本当に綺麗だなと思った。草木が濡れている描写や、雨が落ちる水溜りの描写など、とても印象に残っている。ポップな絵の雰囲気とは反対に、物語は結構重たい作品だなと感じた。
自分が森嶋帆高の立場だったら、どうするのだろうか考えた。雨が降り続いたら色々と不都合なことが起きるのだが、言葉を交わし一緒に過ごした相手のことを放っておくことはできないかなと思った。ただ、天野陽菜を助けても助けなくても複雑な気持ちが残ってしまうと思う。すっきりハッピーエンドとは言い難い結末だったなと感じた。(女性 30代)


『君の名は。』と比べると、さらに新海誠監督らしさが出てるなぁと感じる作品。やはり音楽の使い方がとてもよくて、映像の美しさ、迫力と絶妙にマッチした音楽が流れた瞬間、鳥肌がとまらなかった。思いがけない展開と結末に賛否両論あるが、この終わり方も私はありだと思った。世界を敵に回しても、犠牲にしても、目の前にいる大事な人を守りたいという思いと、その選択肢を与えたこの結末はいままでになく、斬新でおもしろかった。(女性 20代)


日本のアニメーション作品は完全に細田守派なので、新海誠監督作品は初めて鑑賞しました。評価の高い今作ですが、映像の美しさや観客の気持ちを盛り上げる音楽など素晴らしい部分が多いものの、個人的にはラストの展開がイマイチ納得出来ず世間の評価の理由もよく分かりませんでした。
「晴れ女」なんて可愛らしいものではなく、自分自身が天気を変えてしまう力を持つ陽菜と彼女を守りたいと奮闘する帆高。2人の初々しさや可愛らしさはとても微笑ましかったので、もう少し希望のある優しい終わり方にして欲しかったなと感じました。(女性 30代)

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