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映画『ターミネーター 新起動 ジェニシス』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ターミネーター 新起動 ジェニシス』の概要:スカイネット率いる機械軍に勝利し、地上に平和を取り戻したジョン・コナー率いる人類。しかし、機械軍の残党が戦争の結末を変えるため、過去に時空転移し、ジョンの母であるサラの抹殺を目論んでいた。サラの救助を命じられたカイルは過去に時空転移するが、過去は既にジョンから聞かされていた世界とは大きく変貌していた。

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映画『ターミネーター 新起動 ジェニシス』の作品情報

ターミネーター 新起動 ジェニシス

製作年:2015年
上映時間:125分
ジャンル:SF、アクション
監督:アラン・テイラー
キャスト:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェイソン・クラーク、エミリア・クラーク、イ・ビョンホン etc

映画『ターミネーター 新起動 ジェニシス』の登場人物(キャスト)

カイル・リース(ジェイ・コートニー)
幼い頃、機械軍に襲われていたところをジョンに助けられ、それ以来彼の部下となる。ジョンからサラにまつわる話を沢山聞かされていた。将来、サラと添い遂げ、ジョンの父になる運命を持つ。
T-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)
スカイネットによって作られた人型の殺戮兵器。スカイネットがサラ抹殺のために送り込んだものと、何者かが機械軍から鹵獲し、サラを守るよう再プログラミングしたものの二種類が存在する。
サラ・コナー(エミリア・クラーク)
ウェイトレスとしてカフェで働いていた一般の女性だったはずだが、カイルが出会った彼女はT-800型と行動を共にし、スカイネットの刺客を撃退する戦士になっていた。
ジョン・コナー / T-3000(ジェイソン・クラーク)
人類が機械軍を倒すために結成した抵抗軍のリーダー。彼の尽力により人類は機械軍に勝利する。しかし、勝利を確信した直後、背後から忍び寄ってきた寄生型のT-3000型に取り込まれ、機械生命体へと変貌し、精神をスカイネットに支配されてしまう。

映画『ターミネーター 新起動 ジェニシス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ターミネーター 新起動 ジェニシス』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ターミネーター 新起動 ジェニシス』のあらすじ【起】

審判の日。人類は自らが生み出したスカイネットと呼ばれるコンピュータプログラムにより、壊滅に瀕していた。世界中の大都市に核爆弾が撃ち込まれ、生き残った僅かな人たちは身を潜めて生きていた。スカイネット指導の下、人型の殺戮機械、ターミネーターが隠れている人たちを見つけては殺していく。しかし、人類もただ黙ってやられるのを待っているばかりではなかった。

2029年、ジョン・コナーの率いる部隊がロサンゼルスである作戦を実行しようとしていた。機械軍の基地を襲撃し、奴隷を解放した後、コナーは部下のカイルと共に機械軍が地下に隠している秘密兵器の破壊に向かった。

コナーたちの侵入を感知した基地のシステムが、T-800型ターミネーターを起動する。101型ターミネーターは地下にある最終兵器の起動を始めた。その様子を目撃したコナーとカイルは、敵の目論見を阻止しようと銃弾飛び交う中を突撃しようとするが、彼らの前に敵の兵器が立ちはだかる。死を覚悟した二人だが、兵器は突然機能を停止し、沈黙する。直後、二人の下にコロラドの部隊がスカイネットの中枢を破壊したという報せがもたらされる。安全を確保したコナーとカイルは最終兵器の様子を確かめるが、装置は既に起動していた。

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映画『ターミネーター 新起動 ジェニシス』のあらすじ【承】

時間転送装置。敗北を悟ったスカイネットは1984年にT-800型ターミネーターを転送させていた。機械軍の敗因となる男、ジョン・コナーの誕生をなかったことにするため、その母であるサラ・コナーを始末し、歴史を改変するためだ。過去でスカイネットの思惑通り事が運べば、人類の勝利は無かったことになってしまう。ジョンの部下たちは時間転送装置を使ってサラを助けようと提案する。全員が命を賭ける覚悟を示したが、ジョンはカイルを選び、母の命を救うよう頼んだ。部隊全員でカイルの出発を見送っていると、人影がジョンの背後から忍び寄ってきた。その正体は人間に扮した機械軍の生き残りだった。カイルは転送の直前、襲われるジョンを見たが阻止できぬまま過去に出発した。

過去にやってきたT-800型は、人間社会に紛れ込むため、近くにいたバイカーから服を奪おうとしていた。そこに年老いた姿のT-800型がショットガンを携え現れた。二体のT-800型は戦闘を始め、バイカーたちは逃げ出した。相手の方が性能が高く、年老いたT-800型は窮地に陥ってしまう。しかし、遠方からマテリアルライフルによる支援を受けて、形勢を逆転する。狙撃手は、サラ・コナーその人だった。

過去のロサンゼルスにやってきたばかりのカイルは警察に追われていた。隙を突いて警察から銃を奪い、日時を確かめようとした。しかし、駆け付けた警察の正体は、カイルを始末するためにスカイネットが未来から送りつけたT-1000型のターミネーターだった。液体金属の身体を持つT-1000型に成す術ないカイル。そこに、救急車両を運転するサラが現れた。サラはカイルを回収するとその場から撤退した。

映画『ターミネーター 新起動 ジェニシス』のあらすじ【転】

カイルは困惑した。転移の前、サラはまだ未来で起こることについて何も知らないとジョンから聞かされていた。なのに、カイルが出会ったサラはジョンのことも、敵の存在についても知っていて、闘う覚悟もついていた。サラは事情を説明するため、後部座席を見せた。そこには年老いたT-800型が座っていた。驚いたカイルはT-800型を撃とうとするが、T-800型にねじ伏せられ、気を失ってしまう。

気を失ったカイルは奇妙な夢を見ていた。それは自分の誕生日で、幼い頃の自分がいた。小さかった彼はジェニシスの正体こそがスカイネットだ。女性にそう教わっていた。

目覚めて冷静さを取り戻したカイルは事情を尋ねる。年老いたT-800型はサラを助けるため、未来から送られたもので、彼女が九歳の頃からの仲間だという。サラはカイルに助けられるつもりはないと言った。彼女は自分の手で未来を変えるつもりだった。スカイネットを破壊し、自分が審判の日を止めようとしていた。

映画『ターミネーター 新起動 ジェニシス』の結末・ラスト(ネタバレ)

T-1000型による再度の襲撃を退けた後、カイルとサラはT-800型が未来から持ち込んだ技術によって転送装置を完成させた。それを使い、スカイネット誕生の年である1997年に向かおうとした。しかし、カイルは目指すべきは2017年だと主張した。未来のジョンが知らないことが過去で起こっている以上、スカイネットが誕生した日も変わっている。彼は時間移動をした際に、別の時間軸を生きる自分の記憶を見ていた。その記憶によれば、2014年に発表される人工知能ジェニシスが新たなスカイネットになる。カイルはサラを説得し、2014年に向かった。

2014年のサンフランシスコにやってきた二人は、大勢に転送の瞬間を目撃され、警察に捕まってしまう。二人の捜査に現れたのは、ジョン・コナーだった。再会を喜び合うジョンとカイル。ジョンは二人を逃がそうとするが、サラはジョンのことを信用しなかった。T-100型のような姿を変えられる敵の可能性を疑ったのだ。しかし、ジョンは彼自身しか知らないようなサラやカイルにまつわる記憶を持っていた。サラとカイルはジョンを信用し、彼に着いて行くことにした。そこに年老いたT-800型が現れ、突如ジョンを撃った。サラとカイルはT-800型の暴走を疑ったが、違った。撃たれたジョンが無傷で立ち上がったのだ。ジョンはカイルが時間転移する直前、寄生型のT-3000型に襲われ、機械生命体へと変貌していた。彼はスカイネットを守るため未来から送られていた。

サラとカイルとT-800型の三人は、立ちはだかるT-3000型を退け、スカイネットを倒す。自らの手で審判の日に終止符を打ったサラは、ターミネーターからの呪縛から解き放たれ、ようやく自分の人生を取り戻すことができた。

映画『ターミネーター 新起動 ジェニシス』の感想・評価・レビュー

シリーズの5作目にして新たにリブートした作品。

これまで2作目以降、3作目と4作目が製作されたが、どちらも不評に終わってシリーズ化されていません。

本作ではリブートとしてイメージを一新しようとマイナーチェンジをしています。

ただ、変わらないのはアーノルド・シュワルツェネッガーのターミネーターである。
これはずっとターミネーターを演じてきたアーノルド・シュワルツェネッガーだからこそ出せるキャラクターが登場します。

年老いたターミネーターが不具合を起こしても、若いターミネーターを倒していくシーンはアーノルド・シュワルツェネッガーが年を重ねた経験を上手く活かしている。

新たに組み替えられた作品として悪くないストーリーだが、ジョン・コナーの扱いには少しばかり戸惑ってしまうだろう。(男性 30代)


アーノルド・シュワルツネッガー主演、SFアクション作品の第5弾。本作ではこれまでの歴史が改変され新たに紡がれた歴史で起こる戦いを描く。

これまでのシリーズのストーリーを周到しながら、それを逆手に取り、新たな「ターミネーター」の世界を作り出している。また、シュワルツネッガー演じるT-800も作品の中では旧型になるわけだが、シュワルツネッガー同様に年老いてなお輝く姿はシリーズファンとしては堪らない。(男性 20代)


ファンとしては久しぶりの続編という事で、思わず映画館に走ってしまった記憶がある。ターミネーターシリーズは、2以外は正直低迷した作品であるものの、それでもあのT800が再び観れるのであればと、興味本位半分、期待半分で観たのだが、正直思っていたより楽しめた作品である。年季の入ったT800の演出も見事にはまっており、ラストシーンも往年の作品を思い出すような展開となっていた。現代の映像技術も相まって、よりターミネーターという存在の表現幅が広がっていたので、そういった面でも期待以上のものであった。(男性 30代)


一つの時代でターミネーターとの戦いを繰り広げるこれまでのシリーズとは異なり、複数の時代で話が展開されていくのが、これまでにない見応えを与えてくれました。
カイルを送り込んだ後にジョンに起きたことは一体何だったのか、1984年でカイルを襲ってくるT1000がいともあっさり倒されてカイルが過去に行った目的が達成されたのか、1997年ではなく2017年に行こうとする理由は何なのかと、見ていてここからどんな展開になっていくのだろうと楽しめる内容で、これまでとは違った形のターミネーターと言う印象を与えてくれる作品でした。(男性 40代)


アクションシーンの迫力はシリーズの中でも屈指の作品。
冒頭から意外性があり、1や2を超えることは不可能だが、なかなか楽しめた映画だった。
アーノルド・シュワルツェネッガーの、歳をとって渋さが増したT-800がまた良い味を出している。役を愛しているからこその深みが出ていて、シリーズのファンからすると、やはりシュワルツェネッガーしかいないと思わせてくれる。
物語としてはタイムトラベルものとなっていて、若干矛盾しているようにも感じたが、上手くまとまっていたと思う。理解しがたいほど複雑でもなかったので安心した。(男性 20代)


ジェームズ・キャメロンが手がける『ターミネーター』シリーズの第5弾。本作でもアーノルド・シュワルツェネッガーも大活躍する。
今回は、パート1にも登場したカイルが再び登場し、サラ・コナーを救うべく1984年に向かうも、歴史が変わっており、ターミネーターT-800はサラの守護者になっていた。
驚くべき展開はジョン・コナーが新型ターミネーターに改造されていたことだ。ジョンは人類軍のリーダーだったのに…。
酷評に晒されたが、それをツッコミながら楽しんで観たい作品だ。(男性 40代)


大人気シリーズの5作目。個人的には1・2作目が最高、4作目は別ジャンルと考えていてそれ以外は微妙な印象です。このジェニシスも色々な時代で戦うタイムトラベル的なストーリーがあまり好きではなくて、シリーズの中でも1番見た回数が少ないかなと思います。
T-1000を演じたのがイ・ビョンホンと言うのはかなりアツい展開だったのですが、まさかジョン・コナーがそういう形になるとは思っていなかったので、かなり新しい解釈のターミネーターかなと感じました。(女性 30代)

関連作品

次作 ターミネーター ニュー・フェイト
前作 ターミネーター4

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    ターミネーターと言えば2が傑作と名高いし、実際私もそうだと思っている。その後シリーズ的には低迷していた(と私は勝手に感じている)が、今回は非常に面白かった。ジョン・コナーの劣化に3ではショックを受けたが、今回のジョンは敵なのであの美少年がという思いは抱かずに済んだ。カイルとサラがイメージとぴったりだった点も大きいだろう。熱血だけれどどこか情けなさといか優しさがぬぐいきれないカイルと、孤独の中でもT-800に育てられたからか逞しく美しく育ったサラ。役者二人は見事にハマっている。こういったタイムトリップ物にはどうしても矛盾はつきもので、細かく考察すると恐らく穴だらけなのだろうが、今回はあまりそういった点が気になる場面無く楽しむことができた。それは緩急のあるストーリーのおかげだろう。映画の中で描かれるストーリーそのものが、ハラハラドキドキに満ちていれば、細かな矛盾点など気にならなくなるものであるということを実感させられた。

  2. 匿名 より:

    なんとなくこういう人とそれ以外の者の交流を描く映画は、たいてい人を守って壊れたり死んだりいなくなったりするのがセオリーになっている感じがする。今回もまた、T-800が自分と共にT-3000を倒そうとするから「ああまたか」と思って泣いたのだけれど、きちんと復活してくれる。今までわかっていながらも「またいなくなるのね」と泣いてきたのが報われた気がしたのは私だけではないはずだ。

    サラとの交流もいい。父親というにはなんだか無機質ではあるが、確かにサラとT-800には絆が感じられる。それがなんというかはがゆく、温かい。だからこそ、最後復活して本当に良かった。ターミネーターシリーズでこれほど爽快なラストは今までなかったからこそ余計に際立った。

  3. 匿名 より:

    ターミネーター2に魅せられた人間の一人として、シリーズずっと見てきたが、基本的に「2は越えられない。というかむしろ改悪されていっている」と長らく情けない(?)思いをしてきた。それが報われたといっていいくらいに、今作品は面白かった。カイルとサラはイメージと役者があっているし、ジョンが敵というアイディアもいい。シュールでかっこいいT-800は健在だし、彼が助かるのもいい。この作品でスッキリするために、3と4があったのではないかと思えるほどだった。