2009年公開、アメリカアラスカ州のノームで実際に起こった事件を元に作られたという設定のドキュメンタリー風の映画。主演は「バイオハザード」シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチ。
映画『フォース・カインド(THE 4TH KIND)』 作品情報
- 製作年:2009年
- 上映時間:99分
- ジャンル:サスペンス
- 監督:オラトゥンデ・オスンサンミ
- キャスト:ミラ・ジョボビッチ、ウィル・パットン、イライアス・コティーズ etc…
映画『フォース・カインド(THE 4TH KIND)』 評価
- 点数:50点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★☆☆☆
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映画『フォース・カインド(THE 4TH KIND)』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『フォース・カインド(THE 4TH KIND)』のあらすじを紹介します。
ミラ・ジョヴォヴィッチが登場し見る者にこう語りかける。この映画はアラスカ州ノームで実際に起こった事件を元に作られている、よりリアルに伝えるためその時に記録された映像と再現した映像の両方を使っています、と。
テレビ番組のインタビューに応じるアビゲイル・エミリー・タイラー。まずあなたの夫に何が起こったのか教えてくださいと尋ねられると困惑気味にこう答える。「何者かが夫を何度も刺したのです・・でもだれが刺したのか、あの時何があったのかどうしても思い出せないの。」
夫の事件から2ヶ月後、エミリーは患者のカウンセリングを再開する。スコットという人物は毎晩同じ時間になると目が覚めてしまうのだという。何時頃目が覚めるのかと聞くと2時30分から3時の間で、さらにいつもふくろうが窓のところからこちらをじっと見つめているとも。何人もの患者から全く同じ話を聞いたことに疑問をいだいたエミリーは患者のひとりトミーに催眠療法を行った。その後トミーは家族を撃ち殺して自分も自殺してしまう。スコットにも催眠療法を行ったところ重傷を負ってしまったことでエミリーが疑われてしまう。
一体何をしたんだと詰め寄る保安官に催眠療法をしていただけ、夫の事件も解決できていないくせに!と食ってかかるが保安官はもう既に解決していると冷たく言い放つ。なぜなら夫の死因は刺殺ではなく明らかに自殺だったからだ。エミリーは心の病気なのか?そんな中ついにある事件が起こってしまう。
映画『フォース・カインド(THE 4TH KIND)』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『フォース・カインド(THE 4TH KIND)』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
THE 4TH KINDの意味
フォース・カインドの意味が全く分からなかったのですが、劇中のインタビューの中でエミリーが説明しています。
- 第一種接近遭遇:未確認飛行物体との遭遇
- 第一種接近遭遇:未確認飛行物体との遭遇
- 第二種接近遭遇:その明らかな痕跡の目撃。ミステリーサークルや放射能汚染
- 第三種接近遭遇:彼らとの接触
- 第四種接近遭遇:彼らに拉致されること
つまり未知の何かに拉致されることを「THE 4TH KIND」日本語で「第四種接近遭遇」というのです。
ただ何故ふくろうがキーワードなのか、そこには全く触れられていません。患者たちが催眠療法中ふくろうじゃなかった、昔子どもの頃に一度見たことがあると言っているだけです。その何者かがふくろうのような風貌だったのかそれとも何かの象徴だったのか謎が残ります。
本当の事件を再現したものなのか
実際に記録されたといわれる映像、本編の前後に出てくるミラ・ジョヴォヴィッチの語り、そして当時の関係者たちがこの映画に関わることを拒否したというテロップが流れることでドキュメンタリー映画のような仕上がりになっています。
ですがこれはすべて演出の一環でフィクションなんだそうです。いかにもノンフィクションのような感じに作られていて危うく騙されるところでした。それ位上手に作られた映画だということですね。
公開当時、実話を基にしていると話題になった作品。学生だった私は、この作品に描かれている『未知との遭遇』が本当に世界のどこかで起きた出来事なんだと信じていた。子供だったこともあるが、それほどまでにドキュメンタリー映像としてよく出来た作品だったと思う。精神的におかしくなってしまったかのような演技といい、全体的にゾットする恐怖があった。
大人になって改めると調べると、実話とする為に偽のニュースまで流していたという事実を知り、更に衝撃を受けた。(女性 20代)
映画『フォース・カインド(THE 4TH KIND)』 まとめ
黒髪でストレートヘアのミラ・ジョヴォヴィッチがとても綺麗でした。それまでにも映画の中で黒髪になったことはあったのですがこんなにじっくりと見たことがありませんでした。アクション映画の時とはまた違った知的な雰囲気に新しいミラ・ジョヴォヴィッチの魅力を発見した気がします。ただ本編中では髪を編み込んでまとめてしまっていたのでそこがとても残念でした。
宇宙人による誘拐をテーマを扱った作品だということだったのですが、それにしては内容がおどろおどろしくて宇宙人というよりもっとオカルティックなものを感じました。宇宙人がなぜ人類最古の言語といわれるシュメール語を話すのかも非常に気になるところです。そこのところをもう少し詳しく掘り下げて欲しかったですね。
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