映画『センター・オブ・ジ・アース』の概要:ディズニーランドにある大人気アトラクション、センター・オブ・ジ・アース。その世界観が、とうとうスクリーンに登場!後に『ハンガー・ゲーム』で有名になるジョッシュ・ハッチャーソンも出演し、出演陣も豪華な顔ぶれとなっている。
映画『センター・オブ・ジ・アース』の作品情報
上映時間:90分
ジャンル:アドベンチャー、ファンタジー
監督:T・J・スコット
キャスト:リック・シュローダー、ヴィクトリア・プラット、ピーター・フォンダ、スティーヴン・グレイム etc
映画『センター・オブ・ジ・アース』の登場人物(キャスト)
- トレバー・アンダーソン(ブレンダン・フレイザー)
- 地質構造学の研究者。ある日、亡き兄の手記を手に入れ、この世に隠された秘密に迫ることになる。
- ショーン・アンダーソン(ジョシュ・ハッチャーソン)
- マックスの息子で、トレバーの甥。トレバーに10日間だけ預けられる。
- ハンナ・アスゲリソン(アニタ・ブリエム)
- トレバーの知人の娘。山岳ガイドを勤めている。
- マックス・アンダーソン(ジーン・マイケル・パレ)
- トレバーの兄。ある日を境に行方不明となった。
映画『センター・オブ・ジ・アース』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『センター・オブ・ジ・アース』のあらすじ【起】
地質構造学という分野を研究しているトレバー。彼の兄、マックスも同様の研究に取り組んでおり、2人は日々研究に没頭していた。しかし、ある日を境にマックスが突如として行方不明になってしまったのだ。トレバーはマックスの行方を追うが、有益な手がかりを得られないまま、あっという間に10年の時が経過してしまった。
マックスは大学で研究をしていた兄に代わり研究室を引き継ぐが、生憎希望生徒が規定人数に足りず、研究室は閉鎖に追い込まれてしまう。そんな時、ショーンという少年がトレバーのもとを訪れる。なんと、ショーンはマックスの息子だったのだ。トレバーはショーンを10日間預かることになる。
ショーンの母親は、トレバーにマックスの私物を手渡す。それは、かつて2人が夢中になって読んだ小説、『地底旅行』だった。トレバーは懐かしさから久しぶりにそのページをめくった。すると、その本の中にはマックスによるものと思われる多数の書き込みがあったのだ。それを見たトレバーは、この走り書きがマックスの失踪に関わっていると考える。
映画『センター・オブ・ジ・アース』のあらすじ【承】
その走り書きに従えば、マックスが失踪した理由が分かるのではないかと考える。また、運が良ければマックスを助けることができるかもしれないと考えたトレバーは、早速旅の準備を進める。しかし、ショーンを1人置いていくことはできない。そこで、トレバーはショーンを連れてアイスランドへと向かう。
目的地にたどり着くため、トレバーはアイスランドにいる知人を頼ろうとするが、その人物は既に他界した後だった。しかしその人物には山岳ガイドを営む娘、ハンナがいた。トレバーとショーンは、ハンナに案内されスネフェルス山という場所へと向かうのだった。
その山は『地底旅行』にも登場しており、本の中では地球の中心に辿り着くための入り口と説明されていた。険しい道のりを超えて、3人はとうとう山の頂上へと辿り着く。しかし、その矢先3人は洞窟に閉じ込められてしまう。そして、3人は謎の旧坑道を見つけるのだった。3人はトロッコに乗り込み、その謎の坑道を進み始める。
映画『センター・オブ・ジ・アース』のあらすじ【転】
暫くトロッコに揺られていた3人だったが、とうとう坑道にもゴールが見えてきた。しかし、なんとその終点地の地面は、白雲母でできていたのだ。3人はそのまま床をぶち破り、真っ逆さまに落ちていく。そして、3人は信じられない光景を目にするのだった。
なんと、地上の世界とは別の世界がそこには広がっていたのだ。それは、本にも書かれていた地球の中心の世界だった。あの『地底旅行』は、フィクションではなかったのだ。地上では絶滅している生物も存在しているこの世界で、ハンナはマックスの死体と彼が書き残した手記を見つめる。地球の中心の世界を信じていたマックスは、とうとうその世界に辿り着くものの、今度は脱出することができなくなり、そのままここで命を落としてしまったのだ。
そのまま手記を読み進めた3人は、恐ろしい事実を知ることとなる。なんとこの世界はマグマに囲まれており、最高で気温が97度に達するというのだ。そんな中、人間が生き延びることができるはずもない。そこで、3人はこの世界からの脱出を目指すのだった。
映画『センター・オブ・ジ・アース』の結末・ラスト(ネタバレ)
当然、彼らに脱出方法などわからない。しかし、『地底旅行』が、ただのフィクションではないことは既に明らかになっている。そこで彼らは、脱出のヒントを本に求めるのだった。そして、本には真北にある間欠泉の上に乗れば、地上まで押し上げてもらえることが記載してあった。
しかし、真北に行く道のりも容易ではなかった。様々な未知の生物が暮らしているこの世界で、トレバー達は巨大なピラニアに襲われたり、巨大な食虫動物と遭遇したりと、かなり危険な目にあう。それらを何とか潜り抜け間欠泉に辿り着いた3人だったが、なんと暑さのせいで間欠泉が枯れていたのだ。
絶体絶命、そう思われた時、一行は近くの壁の向こうに川が流れていることに気がつく。彼らは壁を壊し、大量の水を流入させることで間欠泉を復活させた。そして、見事に地上へと戻ることに成功するのだった。そして、ショーンは旅の途中に見かけた洞窟で、ダイヤを大量に手に入れていた。トレバーはそれを元に、研究を続けることを決めるのだった。
映画『センター・オブ・ジ・アース』の感想・評価・レビュー
例のテーマパークの内容を想像していたが、出てくる生物などは、あのアトラクションに登場するようなものではなく、巨大な食虫植物やTレックスなど、ちょっと現実的に寄っている。
とはいえ、トロッコに乗って移動したりする爽快感は同名のアトラクションととても良く似ている。仮に地球の内部にこんな世界が広がっていたらと考えると、とても幻想的でワクワクしてしまう。
続編もあるので、冒険映画好きな方は、丸ごと見てしまう事をおすすめする。(男性 30代)
ロスト・ワールドのコメディ版映画。地底世界に恐竜がいるという設定はB級作品ではもはや定番ではあるが、コメディ化した本作が意外とこのネタの料理に適しているのではないかと思わせた。お気楽な冒険ファミリー映画で老若男女がある程度楽しめるだろう。心なしか主演のブレンダン・フレイザーは彼の代表作のハムナプトラシリーズよりも楽しそうに演じており、コメディ俳優の方が向いているのではないかと思う。(男性 30代)
安定して楽しめる、ファミリー向けの映画である。
大人1人で見てもそこまでの高揚感を味わうことはできないが、安心して観ていられる作品。あの有名なアトラクションに乗った感覚を少なからず味わえるだろう。泥臭くもなく重くもない、爽やかな冒険活劇だった。
アトラクションのファンならばもっと楽しめるだろう。乗るときに並びながら見ているものが映画とリンクしていて楽しい。突っ込みどころは多少はあるが、そこまで気にならない。総じて安定している印象を受けた。(男性 20代)
冒険映画の代表作。細かい部分に所々気になる点があったが、気にしなければ誰でも気軽に楽しめると思う。
頼りがいのある美人山岳ガイドのハンナ、兄の遺志を継いで地質学研究をするトレバー、ぶっきらぼうなショーン。最初は無関心だが段々協力していくショーンの姿も見逃せない。
三人の地底旅行が始まるトロッコのシーンには、スリル満点。さすがテーマパークのアトラクションになるだけある。
子どもの頃、何度こんなワクワクする地底旅行に出かけたいと思ったことか。(女性 20代)
家族皆で楽しめるファミリー映画。ストーリーはシンプルだが、ハラハラドキドキしっぱなし、トロッコに川下りに嵐、そして恐竜とまさに一難去ってまた一難で目が離せない。ブレンダン・フレイザーが演じるトレバーは少し頼りない所もあるが、しっかり頑張ってくれる。もちろんずっとコメディなので力を抜いて何も考えず楽しめる。地底世界を探検、恐竜や不思議な生物などワクワクするロマンがいっぱい、ラストの脱出の方法が斬新で笑えた。(女性 30代)
ディズニーシーの大人気アトラクション「センター・オブ・ジ・アース」。火山活動が活発化する山の地底160kmに閉じ込められてしまったブレンダン・フレイザー演じる主人公たち。脱出する道を探して地底世界を旅しながら、見たことも無い生き物に出会います。地底には危険がいっぱい。それがまた最高に楽しませてくれるんです。ブレンダン・フレイザーといえば『ハムナプトラ』を思い出しますが、冒険をテーマにした作品が似合います。
トロッコにウォータースライダー、子供がわくわくして楽しめる仕掛けがたくさんありました。家族で観るのにぴったりな作品です。(女性 30代)
みんなの感想・レビュー
学校の授業で地球を輪切りにした断面図を見たことがありますよね。記憶が曖昧ですが確か中心に核となるコアがあってその周りにマントル、そして地殻という感じで層をなしていたと思います。
しかし最近では地球の内部にも大量の水があることがわかってきているようなのです。今までオカルティックな話として地球空洞説やチベットに古くから伝わる理想郷シャンバラの存在などが語られてきましたが、もしかしたら「センター・オブ・ジ・アース」のように本当に地球の内部って空洞になっていて過去に絶滅した生き物がまだ生きているのかもしれない、なんてことをつい考えてしまいました。ということは私も“ヴェルニアン”なのかもしれませんね。
最初トレバーの元に来た時はPSPを手放さずどこかなげやりで無気力な男の子でした。しかしショーンはずっと父親のことを想っていたことをそこはかとなく感じます。父の宝物だったというヨーヨーで嬉しそうに遊んでいる姿は背中を丸めてゲームをしていた子と同一人物だとは思えないくらいです。
地底で父の遺体を見つけて葬ります、その傍らでトレバーにある日付の日記を読み上げられたショーンは父の自分への思いを知って涙を流します。それはショーン3歳の誕生日の日付だったのです。やさしく勇敢な男に成長する君が見たかった・・・その父の言葉にふさわしくなるべく行動を始めます。現実を受け止めるから全部ちゃんと話して!と危機的状況に力強く立ち向かっていくその姿に最初の頃の無気力さは全く感じられません。
某有名テーマパークのアトラクションになるほど劇中では様々なハラハラドキドキシーンが出てきます。中でもトロッコシーンは正に圧巻です、「インディ・ジョーンズ」顔負けのスピード感がとにかく楽しいです。
地球の中心へ真っ逆さまに落ちていくのに何で怪我一つ負わないんだとかマグマの暑さによく耐えられるなぁとか噴火口からあんな風に脱出して無事ってどんな丈夫な体なんだとかそういう細かいことは気にしてはいけません、楽しいからいいんです。
主役のトレバーを演じるのがあのブレンダン・フレイザーなので期待はしていたのですがやっぱり物語の随所に小ネタをはさんできて笑わしてくれます。特にロープのシーンは最高です!家族みんなでわいわい言いながら観るのがおすすめの映画です。