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映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』あらすじ&ネタバレ感想

『センター・オブ・ジ・アース』の続編。ジュール・ヴェルヌが1874年に発表した冒険小説『神秘の島』を参考にしている。監督はブラッド・ペイトン、脚本はマーク・ガン、ブライアン・ガン兄弟。

映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』 作品情報

  • 製作年:2012年
  • 上映時間:94分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:ブラッド・ペイトン
  • キャスト:ドウェイン・ジョンソン、マイケル・ケイン、ジョシュ・ハッチャーソン、バネッサ・ハジェンズ、ルイス・ガスマン etc…

映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』のあらすじを紹介します。

前作の地底での冒険から4年。ショーン・アンダーソン(ジョシュ・ハッチャーソン)は彼の祖父・アレクサンダー(マイケル・ケイン)から無線で謎のメッセージを受け取る。

どうやら昔出版された『神秘の島』という小説の舞台がメッセージと関係しているらしい。
ショーンは神秘の島へ行くことを決心するが、一人ではあまりに危険なので、義父のハンク(ドウェイン・ジョンソン)も同行し、島を目指すことになった。

島に辿り着いた二人はアレクサンダーと合流し、島に住む人間界とはまるでスケールの違う生き物たちに遭遇するが、この島がもうすぐ沈んでしまう運命であることを知らされる。

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映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

実写版ピクサーアニメ

頭のなかを空っぽにして見る文にはいいと思います。なんせ、参考にしたのは冒険小説の古典。楽しい冒険活劇を楽しむことが出来ますよ。

ただ、キャラクターが冒険している以上のことは何も起きません。原作小説は読んでいませんが、読了後の人が見ても「うわー、小説っぽい」以上の感想はないのではないでしょうか。
それくらい何も起きていない。なぜ昔の小説を題材にしたのかもよくわかりません。

前作でもジュール・ヴェルヌの小説を題材にしているから、シリーズ作品としてジュールの小説を題材にしない訳にはいかないと考えたんでしょうね。
設定が貧弱なのが特に残念です。島にもっと悲惨な真実を創りだすとか、アレキサンダーをもっと凄い人物に設定するとか。
せっかくどう脚色しても文句を言われない小説を題材にしているのだから、もっと大胆になってよかったのではないかと思います。

寸法のおかしな生き物たちがそこかしこに存在するという光景は、ピクサーの『バグズ・ライフ』や『モンスターズ・インク』の世界が実際に存在した場合のことを想像させます。
ピクサー映画の生き物は寸法がおかしくないし、島の生き物はしゃべりませんけどね。フィクション感は近いと思います。

3D映画の宿命

本作は3D映画として製作されたわけですが、2Dで見ると画面が貧相に見えますね。3D効果に頼り過ぎなんじゃないかと思います。映画館で映画を見る人よりも家でDVDで映画を見る人のほうが多い時代です。2D表現にも気を使ったほうがいいんじゃないかと思います。
監督が他に代表作のない人なので、監督としての技量が足りなかったのかなぁ。


「センター・オブ・ジ・アース」と言うとディズニーシーのアトラクションを想像する人が多いかと思いますが、今作はあくまでもジュール・ヴェルヌの小説が元になっています。ディズニー映画では無いのでアトラクションとの繋がりを期待してはいけません。
今作では祖父と義父が登場。マイケル・ケインのライダースジャケット姿が見られるなんてかなり貴重な作品だと思います。
ストーリーはハラハラドキドキもちろん面白いので、大人も子供も一緒に楽しめる作品でしょう。(女性 30代)

映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』 まとめ

邦画は脳みそ空っぽ系映画を作る技術力がないので、ハリウッドの金をかけまくった映画に頼らざるをえないのが残念です。このような映画の製作陣に影響を与えまくったであろう特撮映画は日本の十八番なのに。

本作はなかなか脳みそ空っぽ系映画として良いクオリティにはあると思いますが、前作を見ていない人はぜひ見てください。前作のほうがはるかに面白いです。
ディズニーランドのアトラクションをイメージした映画なので、ディズニーファンならおそらく楽しめるかと。2D表現もなかなかです。

制作費は本作よりも1900万ドルも低いことに注目ですね。金をかければいい映画が作れるわけじゃないんです。ただ、必要最低限の金は必要です。
ハリウッドは中国の映画産業に媚を売らないとやってられない状況ですから、邦画界も中国に媚びを売ればいいのにと思う、しかし世界最先端だった時代があるがためにトップ連中はそんなこと許さないだろうなぁ……。
もう60年前のことなんだけど。

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