映画『ザ・サークル』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ
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映画『ザ・サークル』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ザ・サークル』の概要:世界的なSNS会社に入社した女性が、完全な透明化を目指し、自身の生活を24時間ライブ配信し始めたことで、とんでもないことが起きてしまう。現代社会とは切っても切れないSNSが持っている可能性と危険性を描く。

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映画『ザ・サークル』の作品情報

ザ・サークル

製作年:2017年
上映時間:110分
ジャンル:サスペンス
監督:ジェームズ・ポンソルト
キャスト:エマ・ワトソン、トム・ハンクス、ジョン・ボイエガ、カレン・ギラン etc

映画『ザ・サークル』の登場人物(キャスト)

メイ・ホランド(エマ・ワトソン)
最初はSNSに興味を持っていなかったが、サークルに入社したことで、考え方が変わってくる。ベイリーに提案され、自分の生活を24時間ライブ配信するようになる。カヤックが趣味。
イーモン・ベイリー(トム・ハンクス)
サークルのCEO。SNSを使い、これからの時代は透明化とアカウンタビリティが重要になってくると説く。息子は障害を持っており、車椅子生活を送っている。それもあり、情報を共有することは疑似体験となって、人の心を癒す力があると考えている。一方、裏ではサークルを運営するため、法律違反をいくつもしているが、その情報はオープンにはなっていない。
タイ・ラフィート(ジョン・ボイエガ)
サークルを有名にしたトゥルーユーというSNSの開発者。当初は、自身が開発したもので世界はよりよくなると思っていたが、自分が想像していた未来とは、全く違ったものになってしまったと嘆いている。

映画『ザ・サークル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ザ・サークル』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ザ・サークル』のあらすじ【起】

メイ・ホランドは派遣先の会社でカスタマーサービスの仕事をしていた。だが、現状に満足しておらず、もっと良い仕事に就きたいと考えていた。メイの父親は多発性硬化症を患っており、治療費も高額だった。そのためにも、正社員として採用されたかった。

ある日、友人のアニーから電話があり、彼女が働いている“サークル”という会社の面接を受けられることになる。メイは大喜びし、面接も見事に合格。サークルでの仕事は、今までとそれほど変わらないものだったが、今までにない刺激的な職場に、メイはやりがいを感じていた。

サークルはCEOのイーモン・ベイリーと、COOのトム・ステントンが立ち上げた会社だ。タイ・ラフィートという男が作った“トゥルーユー”というSNSで、世界的に有名な企業となった。サークルには何でもあった。広大なキャンパスの中に娯楽施設、レストラン、農場、ヨガ、クリニックなど、ありとあらゆるものが揃っていた。メイは親元を離れ、会社の寮で生活を始める。

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映画『ザ・サークル』のあらすじ【承】

金曜日に開かれるプレゼンに、ベイリーが登場した。ベイリーは新たに開発した超小型ワイヤレスカメラ“シーチェンジ”を発表する。このカメラがあれば、人権問題を扱う活動家などは、アカウンタビリティを手にすることができると。知りたいことを、全て知ることができる。ベイリーはそうプレゼンした。サークルは、早速、シーチェンジカメラを社内の至る所に取りつけた。

メイは仕事面では高く評価されたが、コミュニケーション不足だと言われる。あまり自分のことを話さないので、同僚たちは、メイの父親の病気のことや、彼女がカヤックを趣味にしていることも知らなかった。SNSを積極的に使って、他者とのつながりを作ったほうが良いとアドバイスを受けたメイは、次第にSNSに興味を覚え、自身の情報をどんどんと公開していった。

ステントンは、これから重要になるのは、アカウンタビリティとオープン性だと、皆の前で説いた。そして、ある女性議員を紹介する。彼女はトゥルーユーを使って、自分の会議や電話内容、メールなどを、全世界の人がアクセスできるよう公開すると宣言した。サークルの者たちは称賛するが、メイは少しやりすぎではないかと不安になる。

メイは偶然に、トゥルーユーを開発したタイ・ラフィートと出会った。彼はメイに特別なものを感じ、ある場所へと連れていってくれた。そこはサークルの下に存在する、広大な地下空間だった。彼の話では、ここはいずれ記録デバイスで埋め尽くされるという。女性議員を筆頭に、いずれ多くの人々の様々なデータが管理され、それを会社が利益を生み出すために利用するというのだ。ラフィートは“これはぼくが目指したものではない。プライバシーの侵害だ。サークルを変えなくてはならない”と、メイに語るのだった。

メイにはマーサーという男友達がいた。ある日、マーサーがサークルを訪ねてくる。彼の話では、メイのせいで脅迫を受けたという。以前、メイは母親からマーサーが鹿の角から作ったというシャンデリアを見せてもらった。見事な出来栄えに、メイはSNSで紹介したのだが、それを見たユーザーたちが、マーサーのことを“鹿殺し”と言って批判しだしたのだそうだ。メイは謝るが、このことでマーサーとは疎遠になってしまった。

モヤモヤした心を落ち着けたくなったメイは、深夜、一人でカヤックをしに行く。閉店中だったが、こっそりとカヤックを持ち出し、海へと漕ぎ出した。だが、霧と高波のせいでカヤックが転覆。溺れそうになった時、タイミングよくヘリコプターが現れ、救助してくれた。実は、カヤックをするメイの姿は、誰かが設置したシーチェンジカメラで見られていたのだ。これは、シーチェンジの可能性を証明する事件となった。

映画『ザ・サークル』のあらすじ【転】

後日、メイはベイリーとステントンに呼び出され、ある提案をされる。メイはプレゼンでそれを発表した。それは、完全な透明化を目指して、メイがシーチェンジカメラを身につけ、仕事から私生活まで24時間を配信するというものだった。

24時間配信を始めてから3週間。メイの寮の部屋にはカメラが何台も設置され、実家にもカメラが設置されていた。視聴者はすでに230万人を突破。ある夜、メイが両親の様子を見ようと実家のカメラをチェックしていたところ、二人が性行為を行っているところに出くわしてしまう。慌ててカメラを切り替えるが、この様子は全世界にライブ配信されてしまった。その後、両親はカメラの電源を切り、しばらく連絡もつかなくなってしまう。メイは申し訳なく思い、落ち込んでしまう。

重要な会議に出席したメイ。その会議で、ベイリーはトゥルーユーの登録情報を使って、自動的に選挙登録ができるようにしたらどうかと提案。それを聞いたメイは、もう一歩進めてみたらどうかと言いだす。選挙権を持つ年齢になったら、トゥルーユーへの登録を義務化し、トゥルーユー経由で税金などの全ての支払いの窓口を、一本化してはどうかと提案する。国は大幅なコストダウンになるし、サークルはそれが可能なインフラをすでに持っていると。皆はこの提案を支持してくれる。

メイは両親から、実家のカメラは取り外したと説明を受けた。母親は“私たちにはプライバシーが必要”と説明された。そして、プライベートを全て晒すメイのことを心配する。

サークルは新たなシステム“ソウルサーチ”を開発。トゥルーユーに登録していない者や犯罪者などは、どこにいるのか分からないが、ソウルサーチを使って、ユーザーたちで彼らを発見するというシステムだ。プレゼンを任されたメイは、まずは犯罪者で試してみる。すると、ユーザーたちは10分ほどで見つけ出し、逮捕することに成功。気を良くしたベイリーたちは、今度は一般人でやってみろという。やり玉にあがったのは、マーサーだった。メイは気乗りしないが、引くこともできず、ソウルサーチを開始する。マーサーはすぐに見つかった。だが、サークルが嫌いな彼はトラックで逃げ出してしまう。ユーザーは執拗に彼を追いかけ、その結果、運転を誤ったマーサーは橋から谷底へ落ちて死亡してしまった。

映画『ザ・サークル』の結末・ラスト(ネタバレ)

マーサーの死で落ち込むメイだったが、SNSの励ましのコメントと、久しぶりにアニーと話したことで元気を取り戻す。アニーからベイリーたちが山ほど法律違反をしていることを知ったメイは、なんとかできないかと考える。そして、この状況を変えるべく、サークルに戻ることを決意する。“サークルが悪いのではない。問題はツールとシステムの使い方だ”両親にそう告げると、メイは実家を後にした。

サークルに復帰したメイは、プレゼンでこう発言した。“完全な透明化を望むのに、なぜサークルの重役はそれをやらないのか”と。そして、ベイリーとステントンにシーチェンジカメラを付けると、手本を見せてほしいと提案する。メイはラフィートと組み、今までラフィートがベイリーたちとやり取りしたメールや、超機密文書を公開。サークルメンバーたち全てに送信していた。メイは、これでサークルが変わることができたら、世界が変わるかもしれないと言い残し、サークルを去っていった。

暖かい日差しの中、カヤックをするメイの姿があった。彼女の上空にはドローンがいくつも飛び交っていた。もはや、プライバシーは無くなってしまったのか。それとも、プライバシーと引き換えに、情報をシェアすることで、世界はよりよいものになるのだろうか。

映画『ザ・サークル』の感想・評価・レビュー

SNSで発信することを推奨するトム・ハンクスが、「身体に障害があるために旅行に出かけられない人が、SNSで共有される旅の写真などを見て、自分もその場を旅行しているような疑似体験が味わえる」という利点を述べた部分には、そういう考え方もあるのか、と感心させられました。でも、自分のプライベートな時間も全て公開して、世界中の人と共有する思考に至ったのは、どうしても理解に苦しむし、自分には絶対に無理だなと感じました。
極端なテーマではありますが、自身のSNSの利用については考えさせられる部分もありました。(女性 20代)


SNSが急速に発達した現代にとって、この作品はただの映画ではないと思う。もしかしたら日本でも「サークル」のような会社が台頭し、プライバシーが全くない社会が生まれてしまうかもしれない。正直に言って、怖いなと思った。多少不便でも良いから、プライバシーは守られていて欲しいと思う。使い方によってはSNSは優れたツールなのだが、ほんの少しでも間違えると凶器になりえると思う。マーサーの死が辛すぎる。(女性 30代)


SNSは私の生活にとって、欠かせない存在です。SNSに載せるために映える写真を撮ったり、時には良い写真を撮るために食事をする場所や出かける先を選ぶこともあります。そんな私にとって今作はかなり衝撃的な内容でした。
一人の人間の生活を24時間配信するなんて絶対に間違った行為だと思いますが、それを面白いと思って見る人がいるのも事実で、一概に間違っているとも言えないのかなと感じてしまいました。
何が正しいのかは人それぞれですが、自分と周りの人達を傷つけてしまうことの無いように、SNSの使い方には気をつけようと思います。(女性 30代)

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